JPS609408B2 - 接地検出方法 - Google Patents
接地検出方法Info
- Publication number
- JPS609408B2 JPS609408B2 JP55055005A JP5500580A JPS609408B2 JP S609408 B2 JPS609408 B2 JP S609408B2 JP 55055005 A JP55055005 A JP 55055005A JP 5500580 A JP5500580 A JP 5500580A JP S609408 B2 JPS609408 B2 JP S609408B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grounding
- electrode wire
- power
- ground
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電力系統の簡易接地検出方法に関するものであ
る。
る。
従来電力系統に接地事故が発生した場合、それを検出す
るには一般に電位変圧器や接地変圧器を用いて零相電圧
を計測して検出しているが、これらの機器は高価なので
計器用、保護継電器用などと共用されている場合が多い
。
るには一般に電位変圧器や接地変圧器を用いて零相電圧
を計測して検出しているが、これらの機器は高価なので
計器用、保護継電器用などと共用されている場合が多い
。
ところが電力系統末端や途中の電気所、保線所では計器
用や保護継電器用は不要であるが、電力系統に接地事故
が発生した場合、早急に接地を検出することが電力系統
の運転上あるいは保線上必要である。
用や保護継電器用は不要であるが、電力系統に接地事故
が発生した場合、早急に接地を検出することが電力系統
の運転上あるいは保線上必要である。
またそのほか、送電線を利用した電力線搬送装置を利用
して情報信号を送るとき、電力系統に接地事故が発生し
ているときは雑音が極めて大きく信号伝送に誤りが生じ
るので、事故が発生していないときに信号を送る必要が
あり、かかる場合でも接地検出が必要である。本発明の
方法は、これらの必要性に応ずるために簡易に接地事故
を検出することを目的とするものであり、第1図、第2
図に示す原理図に基づいて説明する。
して情報信号を送るとき、電力系統に接地事故が発生し
ているときは雑音が極めて大きく信号伝送に誤りが生じ
るので、事故が発生していないときに信号を送る必要が
あり、かかる場合でも接地検出が必要である。本発明の
方法は、これらの必要性に応ずるために簡易に接地事故
を検出することを目的とするものであり、第1図、第2
図に示す原理図に基づいて説明する。
1,2,3は3相交流の電力系統の3相のそれぞれの相
の電線で、4は接地を検出するための接地検出電極線を
示し、これらの相互位置関係を第1図では立体的に、第
2図では電線1,2,3の電線方向からそれぞれ配置状
態を示している。
の電線で、4は接地を検出するための接地検出電極線を
示し、これらの相互位置関係を第1図では立体的に、第
2図では電線1,2,3の電線方向からそれぞれ配置状
態を示している。
具体的には電線1,2,3を平行に且つ略平面上に架線
し、これらの電線に直角に電極線4を架設し、電線1,
2,3と電極線4との間隔はそれぞれ略同じ長さとし、
且つ電線1,2,3に加圧さ .れる電力に十分耐え
るような位置に離す。5,6は補助電極であり、金属製
パイプあるし、夕は板などで作り、電極線4に取り付け
る。
し、これらの電線に直角に電極線4を架設し、電線1,
2,3と電極線4との間隔はそれぞれ略同じ長さとし、
且つ電線1,2,3に加圧さ .れる電力に十分耐え
るような位置に離す。5,6は補助電極であり、金属製
パイプあるし、夕は板などで作り、電極線4に取り付け
る。
この補助電極5,6は、電極線4が有限長であり、また
電極線4に対する電線1,2,3の各相の距離が相違す
ることに起因して電極線との各相の電気容量C^,CB
,CCが平衡しないことを修正するために設けたもので
ある。即ち、電極線4の長さは電線1と3との距離に応
じた長さで選定されるが、微調整は補助電極5,6の大
きさ又は位置を変えることにより行なう。具体的には、
電極線4と大地間に接続される接地検出器(図示せず)
が作動する電力以下になるよ・うに調整を行なう。図中
Tは変圧器、CTは蓄電器、Eは大地を示し、蓄電器C
rと変圧器Tのィンダクタンスとにより並列共振回路を
構成し、共振周波数を電力系統の周波数に一致するよう
にする。このように配設することにより電力系統に接地
事故がない場合には電線1,2,3の各相(A相、B相
、C相)の対地電圧は平衡しているので、検出電極線4
にはA相に起因する対地静電誘導電圧と、B相に起因す
る対地静電誘導電圧と、C相に起因する対地静電誘導電
圧とが議起されるが、大きさは同じであり位相が12び
づつずれているので、構成されて電極線4と大地E間に
は電圧は生じない。
電極線4に対する電線1,2,3の各相の距離が相違す
ることに起因して電極線との各相の電気容量C^,CB
,CCが平衡しないことを修正するために設けたもので
ある。即ち、電極線4の長さは電線1と3との距離に応
じた長さで選定されるが、微調整は補助電極5,6の大
きさ又は位置を変えることにより行なう。具体的には、
電極線4と大地間に接続される接地検出器(図示せず)
が作動する電力以下になるよ・うに調整を行なう。図中
Tは変圧器、CTは蓄電器、Eは大地を示し、蓄電器C
rと変圧器Tのィンダクタンスとにより並列共振回路を
構成し、共振周波数を電力系統の周波数に一致するよう
にする。このように配設することにより電力系統に接地
事故がない場合には電線1,2,3の各相(A相、B相
、C相)の対地電圧は平衡しているので、検出電極線4
にはA相に起因する対地静電誘導電圧と、B相に起因す
る対地静電誘導電圧と、C相に起因する対地静電誘導電
圧とが議起されるが、大きさは同じであり位相が12び
づつずれているので、構成されて電極線4と大地E間に
は電圧は生じない。
ところが電力系統に接地事故が起こり、A相、B相、C
相の対地電圧に不平衡が生じると、電極線4と大地E間
には零相電圧が生じ、図示しない接地検出器により電力
系統接地事故が発生したことを検出することができる。
相の対地電圧に不平衡が生じると、電極線4と大地E間
には零相電圧が生じ、図示しない接地検出器により電力
系統接地事故が発生したことを検出することができる。
