JPS61120280A - 画像処理システムのコマンド処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、利用者がＣＲＴ端末に向かって画像データの
加工、修正、蓄積、検索等を行なう画像処理計算機シス
テムに係り、特にコマンドに応じた処理ノウハウを徐々
に蓄積することに好適なコマンド処理方式に関する。

〔発明の背景〕

従来の画像処理システムでは、例えば、「エツジ抽出」
、「フィルタリング」、「コントラスト強調」等の処理
を順次実行する際、それぞれの処理コマンドと共にパラ
メータ値を入力する方式を採っている９画像処理におい
ては、原画像データに数種の処理を連続して施すことが
多いが、ある処理の結果によっては、次に予定した処理
を進めずに、直前の処理をキャンセルして、パラメータ
を変更した上で再度実行する必要が生じることもある。

従来の方式において、数種の処理を自動的に連続実行し
ようとすると、キーボード等からの入力コマンドとパラ
メータ値をセットにして、磁気ディスク等の記憶装置に
記憶する。いわゆるコマンドプロシジャファイル（ｃｏ
ｍｍａｎｄ　ｐｒｏｃｅｄｕｒｅｆｉｌｅ）を作成し、
逐次その内容を読み出して処理することになる。この方
式では、上述したある処理の結果に対する判断を加えた
上で次の処理を行なうか、パラメータを変更して処理を
再実行するかなど、処理の流れを、状況に応じて制御す
ることは不可能であった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上述した従来方式の欠点を克服し、画
像処理システムにおける処理コマンドの連続実行におい
て、ある処理の結果によって次に実行すべき処理を決定
することを可能にすること。

、および処理の流れを変更した時の判断結果をシステム
内に記憶することにより、システム利用者の有するノウ
ハウの蓄積を可能にするコマンド処理方式を提供するこ
とにある。

〔発明の概要〕 上記目的を達成するため１本発明による画像処理システ
ムにおいては、従来からのコマンド、パラメータの記憶
ファイル（コマンドプロシジャファイル）に加え、個々
の処理結果に対する評価値によって次の処理を決定する
ルールを記述した記憶ファイル（ノウハウファイル）、
および処理結果についての評価を行なう評価計算ルーチ
ンを保有させるとともに、評価結果により予定した制御
フローを変更する場合には、その度に利用者の確認を求
める方式とし、その際の利用者の判断結果を逐次、ノウ
ハウファイルに蓄積するようにした点に特徴がある。

〔発明の実施例〕

以下２本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は、本発明を実施するための計算機システムの構
成図である。第１図において、１０１はコマンドを入力
するとともに１画像データの処理結果を確認、モニター
するＣＲＴ端末、１０２はデータ処理を行う演算処理装
置、１０３は１例えば磁気ディスク等の補助記憶装置で
あって、コマンドプロシジャファイル、ノウハウファイ
ル、処理プログラム、画像データ等を格納するために用
いられる。また、１０４は主記憶装置であり、基本とな
る処理プログラムの格納、各種演算処理プログラムの一
時的格納と処理の実行等に使用される。

第２図は、第１図のシステムにおける機能分担を説明し
たものである。システムの利用者は、端末２０１から、
コマンドを入力し必要な処理を実行する６コマンド解釈
部２０２では、要求内容を解釈し、連続処理の要求であ
れば、コマンドプロシジャファイル２０３の内容を参照
し、順次、コマンドプログラム２０６を呼び出し、対応
するコマンド処理プログラム２０７を実行する。ある処
理が終了した後、ノウハウファイル２０４に、該処理結
果についての記載の有無を調べ、記載がある場合には、
ユーザ定義プログラム２０５より、対応する計算ルーチ
ンを呼び出す。評価結果によって、コマンドプロシジャ
に記載された次の処理へ移行するか、利用者の判断を要
求するかを決定する。

第３図は、上述の処理をさらに具体的に示すために、フ
ローチャート形式で表わしたものである。

まず、コマンドプロシジャを探索（ステップ３０１）し
、実行コマンドの有無を確認（ステップ３０２）する、
実行コマンドがなければ処理を終了する（ステップ３１
１）が、実行コマンドがあれば、その実行へ進む（ステ
ップ３０３）、例えば、その処理が「コントラスト強調
」であったとする。

ある画像データにコントラスト強調処理を施し、処理画
像データが得られたとする。次に実行する処理がコント
ラストの強調された画像についての「エツジ強調」処理
であったとする。本発明においては、「エツジ強調」処
理に進む前に、ノウハウファイルを探索し「コントラス
ト強調」処理に関する記述の有無を調べる（ステップ３
０４）。

