JPS609846B2 - 空気浄化装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に繊維物および挨等の汚染物を含む空気を
清浄化する装置の新規かつ改良した構造夕に関するもの
であり、予分離器（ｐｒｅ−ｓｅｐａｒａｔｏｒ）およ
びこの予分離器の後方に配置された挨フィル夕を含み、
吸引ノズルが挨フィル夕に作用的に係合しそれのフィル
タ面にぬぐうように接触する。

空気を清浄化する従来の装置とし、例えば繊維機械室の
吸引を行ないもつて空気の清浄化が２段階で行われる装
置が当業界において既に知られている。

この種の公知の装置、特に予分離器の側で自己浄化が行
なわれ、かつ従って連続的に作用が行なわれるように維
持可能な装置は非常に広いべＪ−スを必要とする。そこ
で、本発明の基本的な目的は非常に小さなスペースしか
必要としない改良した空気浄化装置を提供することであ
る。

本発明の他の目的は構造および設計が比較的筒Ｚ単で、
製造が経済的で〜保守が容易に行なえかつ非常に小さな
スペースしか占めない新規かつ改良した空気浄化装置を
提供することである。

本発明のこれらのおよび他の目的を実現するための装置
は以下の記載からより明らかになされるが、本発明の改
良に係わる装置は、回転体として構成された予分離器が
、旋回流の形成するように構成された流入部とふるい面
として構成されたジャケットないし分離部とを有するこ
とを特徴とする。

ジャケット部は回転可能に取り付けられたフィルタドラ
ムによって囲まれており、それの円筒フィルタ体はその
内側ないし内面において可動吸引ノズルと係合している
。吸引ノズルおよびフィルタドラムは駆動手段に作用的
に連結している。そのような事実によって、フィル夕体
はふるい面を囲み、このふるい面は空気通過表面を有し
、この表面は挨フィル夕の機能を果たすに十分な大きさ
を有しており、かつ同時に空気は直接通路により予分離
器から挨フィル夕へ通過する。従ってこれらの特徴が圧
力低下を少ない状態に維持する。また、このような構成
により、予分離器のふるい面は、そのふるい面とフィル
タ体との間に形成される通路の空気流によって自浄作用
が行なわれ、またフィルタ体は吸引ノズルにより効率良
く浄化作用が行なわれる。子分雛器が挨フィルタ内に配
置されているので、所要のスペースは従来のものと比べ
て減少することができる。また、システムの圧力側に連
結される場合であっても装置は作用室又は機械室内に直
接選定することもできる。

他方、本装置は流出管において間欠的又は連続的な有効
負圧がある場合においても吸引側において作用せしめる
こともできる。以下、添付図面を参照して本発明の実施
例につき詳細に説明する。図面において、符号２は予分
離器を略示しかつ符号４はこの予分離器を囲むフィルタ
ドラムを略示する。

予分離器２は３つの略円筒形の部分ないし要素「すなわ
ち流入部６Ｌ分離器ないしジャケット部８および流出部
１０から成る。流入部６は接線方向に向いた汚染空気用
の流入□１２は有する。断面で示す流入ロー２は例えば
本質的に矩形である。流出部１０１こは荒い汚染物、例
えば繊維等のための流出ないし排出ロー４が設けられ、
この流出口も同様に接線方向に配置されている。流入部
６と流出部１０間に設けられた分離部８は略円筒形のふ
るい面１６で境界をなす。予分離器２はそれの外側でか
つふるい面１６の両側へ略環状の各端壁１８，２０を担
持する。

