JPS6096452A - 耐摩耗性のある導電性化粧板 - Google Patents

耐摩耗性のある導電性化粧板

Info

Publication number
JPS6096452A
JPS6096452A JP58204263A JP20426383A JPS6096452A JP S6096452 A JPS6096452 A JP S6096452A JP 58204263 A JP58204263 A JP 58204263A JP 20426383 A JP20426383 A JP 20426383A JP S6096452 A JPS6096452 A JP S6096452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
decorative board
thermosetting resin
abrasion resistance
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58204263A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0438585B2 (ja
Inventor
高木 茂弘
松野 昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP58204263A priority Critical patent/JPS6096452A/ja
Publication of JPS6096452A publication Critical patent/JPS6096452A/ja
Publication of JPH0438585B2 publication Critical patent/JPH0438585B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子部品搭載用の耐摩耗性のある導電性化粧板
に係り、さらに詳しくは、オフィスオートメイション機
器(OA機器ともいう)並びに自動販売機、電子計算機
などの電子部品を塔載するである。
従来、導電性化粧板としては、銅箔やアルミニウム箔な
どの金属箔を表面層に積層したもの或いは、実開昭58
−88488号の公報の「カーボン繊維を20%以下含
む導電性紙から成る導電性化粧板」などがある。
しかしながら、上記の金属箔を表面層に積層した導電性
化粧板は、自動制御板に穴明は加工やその他の取付は加
工K[L、該加工部分より金属箔がめくれたシはかれ易
く、またこれらの板は反りねじれなどの板の変形が起り
易く、しかも比較的高価なものとなるなどの欠点があっ
た。
また、カーボン繊維を含む導電性紙から成るも−のけ、
天然パルプ繊維に対し20%以下のカーボン繊維を抄造
混入した原紙を使用するため、有機系の天然パルプ繊維
と無機系のカーボン繊維とめなじみは悪く、天然パルプ
繊維抄造紙の表層にカーボン繊維を配した片面導電性の
原紙を使用せざるを得す、この原紙は熱硬化性樹脂の含
浸又はコーティングむらを生じ易く、カーボン繊維を配
した片面を表面とすれば外観は必ずしも好ましい状態で
はなく、また比較的高価な導電性化粧板となるなどの欠
点があった。
従来、耐摩耗性化粧板としては、合成樹脂化粧板の模様
紙層の表面に酸化珪素を主成分とする耐摩耗性付与剤と
必要に応じてα−セルローズの微粉末などの補強充填剤
とを混入した合成樹脂層が形成されていることを特徴と
するものである。
しかしながら、上記従来の合成樹脂化粧板は、合成樹脂
層を形成するに際して模様紙層の表面に酸化珪素を主成
分とする耐摩耗性付与剤を混入した合成樹脂を含浸又は
塗布して乾燥したプリプレツク材料を組合せたものに鏡
面ステンレス鈑などの賦型板を圧締するため、賦型板の
表面が直接耐摩耗性付与剤と加圧された状態下で接触し
長期間繰返し使用されて賦型板表面が研摩されて摩耗し
たり、また、賦型板表面に微細な傷が付く欠点がある。
他方合成樹脂の含浸又は塗布ムラなどの原因によシ耐摩
耗性付与剤が偏在したり、また酸化珪素による着色や半
透明な部分又は光沢ムラなどが形成される欠点があった
また、他の耐摩耗性化粧板は、米国特許第4、255.
480号の発明により模様紙層の表面に有機系結合剤層
を介して酸化アルミニウムの耐摩耗性付与剤が被覆形成
されていることを特徴とするものである。
しかしながら、従来の上記合成樹脂化粧板は、先述の従
来の合成樹脂化粧板と同様に賦型板の表面が直接耐摩耗
性付与剤と接触することになるため、賦型板表面が研摩
されたシ、また賦型板表面に微細な傷が付いたシする欠
