JPS61129762A - 磁気テ−プ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオートスレッド機能を備えた磁気テープ装置の
オートスレッドの成功率を向上さす為の改良に関する。

磁気テープ装置は外部記憶装置として古くから使用され
ており、特に保存ファイルとして現在も活躍している。

磁気テープ装置は、供給リールに巻取られたテープを引
出し逐次書込み又は読み出しを行うものである。テープ
ロード時のテープスレッドは、例えば磁気テープ装置の
受台にセットした供給リールよりテープを引出し、マシ
ンリールへ巻付けるものであるが、操作が面倒というこ
とから供給リールを受は台にセットすれば、テープを自
動的にマシンリールに巻き付けるというオートスレッド
機能を有する磁気テープ装置がある。

上記オートスレッド機能は供給リールから引き出された
テープをテープガイドするスレディングチャネル（以下
チャネル）から吹き出される空気の層流に乗せてスレッ
ドさせ、マシンリールに巻付けている。しかしながらチ
ャネルから吹き出される空気の層流は装置によってバラ
ツキがあり、また磁気テープのリールサイズ、銘柄等に
よりオートスレッドの成功率に大きな差を生じ、不安定
であった。

その為、オートスレッドの成功率が空気の層流のパンツ
キ、磁気テープのリールサイズ等に影響′されないよう
なオートスレッド機能を存する磁気テープ装置が要望さ
れている。

〔従来の技術〕

第２図は従来の磁気テープ装置の平面図で、図′は供給
リール（カートリッジ付きテープ）を受は台にセットし
た状態の磁気テープ装置の内部を示す。

図において、磁気テープ装置１は受台（リールハブ）２
にセットされた供給リール３と該供給リール３から引き
出されたテープ６を巻取るマシンリール４とテープの情
報を読み取り／書き込む磁気ヘッド５等で構成される。

なお、供給リール３とマシンリール４は図示しないモー
タにより回転される。

上記装置のオートスレディング方式は、テープが収容さ
れている供給リール外周に接しオープナ７が設けられ、
カートリッジ付きテープの供給リール３が受台２に装填
されることにより、オープナ７により力・−トリフジの
外周が開き、供給リール３の回転によりテープが引き出
され、供給リール３のテープ出口８側に設けられた上チ
ャネル９、及び磁気ヘッド５後方にある下チャネル１０
の各ガイド面に接しテープが走行し、マシンリール４に
巻き付けられる。なお、マシンリール４は巻き取り軸Ａ
内部に空気が吸入され、テープの先端が吸引されやすく
なっている。また、上記上チャネル９にスリット１１、
下チャネル１０にスリット１２を夫々２つ以上膜けられ
、そのスリットから空気を吹き出し磁気テープの通路に
沿った空気の層流を作り、その空気の流れに磁気テープ
を乗せてスレッドさせている。１３．１４．１５．１６
はテープ走行時のテープガイドである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のオートスレディング方式は第２図に示すようにチ
ャネル９．１０と呼ばれる部分に２つ以上のスリット１
１．１２を設け、そのスリット１１．１２がら空気を吹
き出し、磁気テープの通路に沿った空気の層流を作り、
その空気の流れに磁気テープ６を乗せてスレッドさせて
いた。

上チャネル９は第３図に示すようにガイド面Ｂに２つ以
上（図では２つ）のスリット１１−１．１１−２を設け
ているが、材料がプラスチックであり、さらにスリット
１１幅が０．３寵以下と小さく、かつ角度θの傾斜があ
るので、スリット１１の加工自体が難しい。その為、上
チャネル９からの空気の吹き出しによる層流は、装置に
よってバラツキやすく、具体的にはチャネル９のスリッ
ト１１幅のバラク、キにより空気の吹き出し量が変化し
、テープがあらぬ方向に飛ばされると云う問題点がある
。

又スティフィネスの小さいテープ媒体は上チャネルのス
リット１１−Ｌ　１１−２の気流の乱れによりテープ先
端がハタついたりして、オートスレッドを妨げると云う
問題点がある。

又、磁気テープのリールサイズ（媒体のリール径がフル
、ハーフ、ミニ等）により上チャネル９へのテープ６の
浸入角度が異なる。例えばリール径の大きいテープの場
合は問題がないが、リール径の小さいテープの場合は引
き出されたテープ先端が丁度上チャネル９のガイド面に
沿って進入のため、静電気によりテープ先端が密着して
テープが進行せずオートスレッドの成功率に差を生した
と云う問題点がある。

