JPS6110925Y2 - - Google Patents

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JPS6110925Y2
JPS6110925Y2 JP14657079U JP14657079U JPS6110925Y2 JP S6110925 Y2 JPS6110925 Y2 JP S6110925Y2 JP 14657079 U JP14657079 U JP 14657079U JP 14657079 U JP14657079 U JP 14657079U JP S6110925 Y2 JPS6110925 Y2 JP S6110925Y2
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polishing
tank
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polishing tank
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JP14657079U
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【考案の詳細な説明】 本考案はジヤイロ研摩機における研摩効率の向
上、研摩槽内研摩材の偏在防止および研摩材摩耗
の均一化等、従来のジヤイロ研摩機の有する問題
点を排除することを目的としたものである。
従来のジヤイロ研摩機は水平回転する円筒状研
摩槽内に装入した研摩材中に工作物軸に取付けた
工作物を潜行回転させて研摩するものであつた。
しかし、この従来型のジヤイロ研摩機は、研摩槽
の回転を速めると研摩材が遠心力によつて研摩槽
の外周側に偏在して周壁に固着し、研摩効果を低
減する問題点があつた。そこで、これを防ぐため
に研摩槽の回転を低速にすると、研摩材は工作物
と接する表層部のみが撹拌されるので、槽内研摩
材は偏在することになり、研摩材は循環しないの
で、時間的経過と共に工作物と接する研摩材量が
減少し、工作物と研摩材の相対運動差も減少し、
次第に研摩量が低下して逐には加工ができなくな
る問題点もあつた。
しかるに本考案のジヤイロ研摩機では研摩槽の
構造を従来の円筒状又は角筒状或いは漏斗状であ
つて高速で回転する回転槽と、前記回転槽の上方
固定部に環流板を設けたものとしたので、研摩材
は槽内でほゞ均等に循環させることができる。従
つて研摩材の均一且つ良好な流動層が得られ、従
来除去ができなかつた工作物の大型バリの除去を
可能とし、併せて重切削研摩にも適応しうる等従
来のジヤイロ研摩機の問題点を悉く排除すること
に成功したものである。
いま本考案の詳細を添付の図面によつて説明す
れば次のとおりである。第1図は従来のジヤイロ
研摩機における研摩槽であり、研摩槽4は回転軸
9を矢示3の方向に回転すると同方向に回転する
が、研摩材aは研摩槽4が低速回転する間はほと
んど槽内で静止している。この研摩材a中に工作
物軸に取付けられた工作物1が装入され、工作物
軸の回転に伴つて回転されると研摩材aは工作物
1が接する表層部分bのみが工作物の回転につれ
て押しのけられ、同時に研摩槽の底部及び外周側
に研摩槽の回転による遠心力で押し寄せられてc
のように固着層を構成する。この層は作業時間の
経過と共に極めて強固に固定し、タガネ等にてハ
ツリ取らねば研摩槽より除けないので度々研摩材
の固着層を取除く作業が必要となる。
第2図、第3図は本考案のジヤイロ研摩機にお
ける研摩槽の一例を示すものである。即ち回転軸
29に固定された回転研摩槽14は回転軸29が
矢示20の方向に回転するのに伴い同方向に回転
する。この回転は比較的高速でその遠心力により
槽内研摩材aは回転研摩槽14の外周側内壁に沿
つて上昇し、回転研摩槽14の上方に内向きに設
置した環流板11に誘導されて槽14の中心部に
もどされる。従つて研摩材aは第2図中矢示1
7,18,19及び第3図中矢示13のように回
転研摩槽14内を循環流動することとなる。第2
図は回転研摩槽底を弧状に形成し、第4図は回転
研摩槽を漏斗状に形成したものを示したが、円筒
状或いは角筒状であつても良く、これらの形状に
制約されない。
第5図、第6図は第2図、第3図に示した研摩
槽を組込んだジヤイロ研摩機の一例である。図中
全装置は底板8、若干個の支柱31及び上方支持
板32よりなる架構内に収容されている。中心軸
30は工作物軸2を保持するユニツトの複数個を
順次工作物着脱位置に公転させるための回転軸で
