JPS61127206A - 自動車用アンテナ装置 - Google Patents

自動車用アンテナ装置

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Publication number
JPS61127206A
JPS61127206A JP25034684A JP25034684A JPS61127206A JP S61127206 A JPS61127206 A JP S61127206A JP 25034684 A JP25034684 A JP 25034684A JP 25034684 A JP25034684 A JP 25034684A JP S61127206 A JPS61127206 A JP S61127206A
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JP
Japan
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vehicle body
high frequency
current
frequency
antenna
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Application number
JP25034684A
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Inventor
Junzo Oe
準三 大江
Hiroshi Kondo
近藤 弘志
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to DE8585308295T priority patent/DE3576615D1/de
Priority to AT85308295T priority patent/ATE51111T1/de
Priority to US06/798,023 priority patent/US4754284A/en
Priority to DK525385A priority patent/DK525385A/da
Publication of JPS61127206A publication Critical patent/JPS61127206A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/325Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle
    • H01Q1/3283Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle side-mounted antennas, e.g. bumper-mounted, door-mounted
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車用アンテナ装置、特に自動車の車体で受
信した放送波を効果的に検出しで車載された各種受信機
に検出信号を供給する改良された自動車用アンテナ装置
に関するものである。
[従来の技術] 各種の放送波例えばラジオ、テレビあるいは電話等の放
送通信波を自動車内に設けられた受信機にて確実に受信
するために自動車にはアンテナ装置が不可欠であり、ま
た自fh Iと他局との通信を行う例えば市民バンド電
波の送受信にもこの種のアンテナ装置が極めて重要であ
り、今後の自動車における標準装備された通信機能に対
して主要な役割を果す。
従来における一般的なアンテナ装置はボールアンテナと
して知られており、車体から突出したアンチ犬はその受
信特性の上では好ましい性能を示すが、車体デザインの
面においては常に邪魔もの扱いされるという宿命を有し
ていた。
また、このようなボールアンテナは実際の使用状態にお
いても折れ、曲り等の破損を受けやすく、またいたずら
あるいは盗難の対象となり、更に高速走行時において不
快な風切り音を発生する等種々の問題を有しており、従
来において、なんとかこれを除去したいという要望が多
かった。
特に、近年のごとく、自動車の内部で受信する放送波あ
るいは通信波の周波数帯域が拡大すると、各周波数帯域
に応じた多数本のアンテナを設置する必要があり、自動
車の外観に対する美的コンセプトを無銭に破壊してしま
い、またこれら各種のアンテナ間°における電気的な相
互干渉によってそれらの受信性能を著しく劣化させると
いう問題があった。
従来において、前述したボールアンテナを除去しあるい
は外から見えないように隠蔽する幾つかの努力がなされ
ており、例えばリヤウィンドシールドにアンテナ細線を
貼付けること等が実用化されている。
従来における他の解決手段として、放送波によって車体
自体に誘起する表面電流を検出することが提案されてき
た。このような車体に流れる電流を利用することは一見
最も確実でありまた効率も良い手段であると考えられる
が、従来における実験はこのような期待を完全に裏切る
