JPS6113651Y2 - - Google Patents
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- JPS6113651Y2 JPS6113651Y2 JP7942480U JP7942480U JPS6113651Y2 JP S6113651 Y2 JPS6113651 Y2 JP S6113651Y2 JP 7942480 U JP7942480 U JP 7942480U JP 7942480 U JP7942480 U JP 7942480U JP S6113651 Y2 JPS6113651 Y2 JP S6113651Y2
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- insertion hole
- auxiliary
- cylinder plug
- cylinder
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 106
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 21
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 21
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 21
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 20
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 claims description 10
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案はピンタンブラー錠に係り、詳しく言
えば解錠条件を変更して鍵を交換できるようにし
た構造のものに関する。
えば解錠条件を変更して鍵を交換できるようにし
た構造のものに関する。
(従来の技術)
従来、この種のピンタンブラー錠としては、第
1と第2の鍵を備え、第2の鍵の使用後には第1
の鍵では解錠できないようにして解錠条件の変更
を1回限りとしたもの(所謂工事用マスターキー
装置)や、或いは解錠条件を2回以上変更し得る
ようにしたものが提案されている。
1と第2の鍵を備え、第2の鍵の使用後には第1
の鍵では解錠できないようにして解錠条件の変更
を1回限りとしたもの(所謂工事用マスターキー
装置)や、或いは解錠条件を2回以上変更し得る
ようにしたものが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、前者のものは解錠条件の変更は
1回限りで、2回以上にして任意かつ自由に変更
し得ない上に、一度変更すると元の解錠条件に戻
せないし、しかも使用中の鍵を粉失した場合に
は、その鍵拾得者による不正侵入を防ぐために、
その錠自体を別の錠に取り替えて新しい鍵を使用
する必要がある等の不都合があつた。のみなら
ず、このものを更に多くのキー違い錠とするため
には、解錠条件を全く変更できない従来からのも
のと同様に、境界の高さの異なつたタンブラー対
を、キー山の高さに応じて錠毎に異なつた組み合
わせで組み立てる必要があり生産性が非常に悪い
不都合があつた。また、後者のものは、構造が複
雑で操作も煩わしく、規模が大きくなり、低コス
トで簡単な錠には適用し得ない等の問題点があつ
た。
1回限りで、2回以上にして任意かつ自由に変更
し得ない上に、一度変更すると元の解錠条件に戻
せないし、しかも使用中の鍵を粉失した場合に
は、その鍵拾得者による不正侵入を防ぐために、
その錠自体を別の錠に取り替えて新しい鍵を使用
する必要がある等の不都合があつた。のみなら
ず、このものを更に多くのキー違い錠とするため
には、解錠条件を全く変更できない従来からのも
のと同様に、境界の高さの異なつたタンブラー対
を、キー山の高さに応じて錠毎に異なつた組み合
わせで組み立てる必要があり生産性が非常に悪い
不都合があつた。また、後者のものは、構造が複
雑で操作も煩わしく、規模が大きくなり、低コス
トで簡単な錠には適用し得ない等の問題点があつ
た。
この考案はこのような問題点を解決しようとす
るものである。
るものである。
(問題点を解決するための手段)
この考案は上記問題点を解決する手段として、
シリンダー胴に上ピン挿入孔を、シリンダープラ
グに下ピン挿入孔をそれぞれ形成し、該上ピン挿
入孔に上ピンバネでシリンダープラグ側へ付勢し
た上ピンを、下ピン挿入孔に下ピンをそれぞれ摺
動可能に嵌装し、この上下両ピンの境界線がシリ
ンダー胴とシリンダープラグとの境界線である摺
動ラインに一致するときにシリンダープラグの回
動を可能としたピンタンブラー錠において、 前記シリンダー胴の上ピン挿入孔から一定の回
動位置であつて、シリンダープラグの下ピン挿入
孔と対応する位置のシリンダー胴には補助挿入孔
を形成して、該補助挿入孔には補助上ピンバネで
シリンダープラグ側へ付勢された補助上ピンを摺
動可能に嵌装する一方、 前記上ピン挿入孔と下ピン挿入孔とが連通する
第1の回動位置において、上ピンと下ピンとの間
または補助上ピンとシリンダープラグとの間に
は、上部内周壁を拡開して収容凹所を形成した筒
体と、この筒体に挿通され頭部が前記収容凹所に
収まる作用軸と、上ピンバネおよび補助上ピンバ
ネより付勢力が弱く且つ作用軸を常時シリンダー
胴の外周方向へ付勢する交換ピンバネとを備えた
交換ピンを介装すると共に、 前記筒体の収容凹所と、下ピンの上端側に形成
され作用軸の下端部を受け入れる嵌合凹所と、上
ピン下部で交換ピンバネの付勢力に抗して作用軸
の頭部を押してその下部を嵌合凹所に嵌入される
作用軸とにより、前記第1の回動位置において交
換ピンを下ピンに結合させる結合機構を形成し、 この結合機構による交換ピンと下ピンとの結合
は下ピン挿入孔と補助挿入孔とが連通するシリン
ダープラグの第2の回動位置において、上記交換
ピンバネの付勢力により解除させる結合解除機構
を形成し、 前記第2の回動位置においてシリンダープラグ
のキー穴に差し込まれるキーの鍵山高さに応じて
前記交換ピンを下ピン挿入孔または補助挿入孔の
いずれか一方に収容させることにより、シリンダ
ーを組替えることなく、任意の鍵で何回でも可逆
的に解錠条件を変更できるようにしたことを特徴
