JPS6111672B2 - - Google Patents
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- JPS6111672B2 JPS6111672B2 JP7704580A JP7704580A JPS6111672B2 JP S6111672 B2 JPS6111672 B2 JP S6111672B2 JP 7704580 A JP7704580 A JP 7704580A JP 7704580 A JP7704580 A JP 7704580A JP S6111672 B2 JPS6111672 B2 JP S6111672B2
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Landscapes
- Spray Control Apparatus (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塗装装置に関する。
例えば自動車車体の上塗スプレー塗装において
一般に使用されている塗装装置は第1図に示すよ
うなものであり、ペイントタンク1a内に溶剤に
より粘度調整されて収納されたA色塗料を圧送ポ
ンプ3aによりフイルタ4、循環路5aを介して
循環し、該循環塗料の一部を分岐管6a、レギユ
レータ7を介してスプレーガン8aに送給すると
ともにエアポイプ9からエアを分岐パイプ11
a、トランスホーマ12を介して前記スプレーガ
ン8aに送給するよう構成してある。尚図中14
は前記循環塗料の脈動を吸収するサージチヤンバ
ーであり、15aは前記圧送ポンプ3aに動力用
としてのエアーを送給する分岐パイプ、16は該
分岐パイプに介装したレギユレータである。また
B色塗料に係るペイントタンク、圧送ポンプ、循
環路、塗装ガン、等に関してはA色塗料に係るも
のと同様なものを第1図において並列的に配設す
ればよいので図示を省略する。
一般に使用されている塗装装置は第1図に示すよ
うなものであり、ペイントタンク1a内に溶剤に
より粘度調整されて収納されたA色塗料を圧送ポ
ンプ3aによりフイルタ4、循環路5aを介して
循環し、該循環塗料の一部を分岐管6a、レギユ
レータ7を介してスプレーガン8aに送給すると
ともにエアポイプ9からエアを分岐パイプ11
a、トランスホーマ12を介して前記スプレーガ
ン8aに送給するよう構成してある。尚図中14
は前記循環塗料の脈動を吸収するサージチヤンバ
ーであり、15aは前記圧送ポンプ3aに動力用
としてのエアーを送給する分岐パイプ、16は該
分岐パイプに介装したレギユレータである。また
B色塗料に係るペイントタンク、圧送ポンプ、循
環路、塗装ガン、等に関してはA色塗料に係るも
のと同様なものを第1図において並列的に配設す
ればよいので図示を省略する。
しかして叙上のような塗装装置を使用してスプ
レー塗装を行うには外気温度の変動により塗料の
霧化状態がわるくなること等に対する対策が必要
となる。例えば冬期にあつては前記塗料タンク1
aの外周に設けた温水ジヤケツト17aに温水を
供給して同タンク内の塗料を加温することにより
外気温度の低下に伴う塗料の粘度上昇を防止し、
或いは塗料固形分に対する溶剤の量を増大させる
とともに低沸点の溶剤を使用する等の対策を講
じ、更にまたその日の天候或いは時間帯による温
度変化による塗料の粘度の変動に対しては前述し
た対策に加えて作業員がスプレーガン8aの塗料
調整ねじ18、エア調整ねじ19を調整してスプ
レーガン8aから吐出する塗料、エアーの流量を
それぞれコントロールしながら塗装ガン8aの運
用速度を変えるという煩雑な対策を講じていた。
しかしながら近時工業用ロボツト等の利用による
自動スプレー塗装が実用化されるにおよび前述し
たような塗料の粘度変動に伴う塗装ガンの調整を
行うことが困難であるという問題点が生じ、作業
員による塗装ガンの調整に代る対策が要求される
