JPS61114205A - 赤外領域用偏光子 - Google Patents
赤外領域用偏光子Info
- Publication number
- JPS61114205A JPS61114205A JP23634884A JP23634884A JPS61114205A JP S61114205 A JPS61114205 A JP S61114205A JP 23634884 A JP23634884 A JP 23634884A JP 23634884 A JP23634884 A JP 23634884A JP S61114205 A JPS61114205 A JP S61114205A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle
- polarizer
- thetab
- plate
- range
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、赤外領域用偏光子に関するものである。
従来3〜8μmの波長領域に於て使用可能な偏光子とし
ては、 1)Brewster角の特性を用いるもの2)針金格
子の特性を用いるもの があった。
ては、 1)Brewster角の特性を用いるもの2)針金格
子の特性を用いるもの があった。
以下、上記の2方法について説明する。
1)Brewster角の特性を用いるもの透明な物質
にBrewster角θBの入射角を持ち入射した光線
の反射率は、偏光面が入射面に垂直な成分に対しては、
屈折率で決定されるある値をもつが、偏光面が入射面に
平行な成分に対しては0になることをBrewster
の法則と言うが、この法則を利用することにより実現き
れたのがこの方式の偏光子であり、実現方法により2種
類に大別される。
にBrewster角θBの入射角を持ち入射した光線
の反射率は、偏光面が入射面に垂直な成分に対しては、
屈折率で決定されるある値をもつが、偏光面が入射面に
平行な成分に対しては0になることをBrewster
の法則と言うが、この法則を利用することにより実現き
れたのがこの方式の偏光子であり、実現方法により2種
類に大別される。
即ち、
1)反射光線を用いるもの
θBにおけ反射光が、入射面に垂直な完全偏光となるこ
とを用いているが、反射光を用いている為、光路が変わ
ること、及び偏光子のサイズが大きくなることが難点と
なっており、現実的ではない。
とを用いているが、反射光を用いている為、光路が変わ
ること、及び偏光子のサイズが大きくなることが難点と
なっており、現実的ではない。
ii)透過光線を用いるもの
θBにおける透過特性は、古くからよく調べられており
、格子定数より長い波長域の光に対しては、透過光は針
金に垂直な偏光成分だけのほぼ完全な偏光になる。
、格子定数より長い波長域の光に対しては、透過光は針
金に垂直な偏光成分だけのほぼ完全な偏光になる。
この特性を用い対象波長域で使用可能な偏光子として、
実存するものは、例えば、a)Cam−br+dge
Physical 5cien−Ce8のTGP2
28、IGP225、b)S−PECACAnalyt
ical As5o−ciated Lim1te
dの12,000.12.800等がある。
実存するものは、例えば、a)Cam−br+dge
Physical 5cien−Ce8のTGP2
28、IGP225、b)S−PECACAnalyt
ical As5o−ciated Lim1te
dの12,000.12.800等がある。
この偏光子の長所として、板状でありコンパクトである
こと、301程度の視野角を持つこと等があるが、1イ
ンチ径の板1個で30万円程度とコスト面で難点があり
、極く特殊な用途にしか用いられない。
こと、301程度の視野角を持つこと等があるが、1イ
ンチ径の板1個で30万円程度とコスト面で難点があり
、極く特殊な用途にしか用いられない。
以上、赤外領域で用いられる代表的な2種類の偏光子に
ついて述べてきたが、いずれにも難点があり実用的では
なかった。
ついて述べてきたが、いずれにも難点があり実用的では
なかった。
よって、本発明では、従来の赤外領域用偏光子に於ける
問題点を解消し、実用的かつ安価な赤外領域用偏光子を
提供するものである。
問題点を解消し、実用的かつ安価な赤外領域用偏光子を
提供するものである。
以下、本発明により開発した赤外領域用偏光子について
説明する。
説明する。
基本的な動作原理は、前述した様に、Bre−wste
r角の特性を用いたものであり、第1図に示す如く、赤
外領域で良好な透過特性を持つ材料を板状にしたもの1
0人射光1s11の入射角がBrewster角となる
様に配置することにより、板10からの反射光線12は
、入射面に対して偏光面が垂直な成分のみの光線(S波
)となり、板10を透過する透過光線13は、入射面に
対して偏光面が平行な成分の多い光線(P波)となるこ
とによるものであり、本発明の場合P波を用いている。
r角の特性を用いたものであり、第1図に示す如く、赤
外領域で良好な透過特性を持つ材料を板状にしたもの1