結果を示し続けた。
一般的な車体上の放送波によって誘起された表面電流が
利用できなかった第1の理由は予期したほど表面電流値
が大きくないということであり、従来の表面電流は車体
の天井板を主に対象としていたが、これによっても、充
分に利用するに足るレベルの検出出力を得ることはでき
なかった。
従来の第2の問題は表面電流内に極めて大きな割合いで
ノイズが混入することであり、このようなノイズは主と
してエンジンの点火系及びバッテリ充電用のレギュレー
タ系統から発生し、エンジンが活動している限りこれら
のノイズが車体に漏れ出し、側底実用できる鮮明な放送
波受信作用を行うことができなかった。
このような不利な条件の中でも、従来において幾つかの
提案がなされた。放送波によって車体に誘起された電流
を利用する従来のアンテナ装置として特公昭53−22
418が知られており、車体の電流集中部に電気的な絶
縁部を形成し、この絶縁部両端間における電流が直接セ
ンサによって検出される。確かに、この従来装置によれ
ば、SN比の優れた実用可能な検出信号を得ることが示
唆されたが、そのピックアップ構造は車体の一部に切欠
を設けることを必要とする等側底通常の圀産される自動
車に適用することは不可能であった。
従来の他の装置として実公昭53−34826が知られ
ており、車両のピラーに流れる電流をピックアップコイ
ルで検出するアンテナが提案された。この従来装置はア
ンテナを車体内に内蔵してしまうという開発方向を示す
ために有益であったが、実際上、ピラーの近傍にその長
手方向に直交するピックアップコイルを設けることは実
際的でなく、またこのようなピックアップ配置では実用
的なアンテナ出力を得ることができず、単なる思いつき
に過ぎないものと考えられていた。
[発明が解決しようとする問題点] 1&1里立二里A 以上のように、従来において、放送波によって車体に誘
起される電流を検出するアンブナ装置は必ずしも成功し
ていなかった。
特に、従来においては、tfJ述した従来の主要な課題
である、車体に流れる放送波によって誘起された電流を
効果的に検出するためのピックアップ構造及び実用可能
なSN比を得るためのピックアップ配置とが正しく解決
されておらず、むしろ各種の実験結果は車体電流を利用
したアンテナ装置が原理的に使用できないのではないか
という方向を指し示していた。
発明の目的 本発明は上記従来の課題に鑑み為されたものであり、そ
の目的は、放送波ににつて車体に誘起される電流を効果
的に検出して車載された受信機に伝達することができる
と共に、出力感度の向上と受信帯域の拡大を図った小型
自動車用アンチ犬装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は車体の周縁部に近
接してすくなくとも二つの高周波ピックアップを配設し
、これによって、所定周波数以上の高周波表面電流を検
出して出力感度の向上と広帯域化を図り得るアンテナ装
置を設けたことを特徴とする。
従来におけるアンテナ装置は、その時代的な背景から主
としてAM波の受信を意図していたが、このために、車
体電流を検出するアンテナは対象とする放送波の波長が
長すぎることによって良好な受信特性が得られないとい
う結果になっており、本発明者らはこの周波数依存性に
着目し、本発明において受信の対象とする放送波をFM
周波数帯域以上の通常の場合50M)1z以上とするこ
とによって、従来不可能とされていた車体電流からの受
信を極めて効果的に行うことを可能とした。
また、本発明においては、このような高周波車体電流も
その電流値が車体各部で著しく異なる分布特性を有する
ことを着目し、ノイズを拾いにくくかつ放送波により誘
起された電流の密度が高い部分に高周波ピックアップを
設けたことを特徴とし、本発明においては、このような
条件を満足する設置個所として特に車体の周縁部近傍が
選ばれている。
更に、本発明においては、前述した周波数特性の高周波
電流を確実に検出するために、高周波ピックアップを車
体縁部から12x 10−3 c/f(+i)  (c
=光速、「=放送波の搬送周波数)以内に沿わせて配置
したことを特徴とし、ピックアップとしては車体電流に
て生じる磁束を電磁的に検出するためのループアンテナ
及びトランクヒンジとの間に静電容量を形成して高周波
信号を静電的に検出可能な電極型あるいは、スライド芯
コイル型とし、これらによって、効率の良い検出作用が
得られている。
[実施例1 以下、本発明に係る自動車用アンテナ装置の好適な実施
例を図面に基づき説明する。
第4〜12図には高周波電流の分布特性を調べて最も効
率の良いアンテナ設置位置を求めるための工程が説明さ
れている。
第4図には放送波等の外来電波Wが金属導体から成る車
体Bを通過する際にその電磁波の強さに応じた表面電流
IIfi車体各部に誘起されることを示しており、本発
明においては、これらの電波のうち比較的高周波数帯域
に属する50HH2以上のFM波、テレビ波等に用いら
れる周波数帯域のみを対象とする。
そして、本発明においては、このような特定の高周波帯
