JPS61113971A - 爆薬を用いたｆｒｐ構造体の解体処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はＦＲＰ　（繊維強化プラスチックス）材料で作
られた船体、タンク、機械類のカバー及びカプセル型ハ
ウス等建築構造物等大型構造体を解体処理する方法に爆
薬を利用する方法に関するものである。

従来よりＦ’ＲＰ構造体の解体処理は浴槽のような小型
構造物にかぎり、鋸類、水ジエツト噴射、溶断を用いて
行われているが、大型構造物では、製作工程上で必要に
応じ、部分的な切断に鋸類が用いられているが、構造物
全体の解体処理には、切断した瞬間におこる構造体のこ
ろがりや傾斜或いは落下のため作業者に危険が伴うこと
、切断距離が長く、膨大な工数を必要とする上に塵埃や
有害ガスの発生が激しく、この処理も同時に行わなけれ
ばならないという問題がある。このため、大型ＦＲＰ構
造体の解体処理は行われていないのが現状である。

本発明者等はこれらを鑑み、大型ＦＲＰ構造体の解体処
理方法について鋭意研究を重ねた結果、容易且つ低コス
トで解体処理できる方法を見出した。

即ち、本発明は、ＦＲＰ材料で作られた構造体の解体処
理方法において、該構造体の切断すべき場所及び／又は
剥離すべき２次接合部（補強材や仕切壁を接着で接合し
た部分）に爆薬をセットし、該爆薬を同時又は逐次起爆
することにより該構遺体を破壊することを特徴とするＦ
ＲＰ構造体の処理方法である。

本発明のＦＲＰ構造体とは、ガラス、カーボン有機及び
金属等の繊維とポリエステル、エポキシ等熱硬化性樹脂
を複合したＦＲＰ材料で作られた、船体、タンク、機械
類のカバー及びカプセル型ハウス等建築構造物等大型の
構造体である。

本発明の解体処理方法の手順は、　Ｌ、ＩＪ断すべき場
所及び／又は剥離すべき２次接合部に爆薬を張りつけ、
雷管を装着して遠隔より同時又は逐次起爆する。

本発明に用いる爆薬としては通常破壊の目的に用いられ
るものであればよいが、ペンスリットやヘキソーゲンを
含んだ爆薬は高速、且つ、高威力を有し、粘土状（プラ
スｆツク型）であるため直線、円形、矩形など切断面の
形状を自由に選ぶこｊ　　　　　　と７゛１き・更（１
・集中的な爆発を起すため少５゛爆薬量できれいな切断
ができる。

以上爆薬による解体処理方法の効果を確認するため１０
種類程のＦＲＰ材の切断実験を行ったが、その実施例を
以下に述べる。

実施例　１゜ 厚さ４　ｍｍから２０　ｍｍまでのＦＲＰ板に円形、矩
形及び直線状の爆薬を置き、それぞれに電気雷管を取り
付け、遠隔から同時に起爆したところいずれも爆薬の形
状通り切断された。特に、円形及び矩形では内側に位置
する部分が円形、矩形であることが十分確認できる状態
で切り落とされた実施例　２゜ ＦＲＰ板に幅５０　ｍｍ　、高さ５０〜１００ｍｍのハ
ツト型補強材のついたＦＲＰ構造材の補強材側面に爆薬
を取り付け、実施例１と同要領で起爆したところ、補強
材の２次接合部がきれいに剥離して外板部と分離した。

・（ ４、。面。簡単ヶ説明　　　　　　　　　　　　　　　
　　　“な　　し 手続補正書 昭和６０年　３月２０ＬＩ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＦＲＰ材料で作られた構造体の解体処理方法において、
   該構造体の切断すべき場所及び／又は剥離すべき２次接
   合部に爆薬をセットし、該爆薬を同時又は逐次起爆する
   ことにより該構造体を破壊することを特徴とするＦＲＰ
   構造体の解体処理方法。