点がある。一方模様紙表面に耐摩耗性付与剤層が形成さ
れているため合成樹脂溶液の含浸又は塗布に際して樹脂
溶液が模様紙の層中に浸透し難く、また浸透ムラを生じ
、さらには不透明ないし半透明の表面樹脂層が形成され
るなどの欠点があった。
本発明は、上記従来例の欠点を解消し、導電性に優れか
つ耐摩耗性が付与され比較的安価で、化粧板表面の美観
も優れた化粧板を提供するものである。
以下、本発明の実施例並びに実施態様について図面に基
づき具体的に説明する。
本発明の化粧板は、一般に熱硬化性樹脂化粧板と称され
る絶縁性基板の少なくとも表面層に導電性と耐摩耗性と
を付与した化粧板であって、その積層断面の態様は、第
1図と第2図に示す通りのものである。
これらの図面において、(1)は導電性を有する酸化チ
タン徽粉末と耐摩耗性付与剤である酸化アルミニウムの
微粉末を混入添加した層である。この層は、これらの微
粉末を亜硫酸パルプ(sp)又はセミケミカルパイプ(
sep)などのセルローズを主成分とする薄葉紙のオー
バレイ又は化粧紙用の漂白抄造紙などの抄造時にサイズ
剤又は填料などと共に一定量混入添加したもの、或いは
各種の熱硬化性樹脂の含浸又は塗布被覆用の樹脂液中に
分散剤又は界面活性剤などと共に混入使用して得られる
各種樹脂含浸紙又は樹脂塗布被覆紙及びこれらの組合せ
の抄き込みコーテイング紙などを積層し、加熱加圧して
形成された層である。
なお、本発明において使用される熱硬化性樹脂は、フヱ
ノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ジアリルフタレート樹脂など一般に知られた各
種の樹脂及びこれらの組合せ樹脂であり、導電性微粉末
を混入し浮遊状態に保つためには、これらの樹脂濃度、
粘度、縮合度などの他に液温の調整や攪拌状態にしてお
くなど諸条件のコントロールを必要とする。また、必要
に応じて分散剤や活界活性剤などの浮遊助剤を併用する
ことが有利である。
゛また、本発明において使用される上記微粉末としては
、導市、性徴粉末としての酸化チタン微粉末と耐摩耗性
付与剤としての酸化アルミニウムの微粉末である。
前記酸化チタンの微粉末は電気抵抗が10 〜10−2
オーム・elMと極めて高電導性材料であるため、特に
好ましいものであるが、混入添加量が多い場合にはやや
高価となることがある。
上記の導電性微粉末は、原紙のパルプ繊維に対し2〜5
0重景%位抄き込まれ、または熱硬化性樹脂固形分量に
対し20〜76重量%添加混入される。そして原紙の抄
造に際しては界面活性剤及び先 その他の定着剤、気填剤と併用され、予めフロック状の
凝集物としてパルプ繊維にからませて定着率を高めるこ
とが有利である。一方、熱硬化性樹脂溶液に添加混入し
原紙に該樹脂を含浸又は塗布被覆するに際し、分散助剤
は界面活性剤などによってイオン導電性を付与すると共
に樹脂溶液中の分散性を良好とし、樹脂溶液中に均一に
分散させ、原紙表面に該樹脂固形物と共に均一に分散さ
せることが望ましい。
一方、耐摩耗性付与剤としての酸化アルミニウム微粉末
は、例えばα−アルミナ微粉末であって、硬度が比較的
高く色調、が白色ないし淡灰白色であるαアルミナ微粉
末を60%以上含有し、壕だ酸化珪素(シリカ)やその
他各種の無機物を含有するものである。
そして、上記耐摩耗性付与剤は、天然パルプ繊維に対し
0.5〜80%位混入されることが有利である。0.6
%以下の混入ではα−セルローズ繊維を主成分とするオ
ーバーレイ紙にあっては透明性には優れるが、主目的で
ある耐摩耗性の向上は余り期待できず、他方80%以上
混入するとオーバーレイ紙にあっては全体の透明性が悪
くなるばかりか、耐摩耗性付与剤の組成分の如何によっ
ては灰白色ないし灰色を帯びる欠点もある。
一方、これらの微粉末の平均粒径は10〜40μm位が
好ましい。10μm以下であると抄造スラリー溶液中で
浮遊して沈澱しにくい利点はあるが、耐摩耗性付与剤と
しての研摩性は低下する。反面40μm以上となると抄
造スラリー溶液中で沈降し易く、1だ混抄紙の着色や不
透明さが著しくなるので好ましくない。
なお、ml記天然パpプは木材パルプ、マニラ麻パルプ
、その他の天然のαセルローズの含有率の篩いものが使
用される。木材パルプとしては針葉樹パルプ、広葉樹パ
ルプのいずれであってモヨイが、ソーダ法、フラクト法
、SP法などによってパVプ化された原料を使用し、異
物や着色物を十分除去し晒効果が大きく、化粧板表面に
使用し樹脂含浸して加熱加圧後に、無色う明性の高いも
のが特に好ましい。
このようにして、酸化アルミニウムの耐摩耗性付与剤と
酸化チタンの導電性微粉末混入抄造紙又は熱硬化性樹脂
