JPS61132867A - エストリオ−ル3−サルフエ−トのイムノアツセイ - Google Patents

エストリオ−ル3−サルフエ−トのイムノアツセイ

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JPS61132867A
JPS61132867A JP59254591A JP25459184A JPS61132867A JP S61132867 A JPS61132867 A JP S61132867A JP 59254591 A JP59254591 A JP 59254591A JP 25459184 A JP25459184 A JP 25459184A JP S61132867 A JPS61132867 A JP S61132867A
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    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/74Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving hormones or other non-cytokine intercellular protein regulatory factors such as growth factors, including receptors to hormones and growth factors
    • G01N33/743Steroid hormones
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエストリオール3−サルフェートのイムノアッ
セイに関する。
エストリオール3−サルフェートは、妊娠母胎中におい
て胎児が積極的に合成する代謝産物であると報告されて
おり、妊娠過程の胎盤の診断あるい(よ胎児の機能(発
育)の診断において、そのエストリオール3−サルフェ
ートを測定することは極めて重要な意義を有する。しか
しながら、このエストリオール3−サルフェートの測定
は、従来、加水分解、加溶媒分解、溶媒抽出、クロマト
グラフィー分離など厄介な操作を必要とし、これを直接
測定するための信頼性の高い方法は、未だに開発されて
いない。
本発明者らは、臨床化学を含む多くの分野で高感度測定
法として注目を浴びているイムノアッセイによるエスト
リオール3−サルフェートの定量を企図し、種々研究を
重ねた結果、当該定量性確立の成否を分けるキーポイン
トとも言うべきエストリオール3−サルフェートに対し
て高い特異性を示す抗体の産生に成功し、この抗体と標
識エストリオール3−サルフェートを組み合わせて使用
することにより、加水分解、加溶媒分解、溶媒抽出、ク
ロマトグラフィー分離などの厄介な操作を必ずしも必要
としない、簡便かつ感度良好なエストリオール3−サル
フェートのイムノアッセイ法を完成するに至った。
本発明において、その最も特徴とする点はエストリオー
ル3−サルフェートに対して特異性を有する抗体生産の
ために、下式で表されるエストリオール3−サルフェー
トの6位における蛋白質複合体(以下、rESP複合体
」と略す。)を使用する点にある: A  (CHt)n  C0NH−P [式中、Aは=N−0−または一〇−CO−1nは1〜
4の整数、−NH−Pは蛋白質からアミノ聾水素原子t
lを除去した残基を表す。]このESP[合体は本発明
者らが初めて合成した新規物質であって、たとえばAが
=N−0−1nがL −NH−Pがラン血清アルブミン
残基であるESP複合体(【)はエストリオール・16
゜17−ジアジレートから以下の図式に従ってこれを合
成することが可能である: (■)0 ↓ (■)NOCH・C0OH ↓ (■、    N0CH・Coo)I I (、>  N OCH・000H (I)、  N0CH・C0NH−P 〔式中、Rはアシル基、特にアセチル、プロピオニルの
ような低級アルカノイル基を示す。]まず、]6−オキ
ソエストリオール3,16.17−ドリアジレート(V
[)のアシル基を炭酸カリウムで処理するこいにより部
分的に加水分解させ、6−オキソエストリオール18.
