JPS61133859A - コンクリートの圧送性試験体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ＜ｌ＞産業上の利用分野 本発明はコンクリートのポンプ圧送性を事前に評価する
、コンクリートの圧送性評価方法に関するものである。

＜■＞従来の技術 ］ンクリートを所定の打設位置にまで圧送用パイプ内を
圧送し打設するポンプ圧送工法は、施工能率向上の面か
ら多く使用されている。

ところが、実際に打設するコンクリートに要求される諸
性質（スランプや圧縮強度等）を考慮して配合設計され
たコンクリートは、圧送用パイプ内を圧送され実際の打
設に供される時点になると、その性質に変化が起こり不
都合が発生する場合がある。

そこで予め圧送後のコンクリートの諸性質を把握できれ
ば、圧送後のコンクリートが所定の諸性質になるよう配
合設計することが可能である。

従来では、実際の施工に近い諸条件でパイプを長（地上
に配管し、実際のコンクリートポンプを使用してポンプ
圧送試験を行ない、圧送後のコンクリートの諸性質を把
握していた。

また、加圧することによって紋り出される脱水量により
圧送性を判定する加圧フリージング試験や、先端を紋っ
たテーパー管にコンクリートを充填し、テーパー管から
コンクリートを押出すときの所要の圧力を測定して圧送
性を判定するテーパー管試験等によっていた。

＜［１＞本発明が解決しようとする問題点上記のような
圧送性の判定方法には次のような問題点が存在する。

（イ）実際の圧送と同じような条件を整えれば当然規模
が大きくなり費用、労力がかかり、場所や設備に制約を
受けてしまう。

（ロ）フリージング試験やテーパー管試験は、圧送後の
コンクリートの諸性能を試験するものではない。

本発明は上記のような問題点を解決するために成された
もので、装置や設備が簡単でしかも実際の施工時と同じ
コンクリートの圧送性を確認することのできる、コンク
リートの圧送性評価方法を提供することを目的とする。

＜４ｖ＞問題点を解決するための手段 本発明の圧送性評価方法は、軽便な加圧装置によって実
際の圧送中に受ける圧力と同じ状、態に試料を加圧し、
加圧後のコンクリートにスランプ試験その他の諸試験を
施すことによって圧送性を判断する方法である。

＜Ｖ＞実施例 次に本発明のコンクリートの圧送性評価方法の実施例に
ついて説明するが、まづ使用する加圧試験装置を図面を
もとに説明する。

本実施例で使用する加圧試験装置は、有底の筒体である
鋼管等のシリンダ部材１と、シリンダ部材１内に慴動可
能に位置するピストン部材２とで構成する。

（イ）シリンダ部材 シリンダ部材１は試料をいれる両端開放の管体で、基端
１】、側は後述のピストン部材２を駆動させる油圧ジヤ
ツキ等の駆動部３と接続しており、自由端１２側は着脱
可能な蓋体１３で閉塞されている。

（２）ピストン部材 ピストン部材２は、駆動部３の油圧ジヤツキ等によって
シリンダ部材１内を摺動自在に移動する部材である。

そして先端をウレタン等の止水材２１で被覆し止水性を
確保する。

（３）駆動部 駆動部３は油圧ジヤツキ等によってピストン部材２をシ
リンダ部材１内で慴動させる部材である。

次に、上記加圧試験装置の使用方法、及び本発明のコン
クリートの圧送性評価方法について説明する。

（イ）加圧方法の設定 対象のポンプ圧送計画により加圧試験の加圧方法を設定
する。

すなわち、本実施例では、次の条件および第２図に示す
ような加圧条件で試験を行う。

圧送距離・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・２００ｍ圧送バイブ直
径・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・１２５ｍｍ圧送量・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・　４０ｎ（／ｈｒ加
圧条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・４０　ｋ
ｇ　ｆ　／　ｃｎｆ　　　１分３０　ｋｇ　ｆ　／　ｃ
Ｊ　　　１分 ２０　ｋｇ　ｆ　／　ｃｎｆ　　　１　分１０　ｋｇ　
ｆ　／　ｃｎｆ　　　１分（ロ）試料の充填、加圧 ［試料の充填１ ピストン部材２を引いた状態のシリンダ部材１の蓋体１
３をはずし、シリンダ部材１の自由端１２側から試料Ｋ
を充填する。

［試料の加圧］ 次に蓋体１３によってシリンダ部材１の自由端１２を閉
塞した後、駆動部３の油圧ジヤツキ等によってピストン
部材２で上記加圧計画にもとづいて、試料Ｋを加圧する
。

（試料の排出］ 所定の加圧を行った後、蓋体１３を外してピストン部材
２によって試料Ｋを押出して、加圧後の試料Ｋを取り出
す。

ここで排出された試料には、直径１２５　ｍｍのパイプ
で２００ｍの圧送距離を圧送された時と同じ性質を有し
ていることになる。

最後に取り出した試料Ｋによってスランプ試験、強度試
験を行ない、要求されているコンクリートの性質と比較
し、配合計画に修正を加えるなどして圧送試験の目的を
達成する。

なお本実施例での数値は直径１．２５　ｍｍのパイプで
２００ｍの圧送距離を４０ｉ／ｈｒで圧送する場合のも
のであり、加圧時間等は管径や圧送量等によって異なっ
てくることは勿論である。

＜ＶＴ＞発明の効果 本発明は以上説明したようになるので次のような効果を
期待することができる。

（イ）シリンダ部材とピストン部材からなる加圧試験装
置によって、実際に圧送するときと同じ状態の試料を得
ることができる。

したがって実際に地上に長い延長の配管を行ない、ポン
プを設置するなどの大規模な準備を行う必要がないので
、経費や労力さらには場所的な制約を受けることがない
。

く口）装置が簡単であり試験自体も極めて簡便である。

【図面の簡単な説明】

第１図　本発明に使用する加圧試験装置の説明図第２図
ニー実施例における所要時間の説明図１、シリンダ部材
　２：ピストン部材 ３：駆動部 に、試料

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 シリンダ部材とピストン部材からなる加圧装置によって
   、 まずポンプ圧送時に予想される最大圧で試料を加圧し、 次に徐々に減圧して行うことを特徴とする、コンクリー
   トの圧送性評価方法。