JPS609988A

JPS609988A - 機械パルプの製造方法

Info

Publication number: JPS609988A
Application number: JP11343683A
Authority: JP
Inventors: 邦夫宮川; 萩原　尚仁
Original assignee: Hitachi Zosen Corp
Current assignee: Hitachi Zosen Corp
Priority date: 1983-06-22
Filing date: 1983-06-22
Publication date: 1985-01-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、木材チップなどのセルロース含有物質をリフ
ァイナーを用いて蒸気圧力下でパルプ化する機械パルプ
の製造方法に関するものである。

セルロース含有物質のりファイナ−を用いる機械パルプ
化法として、ＲＭＰ法、ＴＭＰ法、Ｃ−ＲＭＰ法Ｃ−Ｔ
ＭＰ法などが知られている。これらのパルプ化法では、
セルロース含有物質をそのまま、或いは予め熱または薬
品またはこれらの両方で前処理してからりファイナ−に
供給し、機械的に処理してパルプを製造している。とこ
ろが、このリファイナーから出る機械パルプには結束Ｊ
！ＩＭが含まれている。特にバガスなどの非木材繊維原
料をアルカリの存在下に前処理し、次にリファイナーで
処理したパルプには、この結束ｍ維が多量に含まれる。

このような結束繊維が最終紙製品に含まれると。

印刷適性などに著しく悪く影響するので除去する必要が
ある。

従来、この対策としてリファイニング段数を増加する方
法があるが、単繊維に別れたものも過剰にリファイナー
Ｊジされることにより、パルプ強度が低下したりＰ水性
が低下するなどの問題を生じる。別の対策として、リフ
ァイナーＪグ後のパルプいパルプとに分離し、この粗い
パルプのみをリファイナーで再度処理する方法も行なわ
れているが、この方法では１分離工程で多量の水を必要
とし（通常、バルブ濃度が１〜２％になるようにして０
−タリースクリーンに供給する必要があり）、しかも分
離装置からの粗いパルプは通常バルブ濃度で１〜３％と
多量の水を含むために、これを効果的にリファイニング
するためには少くともパルプ濃度２０％程度になるまで
脱水する工程が必要であり、工程が複雑になると共に、
熱や動力の０スが大きい。

本発明の目的とするところは、リファイナーからの結束
繊維を含むパルプを、結束繊維を含む粗いパルプと結束
繊維を含まない細いパルプとに、水を使用することなく
分離し得る機械バルブの製造方法を提供する点にある。

上記目的を達成するために本発明における機械パルプの
製造方法は、リファイナー出口からの結束繊維を含む含
水バルブを、結束繊維を実質的に含まない細いパルプと
結束繊維を含む粗いパルプとに分離し、粗いパルプを再
度リファイナーで処理している。

以下に本発明の一実施例を第１図、第２図に基づいて説
明する。セルロース含有物質（１）は木材チップや非木
材繊維原料（ババス、ワラ、ケナフなど）などからなる
。このセルロース含有物質（１）はロータリーフィータ
ー（２）を介してスチー三ンジ装置（３）に供給される
。このスチー三ンジ装置（３）は、供給される１００℃
以上の蒸気（４）にてセルロース含有物質（１）を予熱
するためのもので、スクリューを内蔵する横形圧力容器
や竪形圧力容器などが用いられる。これによりセルロー
ス含有物質（１）は、大気圧以上の加圧下に蒸気（４）
により加熱前処理される。そしてセルロース含有物質（
１）は、ディスク型のりファイナ−（５）によってリフ
ァイニングされ、単繊維化やフイづリル化を行なって機
械パルプにする。このリファイニングの前にセルロース
含有物質（１）は、必要に応じて薬品や蒸気で前処理さ
れる。なおリファイニング！１１００℃以上の蒸気加圧
下で行なわれる。またリファイニング濃度は、バルブ品
質および次の工程の分散をよくするため、含水率７５％
以下で行なわれるのが望ましい。リファイニングは、過
剰にならないよう通常、フリーネス１５０〜５００　ｍ
／　Ｃ５Ｆ程度にすべきである。さらにリファイニング
は通常１段で行なわれるが、場合゛によっては２段シリ
ーズで処理してもよい。これにより、リファイナー（５
）の出口からは結束繊維を含む含水パルづ（６）が蒸気
に分散された状態で出され、この含水パルプ（６）は分
離機（７）に送られて分離される。この分離機（７）は
、蒸気流中に分散された含水パルづ（６）を、該分離機
（７）内における風力分級で結束繊維を実質的に含まな
い細いパルプ（６Ａ）と結束繊維を含む粗いパルプ（６
Ｂ）とに分離する。分離機（７）として実施例ではサイ
クロン式を示しており、これによると、リファイナー（
５）からの蒸気流中に一様に分散した含水パルプ（６）
は分離機（７）内に流入し、そして広口の下部開口をも
つサイクロン（８）で蒸気（４）の一部を分離して該蒸
気（４）を上部から排出し、さらに下部から旋回しなが
ら排出するパルプの内、粗いパルプ（６Ｂ）を径の異な
る同心ホッパーの外側ホ・リバー（９）で受け、細いパ
ルプ（６Ａ）を径の小さい内側ホツノ〜−００で受ける
のである。