に至つた。本発明は、叙上の点に鑑みなされたも
のであり、スプレーガンから吐出さるべき塗料の
粘度の変動に応じて前記塗料を加温或いは冷却し
て塗料粘度をスプレー粘度に粘調することによ
り、前記問題点を解決して外気温度の変動にかか
わらず常に良好な塗料の霧化状態を確保すること
を目的としている。
レー塗装を行うには外気温度の変動により塗料の
霧化状態がわるくなること等に対する対策が必要
となる。例えば冬期にあつては前記塗料タンク1
aの外周に設けた温水ジヤケツト17aに温水を
供給して同タンク内の塗料を加温することにより
外気温度の低下に伴う塗料の粘度上昇を防止し、
或いは塗料固形分に対する溶剤の量を増大させる
とともに低沸点の溶剤を使用する等の対策を講
じ、更にまたその日の天候或いは時間帯による温
度変化による塗料の粘度の変動に対しては前述し
た対策に加えて作業員がスプレーガン8aの塗料
調整ねじ18、エア調整ねじ19を調整してスプ
レーガン8aから吐出する塗料、エアーの流量を
それぞれコントロールしながら塗装ガン8aの運
用速度を変えるという煩雑な対策を講じていた。
しかしながら近時工業用ロボツト等の利用による
自動スプレー塗装が実用化されるにおよび前述し
たような塗料の粘度変動に伴う塗装ガンの調整を
行うことが困難であるという問題点が生じ、作業
員による塗装ガンの調整に代る対策が要求される
に至つた。本発明は、叙上の点に鑑みなされたも
のであり、スプレーガンから吐出さるべき塗料の
粘度の変動に応じて前記塗料を加温或いは冷却し
て塗料粘度をスプレー粘度に粘調することによ
り、前記問題点を解決して外気温度の変動にかか
わらず常に良好な塗料の霧化状態を確保すること
を目的としている。
以下本発明の実施例を第2図に参照しつつ説明
するが第1図についてすでに述べたものについて
は同符号を附し説明を省略する。
するが第1図についてすでに述べたものについて
は同符号を附し説明を省略する。
第2図において、A色塗料の循環路5a、B色
塗料の循環路5bからそれぞれ分岐すると共に例
えば銅製のコイル管6a′,6b′を途中に介装して
なる分岐管6a,6bをカラーチエンジヤー20
のA色およびB色のカラー弁20a,20bに連
結する。そして前記分岐管6a,6bには熱交換
器22を介装する。即ち本実施例では熱交換器2
2を前記コイル管6a′,6b′と温水槽24と温水
源26と該温水源から温水Hを温水槽24に送給
するポンプ27と配管28と同温水槽24からオ
ーバーフロー槽23にオーバーフローした温水H
を前記温水源26に送給するポンプ29と配管3
1とを主要素として構成する。
塗料の循環路5bからそれぞれ分岐すると共に例
えば銅製のコイル管6a′,6b′を途中に介装して
なる分岐管6a,6bをカラーチエンジヤー20
のA色およびB色のカラー弁20a,20bに連
結する。そして前記分岐管6a,6bには熱交換
器22を介装する。即ち本実施例では熱交換器2
2を前記コイル管6a′,6b′と温水槽24と温水
源26と該温水源から温水Hを温水槽24に送給
するポンプ27と配管28と同温水槽24からオ
ーバーフロー槽23にオーバーフローした温水H
を前記温水源26に送給するポンプ29と配管3
1とを主要素として構成する。
カラーチエンジヤ20の選択塗料吐出口20s
に接続した管路34の端末にはカツプリング35
を介して可撓性管36を接続すると共に該可撓性
管36の端末をオートエアスプレーガン38の塗
料コネクシヨンに締結し、また前記管路34には
エア式或いは電磁式(防爆タイプ)の2ポート2
位置切換弁39とバイパス管路40とを設け、更
に前記スプレーガン38に連結されたエア分岐管
11aにも切換弁37を設ける。本実施例では第
1の粘度検出器をニツケル測温体等の測温抵抗体
を有する感温部50と前記感温部50に外部配線
52を介して連結した比例式温度調節器54とで
主構成され前記比例式温度調節器は感温部50か
