JPS6111114B2 - - Google Patents

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JPS6111114B2
JPS6111114B2 JP54067107A JP6710779A JPS6111114B2 JP S6111114 B2 JPS6111114 B2 JP S6111114B2 JP 54067107 A JP54067107 A JP 54067107A JP 6710779 A JP6710779 A JP 6710779A JP S6111114 B2 JPS6111114 B2 JP S6111114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
venous valve
tip
mantle tube
distal end
Prior art date
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Expired
Application number
JP54067107A
Other languages
English (en)
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JPS55158033A (en
Inventor
Hiroyuki Furuhata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPS55158033A publication Critical patent/JPS55158033A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、医療用内視鏡、詳しくは、静脈弁を
切除するための医療処置用内視鏡に関する。 大腿動脈閉塞症(大腿動脈に閉塞をきたし、こ
の結果足のしびれを起し、更には歩行が困難にな
るという病気)の治療法の一つとして、閉塞した
大腿動脈に代えて、これに近在している大伏在静
脈の一部をバイパスとして用いる方法があるが、
静脈を動脈として用いるためには、血液の逆流を
防止している静脈弁を切除して、動脈血が流れや
すいようにする必要がある。 ところで、現在、この静脈弁を切除するのに、
静脈を静脈弁の近くで切開し、メスにて静脈弁を
切除した後、切開部を縫合する方法が一般に用い
られているが、手術が大掛りとなつて長時間を要
することや、縫合部に狭窄を来たす恐れがある等
の問題点があつた。 また、最近、内視鏡を静脈内へ挿入し、生理食
塩水等で静脈内を洗浄した後に、生検鉗子を用い
て内視鏡の直視下で静脈弁を少しずつ切除する試
みがなされるようになつたが、静脈弁を完全に除
去してしまうことが困難であると共に、残つた静
脈弁の破片により新たな血管閉塞症を惹起する恐
れがある等の問題点がある。 本発明の目的は、上記の問題点を解決するため
に、鉗子に代えて、先端部に形成した輪状刃とこ
れに嵌合するチツプにより、静脈弁を両面より挾
んで一度に切除するようにした静脈弁切除処置用
内視鏡を提供するにある。 以下、本発明を図示の実施例に基いて説明す
る。 第1図は本発明の一実施例を示す静脈弁切除処
置医療用内視鏡の全体構成を示すものであつて、
この内視鏡は各種の操作を手元で行う操作部本
体2と、体腔内に挿入される長尺の可撓管からな
る体腔内挿入部3とからなつている。 操作部本体2には、接眼部4、アングル操作ノ
ブ5、照明光等を導入するためのユニバーサルコ
ード6等が従来の内視鏡と同様に配設されている
と共に、送水口7を有するワイヤ引出口8が設け
られている。このワイヤ引出口8は内視鏡内の
チヤンネルを挿通する操作ワイヤ9のみを引き出
すものであるため、ワイヤ引出口8には送水口7
からの水が流出しないようにパツキン等(図示さ
れず)が用いられている。なお、この送水口7を
有するワイヤ引出口8は、アダプタとして操作部
本体2に着脱自在に設けるようにしてもよい。ま
た、この内視鏡では後述するようにワイヤ挿通
用チヤンネルを通して送水するものであるが、別
に送水専用チヤンネルを設けるようにしてもよ
く、その場合は、送水口7、ワイヤ引出口8は
夫々専用チヤンネルに連通する構成となる。さら
にまた、後述する静脈内の洗浄を別の装置で行な
うようにすれば、送水口7および送水専用チヤン
ネルを設けない構成とすることができる。 体腔内挿入部3は、可撓性のある長尺の可撓部
10と、上記アングル操作ノブ5によつて任意の
向きに大きく彎曲する彎曲部11と、先端部12
とからなる管体で構成されていて、この管体内を
周知のように照明光学系のライトガイドフアイバ
