JPS6111649Y2 - - Google Patents

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JPS6111649Y2
JPS6111649Y2 JP11241479U JP11241479U JPS6111649Y2 JP S6111649 Y2 JPS6111649 Y2 JP S6111649Y2 JP 11241479 U JP11241479 U JP 11241479U JP 11241479 U JP11241479 U JP 11241479U JP S6111649 Y2 JPS6111649 Y2 JP S6111649Y2
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nozzle
sample
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liquid
diluent
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動分析装置に用いるに好適な分注装
置に関するものである。
自動分析装置には、試料分注装置と試薬分注装
置とが使用されている。試料分注装置は、一般に
は1つの分注装置で順次の試料を希釈液と共に反
応容器にデイスクリートに分注するよう構成され
ている。第1図は従来の試料分注装置の構成を示
す線図で、試料吸引位置a、試料吐出位置dおよ
びノズル洗浄位置wにそれぞれ移動可能に配置し
たノズル1は試料分注シリンジ2に連結されてい
ると共に、弁3を経て希釈液分注シリンジ4に連
結されている。またこの希釈液分注シリンジ4は
弁5を経て希釈液を収容する容器6に連結されて
いる。容器6からノズル1の先端までの流路には
希釈液が満たされている。かかる試料分注装置に
おける試料分注操作は、先ずノズル1を試料吸引
位置aに移動させ、弁3を閉じてシリンジ2を作
動させ、試料を空気層を介して所定量吸引すると
共に、弁5を開いてシリンジ4を作動させ、試料
の希釈に使用する分とノズル1の洗浄に使用する
分との希釈液を吸引する。次にノズル1を所定の
吐出位置dに移動させ、弁3を開、弁5を閉とし
てシリンジ2および4を作動させて吸引した試料
および所定量の希釈液を同時に吐出する。その
後、この状態でノズル1を洗浄位置wに移動し
て、更にシリンジ4を作動させ、洗浄液として吸
引した希釈液を吐出する。
すなわち、かかる試料分注装置においては、吸
引した試料を希釈液と共に吐出し、かつ洗浄位置
wにおいて更に希釈液を吐出することにより、ノ
ズル1の内壁に附着残存する試料を洗い流し、コ
ンタミネーシヨンを防ごうとするものである。し
かし、ノズル内壁の残存試料を完全に洗い流すに
は、実際には多量の洗浄液、すなわち希釈液が必
要である。このため、この種の試料分注装置では
必ずしも十分にコンタミネーシヨンを防ぐことは
できず、またこれを満足するためには十分な量の
希釈液をセツトする必要があるため分析装置全体
が大形になる欠点があつた。
一方、従来の自動分析装置に用いられている試
薬分注装置は、1つの試薬に対して1つの分注装
置を設けている。しかし、自動分析装置は、一般
に多項目の分析を同時に行なえるよう構成され、
これに応じて各分析項目に対して使用する試薬を
同時にセツトできるように構成されている。この
場合、各試薬に対してそれぞれ分注装置を設ける
と、装置が複雑かつ大形になる欠点がある。そこ
で、近年では、試薬分注装置として、試料分注装
置と同様に、1つの分注装置で異なる複数種の試
薬をデイスクリートに分注するよう構成したもの
が種々提案されている。第2図は、このような試
薬分注装置の構成を示す線図で、試薬吸引位置
a′で、試薬吐出位置d′およびノズル洗浄位置w′に
それぞれ移動可能に配置したノズル7は弁8を経
てシリンジ9に連結されている。またこのシリン
ジ9は弁10を経て希釈液を収容する容器11に
連結されている。容器11からノズル7の先端ま
での流路には希釈液が満たされている。かかる試
薬分注装置における試薬分注操作は、第1図に示
す試料分注装置における試料分注操作とほぼ同様
であり、先ず弁8を閉、弁10を開としてシリン
ジ9を作動させ、試薬の希釈に使用する分とノズ
ル7の洗浄に使用する分との希釈液を吸引すると
共に、ノズル7を試薬吸引位置a′に移動させ、弁
8を開、弁10を閉としてシリンジ9により空気
層を介して所定量の試薬を吸引する。この状態で
ノズル7を所定の吐出位置d′に移動させて、吸引
した試薬を所定量の希釈液と共に吐出した後、ノ
ズル7を洗浄位置w′に移動して、洗浄用として
吸引した残りの希釈液を吐出する。
すなわち、この試薬分注装置も、第1図に示す
試料分注装置と同様に、吸引した試薬を希釈液と
共に吐出し、かつ洗浄位置w′において更に希釈
液を吐出することにより、ノズル7の内壁に附着
残存する試薬を洗い流してコンタミネーシヨンを
防ごうとするものである。したがつて、この試薬
分注装置においても、必ずしも十分にコンタミネ
ーシヨンを防ぐことができないと共に、またこれ
を満足するためには十分な量の希釈液をセツトす