らの温度信号としての電圧信号と後述するように
して設定した所定温度に相応する電圧との差を算
出して出力する公知のものである。この場合前記
比例式温度調節器のダイヤル式設定針56に対応
して作成された設定温度目盛板57の各目盛の温
度を第3図に示す特定の上塗り塗料の粘度、温度
曲線(この曲線は日本油脂製メラミNo.1につい
てのもの)によりそれぞれ粘度に換算してこの換
算値を前記各温度に対応して記入するようにして
おくことが好ましい。そして感温部50を前記バ
イパス管路40に介装すると共に前記外部配線5
2には電磁式のスイツチ60を介装し、該スイツ
チのソレノイドコイルには前記切換弁39の操作
用配線62から分岐した配線64を結線する。6
5は前記比例式温度調節器54に操作電圧を印加
するための配線、66は同調節器54の出力信号
用の配線であり、端末を可逆転モータ68に結線
する。69は前記モータ68の動力用配線であり
前記配線66に内部配線する。また70は前記モ
ータ68の出力アームに連結したリンケージであ
り、該リンンケージ70を流量制御弁80の弁軸
に連結して前記モータ68とともに全体として制
御手段を構成する。またスプレーガン38が作動
していない場合にあつても温水槽24の温水Hを
設定温度に保つ必要があるので、前記温水槽にも
第2の粘度検出器として、センサーロツド71を
温水Hに接触させるようにして感温部72を設
け、比例式温度調節器74の外部配線75を前記
感温部72に連結し、該配線75にも前述したス
イツチ60を介造させるとともに調節器74の出
力配線76を前記配線66に接続する。
に接続した管路34の端末にはカツプリング35
を介して可撓性管36を接続すると共に該可撓性
管36の端末をオートエアスプレーガン38の塗
料コネクシヨンに締結し、また前記管路34には
エア式或いは電磁式(防爆タイプ)の2ポート2
位置切換弁39とバイパス管路40とを設け、更
に前記スプレーガン38に連結されたエア分岐管
11aにも切換弁37を設ける。本実施例では第
1の粘度検出器をニツケル測温体等の測温抵抗体
を有する感温部50と前記感温部50に外部配線
52を介して連結した比例式温度調節器54とで
主構成され前記比例式温度調節器は感温部50か
らの温度信号としての電圧信号と後述するように
して設定した所定温度に相応する電圧との差を算
出して出力する公知のものである。この場合前記
比例式温度調節器のダイヤル式設定針56に対応
して作成された設定温度目盛板57の各目盛の温
度を第3図に示す特定の上塗り塗料の粘度、温度
曲線(この曲線は日本油脂製メラミNo.1につい
てのもの)によりそれぞれ粘度に換算してこの換
算値を前記各温度に対応して記入するようにして
おくことが好ましい。そして感温部50を前記バ
イパス管路40に介装すると共に前記外部配線5
2には電磁式のスイツチ60を介装し、該スイツ
チのソレノイドコイルには前記切換弁39の操作
用配線62から分岐した配線64を結線する。6
5は前記比例式温度調節器54に操作電圧を印加
するための配線、66は同調節器54の出力信号
用の配線であり、端末を可逆転モータ68に結線
する。69は前記モータ68の動力用配線であり
前記配線66に内部配線する。また70は前記モ
ータ68の出力アームに連結したリンケージであ
り、該リンンケージ70を流量制御弁80の弁軸
に連結して前記モータ68とともに全体として制
御手段を構成する。またスプレーガン38が作動
していない場合にあつても温水槽24の温水Hを
設定温度に保つ必要があるので、前記温水槽にも
第2の粘度検出器として、センサーロツド71を
温水Hに接触させるようにして感温部72を設
け、比例式温度調節器74の外部配線75を前記
感温部72に連結し、該配線75にも前述したス
イツチ60を介造させるとともに調節器74の出
力配線76を前記配線66に接続する。
次に作用を冬期における場合を例として説明す
る。
る。
まず比例式温度調節器54のダイヤル式設定針