あり、この軸の上方は上方支持板32に固定した
軸受により、下方は研摩槽回転軸29の上方に設
けた軸受により回転自在に支持されている。中心
軸30には上方回転板33及び下方回転板34を
固定し、その間に複数個の研摩ユニツト27を固
定する。工作物1は工作物固定腕15,16を有
するチヤツキング装置によつてユニツト内の工作
物軸2に固定される。研摩ユニツトは複数個を有
し(図には8個の場合を記載したが、何個であつ
ても差支えない)。おのおの工作物軸2を内蔵す
る。
第6図に示すユニツトは反時計方向に27a,
27b,27c……27hの符号をつけて説明す
る。即ち全部で8個のユニツト内の部品に対して
も共通の部品は同様にa,b,c,……hの符号
を付して説明区別することとする。
また動作を説明するのにアルフアベツト符号の
ない記号、たとえば2と言えば工作物軸を総括的
に指すのに用いる。工作物軸2は同数の軸受(図
示していない)内に回転可能のように取付けら
れ、前記の軸受はユニツト基板(図示していな
い)上に固定されている。ユニツト基板上には電
動機5が固定されており、ベルト又はチエーン6
によつて工作物軸2を回転するようになつてい
る。前記のユニツト基板は上方回転板33に固定
された流体圧シリンダー7のピストンロツド21
の先端に固定されており、流体圧シリンダー7の
ピストンの昇降につれて研摩ユニツト27が昇降
するようになつている。上下回転板33,34に
したがつて複数の研摩ユニツト27を中心軸30
の周りに間欠回転させるには一例として公知のゼ
ネバギヤー38を使用した例を図示する。ゼネバ
ギヤー38は分割数に等しいn個歯数を有する歯
車を構成し、これが中心軸30に固定してある。
歯車の空隙にはこれに嵌合する2本のピン39を
有する円板を備えた減速機40及びこの減速機4
0を駆動するためのインデツクスモーター41が
上方支持板32に取付けてある。インデツクスモ
ーター41は電気的指令によつて1回転ずつ回転
するモーターであり、減速機40の2本のピン3
9を有する円板が1回転することによつて中心軸
が1/n回転する。
回転部分に装着してある流体圧作動弁を駆動す
るために加圧流体は中心軸30の中央に穿つた導
孔より第6図に示すようにロータリーバルブを経
て各作動弁に供給される。このため中心軸の頂上
にはスイベルジヨイント42を回転可能に取付け
導管43と中心孔とを連絡する。
底板8上には回転研摩槽14と環流板11が固
定されたカバー10を設置する。研摩槽14は研
摩槽回転軸29に固定され、同じく同軸に固定し
た鎖車又はプーリー45は減速機46を経て電動
機47によつて回転される。
また研摩槽14内コンパウンドを循環浄化する
ためのコンパウンドタンク48、流体圧駆動用の
流体圧源49、工作物の自動着脱のためのオート
ローダー50などを付属している。
以上述べたような構造にもとづき、本考案の装
置の作動を説明すれば次のとおりである。この装
置は公知のシーケンス制御回路を用いて全自動化
し流体圧回路によつて無人で運転することもでき
る。また一部又は全部を手動で制御することもで
きるが、これらはいずれも本考案の技術範囲に属
するものである。作業中研摩材及び要すればコン
パウンド溶液を装入した研摩槽14は研摩材等は
環流板11より循環流動される。大部分の工作物
軸2は工作物装着の状態で下降して研摩材内でで
回転し、研摩槽の回転と相俟つて工作物の表面が
研摩される。またオートローダー50に面した研
摩ユニツト27aに対しては流体圧シリンダー7
aのピストンロツド側に加圧流体が導入されて上
昇状態にあり、オートローダーにより加工済みの
工作物が工作物固定腕15,16から離脱され、
新しい未加工工作物が工作物固定腕15,16に
保持される。離脱した工作物は公知のロボツト装
置(図示していない)によつて次行程へ運ばれ
る。
工作物の保持が完了すれば、ロボツトは次の工
作物を把持するために固定腕15,16より離脱
し、電動機5aを回転させる。同時にインデツク
スモーター41の駆動によつて、上下方回転板3
3,34を1/n回転すると、工作物は1/n回
公転する。
前述の実施例では、8軸中1軸の工作物軸を上
昇させるものについてのみ述べたが、複数の軸を
上昇させて、前処理又は後処理を行なうこともで
きる。
以上述べたように本考案によれば、比較的高速
で回転する円筒状又は角筒状ないし漏斗状の研摩
槽とその回転の遠心力によつて研摩槽の周側壁に
沿つて上方に飛び出す研摩材を研摩槽の中心部に
環流させるための環流板を設けたので、研摩槽内
において研摩材を流動させることができる。従つ
て研摩効率を著しく向上させるのみならず、研摩