ノウハウファイルに記述が無ければ、従来方式と同様、
次の処理へ自動的に移行するが、記述が見出された場合
、単純に次の処理へは移行しない。

例えば、「コントラスト強調処理」に関し１次のルール
がノウハウファイルに記載されていたとする。

（コントラスト強調。

（ＩＦ（最高濃度−最低濃度）　＜０．４Ｔ）ＩＥＮ　
　パラメータ　Ｐ、＝Ｐ１　＋ΔＰ１再実行、確認要） （濃度計算ルーチン）） 上述のルールの意味は、次の通りである。コントラスト
強調処理を実行した場合に、その結果のデータで最高濃
度と最低濃度の差が０．４　より小さいような場合は、
その処理データを使ってさらに次の処理を実行しても意
味のないことが多い。

そのような場合は、コントラスト強調処理ルーチンで使
用するパラメータＰ１の値をΔＰ１だけ増加して、再実
行してみる必要がある。また、このルールを評価するた
めには、該画像データに対して、濃度計算ルーチンを実
行して、最高濃度および最低濃度を算出せよ、というル
ールである。この例のように評価プログラムを実行しく
ステップ３０５）、評価項目をチェック（ステップ３０
６）した結果、再実行すべきと判断された場合にも。

直ちにそれにより再実行に移るのでなく、上述の例のよ
うにルール中に「確認要」の記載がある場合は、利用者
に確認を要求（ステップ３０７）する、利用者は、上側
の場合、コントラスト強調処理を行なった画像を見て、
ルールに記載された処理ノウハウ通り、次のエツジ抽出
への移行に問題があると判断した場合（ステップ３０８
）その意図をシステム側に、キーボード入力等を通じて
応答する。その場合、システムは、コントラスト強肩に
ついて、ノウハウファイルのルール記載内容の指示に従
って（ステップ３０９）、パラメータを修正して再度実
行する。ルール内容によっては。

この段階で処理を中止する場合もあり、その処理は単に
直前の処理の再実行に限定されるものではない、もし、
上述と異なり、ノウハウファイル中のルールに反して、
利用者が、コントラスト強調で得られている画像で問題
がないと判断したときには、対応するノウハウファイル
中の記載を修正（ステップ３１０）Ｌ、、次の処理、（
この場合エツジ強調処理）へ移゛る。この例で、得られ
たコントラスト強調画像の最高濃度と最低濃度の差が０
．３であり、それにもかかわらず利用者が、それで良し
としたならば、前記ルール中の判断パラメータ０．４　
を０．３　に変更することになる。その上で、処理はコ
マンドプロシジャ探索処理（ステップ３０１）へ復帰す
る。この結果、次に同様の処理を行なった場合には、濃
度差が０．３　以上のデータは、自動的にエツジ抽出処
理へと処理を進めることができるようになる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、処理ノウハウを
単に固定的にルールとして扱って処理の流れを制御する
のでなく、新たに得られたデータに対して、利用者の判
断を加える手続きを採用することにより、ノウハウファ
イル中のルールを逐次メンテナンスすることが可能とな
る。これにより、システム利用者が有する処理ノウハウ
を徐々にシステム側に移植することができ、一種の学習
効果を備えた画像処理システムを実現することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す計算機システムの構成
図、第２図は本発明を実施するために必要となる機能モ
ジュールとその関連を表わした図。 第３図は本発明を実施する際の処理手順を示すフ■　１
　　巳 ％ｚ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、画像データの加工、修正、蓄積、検索等の処理を行
   なうシステムにおいて、処理要求コマンドごとに処理結
   果を判断して、次のコマンドの実行に移行すべきか否か
   を決定して処理の流れを制御する処理と、該制御による
   処理結果に対する判断基準をメモリに蓄積する処理と、
   上記処理結果をもとに上記蓄積された判断基準に対応し
   た項目についての評価指標を作成する処理とからなるこ
   とを特徴とする画像処理システムのコマンド処理方式。 ２、上記評価指標を作成する処理は、処理結果の判断結
   果が次の処理に進むことを否定するものであつた場合に
   、システム使用者が介入して処理の続行か否かを判断し
   、続行の場合には、今回得られた評価指標により判断基
   準の記述を修正する学習機能を含むことを特徴とする第
   １項の画像処理システムのコマンド処理方式。