56を回転して途料粘度を例えば36秒(第3図
における塗料温度20℃に対応)に設定する。そし
てA色塗装中の状態にあつてはA色カラー弁20
aと切換弁39とが開いているとともにスイツチ
60では外部配線52に係る接点60イが閉じか
つ外部配線75に係る接点60ロが開いている。
56を回転して途料粘度を例えば36秒(第3図
における塗料温度20℃に対応)に設定する。そし
てA色塗装中の状態にあつてはA色カラー弁20
aと切換弁39とが開いているとともにスイツチ
60では外部配線52に係る接点60イが閉じか
つ外部配線75に係る接点60ロが開いている。
この状態においては比例式温度調節器54が感
温部50の感知したバイパス管路40を通過中の
A色塗料温度(TA℃)を外部配線52、スイツ
チ60を介して入力電圧VAとして取得し、該入
力電圧VAと前記設定粘度36秒即ち設定温度20℃
に相当する設定電圧V20との偏差VA−V20を制御
信号としてモータ68に配線66を介して出力す
る。従つてモータ68はこの制御信号が零になる
まですなわち前記偏差が零になるまでその出力ア
ームが作動してリンケージ70を介して流量制御
弁80の開度を制御する。これにより温水源26
から温水槽24に流入する例えば24℃の温水の流
量が制御され熱交換器後流の塗料温度(粘度)が
設定温度(設定粘度)例えば20℃(スプレー粘度
36秒)に調整される。即ちA色塗料は循環路5a
から分岐管6aに外気温度(冬期)により冷却さ
れつつ(即ち増粘されつつ)流入し、レギユレー
タ7により圧力規制されたのちコイル管6a′の流
通過程で温水槽24の温水(本実施例では24℃)
により20℃に加温されたのち、即ちスプレー粘度
36秒(第3図による換算値)に粘調されたのち、
順次A色カラー弁20a、管路34とバイパス管
路40、切換弁39、可撓性管36を通過し、前
記スプレーガン38に送給されるとともに前述し
たようにして分岐パイプ11a、切換弁37等を
介して送給されたエアーにより霧化されて前記ガ
ン38から噴射する。
温部50の感知したバイパス管路40を通過中の
A色塗料温度(TA℃)を外部配線52、スイツ
チ60を介して入力電圧VAとして取得し、該入
力電圧VAと前記設定粘度36秒即ち設定温度20℃
に相当する設定電圧V20との偏差VA−V20を制御
信号としてモータ68に配線66を介して出力す
る。従つてモータ68はこの制御信号が零になる
まですなわち前記偏差が零になるまでその出力ア
ームが作動してリンケージ70を介して流量制御
弁80の開度を制御する。これにより温水源26
から温水槽24に流入する例えば24℃の温水の流
量が制御され熱交換器後流の塗料温度(粘度)が
設定温度(設定粘度)例えば20℃(スプレー粘度
36秒)に調整される。即ちA色塗料は循環路5a
から分岐管6aに外気温度(冬期)により冷却さ
れつつ(即ち増粘されつつ)流入し、レギユレー
タ7により圧力規制されたのちコイル管6a′の流
通過程で温水槽24の温水(本実施例では24℃)
により20℃に加温されたのち、即ちスプレー粘度
36秒(第3図による換算値)に粘調されたのち、
順次A色カラー弁20a、管路34とバイパス管
路40、切換弁39、可撓性管36を通過し、前
記スプレーガン38に送給されるとともに前述し
たようにして分岐パイプ11a、切換弁37等を
介して送給されたエアーにより霧化されて前記ガ
ン38から噴射する。
またA色からB色にカラーチエンジする前段に
あつてはカラー弁20bが閉じているためB色塗
料はコイル管6b′内に滞溜し、このため同管内の
B色塗料温度は温水槽24の温水Hの温度(例え
ば前記24℃)程度迄上昇する一方温水槽24の出
口からカラー弁20bに至る管路内のB色塗料は
滞留中に外気により冷却されていることになる
が、実際上は管路外周に断熱材が巻装してあるこ
とおよび該管路長は短く設定してあるため同管路
内の冷却塗料の大部分はカラーチエンジ工程の捨