とするものである。
シリンダー胴に上ピン挿入孔を、シリンダープラ
グに下ピン挿入孔をそれぞれ形成し、該上ピン挿
入孔に上ピンバネでシリンダープラグ側へ付勢し
た上ピンを、下ピン挿入孔に下ピンをそれぞれ摺
動可能に嵌装し、この上下両ピンの境界線がシリ
ンダー胴とシリンダープラグとの境界線である摺
動ラインに一致するときにシリンダープラグの回
動を可能としたピンタンブラー錠において、 前記シリンダー胴の上ピン挿入孔から一定の回
動位置であつて、シリンダープラグの下ピン挿入
孔と対応する位置のシリンダー胴には補助挿入孔
を形成して、該補助挿入孔には補助上ピンバネで
シリンダープラグ側へ付勢された補助上ピンを摺
動可能に嵌装する一方、 前記上ピン挿入孔と下ピン挿入孔とが連通する
第1の回動位置において、上ピンと下ピンとの間
または補助上ピンとシリンダープラグとの間に
は、上部内周壁を拡開して収容凹所を形成した筒
体と、この筒体に挿通され頭部が前記収容凹所に
収まる作用軸と、上ピンバネおよび補助上ピンバ
ネより付勢力が弱く且つ作用軸を常時シリンダー
胴の外周方向へ付勢する交換ピンバネとを備えた
交換ピンを介装すると共に、 前記筒体の収容凹所と、下ピンの上端側に形成
され作用軸の下端部を受け入れる嵌合凹所と、上
ピン下部で交換ピンバネの付勢力に抗して作用軸
の頭部を押してその下部を嵌合凹所に嵌入される
作用軸とにより、前記第1の回動位置において交
換ピンを下ピンに結合させる結合機構を形成し、 この結合機構による交換ピンと下ピンとの結合
は下ピン挿入孔と補助挿入孔とが連通するシリン
ダープラグの第2の回動位置において、上記交換
ピンバネの付勢力により解除させる結合解除機構
を形成し、 前記第2の回動位置においてシリンダープラグ
のキー穴に差し込まれるキーの鍵山高さに応じて
前記交換ピンを下ピン挿入孔または補助挿入孔の
いずれか一方に収容させることにより、シリンダ
ーを組替えることなく、任意の鍵で何回でも可逆
的に解錠条件を変更できるようにしたことを特徴
とするものである。
(実施例)
この考案の一実施例を上下二面式ピンタンブラ
ー錠を例として、第1図ないし第5図に基づいて
以下に説明する。1はシリンダー胴、2はシリン
ダープラグ、3はシリンダープラグ2の中央に穿
設された鍵穴であつて、該鍵穴3に所定の鍵を挿
入して回動すると、シリンダープラグ2はシリン
ダー胴1に対して摺動ラインAで回動され解錠さ
れる。前記シリンダー胴1には鍵の挿入方向に並
ぶ複数個の上ピン挿入孔4が形成されていると共
に、シリンダープラグ2には前記上ピン挿入孔4
に対応する下ピン挿入孔5が形成されている。前
記シリンダー胴1の上ピン挿入孔4には上ピン上
ピンバネ6でシリンダープラグ2側へ付勢した上
ピン7を、またシリンダープラグ2の下ピン挿入
孔5には下ピン8を、それぞれ摺動可能に嵌装し
てある。そして、この上下両ピン7,8の境界線
Bが、シリンダー胴1とシリンダープラグ2との
境界線である摺動ラインAに一致するときに、シ
リンダープラグ2の回動が可能となるようにして
ある。
ー錠を例として、第1図ないし第5図に基づいて
以下に説明する。1はシリンダー胴、2はシリン
ダープラグ、3はシリンダープラグ2の中央に穿
設された鍵穴であつて、該鍵穴3に所定の鍵を挿
入して回動すると、シリンダープラグ2はシリン
ダー胴1に対して摺動ラインAで回動され解錠さ
れる。前記シリンダー胴1には鍵の挿入方向に並
ぶ複数個の上ピン挿入孔4が形成されていると共
に、シリンダープラグ2には前記上ピン挿入孔4
に対応する下ピン挿入孔5が形成されている。前
記シリンダー胴1の上ピン挿入孔4には上ピン上
ピンバネ6でシリンダープラグ2側へ付勢した上
ピン7を、またシリンダープラグ2の下ピン挿入
孔5には下ピン8を、それぞれ摺動可能に嵌装し
てある。そして、この上下両ピン7,8の境界線
Bが、シリンダー胴1とシリンダープラグ2との
境界線である摺動ラインAに一致するときに、シ
リンダープラグ2の回動が可能となるようにして
ある。
上記構成のもとにおいて、前記シリンダー胴1
の上ピン挿入孔4から同シリンダー胴1の軸心の
回りの一定の回動位置(実施例では90゜回転した
位置)であつて、シリンダープラグ2の下ピン挿
入孔5と対応する位置には、補助挿入孔9を穿設
してある。従つて、前記シリンダープラグ2の下
ピン挿入孔5はシリンダー胴1の上ピン挿入孔4
に対応して連通し得ると共に、対となる補助挿入
孔9とも対応して連通し得る。この補助挿入孔9
は、実施例ではシリンダー胴1の上ピン挿入孔4
のすべてに対応させて設けてあるが、後述の交換
ピンの個数に従い、該ピンの収納空間に不足が生
じない限り、任意の個数設けることもできるしま
たその位置も上ピン挿入孔4の位置から90゜の回
動位置に限定されるものではなく任意の回動位置
に穿設し得る。前記補助挿入孔9には、補助上ピ
ン11が、補助上ピンバネ10でシリンダープラ
グ2側へ付勢されて摺動可能に嵌装してある。
の上ピン挿入孔4から同シリンダー胴1の軸心の
回りの一定の回動位置(実施例では90゜回転した
位置)であつて、シリンダープラグ2の下ピン挿
入孔5と対応する位置には、補助挿入孔9を穿設
してある。従つて、前記シリンダープラグ2の下
ピン挿入孔5はシリンダー胴1の上ピン挿入孔4
に対応して連通し得ると共に、対となる補助挿入
孔9とも対応して連通し得る。この補助挿入孔9
は、実施例ではシリンダー胴1の上ピン挿入孔4
のすべてに対応させて設けてあるが、後述の交換
ピンの個数に従い、該ピンの収納空間に不足が生
じない限り、任意の個数設けることもできるしま
たその位置も上ピン挿入孔4の位置から90゜の回
動位置に限定されるものではなく任意の回動位置
に穿設し得る。前記補助挿入孔9には、補助上ピ
ン11が、補助上ピンバネ10でシリンダープラ
グ2側へ付勢されて摺動可能に嵌装してある。
一方、第2図に示す如く、上ピン挿入孔4と下
ピン挿入孔5とが連通状態となるシリンダープラ
グ2の第1の回動位置において、上ピン7と下ピ
ン8との間、又は補助上ピン11とシリンダープ
ラグ2との間には交換ピン13を設けている。こ
こでは、上下2個の下ピン挿入孔5のそれぞれに
対して、別々に上ピン挿入孔4及び補助挿入孔9
を設けているので、一方の組合わせでは補助上ピ
ン11とシリンダープラグ2との間に、他方の組
合わせでは上ピン7と下ピン8との間にそれぞれ
交換ピン13が介装されているが、これに限定さ