溶液中に分散させて原紙に樹脂含浸又は塗布被覆して耐
摩耗性と導電性を付与したプリフ゛し1.グを第1図か
ら第2図における(1)の層に載置し、通常の原紙に熱
硬化性樹脂を含浸又は塗布させたプリブレノグ(2)と
共に積層し、加熱加圧することによシ、少くとも表面層
に導電性を有する積層板を得ることができる。なお、積
層板の加熱加圧条件は、使用する熱硬化性樹脂の挿類や
使用量(含浸量又は塗布量)によっても異なるが、加熱
温度は120°C〜170°C位で加熱時間は5分〜8
0分位、加圧は20〜80 kFllc1位である。
以上のようにして得られた本発明の化粧板は、従来の導
電性積層板よりも比較的安価に得られ、また酸化アルミ
ニウム粉末の耐摩耗性付与剤は導電性も有し、比較的混
入量を少くすることができるためステンレス鏡面板表面
を傷付けることが少くなり、耐摩耗性が向上すると共に
カーボン繊維混入紙使用の導電性積層板に比べて外観も
均一分散の導電性微粉末の無地表面仕上りにより良好で
、電子機器の電波シールド効果がある導電性を有するも
のである。すなわち、外部から侵入する電磁波ノイズ又
は該基板上に塔載した電子部品素子や回路それ自体から
発生するノイズを外部に追い出して誤動作の原因となる
電磁波公害を防止し、電子機器が正常に動作し得る自動
制御板としての導電性化粧板である。なお、本発明の導
電性化粧板の表面電気抵抗値は109〜10’オーム・
cm位であり、自動制御板としての耐摩耗性に適した摩
耗性が400回以上() Is −K 6902試験)
のものであった。
以下、本発明の最も代表的な実施例について説明する。
微粉末15部と酸化アルミニウム5部とを混入し6 た溶液を化粧板用印刷紙である坪量謁fAイのパターン
紙表面に2’lVゴ塗布し乾燥した表面電気抵抗値がl
θ°〜10”オーム・cmの化粧紙に通常の方法でメラ
ミン樹脂溶液を含浸乾燥したブリプレラグを化粧板の最
表面となるように第1図に示す通り積層して熱硬化性樹
脂の化粧板を得た。この化粧板表面の電気抵抗値を測定
したところ、2.7×108オーム・C#Iであり、テ
ーパーアブレザーによる耐摩耗性の耐摩耗値は560回
であった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の耐摩耗性のある導電性化
粧板の断面図を示す。(1)・・曲最表層の導電層、(
2)・・・・・・絶縁層、(3)・・四オーバーレイ含
浸層。 特許出願人の名称 イビデン株式会社 代表者 多賀潤一部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱硬化性樹脂積層板の原材料である熱硬化性樹脂及
    び該樹脂の基板となる原紙のいずれか−これらの原材料
    から構成される熱硬化性樹脂積層板の少なくとも表面層
    が耐摩耗性と導電性を有することを特徴とした耐摩耗性
    のある導電性化粧板。 2、熱硬化性樹脂積層板はフェノール樹脂、メラミン樹
    脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ジアリルフタレ
    ート樹脂のいずれか1種又は2種以上を使用して成るこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の化粧板。 8、導電性を有する酸化チタン微粉末と耐摩耗性付与剤
    の酸化アルミニウム微粉末を混入添加した熱硬化性樹脂
    又は混抄原紙用スラリー溶液に色相調整剤として染料を
    混入添加することを特徴とする特許請求6範囲第1項又
    は第2項記載の化粧板。
JP58204263A 1983-10-31 1983-10-31 耐摩耗性のある導電性化粧板 Granted JPS6096452A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58204263A JPS6096452A (ja) 1983-10-31 1983-10-31 耐摩耗性のある導電性化粧板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58204263A JPS6096452A (ja) 1983-10-31 1983-10-31 耐摩耗性のある導電性化粧板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6096452A true JPS6096452A (ja) 1985-05-30
JPH0438585B2 JPH0438585B2 (ja) 1992-06-24