域において、車体の誘起電流分布を測定し、表面電流密
度が高くかつノイズの少ない部分にピックアップを設置
することを特徴とする。
表面電流分布を′Alるために計算機によるシミュレー
ション及び実際の電流強度を各点において測定すること
が行なわれ、本発明においては、後述する所望の車体部
分に設けられる高周波ピックアップと同様の原理に基づ
くプローブが使われ、このプローブを車体の表面全域に
わたって各点毎に方向を変えながら全域に動かして表面
電流の測定が行なわれた。
第5図にはこのような後述する高周波ピックアップとほ
ぼ同様の原理に基づいて作成されたプローブPの概略構
成が示されており、外部からの電波の混入を避けるため
に導電体からなるケース10の内部にループコイル12
が固定され、前記ケース10の一部には開口10aIf
i設けられ、ループコイル12の一部をこの間口10a
から外部に露出させ、このループコイル12の露出部を
車体Bの表面に近接さμて車体表面電流から生じる磁束
をループコイル12で検出づる構成からなる。
ループコイル12の一部は短絡線14によってケース1
0に接続されており、また出力端16が同軸ケーブル1
8の芯線20に接続されている。またループコイル12
の一部にはコンデンナ22が設けられており、ループコ
イル12の周波数を所望の被測定周波数に共振させピッ
クアップ効率を上昇させることができる。
以上のようにして、プローブPを車体日の表面に沿って
移動させ、また各測定点においてその角度を回転させる
ことにより車体表面の表面電流分布及びその方向を正確
に求めることが可能となり、第5図において、プローブ
Pの出力は高周波電圧増幅器24にて増幅され、高周波
電圧測定器26によって出力電圧が測定される。このコ
イル出力電圧は測定器26のメータ指示値で読取られる
とともに、このメータ指示値に対応した電圧はXYレコ
ーダ28にて車体各部における表面電流分布として記録
される。XYレコーダ28にはポテンショメータ30か
ら車体の各位置を示す信号が入力されており、各位置に
おける高周波表面電流を知ることが可能となる。
第6図には、高周波表面電流1と前記ピックアップのル
ープコイル12との偏角θを示し、図示のごとく、電流
Iによる磁束φはループコイル12と鎖交することによ
ってループコイル12に検出電圧■を発生させ、第7図
で示すごとく、θがOすなわち表面電流Iとピックアッ
プのループコイル12とが平行なときに最大電圧が得ら
れ、各測定点においてプローブPを回転させ最大電圧が
得られるときの表面電流Iの向きを知ることができる。
第8図及び9図には、前述したプローブPによる測定結
果及び計算機によるシミュレーションの両者から求めら
れた80Htlzの周波数における車体各部に生じる高
周波表面電流の大きさとその向きを示しており、第8図
から明らかなように、表面電流の大きさは車体平面部分
の端縁に沿った部分で高密度となり平板部分の中央部に
おいて極めて低密度となる分布を示す。
また第9図の電流の方向に示されるように各電流は車体
の端縁部に平行な方向あるいは各平面部の連結部に沿っ
た向きに集中していることが理解される。
第8図において、車体を縦断する鎖線に沿って前述した
車体金属部に誘起される電流分布を詳細に検討すると、
第10〜12図に示されるごとき分布特性が得られる。
第10図は前記縦断線AからBまでのトランク蓋体に沿
った表面電流分布を示し、図から明らかなごとく、その
両端位置にて最も大きな電流が流れ、この両端から蓋体
の中央に向かって電流値が低下する分布特性を示す。
従って、第10図から、トランク蓋体に関し、その周縁
部近傍に高周波ピックアップを配置ずればこの周縁部近
傍での集中的に流れる電流を検出することが可能となる
同様に、第11図においては車体の天井板に沿った分布
が、また第12図には車体のエンジン蓋体に沿った電流
分布が示され、同様に、それぞれの天井板及びエンジン
蓋体の両端部で最も大ぎな電流が流れ、その中心部に向
かって電流値が低下することが理解される。
従って、本発明において、車体の各部における周縁部近
1宍において良好な感度で放送波をピックアップ可能で
あることが理解される。
もちろん、本発明において、高周波ピックアップの設置
位置は、前記各蓋体あるいは天井板に限らず、ピラー及
びフェンダに対しても同様に適用可能である。
更に、本発明において、前記高周波ピックアップの設置
は各車体周縁部に近接してその周縁部に沿って例えばル
ープアンテナの長手方向を配置するが、このときに実用
上極めて良好な感度を得るために、縁部からのピックア
ップ設置範囲を放送波の搬送周波数に依存した範囲に設
定することが好適である。
第10〜12図の分布特性は80HllzのFM放送周
波数に対する車体の電流であり、各車体端部あるいは縁
部からの離隔距離に従って、前述したにうに表面電流値
は低下し、実際に良好な感度を得ることのできる6dB
以下の電流低下範囲を考えると、各特性において、縁部
から4.5c+n以内であれば極めて良好な感度を得る
ことが理解される。
従って、本発明において、808H2の搬送周波数に対