れるものではない。この交換ピン13は、上部内
周壁を拡開して収容凹所15aを形成した筒体1
5と、この筒体15に挿通され頭部が前記収容凹
所15aの段部15bに収まる作用軸14と、上
ピンバネ6及び補助上ピンバネ10より付勢力が
弱く且つ作用軸14を常時シリンダー胴1の外周
方向へ付勢する交換ピンバネ12とからなる。ま
た、下ピン8の上端には嵌合凹所8aが形成され
る一方、上ピン7の下端には外周がテーパー面を
なす逆円錐台形または逆円錐形の小径突部7aが
形成されており、第2図の下側に示すように下ピ
ン挿入孔5内にある交換ピン13が上ピン7と下
ピン8とで挟まれるとき、上ピン7の上記小径突
部7aが交換ピンバネ12の付勢力に抗して作用
軸14の拡大頭部を押圧して筒体15の収容凹所
15aに着座させ、それにより作用軸14の軸端
部を下ピン8の嵌合凹所8aに係合させうるよう
にしてある。すなわち、上記筒体15の収容凹所
15aと、下ピン8の嵌合凹所8aと、上ピン7
の小径突部7aとは、交換ピン13を下ピン8に
結合させるピン結合機構を形成している。そし
て、第3図の如く、下ピン挿入孔5と補助挿入孔
9とが連通状態となるシリンダープラグ2の第2
の回動位置において、交換ピン13は補助上ピン
11と下ピン8とで挟されるように構成してあ
る。
ピン挿入孔5とが連通状態となるシリンダープラ
グ2の第1の回動位置において、上ピン7と下ピ
ン8との間、又は補助上ピン11とシリンダープ
ラグ2との間には交換ピン13を設けている。こ
こでは、上下2個の下ピン挿入孔5のそれぞれに
対して、別々に上ピン挿入孔4及び補助挿入孔9
を設けているので、一方の組合わせでは補助上ピ
ン11とシリンダープラグ2との間に、他方の組
合わせでは上ピン7と下ピン8との間にそれぞれ
交換ピン13が介装されているが、これに限定さ
れるものではない。この交換ピン13は、上部内
周壁を拡開して収容凹所15aを形成した筒体1
5と、この筒体15に挿通され頭部が前記収容凹
所15aの段部15bに収まる作用軸14と、上
ピンバネ6及び補助上ピンバネ10より付勢力が
弱く且つ作用軸14を常時シリンダー胴1の外周
方向へ付勢する交換ピンバネ12とからなる。ま
た、下ピン8の上端には嵌合凹所8aが形成され
る一方、上ピン7の下端には外周がテーパー面を
なす逆円錐台形または逆円錐形の小径突部7aが
形成されており、第2図の下側に示すように下ピ
ン挿入孔5内にある交換ピン13が上ピン7と下
ピン8とで挟まれるとき、上ピン7の上記小径突
部7aが交換ピンバネ12の付勢力に抗して作用
軸14の拡大頭部を押圧して筒体15の収容凹所
15aに着座させ、それにより作用軸14の軸端
部を下ピン8の嵌合凹所8aに係合させうるよう
にしてある。すなわち、上記筒体15の収容凹所
15aと、下ピン8の嵌合凹所8aと、上ピン7
の小径突部7aとは、交換ピン13を下ピン8に
結合させるピン結合機構を形成している。そし
て、第3図の如く、下ピン挿入孔5と補助挿入孔
9とが連通状態となるシリンダープラグ2の第2
の回動位置において、交換ピン13は補助上ピン
11と下ピン8とで挟されるように構成してあ
る。
また、上記結合機構による交換ピン13と下ピ
ン8との結合は、下ピン挿入孔5と補助挿入孔9
とが連通するシリンダープラグ2の第2の回動位
置において、上記交換ピンバネ12の付勢力によ
り解除させる結合解除機構を形成する。そして、
この結合解除機構により、交換ピン13の作用軸
14は補助上ピン11に当接して、第3図の右側
では作用軸14軸端部が下ピン8の嵌合凹所8a
に係合するのを回避する一方、同図の左側では交
換ピン13の作用軸14軸端部が下ピン8の嵌合
凹所8aとの係合を解くように構成してある。
ン8との結合は、下ピン挿入孔5と補助挿入孔9
とが連通するシリンダープラグ2の第2の回動位
置において、上記交換ピンバネ12の付勢力によ
り解除させる結合解除機構を形成する。そして、
この結合解除機構により、交換ピン13の作用軸
14は補助上ピン11に当接して、第3図の右側
では作用軸14軸端部が下ピン8の嵌合凹所8a
に係合するのを回避する一方、同図の左側では交
換ピン13の作用軸14軸端部が下ピン8の嵌合
凹所8aとの係合を解くように構成してある。
なお、上ピン7下端の小径突部7aは、第2図
の状態において、下ピン8上端の嵌合凹所8a内
や、交換ピン13の筒体15の収容凹所15a内
に突出することになるが、この状態からシリンダ
ープラグ2を回動操作する場合には、上記小径突
部7aはそのテーパー面を介して下ピン8の嵌合
凹所8a端部や筒体15の収容凹所15a端部で
案内されて、上ピン7をその小径突部7aの最下
端が摺動ラインAに達するまでずり下げるので、
これにより上記シリンダープラグ2の回動が許容
される。前述の各ピン7,8,11は、前記上下
両ピン挿入孔4,5内では相互に当接している。
Cは上ピン7と交換ピン13の境界線である。
の状態において、下ピン8上端の嵌合凹所8a内
や、交換ピン13の筒体15の収容凹所15a内
に突出することになるが、この状態からシリンダ
ープラグ2を回動操作する場合には、上記小径突
部7aはそのテーパー面を介して下ピン8の嵌合
凹所8a端部や筒体15の収容凹所15a端部で
案内されて、上ピン7をその小径突部7aの最下
端が摺動ラインAに達するまでずり下げるので、
これにより上記シリンダープラグ2の回動が許容
される。前述の各ピン7,8,11は、前記上下
両ピン挿入孔4,5内では相互に当接している。
Cは上ピン7と交換ピン13の境界線である。
以上の構成により第2図の如く、上部鍵山16
が高く、下部鍵山17が低く形成され、かつ通常
使用するキー(図示せず)と鍵山の高さが同一で
解錠条件変更用の第1の交換用キーK1を鍵穴3
に差し込むと、該キーK1の上部鍵山16及び下
部鍵山17で各下ピン8が適当に押圧移動せら
れ、前記境界線B又は境界線Cが摺動ラインAに
一致すると、シリンダープラグ2がシリンダー胴
1に対して回動せられる。また、以上の構成によ
り、シリンダープラグ2を回動して下ピン挿入孔
5と補助挿入孔9とを連通させた第3図に示すシ
リンダープラグ2の第2の回動位置において、第
4図に示すように第1のキーK1とは相互に鍵山
の高さが異なる他の任意のキーK2と差し替え
て、前記交換ピン13をキー差し替え前の収容位
置である下ピン挿入孔5又は補助挿入孔9の何れ
か一方側から他方側に移動収容し、解錠条件を変
更して鍵交換を可能としてなるものである。
