JPS6095095A - 原油の増回収方法およびその装置 - Google Patents

原油の増回収方法およびその装置

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JPS6095095A
JPS6095095A JP20197783A JP20197783A JPS6095095A JP S6095095 A JPS6095095 A JP S6095095A JP 20197783 A JP20197783 A JP 20197783A JP 20197783 A JP20197783 A JP 20197783A JP S6095095 A JPS6095095 A JP S6095095A
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JP
Japan
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steam
underground
crude oil
oil
ground
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JP20197783A
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English (en)
Inventor
出野 栄一郎
勝 田宮
青方 卓
迪彦 福田
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は地下油脂からの原油の増回収方法およびその装
置に関し、さらに詳しくはメタンおよび改質原料の分解
により得られる水素と一酸化炭素との混合ガスによるメ
タン合成時に発生する熱的工不ルキーを利用して油層か
らの重質油の回収を行なうとともに該混合ガスを回収原
油に水添用水素として供給して回収原油の軽質化、高品
質化を行なう方法およびその装置に関する。
従来より油層からの原油の採取は、まず原油自身の油層
上2、ルギー(圧縮流体工不ルキー、重力工不ルギー)
によるいわゆる−次回状が行なわれるが、これによって
回収しつる景は原始埋蔵量の20%程度である。このた
め、壮年期以後の/LIJ層においては液体・ガスの圧
入により油層圧力の回復をはかる二次回収、さらには三
次回収を行なうことにより原油の増浦回収を行なうこと
が重要である。
三次回収の方法としては(イ)水蒸気圧入法、火攻法な
どの熱回収法、(ロ)CO2・メタンなどを用いるガス
圧入法、(ハ)ミセル溶液、水溶性高分子液などによる
溶出をはかる化学的方法などがある。
−次、二次回収後、油層中には主に重質油成分が残存す
るがこれは粘度が高く、比重も大きく採油は困難である
。これに対しての三次回収技術としては、油層内に熱を
加え、油温度を上げることによって油の粘度を下げ流動
性を高める熱回収法が効果的であり、特に水蒸気圧入法
が好ましい。
水蒸気圧入法は、熱容量の大きな水蒸気を油層の熱源と
して用いるもので、通常は地上にボイラーを設置し、各
油層までパイプラインを設けて水蒸気を供給する方法を
とっているか次のような問題点を有している。すなわち
、 (1)水蒸気か高温であるため地上ボイラ、地上スチー
ム用配管、坑井内スチーム用チュービング等からの熱損
失が大きく、全体的な熱効率(油層内原油に与えられる
熱量/スチーム発生に要する熱量)は40〜60%と極
めて低く、大容量ボイラーおよび多量の燃料を必要とす
る。
fit) 水蒸気の搬送距離が極めて長いため、スチー
ム配管内における圧力および熱損失は著しく、過大なボ
イラーおよび多量の燃料を必要とする。
(iil) 以上の理由等にもとつき、経済面、技術面
から、適用しつる油層深度および寒冷地での適用に制限
がある。
このような各種の問題点を有し、現在行なわれている水
蒸気圧入法では回収する油の1/3もの燃料油を要して
いる。
一方、熱損失を減少させるため、地下に燃焼型蒸気発生
装置を設置し油層近傍で蒸気を発生さぜる方法もあるが
これは次のような問題点が存在する。すなわち、 (1)不完全燃焼による系内汚染を避は地下における長
期安定燃焼を確保するため、燃料は気体または高級液体
燃料を用いる必要があり、また地下の狭い空間で十分な
燃焼空気の供給と排気を行なうためには大型圧縮送風機
が地上に必要となる。
(11)燃焼部は地下設備であることから細長い装置と
する必要があり設計上多くの制限があり、特に水蒸気発