0人射光1s11の入射角がBrewster角となる
様に配置することにより、板10からの反射光線12は
、入射面に対して偏光面が垂直な成分のみの光線(S波
)となり、板10を透過する透過光線13は、入射面に
対して偏光面が平行な成分の多い光線(P波)となるこ
とによるものであり、本発明の場合P波を用いている。
ところで、Brewster角θ8はθB=tan−’
n(nは、偏光板材料の屈折率)で与えられることより
、例えば、偏光板材料として用いるシリコン、ゲIレマ
ニウムの場合、屈折率が3,4.4.0である為、θB
は73.6°、7f1.O”とそれぞれなる。
n(nは、偏光板材料の屈折率)で与えられることより
、例えば、偏光板材料として用いるシリコン、ゲIレマ
ニウムの場合、屈折率が3,4.4.0である為、θB
は73.6°、7f1.O”とそれぞれなる。
この結果を有効寸法が20mmX20mmの偏光子に適
用すると偏光子の長さ方向の寸法が68mmとなり、実
用的な寸法とは言えない。
用すると偏光子の長さ方向の寸法が68mmとなり、実
用的な寸法とは言えない。
この難点を解消する為に第2図に示す如く板を波形状に
4゛ることか提案されているが、例えば、第2図の如く
、1枚の板により構成きれた偏光子a)と6枚の板によ
り構成された偏光子b)との長さ方向の寸法を比較する
と、後者は、前者の1/6の寸法に低減可能であること
がわかる。
4゛ることか提案されているが、例えば、第2図の如く
、1枚の板により構成きれた偏光子a)と6枚の板によ
り構成された偏光子b)との長さ方向の寸法を比較する
と、後者は、前者の1/6の寸法に低減可能であること
がわかる。
本発明では、偏光子の寸法を実用的なものとする為、ま
ずこの方法を採用した。
ずこの方法を採用した。
次に、第3図に、入射光線がEjrewster角より
ずれた場合の偏光子の特性を板材料としてシリコンを使
用した場合について示したが、入射角に対して偏光子と
しての性能の評価値である偏光能((P−3)/(P+
S))が、シャープな特性を持っており、ピーク値より
70%偏光能が低下する角度を視野角とするならば、−
10〜+16′″が視野角であることが分かる。
ずれた場合の偏光子の特性を板材料としてシリコンを使
用した場合について示したが、入射角に対して偏光子と
しての性能の評価値である偏光能((P−3)/(P+
S))が、シャープな特性を持っており、ピーク値より
70%偏光能が低下する角度を視野角とするならば、−
10〜+16′″が視野角であることが分かる。
従って、入射光線の広がりが±20°以上と大きい場合
、従来型の偏光子では使用出来ないことになる。
、従来型の偏光子では使用出来ないことになる。
この難点を解消する為、次の2方法を実施した。
1)θBを備えたる角度に配置した板、及びθ慕+20
°の範囲で変更した角を備えたる角度に配置した板を組
み合わせる方法。
°の範囲で変更した角を備えたる角度に配置した板を組
み合わせる方法。
複数枚の板より構成された偏光子の指向性は、各板の指
向性を合成した結果であると考えることが出来る。
向性を合成した結果であると考えることが出来る。
よって、指向性をブロードにし、偏光子の視野角を拡大
する為には、各板の傾斜角をθB±20゜の範囲で変更
し、広範囲の方向からの光に対して、偏光子として動作
する様にすれば良い。
する為には、各板の傾斜角をθB±20゜の範囲で変更
し、広範囲の方向からの光に対して、偏光子として動作
する様にすれば良い。
この実施例を、第4図のaXbに示した。
2)θ8〜θB+20°の範囲で変更した角を備えたる
角度に配置した板のみを用いる方法。
角度に配置した板のみを用いる方法。
第3図より分かる様に、偏光能の低下量は、入射角の大
きい方向へ入射光線がずれた場合と入射角の小さい方向
へ入射光線がずれた場合を比較して、小さくしかも平坦
である。
きい方向へ入射光線がずれた場合と入射角の小さい方向
へ入射光線がずれた場合を比較して、小さくしかも平坦
である。
よって、第5図の如く、板目体の傾斜角θBを計算値よ
りθB+20°以内の範囲で大きく設置す−ることによ
り、入射光線が入射角の小きい方向へずれた場合の偏光
能の低下を小さくすることが出来、入射角に対して偏光
能を平坦にすることが出来る。
りθB+20°以内の範囲で大きく設置す−ることによ
り、入射光線が入射角の小きい方向へずれた場合の偏光
能の低下を小さくすることが出来、入射角に対して偏光
能を平坦にすることが出来る。
即ち、偏光子の視野角を拡大出来た。
以上、述べてきた様に偏光子を複数枚の板より構成する
こと、及び入射光に対して、Brew−ster角θB
を備えたる角度に配置した板及びθB±20゛の範囲で
変更した角を備えたる角度に配置した板を組み合わせる
方法(前記の1))又は、単にθ6+20°の範囲で変
更した角を備λたる角度に配置した板のみを用いる方法
(前記の2))より視野角を拡大することにより、実用
的な赤外領域用偏光子を実現出来た。
こと、及び入射光に対して、Brew−ster角θB
を備えたる角度に配置した板及びθB±20゛の範囲で