蓄電器CTと変圧器Tよりなる共振回路は電極線4と大
地E間との間のインピーダンスを大きくし、零相電圧が
高く出易くして変圧器Tの2次側の出力電力を大さ〈す
るためのものである。本発明方法を実際に適用する場合
には、電線1,2,3をこのために特別架線しなくても
、送電線鉄塔での配置や、発変電所構内での送電線引込
口や、母線や、アレスター接続線の電線の配置をそのま
ま利用することが可能であり、新規に架設するのは接地
検出電極線4のみでよく、簡易に実施が可能である。
地E間との間のインピーダンスを大きくし、零相電圧が
高く出易くして変圧器Tの2次側の出力電力を大さ〈す
るためのものである。本発明方法を実際に適用する場合
には、電線1,2,3をこのために特別架線しなくても
、送電線鉄塔での配置や、発変電所構内での送電線引込
口や、母線や、アレスター接続線の電線の配置をそのま
ま利用することが可能であり、新規に架設するのは接地
検出電極線4のみでよく、簡易に実施が可能である。
第3図、第4図は送電線鉄塔での適用の一例を示したも
ので、第3図は横より見た図面、第4図は上より見た図
面で、1,2,3は検出対象の送電線回線の電力線、4
は接地検出電極線、1′,2′,3′は非検出対象の送
電線回線の電力線である。
ので、第3図は横より見た図面、第4図は上より見た図
面で、1,2,3は検出対象の送電線回線の電力線、4
は接地検出電極線、1′,2′,3′は非検出対象の送
電線回線の電力線である。
7は非検出対象送電線回線の1′,2′,3′からの静
電誘導を遮蔽して誤計測しないための遮蔽板である。
電誘導を遮蔽して誤計測しないための遮蔽板である。
なお、これらの図面には前記の補助電極は図示を省略し
ている。上述したように本発明によれば、簡単な装置に
より接地事故を検出することができ、従来のように電位
変圧器や接地変圧器などが不要であり、また補助電極の
調整により電力線と電極線との間の静電容量の不平衡を
相殺することができ、実用性が高まるなどの効果を奏す
るものである。
ている。上述したように本発明によれば、簡単な装置に
より接地事故を検出することができ、従来のように電位
変圧器や接地変圧器などが不要であり、また補助電極の
調整により電力線と電極線との間の静電容量の不平衡を
相殺することができ、実用性が高まるなどの効果を奏す
るものである。
第1図及び第2図は本発明の基本検出原理を示す説明図
、第3図は本発明に係る送電線鉄搭の側面図、第4図は
その平面図である。 1,2,3:電線(電力線)、4:電極線、5,6:補
助電極。 第1図 第2図 第3図 第4図
、第3図は本発明に係る送電線鉄搭の側面図、第4図は
その平面図である。 1,2,3:電線(電力線)、4:電極線、5,6:補
助電極。 第1図 第2図 第3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 平行に且つ略同一平面上に架線された3本の3相電
力線に対し、当該平面とは所要間隔隔てて平行な他の平
面に含まれる状態に且つ前記3本の電力線に直角に接地
検出用の電極線を設け、この電極線と大地間に接地検出
器を設け、前記電極線の両端には補助電極を取り付ける
とともに正常送電時に当該電極線に誘起される電圧が前
記接地検出器の作動電圧以下になるように前記補助電極
の大きさあるいは電極線の長手方向に対する位置を調整
しておき、電力系統の接地によって電極線に誘起される
不平衡電力を検出することにより接地事故を検出するこ
とを特徴とする接地検出方法。 2 接地検出器は蓄電器と変圧器1次巻線との並列回路
により構成すると共に該回路の共振周波数を電力系統の
周波数に設定し、かつ上記変圧器の2次側より接地検出
出力を取り出すことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の接地検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55055005A JPS609408B2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 接地検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55055005A JPS609408B2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 接地検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56150922A JPS56150922A (en) | 1981-11-21 |
JPS609408B2 true JPS609408B2 (ja) | 1985-03-09 |
Family
ID=12986533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55055005A Expired JPS609408B2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 接地検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609408B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59173774A (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-01 | Mitsubishi Electric Corp | 可変電圧可変周波数電力系統の地絡検出装置 |
JPS59173775A (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-01 | Mitsubishi Electric Corp | 可変電圧可変周波数電力系統の地絡検出装置 |
JPS6041866U (ja) * | 1983-08-29 | 1985-03-25 | ニシム電子工業株式会社 | 零相電圧検出器 |
-
1980
- 1980-04-24 JP JP55055005A patent/JPS609408B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56150922A (en) | 1981-11-21 |
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