る必要があるため分析装置全体が大形になる欠点
がある。
本考案の目的は、上述した欠点を除去し、少な
い洗浄液でコンタミネーシヨンを有効に防止でき
るよう適切に構成した分注装置を提供せんとする
にある。
本考案は、先端に空気層を残して予じめ液体を
収容したノズル内に所定量の分注すべき液を吸引
して、吐出するようにした分注装置において、少
く共前記分注すべき液を吐出した後に、前記ノズ
ルに連通する流路の体積を増減させて、ノズル内
に存在する液体と空気との境界面を往復動させて
ノズル内壁を洗浄してから、該ノズル内の液体を
吐出する機構を設けたことを特徴とするのであ
る。
以下図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第3図は本考案分注装置の一例の構成を示す線
図である。本例ではノズル21を試料や試薬(以
下サンプルと称する)を収容するサンプルカツプ
22を具えるサンプル吸引位置、反応容器23を
具えるサンプル吐出位置および洗浄容器24を具
えるノズル洗浄位置にそれぞれ移動可能に保持
し、このノズル21を第1のシリンジ25に連結
すると共に弁26を経て第2のシリンジ27に連
結する。また、この第2のシリンジ27は弁28
を経て希釈液を収容する容器29に連結する。第
1,第2のシリンジ25,27は、それぞれパル
スモータを具える駆動機構30,31によつてそ
のピストン25a,27aの上下動を制御するよ
う構成する。この駆動機構の一例の構成を第4図
AおよびBに示す。
第4図に示す駆動機構は、第2のシリンジ27
を駆動するものであるが、第1のシリンジ25の
駆動機構も第4図と同様に構成することができ
る。第4図Aは正面図、第4図Bは断面図を示
す。第2のシリンジ27は基板32に設けたフオ
ーク状部材33と押えねじ34との間で保持さ
れ、そのピストン27aにはスライダー35を係
合して設ける。スライダー35は一対のガイドレ
ール36a,36bとの間でスライドボール37
を介して上下に移動自在に配置する。また、スラ
イダー35には上下方向に延在してラツク38を
形成する。一方、基板32にはパルスモータ39
を固着して設け、その出力軸39aは基板32に
形成した開口40を通して延在させると共に、そ
の先端部にはピニオンギヤ41を固着し、これを
スライダー35に形成したラツク38に噛合させ
る。また、スライダー35と基板32との間に
は、パルスモータ35のバツクラツシユを吸収す
るためのばね42を設ける。このような駆動機構
31を用いれば、マイクロスイツチ等で停止制御
することなく、パルスモータ39に供給する正逆
方向のパルス数によつて、その回転角度を任意に
コントロールすることができ、これによりピスト
ン27aのストローク長を調整することができ
る。
次に第3図に示す分注装置の動作を第5図を参
照しながら説明する。なお、容器29からノズル
21の先端までの流路には希釈液が満たされてい
るものとする。先ず弁26を閉、弁28を開と
し、駆動機構31を作動させて第2のシリンジ2
7のピストン27aを所定量下降させ、サンプル
の希釈に使用する分とノズル21の洗浄に使用す
る分との希釈液を吸引する。次に、ノズル21が
空気中にある状態で、駆動機構30を作動させて
第1のシリンジ25のピストン25aを若干下降
させ、ノズル21の先端部に空気を吸い込んでか
ら、ノズル21をサンプル吸引位置においてサン
プルカツプ22内のサンプル中に浸漬させ、再び
駆動機構30を作動してピストン25aを所定量
下降させ、所定量のサンプルを吸引する。所定量
のサンプルを吸引した後は、ノズル21をサンプ
ル吐出位置に移動させ、弁26を開、弁28を閉
として、駆動機構30,31を作動してピストン
25aは上死点まで、ピストン27aは希釈液と
して使う分だけ上昇させて、吸引したサンプルを
所定量の希釈液と共に反応容器23に吐出する。
このときノズル21の先端部は、第5図Aに示す
ように、その先端まで希釈液43で満たされてい
るが、その内壁には吸引し吐出したサンプル44
が附着して残つている。
次に、ノズル21を洗浄位置において洗浄容器
24内に侵入し、駆動機構31を作動させ、ピス
トン27aを、希釈液として吐出した位置を上死
点とし、少く共サンプル吸引量に相当するストロ
ークだけ複数回上下動を繰り返し、第5図Bおよ
びCに示すように希釈液43と空気45との境界
面46により残存するサンプル44を剥ぎ落す。
その後、ピストン27aを最上昇位置まで移動し
て、第5図Dに示すように、洗浄分として吸引し
た希釈液43を吐出すると共に、外側から洗浄液
47を吹き付けてノズル21の外壁も洗浄する。
このように、サンプル吐出後、流路の体積を増
減させて希釈液43と空気45との境界面46を
ノズル21の先端部において往復動させると、ノ
ズル21の内壁に附着残存したサンプル44は有
効に剥ぎ落とされる。第6図は本考案による洗浄
効果と第1図および第2図に示す従来の分注装置
における洗浄効果とを比較して示す線図である。
この線図は吸引するサンプル量が50μの場合を
示し、縦軸は前回流した液量に対するコンタミネ
ーシヨンを、横軸はサンプル量に対する洗浄液量