変更した角を備えたる角度に配置した板を組み合わせる
方法(前記の1))又は、単にθ6+20°の範囲で変
更した角を備λたる角度に配置した板のみを用いる方法
(前記の2))より視野角を拡大することにより、実用
的な赤外領域用偏光子を実現出来た。
本発明により、開発した赤外領域用偏光子は特性面、コ
スト面、両面に於て満足出来るものであり、工業的に価
値がある。
スト面、両面に於て満足出来るものであり、工業的に価
値がある。
第1図は、Brewster角の特性を用いた偏光子の
動作原理図を示したものであり、10は偏光子の板、1
1は入射光線、12は反射光線、13は透過光線である
。 第2図、aは、1枚の板により構成された偏光子の断面
図でありbは、6枚の板により構成された偏光子の断面
図である。 第3図は、従来型の偏光子の入射角と偏光能との関係を
示したものである。 第4図、a、bは本発明の偏光子の実施例であり、40
a、40bは入射光線、41a、41bは偏光子である
。 第5図は、本発明の偏光子の実施例であり、50は入射
光線、51は偏光子である。
動作原理図を示したものであり、10は偏光子の板、1
1は入射光線、12は反射光線、13は透過光線である
。 第2図、aは、1枚の板により構成された偏光子の断面
図でありbは、6枚の板により構成された偏光子の断面
図である。 第3図は、従来型の偏光子の入射角と偏光能との関係を
示したものである。 第4図、a、bは本発明の偏光子の実施例であり、40
a、40bは入射光線、41a、41bは偏光子である
。 第5図は、本発明の偏光子の実施例であり、50は入射
光線、51は偏光子である。
Claims (1)
- 3〜8μm波長領域に於て良好なる透過特性を有する材
料を板状にしたものを用い、入射光に対してBrews
ter角θ_B−20°〜θ_B+20°の範囲で変更
した角を備えたる角度に配置した板を組み合わせる方法
又は、単にθ_B〜θ_B+20°の範囲で変更した角
を備えたる角度に配置した板のみを用いる方法により視
野角を拡大したことを特徴とする赤外領域用偏光子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23634884A JPS61114205A (ja) | 1984-11-08 | 1984-11-08 | 赤外領域用偏光子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23634884A JPS61114205A (ja) | 1984-11-08 | 1984-11-08 | 赤外領域用偏光子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61114205A true JPS61114205A (ja) | 1986-05-31 |
Family
ID=16999474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23634884A Pending JPS61114205A (ja) | 1984-11-08 | 1984-11-08 | 赤外領域用偏光子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61114205A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5453859A (en) * | 1993-06-03 | 1995-09-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Polarization beam splitter and projection display apparatus |
US5559634A (en) * | 1991-06-13 | 1996-09-24 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Retroreflecting polarizer |
-
1984
- 1984-11-08 JP JP23634884A patent/JPS61114205A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5559634A (en) * | 1991-06-13 | 1996-09-24 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Retroreflecting polarizer |
US5453859A (en) * | 1993-06-03 | 1995-09-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Polarization beam splitter and projection display apparatus |
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