して高周波、ピックアップを車体の周縁部から4.5c
1以内に配置すれば、実用上充分なアンテナ装置を得る
ことができる。
そして、この実用可能な離隔距離はコンピュータによる
シミュレーション結果及び各種実験結果によって搬送周
波数に依存する・ことが明らかとなり、周波数の増加と
ともに実用可能な離隔距離が減少することが認められた
従って、前)番した80Ml1zの搬送周波数における
実用可能な離隔距離4.5ca+と周波数に逆比例する
ということから、本発明において、車体の金属平面縁部
から高周波ピックアップの設置範囲を、12X 104
 C/f(II) 以内に設ければ、各搬送周波数に応じて良好な受信作用
が得られることとなる(上式において、C=光速、「=
搬送周波数である)。
以上のごとく、本発明によれば、高周波ピックアップは
各金属車体の縁部に近接して設けられ、また好ましくは
縁部から前述した離隔距離以内に設けられ、これによっ
て良好な受信作用が得られる。
本発明において、実際上前記離隔距離は周波数に依存す
るので、例えば搬送周波数100HH1においては、車
体の縁部から3.6cn+以内に高周波ピックアップを
設ければよいこととなり、搬送周波数fが増加するに従
い、高周波ピックアップの設置位置は縁部に極めて近接
した狭い領域に限定されることとなる。
第2図は本発明において、二つの高周波ピックアップが
挾持されたアンテナ組立体が天井板の内板に取付けられ
た実施例が示されている。
同図において、この金属性天井板は外板32ど内板34
とからなっており、本実施例においては、該内板34の
ム部が切り取られ、その部分にアンテナ組立体70が取
付けられていることを特徴とする。
第2図に詳細に示されるように、前記アンテナ組立体7
0は実施例では二つの高周波ピックアップ38−1.3
8−2とブラケット体36、及び電流検出片37とから
構成される。この高周波ピックアップ38は外部からの
電磁波をシールドする金属性のケース40−1.40−
2を含み、その内部にループアンテナ42−1.42−
2を含み、電磁結合型ピックアップを形成し、前述した
重体の表面電流分布を知るために用いたループコイルを
含むプローブと類似した構成からなる。
また、高周波ピックアップ38のケース40内には前述
したループアンテナ42と接続される回路部58−1.
58−2が内蔵されており、該回路部58に設けられて
いるプリアンプ等で検出さ゛れた信号が処理される。更
に、このようにして得られた高周波検出信号は同軸ケー
ブル60から外部に取出さ札、前述した表面電流分布測
定で用いたと同様の回路によって処理される。前記回路
部58には回路制御するための電源及び信号がケーブル
62から供給されている。
前記ループアンテナ42は単巻アンブナからなり、車体
周縁部と電気的に絶縁された状態でかつ密着して配置さ
れるようにコイルに絶縁被覆を施し、これを車体周縁部
に押しつける構造からなり、表面MRから生じる磁束を
より強くループアンテナ42に鎖交させることができる
また、ブラケット体36及び電流検出片37は第3図に
詳細に示され、ブラケット体36は車体天井板の内板3
4から分離された車体接続片44とこれに対向して前記
二つのピックアップ38を内部に挾持固定する支持金具
46とを有し、内側には断面コ字状の電流検出片37が
設けられている。前記車体接続片44ど支持金具46の
一端にはそれぞれ鉤部44a、46aが形成され、これ
ら車体接続片44と支持金具46とで挾持されるように
二つの高周波ピックアップ38が前記鉤部44a、46
aによって電流検出片37側に押付けられた状態で配置
される。この時、高周波ピックアップ38のループアン
テナ42は電流検出片37の端縁37a、37bに対峙
された位置関係とされ、この状態で車体接続片44.′
f11流検出ハ37.支持金具46が一体的に溶接ある
いは接着固定される。
なお、この場合の固定手段は、溶接手段の他ボルト等に
よる締結手段であっても良い。また、実施例では二つの
高周波ピックアップ38をブラケット体36で挾持する
場合について説明したが、必要に応じて三つ以上の高周
波ピックアップ38を挾持する構造とすることもできる
このようにして完成されたアンテナ組立体70が前述し
た第2図のように、ボルト48.ナツト50によって車
体天井板の内板34に締結固定される。
このため、アンテナ組立体70の取付精度は、ボルト4
8.ナツト50によって任意に調整することができる。
以上によりFM放送周波数の放送波を車体の周縁部に流
れる車体表面電流から確実に検出することができ、この
ときの車体表面電流の向きは第9図から明らかなごとく
その周縁部に沿って流れているので、本実施例において
は前記ループアンテナ46をその長手方向が電流検出片
37の端縁37a、37bに沿って配置されている。
このように、本発明の実施例によれば、重体の周縁部、
特に天井板の周縁部に流れる表面電流を高周波ピックア
ップによって電磁的に検出し、アンテナ装置を全く外部
に露出することなく、高周波帯域での受信を確実に行う