これらの端壁１８，２川ま略円筒形ふるい体２２と共に
フィルタ室ないし空間２４を形成する。ふるい体２２は
その両端でレース又は走行ないし胴体リング２６でクラ
ンプされ、これらのリングは貫通用クレアラソスを具え
た端壁ないし面１８，２０と係合する。走行リング２８
は相互に１２００の角度で配置された３つのそれぞれの
輪２８と摩擦論３０上に取り付けられている。論２８は
適切な軸に関して自由に回転し、従って端壁１８，２０
の外部におけるものについては特に図示しない。他方、
摩擦輪３０は、端壁１８，２０内で回転可能なるように
取り付けられたねじスピンドル３２に固着されている。
フィルタドラム４の外部に設けられた駆動モータ３４を
伴なう減速ギャー３５に作用的に連結されたねじスピン
ドル３２はフィルタ室２４内に配置されたスピンドルナ
ット３６を担持しＬ ここで支持体３８を締結している
。支持体３８は「ねじスピンドル３２およびフィルタド
ラム４の軸に対し略平行に延びた入れ子管４０に係合す
る。フィルタ体２２の内側ないし内面方向に延びた２つ
の吸引ノズル４２を担持する入れ子管４川ま、端壁１８
内に案内された一端が閉じられ「一方端は端壁２０１こ
固定された吸引口４４において伸縮変位可能になってい
る。本装置はそれの流入ロー２によって例えば繊維■物
および挨用の搬送ないし集積管（図示せず）の一端に蓮
適する。

送風機等の圧力側に設置されたこの搬送管は、それの吸
引側において例えば多数の繊維機械又はこの場合のよう
にそれらの吸引システムに連結される。流出口１４は例
えば特に図示しないが分離された繊維物用の容器に連続
的に流れるべく連結される。最後に、吸引管４４に別の
送風機が連結され、その吸引管４４は挨を集塵器へ送る
。作用中、繊維物および挨を含む空気は流入ロー２を通
って予分離器２の流入部６へ移動する。

この流入口部６において流入口１２に対する接線方向の
配置のために旋回ないし渦流が形成され、この流れが分
離器８内を移動する。この流れはふるい面１６の内面な
いし内側に沿って移動し、これを介して空気および挨が
非常に多くの位置を貫通し、一方繊維物はかかるふるい
によって後方に保持されかつ流出ないし排出部１０内へ
搬送される。分離器８内における流れはふるい面１６の
内側に沿って繊維物をぬぐい酪としながら移動せしめる
。空気の残留成分に沿って流出部１０において集積され
た繊維物は流出管１４に沿って繊維集積容器に到達する
。フィルタ室２４に達した挨を含んだ空気の主流はフィ
ルタ体２２の内側ないし内面方向へ移動する。

フィルタ体２２を空気が通る間、挨はかかる内面に保持
される。連続的に作用する間の装置の有効性を維持する
ために、フィルタ体２２の内面は連続的ないし間欠的に
又は圧力の作用として吸引ノズル４２によってぬぐうよ
うに接触される。

吸引ノズル４２は〜モータ３４によって駆動されるねじ
スピンドル３２がスピンドルナット３６を介して入れ子
管４０を変位せしめるときはいつでもフィルタ体の軸の
方向へ移動する。入れ子管４０の端部において、何らか
の従来のかつ従って特に図示しない手段、例えば可逆ス
イッチによって、モータ３４の回転方向、かつ従ってス
ピンドル３２の回転方向を転換する。他方、摩擦輪３０
のレースないし走行リング２上の転勤によりフィルタド
ラム４を回転せしめ、従ってフィルタ体２２はノズル４
２を越えて周囲方向に移動する。吸引ノズル４２の作用
はフィルタ体２２の内側から塵挨を排除するのに充分で
あるが、この吸引ノズルの吸引作用がフィルタ体を充分
に清掃できない場合も考えられる。

例えば、フィルタ体への塵挨付着が特に強い場合もあり
、これと併行して、あるいはこのような事実がなくても
経済的な理由から吸引装置に作用する低圧が比較的小さ
いこともあり得るからである。吸引ノズル４２の吸気作
用の能力によっては塵挨付着の程度に比較してフィルタ
体を完全清掃するのに時間がかかり過ぎる場合もある。
そこで、フィルタ体清掃用吸引ノズルの作用を高めるた
めには送風ノズルを併設つればよい。