生用の熱交換部のスペース確保が困難である。
(lii) 地下における点火、再着火等燃焼の制御、
監視が困難である。
(1■)地上設備として水処理装置のほか、燃料供給装
置、空気供給装置などを必要とするなど設備投資が大き
い。
一方、生産井より採油された原油は、通常採油地て脱塩
、脱水等の処理を経て市場に供給されるが重質原油゛は
粘度が高く、パイプ輸送が困難なこと、炭素分、イオウ
分、窒素骨、重金属等の含有率が高いことからそのまま
では商品価値が低い。
このため採油地で軽質化、脱硫を施し、合成原油として
商品価値を向上させて市場に送り出される。
軽質化のプロセスには大別してコーキングと水添脱硫に
よる方法およびコーキングを行なわず水添脱硫のみで行
なう方法の二通りがあり、具体的にはH−oil法、’
I(DS法などがある。
このような重質油の軽質化にあたっては水添用として多
量の水素を必要とし、原油に対して400〜1650 
ft3/bbI! もの水素が必要となる。
本発明は水蒸気改質装置より得られる分解混合ガスを地
下のメタネーション反応部にてメタン再生し、このとき
に発生する熱的エネルギーを利用して油層からの重質油
回収を行なうとともに前記混合ガスを回収原油の水添用
水素として供給する原油の増回収方法およびその装置を
提供することを目的とする。
すなわち本発明は、水蒸気を用いて油層より原油を三次
回収する方法であって、地上にて水蒸気改質装置により
メタンおよび改質原料を分解して得たH2・COを含む
混合ガスを地下のメタネーション反応部に搬送してメタ
ン変換を行ない、これにより得られる反応熱で地上より
移送された水を加熱して水蒸気を発生させ、この水蒸気
を油層に供給して油の粘度を下げて流動性を高めて原油
を回収するとともに該混合ガスを回収原油に水添用水素
として供給する原油の回収方法およびその装置である。
本発明は、CH4+H2O−3H2+COの可逆反応を
利用するものであって地上に設置した水蒸気改質装置に
よって右辺への吸熱反応を、地下に設置したメタネーシ
ョン反応部によって左辺への発熱反応を行なわせ、地上
と地下の各反応器間の経路は常温のガスを搬送させるも
ので、長距離間においても熱損失の極めて少ない水蒸気
発生システムが実現される。さらに、前記水蒸気改質装
置により水素を水添用水素として回収原油に供給し、そ
の軽質化、高品質化を行な5つものである。
本発明においては、メタン、並ひに天然ガスあるいは重
質油軽質化装置より得られるガスナフサなどからなる改
質原料を地上の水蒸気改質装置により触媒熱分解してH
2・COを得、これを循環圧縮機により昇圧して地中導
管を通して地下に設置された水蒸気発生装置に配設され
たメタネーション反応部に供給し、同時に、前記H2を
水蒸気改質装置の熱回収により得られるプロセス蒸気と
ともに前記重質油軽質化プロセスに水添用水素として供
給する。該メタネーション反応部に供給されたH2・C
Oは触媒を用いて発熱反応によりCH4・■120 に
変換される。
一方、地上の水処理装置およびポンプを経た水は地中導
管を通り、発熱反応後の混合カスと熱交換した後、メタ
ネーション反応部からの熱によって加熱された水蒸気加
熱部を通り水蒸気発生装置から水蒸気として地下油層に
噴出する。
メタネーション反応部におりる反応にて生成したCH4
・I]20はジャケット壁面を通し、あるいは水蒸気加
熱部、熱交換部を通して供給水(水蒸気発生用水)、メ
タン分解混合ガス(I−■2・CO)を加熱した後、地
下の水蒸気発生装置から地中導管を経て、地上の水蒸気
改質装置に供給され前記改質原料とともに再ひ分解反応
の原料となる。
水蒸気改質装置における熱分解は、約600〜900℃
、20〜30の気圧程度の条件下ニッケル含有触媒によ
り行なわれる。得られた熱分解混合ガスは冷却して水分
を除去する。
またメタネーション反応部におけるH2・CO混合ガス
のメタン生成反応は、300〜700℃が好ましい。触
媒は一般にニッケル系のものが好ましく、また反応圧力
は20〜70気圧程度を適宜に選択しうる。
地下の水蒸気発生装置は、反応後ガス(CH4・H2O
)に残存する熱を回収する熱交換部と、適宜の触媒によ
りメタネーション反応を行なわせ熱を発生する反応部と
該反応部において発生した熱により水あるいは水蒸気を
加熱する水蒸気加熱部とからなる。
以下に本発明の一具体例を図面にもとづきさらに詳しく
説明する。
第1図において、地上に設置された水蒸気改質装置(1
)に地底より還流してきたメタンおよび改質原料と水(