比をそれぞれ示し、直線Aが境界面46を5回往
復動させた本考案による分注装置のコンタミネー
シヨンを、直線Bが従来の分注装置によるコンタ
ミネーシヨンをそれぞれ示している。第6図から
明らかなように本考案によれば少ない洗浄液量で
コンタミネーシヨンを有効に防止することができ
る。したがつて希釈液容器も小さくて済むから分
析装置全体も小形に構成することができる。
第7図は本考案分注装置の他の例の構成を示す
線図である。本例に示す分注装置は、サンプル吸
引位置a、サンプル吐出位置dおよびノズル洗浄
位置wにそれぞれ移動可能なノズル48を弁49
を経てシリンジ50に連結し、このシリンジ50
を弁51を経て希釈液を収容する容器52に連結
したもので、シリンジ50と弁51との間の一部
にゴム管等の容積可変部53を設け、この容積可
変部53を駆動装置54によつて作動させるよう
にしたものである。この分注装置における分注操
作は、第2図の場合とほぼ同様であるが、吸引し
たサンプルを所定量の希釈液と共に吐出した後
に、容積可変部51を作動させて流路の体積を繰
り返し増減させてから、洗浄液分として吸引した
希釈液を吐出する点に特徴がある。このようにす
れば第3図と同様、少ない洗浄液でコンタミネー
シヨンを有効に防止することができる。
なお、本考案は上述した例にのみ限定されるも
のではなく、幾多の変形または変更が可能であ
る。例えば、第3図では2つのシリンジを設けた
が、第7図に示すように1つのシリンジを用い、
これを第4図に示すような駆動機構で、希釈液と
空気との境界面をノズル先端部において繰り返し
往復動させるよう構成することもできる。なお、
所定の吐出位置においてサンプルのみを吐出する
場合においても、本考案を有効に適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は自動分析装置に用いられ
ている従来の試料分注装置および試薬分注装置の
構成をそれぞれ示す線図、第3図は本考案分注装
置の一例の構成を示す線図、第4図AおよびBは
第3図に示すシリンジの駆動機構の一例の構成を
示す正面図および断面図、第5図A,B,Cおよ
びDは本考案分注装置の動作を説明するための線
図、第6図は本考案分注装置と従来の分注装置と
におけるコンタミネーシヨンを比較して示す線
図、第7図は本考案分注装置の他の例の構成を示
す線図である。 21……ノズル、22……サンプルカツプ、2
3……反応容器、24……洗浄容器、25……第
1のシリンジ、25a……ピストン、26,28
……弁、27……第2のシリンジ、27a……ピ
ストン、29……容器、30,31……駆動機
構、32……基板、35……スライダー、36
a,36b……ガイドレール、38……ラツク、
39……パルスモータ、40……開口、41……
ピニオンギヤ、42……ばね、43……希釈液、
44……サンプル、45……空気、46……境界
面、47……洗浄液、48……ノズル、49,5
1……弁、50……シリンジ、52……容器、5
3……容積可変部、54……駆動装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に空気層を残して予じめ液体を収容したノ
    ズル内に所定量の分注すべき液を吸引して、吐出
    するようにした分注装置において、少く共前記分
    注すべき液を吐出した後に、前記ノズルに連通す
    る流路の体積を増減させて、ノズル内に存在する
    液体と空気との境界面を往復動させてノズル内壁
    を洗浄してから、該ノズル内の液体を吐出する機
    構を設けたことを特徴とする分注装置。
JP11241479U 1979-08-17 1979-08-17 Expired JPS6111649Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11241479U JPS6111649Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11241479U JPS6111649Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17

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Publication Number Publication Date
JPS5631359U JPS5631359U (ja) 1981-03-26
JPS6111649Y2 true JPS6111649Y2 (ja) 1986-04-12

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JPH01139897U (ja) * 1988-03-18 1989-09-25

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JPS5631359U (ja) 1981-03-26

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