が高く、下部鍵山17が低く形成され、かつ通常
使用するキー(図示せず)と鍵山の高さが同一で
解錠条件変更用の第1の交換用キーK1を鍵穴3
に差し込むと、該キーK1の上部鍵山16及び下
部鍵山17で各下ピン8が適当に押圧移動せら
れ、前記境界線B又は境界線Cが摺動ラインAに
一致すると、シリンダープラグ2がシリンダー胴
1に対して回動せられる。また、以上の構成によ
り、シリンダープラグ2を回動して下ピン挿入孔
5と補助挿入孔9とを連通させた第3図に示すシ
リンダープラグ2の第2の回動位置において、第
4図に示すように第1のキーK1とは相互に鍵山
の高さが異なる他の任意のキーK2と差し替え
て、前記交換ピン13をキー差し替え前の収容位
置である下ピン挿入孔5又は補助挿入孔9の何れ
か一方側から他方側に移動収容し、解錠条件を変
更して鍵交換を可能としてなるものである。
この考案の作用を上記実施例に基づいて説明す
れば、第2図に示す如く、第1のキーK1を鍵穴
3に挿入すると、該第1のキーK1の上部鍵山1
6は下ピン8の下端面を押し上げて下ピン8と上
ピン7の境界線Bを摺動ラインAに一致させる一
方、前記第1のキーK1の下部鍵山17は下ピン
8の下端面を押し下げて、作用軸14を介して下
ピン8に連結されて交換ピン13と上ピン7との
境界線Cを摺動ラインAに一致させる。そして図
面上の左右の補助挿入孔9,9に内装された左側
の補助上ピン11と、右側の交換ピン13の各下
端面は、摺動ラインAに一致させてある。そこ
で、第1図に示す如く、他のピン群がシリンダー
プラグ2の摺動条件を満足していると、該シリン
ダープラグ2は前記第1のキーK1の操作により
回動される。
れば、第2図に示す如く、第1のキーK1を鍵穴
3に挿入すると、該第1のキーK1の上部鍵山1
6は下ピン8の下端面を押し上げて下ピン8と上
ピン7の境界線Bを摺動ラインAに一致させる一
方、前記第1のキーK1の下部鍵山17は下ピン
8の下端面を押し下げて、作用軸14を介して下
ピン8に連結されて交換ピン13と上ピン7との
境界線Cを摺動ラインAに一致させる。そして図
面上の左右の補助挿入孔9,9に内装された左側
の補助上ピン11と、右側の交換ピン13の各下
端面は、摺動ラインAに一致させてある。そこ
で、第1図に示す如く、他のピン群がシリンダー
プラグ2の摺動条件を満足していると、該シリン
ダープラグ2は前記第1のキーK1の操作により
回動される。
第2図に示す如くシリンダープラグ2が回動可
能となる第1の回動位置から、第1のキーK1を
図上で時計方向に90゜回動すると、第3図に示す
如く、下ピン挿入孔5,5はそれぞれ左右の補助
挿入孔9,9に対応し、シリンダープラグ2と共
に回動した交換ピン13の頭部は、その交換ピン
バネ12の付勢力により図上の左側の補助挿入孔
9の補助上ピン11の下端面に摺動ラインAと一
致すべく当接し、該交換ピン13の作用軸14は
下ピン8の嵌合凹所8aから脱出し両ピン13,
8の結合が解除される。一方、図示の右側の交換
ピン13は、同様に交換ピンバネ12の付勢力に
より、元の第2図のまま右側の補助挿入孔9内に
補助上ピン11と当接した状態で収容され、この
交換ピン13下端面と下ピン8上端面との境界線
Dが摺動ラインAと一致する。この状態でシリン
ダープラグ2をさらに回動できるのであるが、第
1のキーK1を抜いて、該第1のキーK1とは相互
に鍵山の高さが異なる他の任意の別のキーK2を
差し込んだ状態が第4図である。この別のキー
K2は、実施例のものでは第1のキーK1の上部鍵
山16に対して回転中心から上部鍵山18までの
寸法が前記交換ピン13の筒体15の寸法だけ低
く、別のキーK2の下部鍵山19までの寸法は第
1のキーK1の下部鍵山17までの寸法よりも筒
体15の寸法だけ高くしてある。かくして、同図
の如く、左側の補助挿入孔9には交換ピン13が
下ピン8との係合を解かれた状態で押し入り、交
換ピン13と下ピン8との境界線Dが摺動ライン
Aと一致する。また、同図の右側の補助挿入孔9
では、第3図で補助挿入孔9内に挿入されていた
交換ピン13が補助上ピンバネ10の付勢力によ
つて該補助挿入孔9から押し出されて、下ピン挿
入孔5内へ下ピン8と交換ピン13の筒部とが当
接した状態で押し入り、補助上ピン11と交換ピ
ン13との境界線Eが摺動ラインAと一致する。
この状態でシリンダープラグ2は回動できる。こ
の状態で別のキーK2を90゜反時計方向に戻すと
第5図に示す如くなる。別のキーK2で回動操作
した第5図の状態を、正常使用状態時の第2図の
場合と比較すれば明らかなように、交換ピン1
3,13の収納位置は、それぞれ対応する下ピン
挿入孔5と補助挿入孔9の間で変更されている。
つまり第5図では、第2図において右側の補助挿
入孔9に収納されていた交換ピン13は、上部の
上ピン7と下ピン8の間において下ピン挿入孔5
内に移動して収納されており、また第2図で下部
の上下両ピン7,8間において下ピン挿入孔5内
に収納されていた交換ピン13は、左側補助挿入
孔9内に移動して収納されている。この第5図の
状態から別のキーK2を抜いて、元の第1のキー
K1を差し込んでも摺動ラインAに下部の上下両
ピン7,8の境界線Bが一致しないと共に、上部
の下ピン8と交換ピン13との境界線Dが摺動ラ
インAに一致しても下ピン8と交換ピン13とが
作用軸14を介して結合しているから、シリンダ
ープラグ2は回動しない。それゆえ、この状態で
は別のキーK2と同一の鍵山を有するキーでなけ
れば解錠されない。つまり解錠条件が変更された
のである。このように下ピン挿入孔5と補助挿入
孔9とが連通するシリンダープラグ2の第2の回
動位置において、鍵山の高さの異なる第3,第4
…などの多数の鍵違いキーを用いて、交換ピン1
3の収容位置を変更することにより、それぞれ解
錠条件を変更することができる。
能となる第1の回動位置から、第1のキーK1を
図上で時計方向に90゜回動すると、第3図に示す
如く、下ピン挿入孔5,5はそれぞれ左右の補助
挿入孔9,9に対応し、シリンダープラグ2と共
に回動した交換ピン13の頭部は、その交換ピン
バネ12の付勢力により図上の左側の補助挿入孔
9の補助上ピン11の下端面に摺動ラインAと一
致すべく当接し、該交換ピン13の作用軸14は
下ピン8の嵌合凹所8aから脱出し両ピン13,
8の結合が解除される。一方、図示の右側の交換
ピン13は、同様に交換ピンバネ12の付勢力に