て吹き用に使用されるので実質的な悪影響が少
く、またカラーチエンジに先だちカラー弁後流の
シンナー洗滌、エアーブローがなされる関係上前
記コイル管6b′に滞溜して温度が24℃程度迄上昇
した塗料もカラーチエンジ弁20b後流において
22℃程度迄冷却されるので実用上の支障とはなら
ない。次に1直から2直に交代する場合等の比較
的長いスプレー休止期間にあつては、切換弁39
が閉となり、同切換弁39に対する制御信号が配
線64を介してスイツチ60のソレノイド部にも
入力されるのでスイツチ60の接点60イが開と
なりかつ接点60ロが閉となる。そしてこの場合
にあつては比例式温度調節器74を例えば前述し
たような設定粘度に対応する温度20℃に設定して
おけば、感温部72の感知した温水槽24の温水
Hの温度と前記設定温度20℃との偏差に相当する
制御信号が温度調節器74から配線76を介して
モータ68に出力するので前述したと同様な過程
を経て流量制御弁80の開度が制御される結果、
温水槽24の温水Hの温度はスプレー休止期間中
にあつては20℃に保たれることになる。
あつてはカラー弁20bが閉じているためB色塗
料はコイル管6b′内に滞溜し、このため同管内の
B色塗料温度は温水槽24の温水Hの温度(例え
ば前記24℃)程度迄上昇する一方温水槽24の出
口からカラー弁20bに至る管路内のB色塗料は
滞留中に外気により冷却されていることになる
が、実際上は管路外周に断熱材が巻装してあるこ
とおよび該管路長は短く設定してあるため同管路
内の冷却塗料の大部分はカラーチエンジ工程の捨
て吹き用に使用されるので実質的な悪影響が少
く、またカラーチエンジに先だちカラー弁後流の
シンナー洗滌、エアーブローがなされる関係上前
記コイル管6b′に滞溜して温度が24℃程度迄上昇
した塗料もカラーチエンジ弁20b後流において
22℃程度迄冷却されるので実用上の支障とはなら
ない。次に1直から2直に交代する場合等の比較
的長いスプレー休止期間にあつては、切換弁39
が閉となり、同切換弁39に対する制御信号が配
線64を介してスイツチ60のソレノイド部にも
入力されるのでスイツチ60の接点60イが開と
なりかつ接点60ロが閉となる。そしてこの場合
にあつては比例式温度調節器74を例えば前述し
たような設定粘度に対応する温度20℃に設定して
おけば、感温部72の感知した温水槽24の温水
Hの温度と前記設定温度20℃との偏差に相当する
制御信号が温度調節器74から配線76を介して
モータ68に出力するので前述したと同様な過程
を経て流量制御弁80の開度が制御される結果、
温水槽24の温水Hの温度はスプレー休止期間中
にあつては20℃に保たれることになる。
尚本実施例では2色の塗装系について述べたが
多色の塗装系についても適用できるものであり、
更に制御精度を向上させる必要がある場合には各
色毎の塗料分岐管6a,6bにそれぞれ温水槽を
設け、温度調節器54、流量制御弁80等を各槽
別に設けることもできる。また夏期にあつては温
水源26を冷水源とし、温水槽24を冷水槽とす
ることができること明らかである。
多色の塗装系についても適用できるものであり、
更に制御精度を向上させる必要がある場合には各
色毎の塗料分岐管6a,6bにそれぞれ温水槽を
設け、温度調節器54、流量制御弁80等を各槽
別に設けることもできる。また夏期にあつては温
水源26を冷水源とし、温水槽24を冷水槽とす
ることができること明らかである。
次に第二実施例を第4図を参照しつつ説明す
る。
る。
第一実施例と同じ部分については一部図示を省
略し或いは前記第一実施例を同符号を附し説明を
省略する。
略し或いは前記第一実施例を同符号を附し説明を
省略する。
第4図に於ても熱交換器22は第一実施例と同
様に構成するが温水源26を水槽90に変更す
る。そして前述した第一実施例と同様に第1、第
2の粘度検出器の感温部その他スイツチ等を配置
してなる比例式温度調節器54,74(第2図)