なお分離機（７）としては、重力分離型、慣性型、機械
式など各種風力分離機が用いられる。前記分離機（７）
からの粗いパルプ（６Ｂ）は再度リファイナーＱｌ）で
リファイニングされる。なお、必要に応じ、適性なりフ
ァイニ：７り濃度（通常１５〜４０％）にするため、リ
ファイニング後で粗いパルプ（６Ｂ）の水による希釈が
行なわれる。

第３図は別の実施例を示す。すなわち、リファイニング
後の蒸気中に分散された含水パルづ（６）を、タクト＠
を通して上昇流型セパレータα３に供給し、ここで分離
された粗いパルプ（６Ｂ）は下部のＤ−タリーパルづα
冶を通って排出されると共に、上部から気流とともに排
出される細いパルプ（６Ａ）はタクトを通ってサイク０
シα０に送り込まれる。前記セパレータα３は、通常大
気圧よりいくぶん高い圧力（８００〜１００ＯＮ１Ｌ水
柱）で操作され、また内部の気流の上昇速度は３〜１０
Ｗ嘗が分級に適している。サイク０−ＪＱｆＪに送り込
まれた細いパルプ（６Ａ）は、蒸気（４）と分離されて
下部から排出される。

第４図、第５図はさらに別の実施例を示す。すなわち、
リファイニング後の含水パルづ（６）の分散と分離とを
１つの装置である分散分離機部で行なうもので、頂部か
らケーシング（＋７１内に導入されたところの、蒸気中
に分散された含水パルプ（６）は高速回転する撹拌翼（
至）により分散され、また発生する気流により、丸穴（
第５図（Ａ）　）　（１’Ｊ又はスリット（第５図（Ｂ
）　）　ＩＪが形成された円筒型スクリーンＱカ内を旋
回しながら落下する間に、細いパルプ（６Ａ）は丸穴Ｑ
ｌＪ又はスリット翰から蒸気とともに排出されて、粗い
パルプ（６Ｂ）から分離される。（イ）はファンを示す
。

以上述べた本発明における機械パルプの製造方法による
と、次のような効果を期待できる。すなわち、リフ、ア
イナーからの結束繊維を含むパルプを、結束繊維を含ま
ない細いパルプと結束繊維を含む粗いパルプとに容易に
分離でき、さらに粗いパルプのみ再度リファイニングす
るので過剰なリファイニングを防止でき、その結果、フ
リーネスの高く且つ結束繊維が少なく、強度特性のすぐ
れた機械パルプを得ることができる。またパルプ中の結
束繊維の除去に水を使用する必要がなく、プｏｔスを簡
単にできる。しかも熱ロスが少く、またリファイニング
が効果的に行なわれるので、リファイニング動力を少く
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は工
程図、第２図は要部の説明図、第３図は別の実施例を示
す要部の説明図、第４図はさらに別の実施例を示す要部
の説明図、第５図（Ａ）　（Ｂ）は夫々第４図における
要部の拡大図である。（１）・・・セルロース含有物質、（３）・・スチーミ
ング装置、（４）・・・蒸気％（５）・・・リファイナ
ー、（６）・・・含水パルづ、（６Ａ）・・・細いパル
プ、（６Ｂ）・・・粗いＪヘルづ、（７）・・・分離機
、（８）・・・サイクロン、（９）・・・外側ホッパー
、α０・・・内側ホッパー、０１）・・・リファイナー
、α３・・・上昇流型セパレータ、αυ・・・サイクロ
ン、α０・・・分散分離機代理人　森　本　義　弘第１図Ａり第３図ｉ＼１１３

Claims

【特許請求の範囲】

■、ｔルセルス含有物質をリファイナーを用いて蒸気加
圧下でパルプ化する機械パルプの製置方法において、す
、ファイナ−出口からの結束繊維を含む含水パルプを、
結束繊維を実質的に含まない細いパルプと結束繊維を含
む粗いパルプとに分離し、粗いパルプを再度リファイナ
ーで処理することを特徴とする機械パルプの製造方法。