より、元の第2図のまま右側の補助挿入孔9内に
補助上ピン11と当接した状態で収容され、この
交換ピン13下端面と下ピン8上端面との境界線
Dが摺動ラインAと一致する。この状態でシリン
ダープラグ2をさらに回動できるのであるが、第
1のキーK1を抜いて、該第1のキーK1とは相互
に鍵山の高さが異なる他の任意の別のキーK2を
差し込んだ状態が第4図である。この別のキー
K2は、実施例のものでは第1のキーK1の上部鍵
山16に対して回転中心から上部鍵山18までの
寸法が前記交換ピン13の筒体15の寸法だけ低
く、別のキーK2の下部鍵山19までの寸法は第
1のキーK1の下部鍵山17までの寸法よりも筒
体15の寸法だけ高くしてある。かくして、同図
の如く、左側の補助挿入孔9には交換ピン13が
下ピン8との係合を解かれた状態で押し入り、交
換ピン13と下ピン8との境界線Dが摺動ライン
Aと一致する。また、同図の右側の補助挿入孔9
では、第3図で補助挿入孔9内に挿入されていた
交換ピン13が補助上ピンバネ10の付勢力によ
つて該補助挿入孔9から押し出されて、下ピン挿
入孔5内へ下ピン8と交換ピン13の筒部とが当
接した状態で押し入り、補助上ピン11と交換ピ
ン13との境界線Eが摺動ラインAと一致する。
この状態でシリンダープラグ2は回動できる。こ
の状態で別のキーK2を90゜反時計方向に戻すと
第5図に示す如くなる。別のキーK2で回動操作
した第5図の状態を、正常使用状態時の第2図の
場合と比較すれば明らかなように、交換ピン1
3,13の収納位置は、それぞれ対応する下ピン
挿入孔5と補助挿入孔9の間で変更されている。
つまり第5図では、第2図において右側の補助挿
入孔9に収納されていた交換ピン13は、上部の
上ピン7と下ピン8の間において下ピン挿入孔5
内に移動して収納されており、また第2図で下部
の上下両ピン7,8間において下ピン挿入孔5内
に収納されていた交換ピン13は、左側補助挿入
孔9内に移動して収納されている。この第5図の
状態から別のキーK2を抜いて、元の第1のキー
K1を差し込んでも摺動ラインAに下部の上下両
ピン7,8の境界線Bが一致しないと共に、上部
の下ピン8と交換ピン13との境界線Dが摺動ラ
インAに一致しても下ピン8と交換ピン13とが
作用軸14を介して結合しているから、シリンダ
ープラグ2は回動しない。それゆえ、この状態で
は別のキーK2と同一の鍵山を有するキーでなけ
れば解錠されない。つまり解錠条件が変更された
のである。このように下ピン挿入孔5と補助挿入
孔9とが連通するシリンダープラグ2の第2の回
動位置において、鍵山の高さの異なる第3,第4
…などの多数の鍵違いキーを用いて、交換ピン1
3の収容位置を変更することにより、それぞれ解
錠条件を変更することができる。
鍵違い数、つまり変更できる解錠条件は、実施
例の如く、鍵山に操作される一対の上下両ピン
7,8を上下6個所づつ計12個所設けると共に、
これに対応して補助上ピン11も同数設け、各個
所の上下両ピン7,8及び補助上ピン11の全て
に対応して交換ピン13を1個づつ設けた場合、
1個所の上下両ピン7,8について解錠条件が2
通りであるから、全個所で212=4096通りの鍵違
い、つまり解錠条件数ができる。例えば、前記条
件で交換ピン13を3個づつ設けた場合は1個所
で解錠条件が4通りであるから、全個所では412
=16777216通りの鍵違い、つまり解錠条件数がで
きる。このような条件数で、例えば交換ピン13
の長さ、下ピン8の長さ、上ピン7の長さを各々
組み合わせて変化させることにより莫大な鍵違い
数の錠を提供できる。
例の如く、鍵山に操作される一対の上下両ピン
7,8を上下6個所づつ計12個所設けると共に、
これに対応して補助上ピン11も同数設け、各個
所の上下両ピン7,8及び補助上ピン11の全て
に対応して交換ピン13を1個づつ設けた場合、
1個所の上下両ピン7,8について解錠条件が2
通りであるから、全個所で212=4096通りの鍵違
い、つまり解錠条件数ができる。例えば、前記条
件で交換ピン13を3個づつ設けた場合は1個所
で解錠条件が4通りであるから、全個所では412
=16777216通りの鍵違い、つまり解錠条件数がで
きる。このような条件数で、例えば交換ピン13
の長さ、下ピン8の長さ、上ピン7の長さを各々
組み合わせて変化させることにより莫大な鍵違い
数の錠を提供できる。
第6図と第7図は、交換ピン13と上ピン7及
び補助上ピン11の他の実施態様を示すものであ
る。すなわち、この場合の上ピン7の下端面はシ
リンダープラグ2の摺動ラインAと一致すべく同
一平面としてあると共に、交換ピン13の作用軸
14の頭部は上記実施例と異なり載頭円錐台状に
形成し、他の筒体15や交換ピンバネ12などは
同一構成とし、さらに補助上ピン11の下端部に
は、シリンダープラグ2の第2の回動位置におい
て、前記作用軸14の頭部が侵入する嵌入凹部1
1aを形成し、この嵌入凹部11aと作用軸14
頭部の少なくとも一方にはテーパー面(実施例で
は作用軸14頭部に形成してある14aを形成し
てある。
び補助上ピン11の他の実施態様を示すものであ
る。すなわち、この場合の上ピン7の下端面はシ
リンダープラグ2の摺動ラインAと一致すべく同
一平面としてあると共に、交換ピン13の作用軸
14の頭部は上記実施例と異なり載頭円錐台状に
形成し、他の筒体15や交換ピンバネ12などは
同一構成とし、さらに補助上ピン11の下端部に
は、シリンダープラグ2の第2の回動位置におい
て、前記作用軸14の頭部が侵入する嵌入凹部1
1aを形成し、この嵌入凹部11aと作用軸14
頭部の少なくとも一方にはテーパー面(実施例で
は作用軸14頭部に形成してある14aを形成し
てある。
そして、シリンダープラグ2の回動時には、前
記作用軸14の頭部のテーパー面14aが補助上
ピン11の嵌入凹部11aで案内されて、同交換
ピン13の作用軸14が補助上ピン11の嵌入凹
部11aより脱出されるべく構成してなるもので
ある。すなわち、第7図に基づいて詳しく説明す
ると、交換ピン13の作用軸14の頭部が摺動ラ
インAより補助上ピン11の嵌入凹部11a侵入
しているから、本来的にはシリンダープラグ2は
回動不可といえるが、前記作用軸14の頭部のテ
ーパー面14aが、前記補助上ピン11の嵌入凹
部11aの側壁に当接して案内され、しかも、シ
リンダープラグ2の外周接線方向に働く回動力に
より生じる補助上ピン11の嵌入凹部11aの側
壁方向への分力により作用軸14が下ピン8と係