の出力配線66,76を双互に(M)点で結線し
た出力配線92を可逆転モータ94に結線すると
ともに同モータ94の出力アームをリンケージ9
6を介して混合型三方弁98に連結し、かつ該混
合型三方弁98の冷水入口フランジ98cに冷水
源から一定温度の冷水を供給する冷水供給管99
に連結するとともに同弁98の温水入口フランジ
98Hに一定温度の温水源から温水を供給する温
水供給管101に連結する。
様に構成するが温水源26を水槽90に変更す
る。そして前述した第一実施例と同様に第1、第
2の粘度検出器の感温部その他スイツチ等を配置
してなる比例式温度調節器54,74(第2図)
の出力配線66,76を双互に(M)点で結線し
た出力配線92を可逆転モータ94に結線すると
ともに同モータ94の出力アームをリンケージ9
6を介して混合型三方弁98に連結し、かつ該混
合型三方弁98の冷水入口フランジ98cに冷水
源から一定温度の冷水を供給する冷水供給管99
に連結するとともに同弁98の温水入口フランジ
98Hに一定温度の温水源から温水を供給する温
水供給管101に連結する。
また前記弁98の出口側フランジ98Mと前記
水槽90とを水管102により連結する。尚図中
93は前記モータ94の動力用入力配線であり、
前記配線92に内部配線する。
水槽90とを水管102により連結する。尚図中
93は前記モータ94の動力用入力配線であり、
前記配線92に内部配線する。
次に作用を説明するに前記第一実施例における
偏差(VA−V20)を第一実施例と同じ比例式温度
調節器54から制御信号としてモータ94に配線
66,92を介して入力することにより前記混合
型三方弁98の入口側冷水弁と入口側温水弁との
開度を制御するものであり、これにより該混合型
三方弁98から水槽90を流入する水温が前記偏
差(VK−V20)を零にするように制御される結
果、例えば夏期にあつてはこのようにして制御さ
れた温度の冷却水が水槽90からポンプ27、配
管28を介して一定流量で槽22に送給され、こ
れにより槽22における水温が16℃となり、外気
温度(例えば30℃)により粘度降下した塗料が前
記16℃の冷水Hにより前記第一実施例でのべたコ
イル管6aを通過する過程において20℃に冷却
(換言すれば第3図を参照してスプレー粘度36秒
に粘調)される。
偏差(VA−V20)を第一実施例と同じ比例式温度
調節器54から制御信号としてモータ94に配線
66,92を介して入力することにより前記混合
型三方弁98の入口側冷水弁と入口側温水弁との
開度を制御するものであり、これにより該混合型
三方弁98から水槽90を流入する水温が前記偏
差(VK−V20)を零にするように制御される結
果、例えば夏期にあつてはこのようにして制御さ
れた温度の冷却水が水槽90からポンプ27、配
管28を介して一定流量で槽22に送給され、こ
れにより槽22における水温が16℃となり、外気
温度(例えば30℃)により粘度降下した塗料が前
記16℃の冷水Hにより前記第一実施例でのべたコ
イル管6aを通過する過程において20℃に冷却
(換言すれば第3図を参照してスプレー粘度36秒
に粘調)される。
尚第一、第二実施例とも第1、第2の粘度検出
器としては塗料温度と塗料粘度との関係を媒介に
して直接的には温度を計測するものを用いたが例
えば回転粘度計により塗料の粘度を回転トルクを
媒介にして計測することもできるが、この場合に
あつても回転粘度計により計測した粘度をフオー
ドカツプ#4の粘度に換算することが好ましい。
また塗料として水溶性塗料を用いる場合にあつて
は前記開閉弁39のソレノイド、モータ68等を
防爆タイプにする必要がなく、この場合にあつて
は前記実施例における熱交換器を所定長の塗料分
岐管に間隔をおいて巻装した電熱コイルと該電熱
コイルを収納する容器により構成し、制御手段を
粘度計に連動して作動する電流制御装置として構
成することもできる。