17−ジアジレート(V)を生成させる。次いで、この
ジアジレートを〇−カルボキシメチルヒドロキシルアミ
ンとそれ自体既知の方法で縮合させることにより、式(
IV)のカルボキンメチルオキシム誘導体を生成させる
。こうして得られた式(IV)のカルボキシメチルオキ
シム誘導体をクロルスルポン酸もしくはその反応性誘導
体と反応させ、式(II[)の3−サルフェ〜を加水分
解することにより、式(II)のエストーール3−サル
フェートカルボキシメチルオキ4誘導体が得られる。こ
のカルボキシメチルオノム誘導体と適宜の蛋白質たとえ
ばウシ血清アイミン(i3SA)とを水溶性カルボジイ
ミドたとfl−エチル−3−(3−ツメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミドを用いて温和な条件下に反応させ
ると、式(1)で表されるESPI合体が得られる。 
また、たとえばAh4−OCO−1nが2、−NH−P
がウシ血清アルブミン残基であるESP複合体(1)は
、前記6−オキソエストリオール3.16.17−ドリ
アンレート(Vl)を還元して得られる6−ヒドロキシ
エストリオール3.16.17−ドリアジレートに無水
コハク酸を反応させてヘミサクシネートを作り、次いで
3位のアシル基を炭酸カリウムで選択的に加水分解して
6−ヒドロキソエストリオール16.17−ファンレー
ト6−ヘミサクシネートを生成させ、以下上記と同様に
して3位のスルフェート化、16位および17位の加水
分解ならびに6位におけるアミド化を順次行うことによ
りこれを合成することが出来る。
なお、P  NH*で表される蛋白質は通常免疫化学の
分野でハプテンに対してキャリヤーとして使用されてい
るものであれば格別の制限はないが、普通はアルブミン
、グロブリンなどを使用する。
特にウシ血清アルブミンやウサギ血清アルブミンの使用
が好適である。
ESPII合体を使用してエストリオール3−サルフェ
ートに対する抗体を産生ずるには、ESP複合体をを椎
動物(ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ウサギ、ラット、マ
ウスなど)の生体に非経口投与し、該生体内に抗体を産
生せしめる。その後、該生体から体液(たとえば血液)
を採取し、必要に応じ不純物を除去する。通常は抗体を
含む血清、すなわち抗血清の形で使用する。
このような抗体と組み合わせて使用する標識抗原として
は、エストリオール3−サルフェートを適宜の方法で標
識化したものが使用される。標識゛化のためには放射性
物質、酵素、蛍光物質、発光物質などが使用されてよい
。これらの標識化物質のエストリオール3−サルフェー
ト内への導入位置は、得られた標識抗原の免疫活性が保
持されている限り、特に制限はない。たとえば、3Hや
1′Cで標識化する場合には、エストリオール3−サル
フェート自体を構成する元素がそれらによって置換され
るから、標識抗原の免疫活性はエストリオール3−サル
フェート自体のそれと変わるところはないが、ll5I
や1311で標識化する場合には適宜のカップリング試
剤を介してエストリオール3−サルフェートに導入され
るから抗体との親和性がエストリオール3−サルフェー
トとは多少とも異なることになり、従って、免疫活性の
維持に注意を払うことが必要となる。
具体的な標識手段としては種々の方法があるが、たとえ
ば放射性ヨードで標識する場合には、大別して直接法と
間接法がある。前者にはクロラミンT、塩化ヨードなど
の酸化剤を用いる方法、ラクトペルオキシダーゼなどの
酵素をもちいる方法などがある。また、後者は予めエス
トリオール3−。
サルフェートにカルボン酸、アミン、チオールなどの官
能基を導入し、これと放射性同位体で標識したヨード化
合物(ヨー化チラミン、ヨー化チロシン、ヨー化ヒスタ
ミン、ポルトンハンター試薬など)を過当な方法で結合
させるものである。典型的な放射性ヨードによる標識法
の一例を挙げると、6−オキソエストリオール3−サル
フェート0−カルボキシメチルオキシムと予め放射性ヨ
ードで標識したヨー化ヒスタミンを水溶性カルボジイミ
ドで縮合せしめ、目的とする放射性ヨード標識抗原を得
る。なお、ヨー化ヒスタミンに代え、ベンゼン環上にお
いて放射性ヨードで標識化されたβ−(4−ヒドロキシ
フェニル)エチルアミンやβ−(4−ヒドロキシフェニ
ル)アラニンメチルエステルなどが使用されてもよい。
本発明によるイムノアッセイを被検者から採取した血清
(未知量のエストリオール3−サルフェート含有)につ
いて実施する場合を例に挙げて説明すれば以下の通りで
ある。
すなわち、まずエストリオール3−サルフェートを含ま