合すべくずり落とされるため、第7図の状態でシ
リンダープラグ2は第6図示の如く反時計方向又
は図示しない時計方向へ回動されるのである。な
お、前記作用軸14の頭部全体が補助上ピン11
の嵌入凹部11aに侵入して、作用軸14のテー
パー面14aが前記嵌入凹部11aの側壁によつ
て円滑に案内されないで作用軸14の脱出が困難
である場合には、嵌入凹部11aの側壁内部にも
末広り状のテーパー面を形成するとよい。
記作用軸14の頭部のテーパー面14aが補助上
ピン11の嵌入凹部11aで案内されて、同交換
ピン13の作用軸14が補助上ピン11の嵌入凹
部11aより脱出されるべく構成してなるもので
ある。すなわち、第7図に基づいて詳しく説明す
ると、交換ピン13の作用軸14の頭部が摺動ラ
インAより補助上ピン11の嵌入凹部11a侵入
しているから、本来的にはシリンダープラグ2は
回動不可といえるが、前記作用軸14の頭部のテ
ーパー面14aが、前記補助上ピン11の嵌入凹
部11aの側壁に当接して案内され、しかも、シ
リンダープラグ2の外周接線方向に働く回動力に
より生じる補助上ピン11の嵌入凹部11aの側
壁方向への分力により作用軸14が下ピン8と係
合すべくずり落とされるため、第7図の状態でシ
リンダープラグ2は第6図示の如く反時計方向又
は図示しない時計方向へ回動されるのである。な
お、前記作用軸14の頭部全体が補助上ピン11
の嵌入凹部11aに侵入して、作用軸14のテー
パー面14aが前記嵌入凹部11aの側壁によつ
て円滑に案内されないで作用軸14の脱出が困難
である場合には、嵌入凹部11aの側壁内部にも
末広り状のテーパー面を形成するとよい。
(考案の効果)
この考案は以上の如く、シリンダー胴に上ピン
挿入孔を、シリンダープラグに下ピン挿入孔をそ
れぞれ形成し、該上ピン挿入孔に上ピンバネでシ
リンダープラグ側へ付勢した上ピンを、下ピン挿
入孔に下ピンをそれぞれ摺動可能に嵌装し、この
上下両ピンの境界線がシリンダー胴とシリンダー
プラグとの境界線である摺動ラインに一致すると
きにシリンダープラグの回動を可能としたピンタ
ンブラー錠において、 前記シリンダー胴の上ピン挿入孔から一定の回
動位置であつて、シリンダープラグの下ピン挿入
孔と対応する位置のシリンダー胴には補助挿入孔
を形成して、該補助挿入孔には補助上ピンバネで
シリンダープラグ側へ付勢された補助上ピンを摺
動可能に嵌装する一方、 前記上ピン挿入孔と下ピン挿入孔とが連通する
第1の回動位置において、上ピンと下ピンとの間
または補助上ピンとシリンダープラグとの間に
は、上部内周壁を拡開して収容凹所を形成した筒
体と、この筒体に挿通され頭部が前記収容凹所に
収まる作用軸と、上ピンバネおよび補助上ピンバ
ネより付勢力が弱く且つ作用軸を常時シリンダー
胴の外周方向へ付勢する交換ピンバネとを備えた
交換ピンを介装すると共に、 前記筒体の収容凹所と、下ピンの上端側に形成
され作用軸の下端部を受け入れる嵌合凹所と、上
ピン下部で交換ピンバネの付勢力に抗して作用軸
の頭部を押してその下部を嵌合凹所に嵌入される
作用軸とにより、前記第1の回動位置において交
換ピンを下ピンに結合させる結合機構を形成し、 この結合機構による交換ピンと下ピンとの結合
は下ピン挿入孔と補助挿入孔とが連通するシリン
ダープラグの第2の回動位置において、上記交換
ピンバネの付勢力により解除させる結合解除機構
を形成し、 前記第2の回動位置においてシリンダープラグ
のキー穴に差し込まれるキーの鍵山高さに応じて
前記交換ピンを下ピン挿入孔または補助挿入孔の
いずれか一方に収容させることにより、解錠条件
を変更できるようにしたことを特徴とするもので
あるから、以下のような効果を有する。
挿入孔を、シリンダープラグに下ピン挿入孔をそ
れぞれ形成し、該上ピン挿入孔に上ピンバネでシ
リンダープラグ側へ付勢した上ピンを、下ピン挿
入孔に下ピンをそれぞれ摺動可能に嵌装し、この
上下両ピンの境界線がシリンダー胴とシリンダー
プラグとの境界線である摺動ラインに一致すると
きにシリンダープラグの回動を可能としたピンタ
ンブラー錠において、 前記シリンダー胴の上ピン挿入孔から一定の回
動位置であつて、シリンダープラグの下ピン挿入
孔と対応する位置のシリンダー胴には補助挿入孔
を形成して、該補助挿入孔には補助上ピンバネで
シリンダープラグ側へ付勢された補助上ピンを摺
動可能に嵌装する一方、 前記上ピン挿入孔と下ピン挿入孔とが連通する
第1の回動位置において、上ピンと下ピンとの間
または補助上ピンとシリンダープラグとの間に
は、上部内周壁を拡開して収容凹所を形成した筒
体と、この筒体に挿通され頭部が前記収容凹所に
収まる作用軸と、上ピンバネおよび補助上ピンバ
ネより付勢力が弱く且つ作用軸を常時シリンダー
胴の外周方向へ付勢する交換ピンバネとを備えた
交換ピンを介装すると共に、 前記筒体の収容凹所と、下ピンの上端側に形成
され作用軸の下端部を受け入れる嵌合凹所と、上
ピン下部で交換ピンバネの付勢力に抗して作用軸
の頭部を押してその下部を嵌合凹所に嵌入される
作用軸とにより、前記第1の回動位置において交
換ピンを下ピンに結合させる結合機構を形成し、 この結合機構による交換ピンと下ピンとの結合
は下ピン挿入孔と補助挿入孔とが連通するシリン
ダープラグの第2の回動位置において、上記交換
ピンバネの付勢力により解除させる結合解除機構
を形成し、 前記第2の回動位置においてシリンダープラグ
のキー穴に差し込まれるキーの鍵山高さに応じて
前記交換ピンを下ピン挿入孔または補助挿入孔の
いずれか一方に収容させることにより、解錠条件
を変更できるようにしたことを特徴とするもので
あるから、以下のような効果を有する。
すなわち、(1) 交換ピンには、上ピンバネおよ
び補助上ピンバネより付勢力が弱く且つ作用軸を
常時シリンダー胴の外周方向へ付勢する交換ピン
バネを設け、シリンダープラグの第1の回動位置
において上ピン下部で前記交換ピンバネの付勢力
に抗して作用軸の頭部を押圧し交換ピンの作用軸
を下ピンに結合させる構成としているから、簡単
な構成で交換ピンと下ピンとの結合ができる。
び補助上ピンバネより付勢力が弱く且つ作用軸を
常時シリンダー胴の外周方向へ付勢する交換ピン
バネを設け、シリンダープラグの第1の回動位置
において上ピン下部で前記交換ピンバネの付勢力
に抗して作用軸の頭部を押圧し交換ピンの作用軸
を下ピンに結合させる構成としているから、簡単
な構成で交換ピンと下ピンとの結合ができる。