Family

ID=16487562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58204263A Granted JPS6096452A (ja) 1983-10-31 1983-10-31 耐摩耗性のある導電性化粧板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6096452A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999038686A1 (en) * 1998-02-02 1999-08-05 International Paper Company Humidity independent static dissipative laminate

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999038686A1 (en) * 1998-02-02 1999-08-05 International Paper Company Humidity independent static dissipative laminate

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0438585B2 (ja) 1992-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE30233E (en) Multiple layer decorated paper, laminate prepared therefrom and process
US3798111A (en) Multiple layer decorated paper,laminates prepared therefrom and process
US5141799A (en) Low scratch, abrasion-resistant overlay and decor papers
US5609966A (en) Sheet produced by a papermaking technique for abrasion-resistant laminates
US3928706A (en) Wear-resistant decorative laminates and methods for producing same
EP0677401A2 (en) Decor sheet and decorative laminates prepared therefrom
DE4437118A1 (de) Basispapier für dekorative Beschichtungssysteme
CA1104051A (en) Abrasion-resistant laminate
CA1298686C (en) Decorative laminates having 3-dimensional effect
EP0525790B1 (en) Fine dot-like tone decorative laminates
JPS6096452A (ja) 耐摩耗性のある導電性化粧板
US5268204A (en) Method for producing decorative paper using a slot coater, decorative paper, and decorative laminates prepared therefrom
US5962123A (en) Decorative laminating sheets employing paper chips and decorative laminates made therefrom
US5252378A (en) Method of producing decorative sheets having localized patterns of color, decorative sheets produced by such method, and laminates employing such decorative sheets
US5302441A (en) Postformable decorative laminating paper
EP0310350A2 (en) Decorative laminates having 3-dimensional effect and sheets for use therein
JP4143816B2 (ja) 高輝性化粧板
JPH0576426B2 (ja)
JPS6042039A (ja) 導電性化粧板とその製造方法
GB2064428A (en) Electrically conductive laminate
JP2005273023A (ja) 磁性紙及び積層板並びに熱硬化性樹脂化粧板
JPS60246897A (ja) 耐摩耗性化粧板用混抄紙とその製造方法およびその混抄紙を用いた耐摩耗性化粧板の製造方法
JPS60116445A (ja) 導電性化粧板とその製造方法
JPH0423040B2 (ja)
JPS6096453A (ja) 導電性化粧板とその製造方法