ない血清に種々の量のエストリオール3−サルフェート
を添加して標準液を作る。この標準液の各々に対し、所
定量の前記した標識抗原を加え、更に前記した抗体を加
えて所定の操作下で抗原抗体反応を行う。自体常套の方
法(電気泳動法、ゲルろ適法、塩析法、吸着法、二抗体
法、固相法など)で、抗原抗体結合体(B)と抗体を結
合していない抗原部分(F)を分離し、BまたはFの標
識活性を標識抗原製造時に採用した標識化法に応じて測
定し、上記と同様に操作を進め、最終的に上記した検量
線を参考にして、被検者血清サンプル中のエストリオー
ル3−サルフェート濃度を定める。なお、上記の抗原−
抗体反応に際しグルタミンを存在せしめることは本発明
によるイムノアッセイの精度を高めるうえで好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
ただし、これらの実施例中で使用した遊離ステロイド類
、ウシ血清アルブミン(BSA)およびウシチーグロブ
リン(BCG)はノグマ・ケミカル社から購入し、他の
試薬は牛丼化学から購入した。
実施例1 エストリオール3−サルフェートに対する抗体の作成ニ
ー 6−オキソエストリオール3−サルフェート〇−カルボ
キシメチルオキシムB5Al1合体0.5履9を殺菌し
た等張の塩類溶液0.25xQに溶解し、フロイント完
全アジュバント0.25村で乳化する。このエマルジョ
ンをモルモットの各肩甲骨の下および各大腿部に皮下注
射する。皮下注射は、最初の注射後の14日目および2
8日目に繰り返し、その後30日目毎に行う。動物から
ブースター注射後lO8目に採血する。血清を3500
rp−で20分間遠心分離し、−25℃で貯蔵する。
実施例2 固定化抗体の作成ニー 抗体をハーベイらの方法により(ハーベイら:Canc
er Res、 35.3001〜3008(1975
))CNBr −活性化セファローズ4B(ファルマシ
ア・ファイン・ケミカル社製)に結合させた。抗−エス
トリオール3−サルフェート抗血清を硫酸アンモニウム
500g/Qと混合し、室温に10分間放置した後、2
500rp−で20分間遠心した。沈澱物を蒸留水(1
,0ie)に溶かし、0.05moQ/eホウ酸塩緩衝
液(pH8,0)に対して透析を行った。溶液は祖グロ
プリンフラクン3ンを与えた。CNBr−活性化セファ
ローズ4 B(200mg)をI O−’no(1/e
塩酸溶液(100mので洗浄した。5009/Q硫酸ア
ンモニウムで処理した抗血清(+、Ozlりを0Iao
e/e重炭酸ナトリウム緩衝i1[(pH8,0:50
xI2;0.5aoi!/1!塩化ナトリウム含有)で
希釈し、ゲルと混合し、4℃で一夜攪はんした。非結合
物質をカップリング緩衝液で洗い、残った活性基をl5
o1215zり/−ルアミニ/(+)H8,0)と1時
間反応させた。非共有的に吸着した蛋白質を除去するた
め、0 、1 woe/1酢酸塩緩衝液(+)H4,0
;5.OJ1+2;1.01012/+2塩化ナトリウ
ム含有)で洗い、更に0 、1 go(1/Qホウ酸塩
緩衝液(pH8,0;1.0soe/Q塩化ナトリウム
含有)で洗うことから成る洗浄操作を3回にわたって繰
り返した。得られた固定化抗体は4℃において頗る安定
であり、結合親和性について敢ケ月間にわたり著しい変
化は認められなかった。
実施例3 標識抗原の作成ニー 標識抗原としての[6,7−3H]−エストリオール3
−サルフs −) (45、3Ci/m5o12)は[
6,7−″H]−!ストリオール(56、4Ci/m5
oe)を雄性モルモット肝臓からのスルフオドランスフ
ェラーゼにより処理して調製された。
[6,7−’H]−xxトIJt−ル(56,4Ci/
1sonりは二ニー・イングランド・ヌクレア社製のも
のを用い、使用に先立ってシリカゲルGにょる薄層クロ
マトグラフィーによって精製した。
実施例4 エストリオール3−サルフェートの測定法ニー0 、0
51012/12リン酸塩緩衝液(pH7,5;0.I
IQ>に溶解させた[’H]−エストリオール3−サル
フェート(5500dpm)を、0 、0511oQ/
(lリン酸塩緩衝液(pH7,5)で希釈した固定化抗
体の均−Wks液(1:500v/v:0.2畦)に加
え、室温に15分間放置した。0.1ao12/l!ト
リス−塩酸緩衝液(1)H8,3; 0.1mog/1
2グルタミン含有)で希釈した既知量の抗原を含む試料
、あるいは未知試料を、加え、4℃で16時間インキエ
ベートした。
この混合物を2000 xyで20分間遠心した。
上澄液0.2酎をバイアルにとり、プレイのシンチレー
タ−を加え、放射能をアロカLSC=673液体シンチ
レーシタンスペクトロメータで測定した。この方法によ