器としては塗料温度と塗料粘度との関係を媒介に
して直接的には温度を計測するものを用いたが例
えば回転粘度計により塗料の粘度を回転トルクを
媒介にして計測することもできるが、この場合に
あつても回転粘度計により計測した粘度をフオー
ドカツプ#4の粘度に換算することが好ましい。
また塗料として水溶性塗料を用いる場合にあつて
は前記開閉弁39のソレノイド、モータ68等を
防爆タイプにする必要がなく、この場合にあつて
は前記実施例における熱交換器を所定長の塗料分
岐管に間隔をおいて巻装した電熱コイルと該電熱
コイルを収納する容器により構成し、制御手段を
粘度計に連動して作動する電流制御装置として構
成することもできる。
以上詳細に説明したように本発明にあつては塗
装装置を塗料循環路から分岐して塗装ガンに塗料
を送給する分岐管の途中に介装した熱交換器と、
該熱交換器の後流に設けられて該後流の分岐管内
に存在する塗料の粘度を検出して信号を出力する
第1の粘度検出器と、前記熱交換器に設けられて
該熱交換器内における塗料の粘度を検出して信号
を出力する第2の粘度検出器と、前記第1の粘度
検出器からの信号にもとずき塗料の温度をスプレ
ー粘度に対応するように前記熱交換器での授受熱
量を制御するとともに、前記第2の粘度検出器か
らの信号にもとずき前記熱交換器内に存在する塗
料が所定の粘度を維持できる温度となるように前
記熱交換器での授受熱量を制御する制御手段と、
を備えるように構成してスプレーさるべき塗料の
温度をスプレーガンの前段においてスプレー粘度
に対応するように調整するようにしたため、気温
の変動にかかわらず常に安定かつ良好な塗料の霧
化状態を確保し得たものであり、これにより従来
行なわれたいた季節毎の塗料粘度調整上のわずら
わしい操作や外気温度の変動および比較的長いス
プレー休止期間に応じて行なわれていた技能員に
よるスプレーガンのエアおよび塗料調整ねじに対
する調整作業が必要でなくなり、総じて工業用ロ
ボツト等の自動機をスプレー塗装工程に適用する
に際して極めて好適かつ有効なる塗装装置を提供
し得たものである。
装装置を塗料循環路から分岐して塗装ガンに塗料
を送給する分岐管の途中に介装した熱交換器と、
該熱交換器の後流に設けられて該後流の分岐管内
に存在する塗料の粘度を検出して信号を出力する
第1の粘度検出器と、前記熱交換器に設けられて
該熱交換器内における塗料の粘度を検出して信号
を出力する第2の粘度検出器と、前記第1の粘度
検出器からの信号にもとずき塗料の温度をスプレ
ー粘度に対応するように前記熱交換器での授受熱
量を制御するとともに、前記第2の粘度検出器か
らの信号にもとずき前記熱交換器内に存在する塗
料が所定の粘度を維持できる温度となるように前
記熱交換器での授受熱量を制御する制御手段と、
を備えるように構成してスプレーさるべき塗料の
温度をスプレーガンの前段においてスプレー粘度
に対応するように調整するようにしたため、気温
の変動にかかわらず常に安定かつ良好な塗料の霧
化状態を確保し得たものであり、これにより従来
行なわれたいた季節毎の塗料粘度調整上のわずら
わしい操作や外気温度の変動および比較的長いス
プレー休止期間に応じて行なわれていた技能員に
よるスプレーガンのエアおよび塗料調整ねじに対
する調整作業が必要でなくなり、総じて工業用ロ
ボツト等の自動機をスプレー塗装工程に適用する
に際して極めて好適かつ有効なる塗装装置を提供
し得たものである。
第1図は従来一般に使用されていた塗装装置に
関する説明図、第2図は本発明の第一実施例に関
する全体説明図、第3図は特定の上塗り塗料の温
度−粘度曲線、第4図は第二実施例の要部説明
図。 5a,5b……A色、B色塗料の塗料循環路、
6a,6b……A色、B色塗料の分岐管、22…
…熱交換器、24……温水槽、20……カラーチ
エンジヤ、26……温水源、38……オートエア
スプレーガン、50,72……感温部、60……
スイツチ、54,74……比例式温度調節器、6