水蒸気を追加してH20/CH4を約3/1とする)を
予熱して供給し、ニッケル系触媒を充填した外部加熱型
反応器で、5 Q ata、850℃にてメタンを熱分
解し、H2・COを得る。
該装置における分解メタン量は515 kmol/li
r 。
加熱燃料は原油換算30 bbl!/hrてあり、発生
水素量は1470 kmol/brである。該装置(1
)を出た高温の混合ガス(850℃、約2Q ata 
)は、水蒸気改質装置(1)に供給されるガスを地上の
熱交換器(2)において予熱したのち、35℃に冷却、
脱水され、さらに循環ガス圧縮機(3)により約66 
ataへ昇圧され、地中導管(4)を経て地下1000
〜1500mに設置された13基の水蒸気発生装置(5
)(図中、1基のみを示し他は省略)へ分配導入される
。なお、このときの混合ガスの組成(mo1%)はCO
:13.3、H2ニア2.9、CH4: 5.2、H2
O:0.3、Co2:8.3である。第2図に示すごと
く坑底水蒸気発生は多管固定層型反応器であり、多管内
を地上からの供給水が通り管外に触媒が充填されてC0
1H20混合ガスか通る。混合ガスと供給水との熱交換
は並流式、向流式いずれも可能で逅るが本具体例では向
流式を採用する。すなわち該水蒸気発生装置(5)に導
入される混合ガス(H2・CO)は、メタネーション反
応部(6)で発熱反応を行なった後の混合ガス(CH4
’ H20)により熱交換部(7)で予熱された後、中
央導管(8)を通って最下部まで導ひかれ、該中央導管
(8)周囲に設けられた触媒j酌からなるメタネーショ
ン反応部(6)を通って上昇しつつ発熱反応を行なう。
該反応はニッケル系触媒の存在下、50.ata1約3
00℃にて行なわれCH4とH20が生成する。この発
熱反応により発生する熱エネルギーは該反応部(6)を
貫通する多数の管(9)内を流れる水に供給されて水蒸
気を発生させるとともに前記メタネーション反応部(6
)へ導入される混合ガスを予熱する。温度の降下した混
合ガス(CH4・H20)は再び地中導管(4)内を上
昇し地上の熱交換器(2)を経て水蒸気改質装置(1)
に循環される。そのガス組成(molX)は、CO:0
.0、l−I2: B、 1、Cl−I4: 42.9
、H20: 47.1、Co2:1.9である。
一方、水蒸気発生用の供給水は、地上の水処理装置(図
示せず)および送水用ポンプ(1o)を経て分配され、
地中導管(4)を通り、地下の13基の水蒸気発生装置
(5)に分配、導入された水はます熱交換部(7)で予
熱されて約200℃、5 Q ataの加圧水となり、
多数の管(9)を通過する間にさらに加熱され調圧され
て水蒸気噴出口(11)より高圧・高温の水蒸気(35
0℃、16 B ata、軟度80%、1基当り3.2
 L/br)として噴出する。
第3図は、地中に設置した水蒸気発生装置(5)内にお
けるガスと水の温度分布の一具体例を示すものであり、
横軸は水蒸気発生装置(5)における中央導管(8)の
基部からのその長さ方向の距離をあられす。ガス温度曲
線(イ)から明らかなように、導入された混合カス(H
2・CO)はメタイ、−ジョン反応部内の触媒層を通過
して発熱反応を起こし、反応部(6)を貫通する多数の
管(9)内を通る水に熱を与えつつ最高約700℃にま
で達し、さらに導入混合ガスを加熱しつつ約330℃に
降温して水蒸気発生装置から出る。一方、水は水温度曲
線(ロ)に示されるように約200℃で導入され約35
0℃付近まで加熱昇温され水蒸気発生装置先端の水蒸気
噴出口(11)より油層に向けて噴出される。
一方、第1図に示されるごとく生産井(121より採取
された回収原油は、脱塩、脱水後、軽質化プロセス(1
3)にて軽質化が行なわれる。重質原油の軽質化は、分
留、あるいは、ざらにコーキングを行なった後、前記水
蒸気改質装置(1)より得られる水素によって、水添脱
硫を経て、あるいは直接に水添処理して行なわれる。
本発明の水蒸気改質装置を用いて原油を回収するととも
に回収原油の軽質化に要する水素を供給する設備の仕様
の一例をつぎに示す。なお、前提条件として、地下油層
内水蒸気圧入m : 96,000i/日、原油採取量
: 180,000バレル/日とする。
重質油軽質化プロセスの仕様は、 処理能カニ180,000バレル/日 消費燃料:15,000バレル/日 水素消費量: 230 X I Q3kmol / 日
てあり、水蒸気改質装置の仕様は 水素製造能カニ 3300 X 10 ” kmol 