り得られた結果についてスキャチャードプロットするこ
とによりエストリオール3−サルフェートに対する親和
性を測定したところ、第1図に示すように結合定数(K
a)4.3XlO@12/−odであって、高い値を与
えた。未知試料の結果については後述する。
実施例5 測定試料の希釈液の検討ニー エストリオール3−サルフェートの血漿に対する非特異
的結合を減少させるため緩衝液に溶がした種々の物質を
血漿試料を含む抗原−流体混合物に添加し、検討した。
すなわち、実施例4で示した測定試料の希釈液である0
、1so12/II)リス−塩酸緩衝液に、グルタミン
、システィンおよびグリシンを加え、実施例4と同様の
方法で既知量のエストリオール3−サルフェートの測定
を行った。
その結果を第2図に示す。
血漿ニストロジエンの約98%が蛋白質に結合すること
がローゼンタールらによって見出だされているが(ロー
ゼンタールら: J  C11n Endocri−n
ol Metab、、旦、805〜813(1972)
)、エストリオール3−サルフェートも血漿蛋白質に対
し、殆ど結合する。抗原−抗体反応は極性の高いエスト
リオール3−サルフェートを非特異的に吸着した血漿蛋
白質により阻止された。抗原抗体反応に対する影響は緩
衝液中における種々の物質を血漿試料に加えて試験され
た。0.1ao(!/Q)リス−塩酸緩衝液中における
0、1soQ/Qグルタミンは第2図に示すように血漿
からエストリオール3−サルフェートを遊離せしめるの
に最善の物質であつた。
エストリオール3−サルフェートの非特異性吸着に対す
るこの問題は大量のグルタミンを緩衝液溶液として添加
することにより、特異性の高い抗体を使用することによ
り、およびインキュベーションを充分な時間行うことに
より解決された。
実施例6 種々のステロイドとの交差反応試験ニー(特異性の確認
) 交差反応は抗体に対する標識エストリオール3−サルフ
ェート結合の50%阻止を示すに必要な非標識エストリ
オール3−サルフェートの各ステロイドに対する質量比
を計算することによって決定される。結果を第1表に示
す。
本抗体の特異性は、抗体の結合サイトに対する類似のス
テロイドとの競合性の試験結果を示す第1表から明らか
である。
抗体はエストリオール3−サルフェートに対し非常な特
異性を示し、セファローズ4B上に固定化されたとき他
のニストロジエンサルフェートとの交差反応性につき若
干の改善を示し、デヒドロエピアンドロステロンサルフ
ェート(0,77%)、コレステロールサルフェート(
0,081%)お上びエストリオール(0,033%)
以外は他のステロイド複合体や遊離ステロイドに対し何
等の交差反応性も示さない。
実施例7 精度試験ニー (感度試験) 検量曲線は固定化抗体1:500希釈液を使用し、活性
炭で処理した健常人男性血漿に添加した種々の量のエス
トリオール3−サルフェートに対する標識エストリオー
ル3−サルフェートの結合%をプロットすることにより
得られた(第3図参照)。測定限界はtspgであり、
エストリオール3−サルフェートは20〜11000p
の範囲で測定し得る。
(回収率試験) 健常人男性血漿をノーリットAで処理し、水で希釈し、
希釈血漿0.117+を非標識エストリオール3−サル
フェート0.50.100または400pg含有溶液に
加えた。希釈固定化抗体および標識化合物と共にインキ
ュベージコン後、遊離および結合ステロイドを遠心法に
よって分離し、11り記した方法に従って放射性を測定
し、回収率試験を行った。すなわち、健常人男性血漿に
添加したエストリオール3−サルフェートの既知量を回
収することにより試験された。4レベルについて評価し
た回収データは第■表に示すように満足すべきものであ
った。
(変動率試験) 変動率試験として妊娠被検者の血清を用いて、実施例4
の方法によりエストリオール3−サルフェートを測定し
、イントラアッセイおよびインターアッセイの変化を検
討した。イントラアッセイとインターアッセイの変化を
第■表に示す。
ラジオイムノアッセイにおけるインターアッセイの変化
は検量曲線上の諸点で3種の試料について測定された。
変動係数値(Cv)は各点において8.3%以下であっ
た。インターアッセイの変化は3種の試料の分析によっ
て測定された。Cv値は8.3%以下であった。
以上のごと(本発明によるエストリオール3−サルフェ
ートのイムノアッセイ測定法は非常に精度の高いことが
理解されよう。
実施例8 臨床試験ニー 各妊@週令におけるエストリオール3−サルフェートと
エストリオールの血中値の測定を40例において実施し
た。エストリオール3−サルフェートの測定は実施例4