8……可逆転モータ、70……リンケージ、80
……流量制御弁、90……水槽、98……混合型
三方弁、99……冷水供給管、101……温水供
給管。
関する説明図、第2図は本発明の第一実施例に関
する全体説明図、第3図は特定の上塗り塗料の温
度−粘度曲線、第4図は第二実施例の要部説明
図。 5a,5b……A色、B色塗料の塗料循環路、
6a,6b……A色、B色塗料の分岐管、22…
…熱交換器、24……温水槽、20……カラーチ
エンジヤ、26……温水源、38……オートエア
スプレーガン、50,72……感温部、60……
スイツチ、54,74……比例式温度調節器、6
8……可逆転モータ、70……リンケージ、80
……流量制御弁、90……水槽、98……混合型
三方弁、99……冷水供給管、101……温水供
給管。
Claims (1)
- 1 塗料循環路から分岐して塗装ガンに塗料を送
給する分岐管の途中に介装した熱交換器と、該熱
交換器の後流に設けられて該後流の分岐管内に存
在する塗料の粘度を検出して信号を出力する第1
の粘度検出器と、前記熱交換器に設けられて該熱
交換器内における塗料の粘度を検出して信号を出
力する第2の粘度検出器と、前記第1の粘度検出
器からの信号にもとずき塗料の温度をスプレー粘
度に対応するように前記熱交換器での授受熱量を
制御するとともに、前記第2の粘度検出器からの
信号にもとずき前記熱交換器内に存在する塗料が
所定の粘度を維持できる温度となるように前記熱
交換器での授受熱量を制御する制御手段と、を備
えることを特徴とする塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7704580A JPS574268A (en) | 1980-06-06 | 1980-06-06 | Painting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7704580A JPS574268A (en) | 1980-06-06 | 1980-06-06 | Painting device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS574268A JPS574268A (en) | 1982-01-09 |
JPS6111672B2 true JPS6111672B2 (ja) | 1986-04-04 |
Family
ID=13622797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7704580A Granted JPS574268A (en) | 1980-06-06 | 1980-06-06 | Painting device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS574268A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5979725U (ja) * | 1982-11-18 | 1984-05-30 | シャープ株式会社 | 室内側ユニツトの取付装置 |
JPS6035787U (ja) * | 1983-08-20 | 1985-03-12 | ナショナル住宅産業株式会社 | 塗料供給装置 |
JPH03154670A (ja) * | 1989-11-07 | 1991-07-02 | Technadyne Eng Corp | 熱硬化材料の溶着システム |
-
1980
- 1980-06-06 JP JP7704580A patent/JPS574268A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS574268A (en) | 1982-01-09 |
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