ー13(第2図参照)、観察光学系のイメージガ
イドフアイバー14(第2図参照)およびワイヤ
挿通用チヤンネル15(第2図参照)等が軸方向
に貫通して設けられている。先端部12には、上
記ライトガイドフアイバー13、イメージライト
ガイドフアイバー14およびワイヤ挿通用チヤン
ネル15等各内蔵物の先端が固定されているほ
か、先端には外套管16が設けられている。外套
管16は、操作ワイヤ9の一端に接続したチツプ
17と協働して静脈弁を切除するための切除器1
8を構成するものである。 上記先端部12は、第2図に拡大して示すよう
に構成されていて、彎曲部11の外被管19の先
端部に固着した先端部材20によつて、上記ライ
トガイドフアイバー13、イメージガイドフアイ
バー14およびワイヤ挿通用チヤンネルパイプ1
5の各先端が固定されている。すなわち、先端部
材20の中心にガイドパイプ21によつてワイヤ
挿通用チヤンネルパイプ15の先端が固定され、
このチヤンネルパイプ15を挾んでその両側に、
夫々ライトガイドフアイバー13、イメージガイ
ドフアイバー14の各先端が配されている。そし
て、先端部材20にイメージガイドフアイバー1
4の先端を固定させているレンズ筒22内には対
物レンズ23,24,25が配設されている。 上記先端部材20の先端外周面に形成された雄
ねじ20aが上記外套管16の一端の内周面に形
成された雌ねじ16aにねじこまれることによつ
て外套管16は先端部材20に固定されるように
なつている。 外套管16は上記ねじ16aを有した一端に対
する他端、すなわち開口先端に、若干のテーパを
有した尖鋭な輪状刃16bが形成されている。ま
た外套管16の左右の側面には静脈内壁を観察す
るためのガラス窓16cが設けられている。 上記ワイヤ挿通用チヤンネルパイプ15内に引
き通される操作ワイヤ9の先端にはチツプ17が
固定されている。このチツプ17は外套管16の
方向へ操作ワイヤ9にて移動されることにより、
外套管16との間で静脈弁を切断するもので、外
套管16の輪状刃16bと対向する側には、この
輪状刃16bの内側にチツプ17の一部が嵌合で
きるようにテーパ面17aが形成されている。な
お、この場合、テーパ面17aを輪状刃16bに
押圧させることにより、この間で後述するように
静脈弁を切断するものであるが、チツプ17の外
周面17bと輪状刃16bとで静脈弁を切断する
ように、チツプ17の全体が外套管16内に嵌入
できる構成にしてもよい。 次に、上記切除器18を有する医療用内視鏡
を用いて静脈弁を切除する操作について説明す
る。 第3図は、大腿動脈の、閉塞を来たした動脈部
分に代えて、大伏在静脈をバイパスとして接続す
る大腿部の解剖図である。まず、大腿部30にお
いて閉塞を来たした大腿動脈部31に代えて、大
腿静脈32から分岐している大伏在静脈33を、
バイパスとして用いる部分を切断し、その残され
た静脈の切断口33a,33bを糸締めする。そ
して、この切断された大伏在静脈33の中間部分
34内にある、第4図に拡大して示す静脈弁35
を切除する。なお、第4図において36は細血管
を示す。 静脈弁35の切除に際しては、上記内視鏡
先端部12より、先端にチツプ17を有した操作
ワイヤ9をチヤンネルパイプ15に引き通し、そ
の操作部側の端部をワイヤ引出口8より引き出し
ておく。そして、操作ワイヤ9を引いて、第2図
に鎖線17Aで示すように、チツプ17を外套管
16に近接させた状態で、各端部12を切断口3
3cより大伏在静脈33内に挿入し、送水口7よ
りの生理食塩水等を上記外套管16とチツプ17
の間隙から流し込んで静脈33内の血液を洗い流
す。そして、外套管16のガラス窓16cを通し
て観察される血管内壁を接眼部4から監視しなが
ら体腔内挿入部3を大伏在静脈33内へ挿入して
いき、静脈弁35の位置へ先端部12が至つた
ら、第5図に示すように、外套管16を静脈弁3
5の手前に位置させ、操作ワイヤ9を前方へ押し
込んでチツプ17のみを送り込むと、チツプ17
は静脈弁35を押し込み乍ら通過し、これによつ
て静脈弁35は反転する。 この状態で、操作ワイヤ9を矢印の方向へ引く
と、チツプ17は外套管16に向つて操作され、
これにより静脈弁35は外套管16の輪状刃16
bとチツプ17のテーパ面17aに挾まれて血管
内壁面に近い基部から円形状に切断される。切断
された静脈弁35は外套管16内に入り、この
まゝ内視鏡の先端部12を大伏在静脈33から
引き抜くことによつて取り除かれる。 静脈弁35を切除した後、この大伏在静脈33
の両端の切断口33c,33dを夫々大腿動脈部
31の両側に吻合することによつて、手術が完了
し、大伏在静脈33は大腿動脈部31のバイパス