/ B消費燃料: 40,000バレル/日 地下油層内水蒸気圧入量“96,000i/日である。
なお、本発明の装置においては、運転開始にあたりメタ
ネーション反応部を加熱する必要かある。
すなわち、3I−I20 + CO: CH4+H20
する反応は常温では著しく反応速度か遅いので供給ガス
を200〜300℃に加熱するか、あるいはメタネーシ
ョン反応部を電気ヒータなどの加熱手段または多管に水
蒸気を通すことにより加熱するなどして運転を開始する
のが良い。
以上に述べたことく、本発明によれは地上に水蒸気改質
装置を、地下にメタイ、−ジョン反応部を設けてCH4
+l−I20−3■j2+COの可逆反応を進行させる
ことにより、梶?:’:+反応を地下で起こさせ水蒸気
を発生させるものであるため、地上と地下の各反応部間
の経路は常温とすることかでき熱損失が極めて少なく、
また地下に燃焼型蒸気発生装置を設置した場合のごとき
、燃料の種類およO・燃料、空気の供給設備、地下装置
の設JI−上の制約などの大きな問題がなく安定して長
期間の運転を行なうことが可能である。
また、油層内に水蒸気を圧入するプロセスと回収重質油
の軽質化プロセスの両プロセスにおいて必要な水蒸気改
質装置を共用としたことによって設備費の低砧、装置の
大型化による熱効率の向上をはかることができ、水蒸気
改質装置の燃料として軽質化プロセスから得られる軽質
油が使用しうるため、燃料費の低減が達成されるととも
に、水蒸気改質装置の熱回収により街られた水蒸気が軽
質化プロセスのプロセス蒸気として利用しえ、さらに水
蒸気改質によるCOおよびF■2の原料として軽質化プ
ロセスより留出するオフガス、ナフサ等が利用しつる。
なお、本発明においてメタネーション反応部て生成した
混合ガス(CH4・H20)を地上へ回収せず油層に注
入することも可能である。この場合は、メタネーション
反応部で反応した後の高温の混合ガス(CH4・Fr 
20 )に地上より送られた水を直接噴射して熱効率よ
(水蒸気を発生させることができる。
また本発明において反応に用いられる混合ガスはH2+
COあるいはH20のほか、これにN2などの不活性ガ
スや空気が混入してもよく、さらにこれらの混合物であ
ってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原油増回収装置の一具体例を示す概略
図、第2図は本発明において用いられる水蒸気発生装置
の一具体例を示す縦断面図、第3図は本発明の水蒸気発
生装置の各部におけるガスおよび水の温度分布である。 図中の主な符号は次のとおりである。 1・・・水蒸気改質装置、5・・・水蒸気発生装置、6
・・メタネーション反応部、13・・・軽質化プロセス
。 特許出願人 株式会社 神戸製鋼所 代理人 弁理士青白 葆外2名 乍: ど゛ 第3図 !!、料 管軸fJ臼距翅+ml

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水蒸気を用いて油層より原油を三次回収する方法
    において、水蒸気改質装置で製造される■]2・COヲ
    含む混合ガスを地下に搬送してメタン変換を行なうこと
    により得られる反応熱を地上より供給した水に与えて水
    蒸気を発生させ、該水蒸気を油層に供給するとともに、
    該混合ガスを回収原油に水添用水素として供給すること
    を特徴とする水蒸気改質装置を用いた原油の増回収方法
  2. (2)地下において行なわれる該メタン変換によって生
    じたCH4・I(20を地上へ回収する前記第(1)項
    記載の方法。
  3. (3)地下において行なわれる該メタン変換によって生
    じたCI(4・H2Oを地下油層へ注入する前記第(1
    )項記載の方法。
  4. (4)地上に設置され、メタンおよび改質原料を分解し
    てI]2・ COを生成する水蒸気改質装置と、地下に
    設置され前記水蒸気改質装置と連接して地上より搬送さ
    れた分解ガスをメタンに変換するメタネーション反応部
    を有し、この反応熱により地上より移送された水を加熱
    して得た水蒸気を地下の油層に供給する水蒸気発生装置
    とからなることを特徴とする原油の増回収装置。
JP20197783A 1983-10-27 1983-10-27 原油の増回収方法およびその装置 Pending JPS6095095A (ja)

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