の方法に従って行った。また、エストリオールの測定は
通常行なわれている以下の方法によって行った。
希釈妊娠血漿(o、2ze)をニー+ル(1,0xQ)
テ抽出し、水(0,1miりで洗い、[3H]−エスト
リオール(10000dps)を加え、有機層を窒素気
流下に乾燥寝せた。これに0 、05 woe/eホウ
酸塩緩衝液(1)H8,0;0.5f/(!BGGおよ
び0.69/12B S A含有)で希釈した抗血清(
1:6000;0.25zQ)を加えた。室温で1時間
インキエベーションした後、5009/Q硫酸アンモニ
ウム(0゜251iりを加え、室温に15分間放置した
。これを2000Xyで10分間遠心し、上澄液0.2
1について測定した。結果を第4図に示す。
ウィルソンらによって報告されたように(ウィルソンら
: Acta Endocrinol、 46,525
〜543(1964))、エストリオール3−サルフェ
ートは定量的に胎児における主たる代謝産物である。妊
娠第3期におけるエストリオール3−サルフェートの血
漿濃度は別法によれば17〜66n9/Igであると報
告されているが(レービッッら: J 、 S ter
oidBioches、、 i、663〜667(19
75))、本発明による平均測定値は81.41g/a
le(範囲27〜+67、ng/IQ)<36〜38週
)である。エストリオール3−サルフェートの上昇血漿
濃度はエストリオール濃度と関連がある。妊娠後期にお
いて硫酸化エストリオールの濃度は非結合エストリオー
ルの約7倍であった。個々の試料において結合エストリ
オールの非結合エストリオールに対する比はLトル30
の範囲においてかなり変動していた(東4図参照)。こ
れらのデータはエストリオール3−サルフェートが妊娠
血漿中の主要形態であり、先に測定されたエストリオー
ル16−グルクロニド(ゲーベルスマンら: Acta
 Endocrinol、 74,592〜6G4(1
973))の約1.5倍であって、ゲーベルスマンらが
示したエストリオール3−サルフェートの血漿濃度はエ
ストリオールI6−グルクロニドの1゜75倍であると
の報告(ウィルソンら: Acta En−docri
nol、 46.525〜543(1964))に一致
する。
エストリオール3−サルフェートに対するこのアッセイ
は40人の患者から採取した妊娠血漿試料の定量に宵月
であることが明らかにされた。
第1表 各種ステロイドとセファローズ4B上に固定化された抗
エストリオール3−サルフェート抗体との交差反応率(
%) 第n段 健常人男性血漿に添加されたエストリオール3−サルフ
ェートの測定によるアッセイの精度性1)n=5 第m表 妊娠血漿中のエストリオール3−サルフェートのラジ′
オイムノアッセ゛イのイントラアッセイおよびイントラ
アッセイ変動
【図面の簡単な説明】
第1図はセファローズ4B上に固定化された抗エストリ
オール3−サルフェート抗体のスキャチャードのプロッ
ト図、 第2図はエストリオール3−サルフェートの血漿蛋白質
に対する非特異的結合に及ぼす諸物質の効果を示す図(
0−0は未添加、ムームはシスティン0 、11llo
Q/Q添加、Δ−Δはグリノン0 、2 @o(1/Q
添加、・−・はグルタミンQ 、 I 5o(L/Q添
加)、第3図はエストリオール3−サルフェートのラジ
オイムノアプセイに対する検量曲線、 第4図は40人の患者について測定された正常妊娠期間
におけるエストリオール3−サルフェートとエストリオ
ールの血漿濃度を示す図(ムは結合エストリオールの値
、Δは非結合エストリオールの値)である。 第1図 結合(nM) 第2図 エストリオール3−サルフェート(p9)第3図 +0            50     too 
           500   1000エストリ
オール3−サルフェート(+)<+3第4図 抵vLw4間 備】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aは=N−O−または−O−CO−、nは1〜
    4の整数、−NH−Pは蛋白質からアミノ態水素原子1
    個を除去した残基を表す。] で示される、エストリオール3−サルフェートに対して
    特異性を示す抗体産生用試剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aは=N−O−または−O−CO−、nは1〜
    4の整数、−NH−Pは蛋白質からアミノ態水素原子1
    個を除去した残基を表す。] で示される抗体産生用試剤を脊椎動物生体に非経口投与
    して該生体内にエストリオール3−サルフェートに対し