材の偏在による工作物の偏摩を防止することに成
功し、工業上卓効を有するものである。
また工作物を工作物軸に取りつけて研摩材内で
回転するので、高い効率で研摩されるばかりでな
く、工作物同志が衝突して打痕を発生するような
おそれもなく、高速精密仕上げができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のジヤイロ研摩機の研摩槽の部分
を示す断面図、第2図は本考案によるジヤイロ研
摩機の研摩槽部分の断面図、第3図は同じく平面
図、第4図は研摩槽の他の実施例の断面図、第5
図は本考案の研摩槽を設置したジヤイロ研摩機の
正面図、第6図は同じく平面図である。 1……工作物、2……工作物軸、3……矢示、
4……研摩槽、5,5a,5b……5h……電動
機、6……ベルト又はチエーン、7,7a,7b
……7h……流体圧シリンダー、8……底板、9
……研摩槽の回転軸、10……カバー、11……
環流板、12,12a……12h……流体圧シリ
ンダー、13……矢示、14……回転研摩槽、1
5,16……工作物固定腕、17,18,19,
20……矢示、21……ピストンロツド、27,
27a……27h……研摩ユニツト、29……研
摩槽回転軸、30……中心軸、31……支柱、3
2……上方支持板、33……上方回転板、34…
…下方回転板、38……ゼネバギヤー、39……
ピン、40……減速機、41……インデツクスモ
ーター、42……スイベルジヨイント、43……
導管、45……鎖車又はプーリー、46……減速
機、47……電動機、48……コンパウンドタン
ク、49……流体圧源、50……オートローダ
ー、a……研摩材、b……研摩材の流動部分、c
……研摩材の固定部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内部に研摩材を収容する研摩槽を水平回転
    し、前記研摩槽内の研摩材中で工作物軸に取付
    けた工作物を回転して工作物を研摩するように
    したジヤイロ研摩機において、研摩槽の口部形
    状は筒状とし、該研摩槽の外周側壁縁上方に、
    前記研摩槽の回転による遠心力で槽壁に沿つて
    上昇する研摩材を、前記研摩槽の中心部に環流
    させる為、環状に形成された断面凸弧状の環流
    板を設けたことを特徴とするジヤイロ研摩機。 2 研摩槽の底部は、水平状、漏斗状又は外周断
    面弧状とした実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のジヤイロ研摩機。 3 研摩槽の口部の筒状部は、垂直壁の円筒状又
    は角筒状とした実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のジヤイロ研摩機。
JP14657079U 1979-10-23 1979-10-23 Expired JPS6110925Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14657079U JPS6110925Y2 (ja) 1979-10-23 1979-10-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14657079U JPS6110925Y2 (ja) 1979-10-23 1979-10-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5676360U JPS5676360U (ja) 1981-06-22
JPS6110925Y2 true JPS6110925Y2 (ja) 1986-04-07

Family

ID=29666901

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JP14657079U Expired JPS6110925Y2 (ja) 1979-10-23 1979-10-23

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5882669A (ja) * 1981-11-12 1983-05-18 Toyota Motor Corp 斜軸型バレル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5676360U (ja) 1981-06-22

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