また、(2) 交換ピン(作用軸)と下ピンとの結
合は、下ピン挿入孔と補助挿入孔とが連通するシ
リンダープラグの第2の回動位置において、前記
交換ピンバネの付勢力により解除させる構成とし
ているから、交換ピンと下ピンの結合解除も前記
交換ピンバネの付勢力の利用だけで行える利便が
ある。
合は、下ピン挿入孔と補助挿入孔とが連通するシ
リンダープラグの第2の回動位置において、前記
交換ピンバネの付勢力により解除させる構成とし
ているから、交換ピンと下ピンの結合解除も前記
交換ピンバネの付勢力の利用だけで行える利便が
ある。
このように、交換ピンと下ピンとの係合離脱
を、本考案では交換ピンバネの弾発力だけで行わ
れるため、補助上ピンと作用軸とを磁性素材で構
成する必要がなく、非磁性素材で構成できるた
め、補助上ピンや作用軸が安価に提供できるだけ
でなく、素材上の制限がない利点がある。
を、本考案では交換ピンバネの弾発力だけで行わ
れるため、補助上ピンと作用軸とを磁性素材で構
成する必要がなく、非磁性素材で構成できるた
め、補助上ピンや作用軸が安価に提供できるだけ
でなく、素材上の制限がない利点がある。
さらに、(3) シリンダー胴には上ピン挿入孔の
ほかに、補助上ピンが移動可能に嵌装される補助
挿入孔を設け、筒体内に作用軸を挿通させてなる
交換ピンを、上ピン挿入孔と下ピン挿入孔とが連
通する第1の回動位置において上ピンと下ピンと
の間または補助上ピンとシリンダープラグとの間
に介装し、前記第1の回動位置において交換ピン
を下ピンに結合させる結合機構を形成し、下ピン
挿入孔と補助挿入孔とが連通する第2の回動位置
において下ピンと交換ピン間の結合を解く結合解
除機構を形成し、前記第2の回動位置においてシ
リンダープラグのキー穴にさしこまれるキーの鍵
山高さに応じて前記下ピン挿入孔または補助挿入
孔の何れか一方に収容させることにより、解錠条
件を変更できるようにしてなるから、鍵山の高さ
の異なる解錠条件変更用のキーを種々変えること
によつて、錠自体を分解して組み立て変えること
なく解錠条件を何回でも自由に変更できる。それ
ばかりでなく、元の解錠条件に戻して可逆的にも
変更することができる。そのため、下ピン挿入孔
と補助挿入孔とが連通するシリンダープラグの回
動位置において使用中のキーを粉失した場合で
も、それと同じマスターキーさえ保管されていれ
ば、別の錠に取り替えることなく、そのキーと同
一の鍵山を有する解錠条件変更用キーを用いて解
錠条件を変更すれば、元の粉失したキーによる不
正侵入などの悪用が防止できる。
ほかに、補助上ピンが移動可能に嵌装される補助
挿入孔を設け、筒体内に作用軸を挿通させてなる
交換ピンを、上ピン挿入孔と下ピン挿入孔とが連
通する第1の回動位置において上ピンと下ピンと
の間または補助上ピンとシリンダープラグとの間
に介装し、前記第1の回動位置において交換ピン
を下ピンに結合させる結合機構を形成し、下ピン
挿入孔と補助挿入孔とが連通する第2の回動位置
において下ピンと交換ピン間の結合を解く結合解
除機構を形成し、前記第2の回動位置においてシ
リンダープラグのキー穴にさしこまれるキーの鍵
山高さに応じて前記下ピン挿入孔または補助挿入
孔の何れか一方に収容させることにより、解錠条
件を変更できるようにしてなるから、鍵山の高さ
の異なる解錠条件変更用のキーを種々変えること
によつて、錠自体を分解して組み立て変えること
なく解錠条件を何回でも自由に変更できる。それ
ばかりでなく、元の解錠条件に戻して可逆的にも
変更することができる。そのため、下ピン挿入孔
と補助挿入孔とが連通するシリンダープラグの回
動位置において使用中のキーを粉失した場合で
も、それと同じマスターキーさえ保管されていれ
ば、別の錠に取り替えることなく、そのキーと同
一の鍵山を有する解錠条件変更用キーを用いて解
錠条件を変更すれば、元の粉失したキーによる不
正侵入などの悪用が防止できる。
殊に、不特定多数の人によつて同じキーが使用
されるホテル錠などに使用すれば、客のチエツク
アウト後はその都度解錠条件を変更させることに
よつて、キーの粉失や、複製による悪用を未然に
防ぐことができる。加えて、工事中と工事後とに
よつてキーを使い分ける必要のある個所などに工
事用マスターキーとして使用することにより、従
来のそれに比べて鍵違いが多くとれるものを提供
できる。さらに、旧キーでシリンダープラグを補
助挿入孔の位置まで回動し、その位置で旧キーを
抜き、任意の新キーを差し込んで元に戻せば新し
い特定の解錠条件に変更できるものであるから、
その解錠条件の変更操作が非常に簡単である。
されるホテル錠などに使用すれば、客のチエツク
アウト後はその都度解錠条件を変更させることに
よつて、キーの粉失や、複製による悪用を未然に
防ぐことができる。加えて、工事中と工事後とに
よつてキーを使い分ける必要のある個所などに工
事用マスターキーとして使用することにより、従
来のそれに比べて鍵違いが多くとれるものを提供
できる。さらに、旧キーでシリンダープラグを補
助挿入孔の位置まで回動し、その位置で旧キーを
抜き、任意の新キーを差し込んで元に戻せば新し
い特定の解錠条件に変更できるものであるから、
その解錠条件の変更操作が非常に簡単である。
上記使用者側の効果に加え、錠の製造者側から
みて生産性の著しい向上が達成できる。すなわ
ち、各ピンタンブラー錠の上下両ピンは各々同一
のものを製作し、同一のものを組み込み、使用す
るキーに対応する合鍵を差し込むことによつて、
各々解錠条件の異なるタンブラー錠が得られ、従
来の如く多種類のタンブラーを製作し、また組立
時に個々のキーに応じて組み立てる必要もない。
みて生産性の著しい向上が達成できる。すなわ
ち、各ピンタンブラー錠の上下両ピンは各々同一
のものを製作し、同一のものを組み込み、使用す
るキーに対応する合鍵を差し込むことによつて、
各々解錠条件の異なるタンブラー錠が得られ、従
来の如く多種類のタンブラーを製作し、また組立
時に個々のキーに応じて組み立てる必要もない。
図は何れもこの考案の実施例を示すもので、第
1図は縦断面図、第2図乃至第5図は第1図Y−
Y線断面図であつて、第1のキーを差し込んだ状
態から別のキーを差し込み回動して解錠条件の変
更を完了するまでの一連の動作を示している。第
6図と第7図は他の実施例を示す要部の断面図で
あつて、第6図にある交換ピンが第7図の位置に
移動された状態を示している。 1……シリンダ胴、2……シリンダープラグ、