    て特異性を示す抗体を生成せしめた後、該生体の体液を
    採取することを特徴とする、エストリオール3−サルフ
    ェートに対して特異性を示す抗体の製造方法。 3、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aは=N−O−または−O−CO−、nは1〜
    4の整数、−NH−Pは蛋白質からアミノ態水素原子1
    個を除去した残基を表す。] で示される抗体産生用試剤を抗原として使用することに
    より製造されたエストリオール3−サルフェートに対し
    て特異性を示す抗体を使用することを特徴とする、抗原
    −抗体反応を利用したイムノアッセイ法により試料中の
    エストリオール3−サルフェートを測定する方法。 4、抗原−抗体反応系にグルタミンを含有せしめたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の方法。 5、(1)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aは=N−O−または−O−CO−、nは1〜
    4の整数、−NH−Pは蛋白質からアミノ態水素原子1
    個を除去した残基を表す。] で示される抗体産生用試剤を抗原として使用することに
    より製造されたエストリオール3−サルフェートに対し
    て特異性をしめす抗体と(2)標識化したエストリオー
    ル3−サルフェートをそれぞれ別の包装体として含有す
    る、エストリオール3−サルフェートのイムノアッセイ
    用試剤キット。 6、グルタミンを含む緩衝液をさらに別の包装体として
    含有する、特許請求の範囲第5項記載のイムノアッセイ
    用試剤キット。
JP59254591A 1984-10-19 1984-11-30 エストリオ−ル3−サルフエ−トのイムノアツセイ Granted JPS61132867A (ja)

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EP85113262A EP0178683B1 (en) 1984-10-19 1985-10-18 Imunoassay for estriol-3-sulfate
CA000493315A CA1285866C (en) 1984-10-19 1985-10-18 Immunoassay for estriol-3-sulfate
DE8585113262T DE3572177D1 (de) 1984-10-19 1985-10-18 Imunoassay for estriol-3-sulfate
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US06/789,977 US4740476A (en) 1984-10-19 1985-10-21 Immunoassay for estriol-3-sulfate
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KR1019920016406A KR930000056B1 (ko) 1984-10-19 1992-09-08 에스트리올-3-설페이트의 면역분석

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56133300A (en) * 1980-03-21 1981-10-19 Eiken Kagaku Kk Novel steroid compound, its preparation, and antigen for preparing antibody for measuring estrone sulfate by immunochemical measurement comprising it
JPS5871495A (ja) * 1981-10-26 1983-04-28 株式会社原子力代行 自走水底クリ−ナ−
JPS58183700A (ja) * 1982-04-19 1983-10-26 Toyo Jozo Co Ltd 2−ヨ−ドエストリオ−ル
JPS6061597A (ja) * 1983-09-16 1985-04-09 Eiken Kagaku Kk 新規ステロイド化合物,その製造方法,及びその化合物からなる免疫化学的測定方法によるエストリオ−ル−3−サルフエ−ト−16α−グルクロナイド測定用抗原

Patent Citations (4)

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