吸引ノズル４２と対向させてフィルタ体２２の外側に配
置して適当な送風源に接続したこの送風ノズルは噴出す
る空気流によってフィルタ体から塵挨粒子を分離させる
ことができ、この空気流を直接連携の吸引ノズルの口に
向けることが可能であるから、塵挨粒子は吸引ノズルの
作用城に達し、吸引される空気と共に排出される。送風
ゾズルは管４０と平行にフィルタ体２２の外側に配置し
且つ、例えばその上端と固接した分配管に固定または連
結すればよい。

このように構成すれば送風ノズルを装着した管は入れ子
管４０の運動に従い、従って吸引ノズル４２に対する送
風ノズルの位置を保持する。経験によれば、送風ノズル
に例えば工場の圧搾空気回路網のような圧搾空気源に接
続してフィルタ体に送風するのが特に有効であることが
明らかになった。以上、本発明の好ましい実施例につい
て説明したが、本発明はそれらの実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載の発明の範囲内にお
いて各種の変更実施例が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の軸断面図、第２図は一部を断面
で示した本装置の平面図である。 ２・・・予分離器、４…フィルタドラム、６…流入部、
８・・・ジャケット部、１０…流出部、１２・・・流入
口、１６…ふるい面、２２…フィルタ体、２６・・。 走行リング、３０・・・摩擦輪、３２・・・ねじスピン
ドル、３４・・・駆動モータ、４０・・・入れ子管、４
２…吸引ノズル。第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 特に繊維物および埃等の汚染物を含んだ空気を清浄
   化する装置であつて、予分離器２と、該予分離器と共働
   する埃フイルタ器とから成り、該埃フイルタ器はフイル
   タを具える略円筒形フイルタ体２２を有するフイルタド
   ラム４を含み、上記予分離器２は旋回流を生成すべく構
   成された流入部６およびふるい面１６として構成された
   ジヤケツト部８を有する回転体を含み、上記フイルタド
   ラム４は予分離器２のジヤケツト部８を囲み、該フイル
   タドラム４のフイルタ体２２の内面にぬぐうように接近
   して可動吸引ノズル４２が設けられ、該吸引ノズル４２
   を上記フイルタ体２２の内面との接近状態を維持しなが
   らフイルタ体の軸方向に移動せしめると共に、上記フイ
   ルタドラム４を回転せしめる駆動手段を含んで成ること
   を特徴とする空気浄化装置。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の装置において上記、予
   分離器２の外側にかつ上記フイルタドラム４の長手軸と
   略平行に配置された入れ子管４０を含み、該入れ子管が
   上記吸引ノズル４２を支持することを特徴とする空気浄
   化装置。 ３ 特許請求の範囲第２項記載の装置において、上記フ
   イルタドラム４は上記予分離器２に関して略同心に取り
   付けられ、上記駆動手段は摩擦輪３０を含み、上記フイ
   ルタドラム４は走行リング２６を有し、上記摩擦輪３０
   が上記走行リング２６に係合することを特徴とする空気
   浄化装置。 ４ 特許請求の範囲第３項記載の装置において、上記駆
   動手段は、上記入れ子管４０と略平行に取り付けられか
   つ回転すべく上記摩擦輪３０に固着されたねじスピンド
   ル３２と、該スピンドルに担持されかつ上記入れ子管４
   ０に引張る如く係合するスピンドルナツト３６とを含ん
   で成ることを特徴とする空気浄化装置。 ５ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、上記流
   入部６は略接線方向に向いた流入口１２を具えることを
   特徴とする空気浄化装置。 ６ 上記特許請求の範囲のいずれか１項に記載の装置に
   おいて、円筒状フイルタ体２２の外側に吸引ノズル４２
   に対向させて設けた送風ノズルと、これを吸引ノズル４
   ２と同期駆動する手段とを特徴とする空気浄化装置。 ７ 特許請求の範囲第６項記載の装置において、送風ノ
   ズルが入れ子管４０に連結されていることを特徴とする
   空気浄化装置。