4……上ピン挿入孔、5……下ピン挿入孔、6…
…上ピンバネ、7……上ピン、7a……小径突
部、8……下ピン、8a……嵌合凹所(結合機
構)、9……補助挿入孔、10……補助上ピンバ
ネ、11……補助上ピン(結合解除機構)、11
a……嵌入凹部、12……交換ピンバネ(結合解
除機構)、13……交換ピン、14……作用軸
(結合機構)、14a……テーパー面、15……筒
体、15a……収容凹所(結合機構)、A……摺
動ライン、B,C,D,E……境界線、K1……
第1のキー、K2……別のキー。
1図は縦断面図、第2図乃至第5図は第1図Y−
Y線断面図であつて、第1のキーを差し込んだ状
態から別のキーを差し込み回動して解錠条件の変
更を完了するまでの一連の動作を示している。第
6図と第7図は他の実施例を示す要部の断面図で
あつて、第6図にある交換ピンが第7図の位置に
移動された状態を示している。 1……シリンダ胴、2……シリンダープラグ、
4……上ピン挿入孔、5……下ピン挿入孔、6…
…上ピンバネ、7……上ピン、7a……小径突
部、8……下ピン、8a……嵌合凹所(結合機
構)、9……補助挿入孔、10……補助上ピンバ
ネ、11……補助上ピン(結合解除機構)、11
a……嵌入凹部、12……交換ピンバネ(結合解
除機構)、13……交換ピン、14……作用軸
(結合機構)、14a……テーパー面、15……筒
体、15a……収容凹所(結合機構)、A……摺
動ライン、B,C,D,E……境界線、K1……
第1のキー、K2……別のキー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダー胴に上ピン挿入孔を、シリンダー
プラグに下ピン挿入孔をそれぞれ形成し、該上
ピン挿入孔に上ピンバネでシリンダープラグ側
へ付勢した上ピンを、下ピン挿入孔に下ピンを
それぞれ摺動可能に嵌装し、この上下両ピンの
境界線がシリンダー胴とシリンダープラグとの
境界線である摺動ラインに一致するときにシリ
ンダープラグの回動を可能としたピンタンブラ
ー錠において、 前記シリンダー胴の上ピン挿入孔から一定の
回動位置であつて、シリンダープラグの下ピン
挿入孔と対応する位置のシリンダー胴には補助
挿入孔を形成して、該補助挿入孔には補助上ピ
ンバネでシリンダープラグ側へ付勢された補助
上ピンを摺動可能に嵌装する一方、 前記上ピン挿入孔と下ピン挿入孔とが連通す
る第1の回動位置において、上ピンと下ピンと
の間または補助上ピンとシリンダープラグとの
間には、上部内周壁を拡開して収容凹所を形成
した筒体と、この筒体に挿通され頭部が前記収
容凹所に収まる作用軸と、上ピンバネおよび補
助上ピンバネより付勢力が弱く且つ作用軸を常
時シリンダー胴の外周方向へ付勢する交換ピン
バネとを備えた交換ピンを介装すると共に、 前記筒体の収容凹所と、下ピンの上端側に形
成され作用軸の下端部を受け入れる嵌合凹所
と、上ピン下部で交換ピンバネの付勢力に抗し
て作用軸の頭部を押してその下部を嵌合凹所に
嵌入される作用軸とにより、前記第1の回動位
置において交換ピンを下ピンに結合させる結合
機構を形成し、 この結合機構による交換ピンと下ピンとの結
合は下ピン挿入孔と補助挿入孔とが連通するシ
リンダープラグの第2の回動位置において、上
記交換ピンバネの付勢力により解除させる結合
解除機構を形成し、 前記第2の回動位置においてシリンダープラ
グのキー穴に差し込まれるキーの鍵山高さに応
じて前記交換ピンを下ピン挿入孔または補助挿
入孔のいずれか一方に収容させることにより、
解錠条件を変更できるようにしたことを特徴と
するピンタンブラー錠。 (2) 前記上ピンの下部には、逆円錐形や逆載頭円
錐形等のテーパー面を有する小径突部を形成
し、シリンダープラグの第1の回動位置におい
て、該小径突部により交換ピンの作用軸を押圧
して該作用軸の下端部を下ピンの嵌合凹所に嵌
入して交換ピンと下ピンとを結合させる一方、
該上ピンの小径突部は、シリンダープラグの回
動時には、その小径突部のテーパー面が下ピン
の嵌合凹所または交換ピンの筒体の開放端部で
案内されて、上ピン挿入孔内を小径突部の最下
端が摺動ラインに達するまでずり上げ同シリン
ダープラグを回動可能としてある実用新案登録
請求の範囲第(1)項記載のピンタンブラー錠。 (3) 前記補助上ピンの下端部には、シリンダープ
ラグの第2の回動位置において交換ピンの作用
軸の頭部の侵入を許容する嵌入凹部を形成する
と共に、この嵌入凹部と作用軸頭部の少なくと
も一方にはテーパー面を形成し、シリンダープ
ラグの回動時には、前記作用軸の頭部が前記テ
ーパー面で案内されて、補助上ピンの嵌入凹部
より脱出されるべくしてある実用新案登録請求
の範囲第(1)項記載のピンタンブラー錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7942480U JPS6113651Y2 (ja) | 1980-06-07 | 1980-06-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7942480U JPS6113651Y2 (ja) | 1980-06-07 | 1980-06-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS572951U JPS572951U (ja) | 1982-01-08 |
JPS6113651Y2 true JPS6113651Y2 (ja) | 1986-04-26 |
Family
ID=29441907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7942480U Expired JPS6113651Y2 (ja) | 1980-06-07 | 1980-06-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6113651Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-06-07 JP JP7942480U patent/JPS6113651Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS572951U (ja) | 1982-01-08 |
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