ことが可能となり、また、電流検出片37のそれぞれの
端縁37a。
37bを流れる電流を検出した俊、これらの信号を和合
成することにより出力は二倍となるため、出力感度は6
dB向上することとなる。更に、各ピックアップ38に
異なる受信帯域を持たせることで全体として受信帯域の
拡大を図ることができる。
以上の実施例においては、高周波ピックアップとして電
磁結合型ピックアップが用いられているが、本発明は車
体周縁部の表面電流を検出して外来波を受信するアンテ
ナ装置を得たものであり、高周波ピックアップとしては
、前記電磁結合型ばかりでなく静電結合型ピックアップ
も同様に使用可能である。
静電結合型ピックアップの場合、前述した各図における
金属車体の周縁部の長手方向に沿って空気層あるいは絶
縁板を介して検出電極を配置し、ヒンジの表面と検出電
極との間に形成される静電容量を介して高周波表面電流
が検出電極側に取出され、これによって所望の帯域にお
ける高周波信号を取出すことが可能となる。
更に、本発明においては、高周波ピックアップとしてフ
ェライト芯コイル型ピックアップを用いることも可能で
あり、前述したリアウィンドフレーム、ヘッダインナパ
ネルあるいはフェンダに対してその周縁部を流れる車体
表面電流に沿ってフェライトコアの長手方向を一致させ
た状態で近接配置し、このフェライトコアに巻回したコ
イルにより誘74電流を取出すことが可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、比較的高周波帯
域、例えばFM周波数帯域以上の放送波に対して車体の
特定個所、特に車体周縁部に発生する高周波表面電流を
複数のピックアップで検出すると共に、このピックアッ
プを含むアンテナ組立体を予め形成しておき、これを車
体に固定することにより、放送波に対して高密度でかつ
ノイズの少ない良質な検出作用を行うことができ、また
、受信帯域の拡大を図ることができる。更に、高周波ピ
ックアップの取付は作業の均一化と取付は誤差による出
力のバラツキの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動車用アンテナ装置のアンテナ
組立体の概略斜視図、 第2図はアンテナ組立体が車体天井板に取付けられた状
態を示ず要部断面図、 第3図はブラケット体とその内側に設けられた電流検出
片との組立時の位置関係を示す斜視図、第4図は外来波
Wによって車体已に生じる表面電流Iを示す説明図、 第5図は本発明において用いられる高周波ビッツアップ
と同様のプローブを用いて車体表面電流の分布を知るた
めのプローブ及びその処理回路の説明図、 第6図は表面電流■とビックアップルーブアンテナとの
電磁結合状態を示す説明図、 第7図は第6図におけるループアンテナの指向特性を示
す説明図、 第8図は表面電流強度の分布特性を示す説明図、第9図
は表面電流の向きを示す説明図、第10.11.12図
はそれぞれ第18図における車体の縦断線に沿“った車
体表面電流分布を示す特性図である。 32 ・・・ 外板 34 ・・・ 内板 36 ・・・ ブラケット体 37 ・・・ 電流検出片 37a、37b  ・−・ 端縁 38 ・・・ 高周波ピックアップ 42 ・・・ ループアンテナ 46 ・・・ 支持金具 70 ・・・ アンテナ組立体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自動車の車体周縁部にその長手方向に沿って近接
    配置され、放送波によって車体に誘起され該車体周縁部
    に集中して流れる高周波表面電流を検出する少なくとも
    二つの高周波ピックアップと、車体から分離され一端が
    車体の周縁部に締結固定される車体接続片と支持金具と
    を有し前記高周波ピックアップを挾持するブラケット体
    と、該ブラケット体の内側に設けられ前記高周波ピック
    アップのループアンテナに対峙する車体周縁部を形成す
    る電流検出片と、を含み、前記高周波ピックアップ、ブ
    ラケット体及び電流検出片にてアンテナ組立体が構成さ
    れ、前記車体接続片を車体に固定することにより前記ア
    ンテナ組立体が車体に一体化されるようにしたことを特
    徴とする自動車用アンテナ装置。
JP25034684A 1984-11-15 1984-11-26 自動車用アンテナ装置 Pending JPS61127206A (ja)

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DE8585308295T DE3576615D1 (de) 1984-11-15 1985-11-14 Kraftfahrzeugantennensystem.
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JPS61127206A true JPS61127206A (ja) 1986-06-14

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