を形成する。 なお、上記実施例の内視鏡は、外套管16及
びチツプ17を有する操作ワイヤー9を先端部材
20より取り外せば、通常の医療用内視鏡として
用いられる。 また上記内視鏡は像伝達にオプチカルフアイ
バーを用いた軟性鏡であるが、オプチカルフアイ
バーの代りにリレーレンズを用いた硬性鏡の場合
でも本発明が全く同様に適用されること勿論であ
る。 以上述べたように、本発明の静脈弁切除処置医
療用内視鏡によれば、静脈弁を切除するための、
外套管とチツプとからなる切除器を先端部に構成
したので、内視鏡の直視下で容易に、しかも迅
速、確実に静脈弁を切除することができる。 また内視鏡の直視下で処置できることから、危
険性の極めて低い処置法であり、静脈弁部分で静
脈を切開せずに済むため、従来のように狭窄をき
たす心配がない。 さらに、切除器は、輪状刃を有する外套管とチ
ツプとで構成されているので、静脈弁を両側より
挾んでこれを一度の操作で基部から完全に除去す
ることができる。 従つて、破片を残すことより生ずる新たな閉塞
症を防止することができる。また、さらに外套管
を着脱自在な構成とすることにより、通常の医療
用内視鏡としても使用することができる等の優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す静脈弁切除
処置医療用内視鏡の斜視図、第2図は、上記第1
図に示す内視鏡の先端部の拡大側断面図、第3図
は、大腿静脈に代えて大伏在静脈をバイパスとし
て接続させる場合の大腿部の解剖図、第4図は、
上記第3図の要部拡大断面図、第5図は、上記第
1図の内視鏡によつて静脈弁を切除する状態を示
す要部断面図である。 ……静脈弁切除処置医療用内視鏡、2……操
作部本体、3……体腔内挿入部、9……操作ワイ
ヤ、12……先端部、16……外套管、16b…
…輪状刃、17……チツプ、17a……テーパ
面、18……切除器、31……閉塞した大腿動脈
部、33……大伏在静脈、35……静脈弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 体腔内挿入部内に処置具操作用ワイヤを引き
    通すためのチヤンネルを有する医療用内視鏡にお
    いて、 上記体腔内挿入部の先端部に設けられていて、
    前端面に輪状刃を有する外套管と、 この外套管の輪状刃と対向する側に、この輪状
    刃の内側にその一部が嵌合できるようにテーパー
    面が形成されているチツプと、 このチツプを一端に有し他端から上記チヤンネ
    ル内に進退自在に引き通された操作用ワイヤと、 を具備したことを特徴とする静脈弁切除処置用
    内視鏡。 2 上記外套管を体腔内挿入部の先端部に着脱自
    在に装着したことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の静脈弁切除処置用内視鏡。 3 上記外套管の側面に観察用窓を形成したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の静脈弁
    切除処置用内視鏡。
JP6710779A 1979-05-30 1979-05-30 Endoscope for medical treatment Granted JPS55158033A (en)

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JP6710779A JPS55158033A (en) 1979-05-30 1979-05-30 Endoscope for medical treatment

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JPS55158033A JPS55158033A (en) 1980-12-09
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ID=13335330

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006312054A (ja) * 2005-05-03 2006-11-16 Ethicon Endo Surgery Inc 前方および後方を視覚化できる吻合リング供給装置

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JPH0611265B2 (ja) * 1988-05-02 1994-02-16 オリンパス光学工業株式会社 静脈弁切開具

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