Ｃ問題点を解決するための手段〕 上記問題点はスレディングチャネルのガイド面の一部に
ガラスビードテープを設けた本発明の磁気テープ装置に
よって解決される。

〔作用〕

即ち、非常に摩擦係数の小さいガラスビードテープをチ
ャネルのガイド面の一部に貼り、さらに空気の層流と組
合せることにより、供給リールから引き出されたテープ
がガラスビードテープによりチャネルのガイド面に吸着
されないようにし、さらにスリットの気流乱れをなくし
た層流に磁気テープを乗せることにより、装置のバラツ
キ、テープ媒体のバラツキをカバーしてオートスレッド
の成功率を高めることが出来る。

〔実施例〕

以下、本発明の要旨を図面により具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図である。

なお、全図を通し同一符合は同一対象物を示す。

第１図は上チャネル１７を示し、これは第３図に示す従
来の上チャネル９のスリット１１−１を削除し、その代
わりにガイド面Ｂの一部に低摩擦のガラスビードテープ
１８を貼ったものである。ガラスビードテープ１８は実
施例では、例えば厚さ０．１顛、幅は１　／２　Ｌ’テ
ープ幅の大きさとした。

装置のオートスレドはカートリッジ付きテープの供給リ
ール３を受台２に装填することにより、オプンナ７によ
りカートリッジの外周が開かれ、供給リール３の回転に
よりテープが引き出され、その引き出されたテープの先
端が供給リール３のテープ出口８側に設けられた上チャ
ネル１７のガラスビードテープ１８に接しながら進入し
、ガラスビードテープ１８の終端付近からはスリット１
１−２から吹き出す空気の作る層流に乗り、テープスレ
ッドが進行する。

この場合、テープ先端は最初に上チャネル１７のガラス
ビードテープ１日に接するが、低摩擦であることにより
静電気によるテープ先端がチャネル１７へ密着しない。

父上チャネル１７に従来のスリット１１−１がないので
、スリット幅のバラツキによる空気の不安定な層流がな
く、テープスレッドが阻害されることがない。

又、磁気テープのリールサイズ（媒体のリール径がフル
、ハーフ、ミニ等）によるテープの上チャネル１７への
浸入角度が異なる点について、リール径の小さいテープ
場合は引き出されたテープ先端が丁度上チャネルのガイ
ド面に沿って進入するため、従来は静電気でテープ先端
が密着してテープが進行しなかったが、本発明ではガラ
スビードテープ１８面にテープ先端が接するので、ガラ
スビードテープ１８の低摩擦により密着することがない
。

又スティフィネスの小さいテープ媒体の場合、チャネル
１７に従来のスリット１１−１がないので、テープ先端
がスリット１１−２に送られた時、スリット１１−１の
吹き出し空気により気流の乱れを起こさないので、テー
プ先端のハタつきがなくなった。

上チャネル１７を上記のように形成することにより、供
給リール３より引き出されたテープ先端がガラスビード
テープ１日の低摩擦と接し、かつスリット１１−２から
吹き出す空気の層流に乗り進行され、従来のスリット１
１−１の作る不安定な層流やテープのハタもなく下チャ
ネル１０を介しマシンリール４に巻付き、オートスレッ
ドが成功しやすくなる。

本実施例の装置ではオートスレッドの成功率が最悪の組
合せで、従来の装置では５０％であったものが１００％
となった。

又、装置製造において、従来試験段階でオートスレッド
の成功率をチェックし、成功率が低いと部品の組合せを
換え成功率を上げていたが、実際には部品を組合せて成
功率を上げることは難しいことであったが、容易に本発
明により改善される。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、チャネルのガイド
面の一部にガラスビートテープを貼り、空気の層流と組
合わせて、装置及びテープ媒体のバラツキに関係なくオ
ートスレッドの成功率を向上させることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は従来
の磁気テープ装置を説明する平面図、 第３図は従来のチャネルの正面図を示す。 図において、 １１−２はスリット、 １７はチャネル、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 供給リールよりテープを送り出し、その先端をスレディ
   ングチャネルのガイド面より吹き出された空気流にのせ
   、該ガイド面を滑走させてマシンリールに巻付きつける
   オートスレッド機構を有する磁気テープ装置において、
   前記スレディングチャネルのガイド面の一部にガラスビ
   ードテープを設けたことを特徴とする磁気テープ装置。