JPS6093717A

JPS6093717A - ハイブリツド形しや断器

Info

Publication number: JPS6093717A
Application number: JP58201303A
Authority: JP
Inventors: 玉居　義裕
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1983-10-27
Filing date: 1983-10-27
Publication date: 1985-05-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野１本発明は絶縁性ガスが封入された一つのタンク内に、真
空しゃ断部とガスしゃ断部を直列に接続して成るハイブ
リッド形しゃ断器に係り、特に操作機構の改良を図った
ハイブリッド形し１５断器（、、′関する。

［発明の技術的背景とその問題点Ｊハイブリッド形しゃ断器は、Ｌ／　ｒ＋断特性の異なる
２つのしゃ断部を直列に接続し、これを絶縁性ガスが封
入された一つのタンク内に収納して成るしゃ断器で、そ
れぞれの性質をうまく利用して個々の特性以上の特性を
引き出したしゃ断器であり、現在直流しゃ断器において
多く利用されている。

この場合２つのし１５断部には、電流しゃ断能力のずく
れた真空し１５断部と、絶縁耐力のすぐれたガスしゃ断
部が用いられている。

ところでこのし１５断器を操作するには、真空しゃ断部
とカスしゆ断部を別々の駆動部、操作機構部を用いて操
作づる方法と、１つの駆動部、操作ｔａ椙部でそれぞれ
を操作する方法とがある。前者の２つの駆動部、操作１
１ＮＭ部によりそれぞれを別々に操作力る場合、他方の
しゃ断部に操作特性を作用されずそれぞれの最も良い特
性を引き出すことができる。しかし、まったく性質の異
なる２つの駆動部、操作は構部〈例えばガスしゃ断部は
空気圧操作、貞空しゃ断部はバネ操作）を持つこととな
り、複雑、大形化プるのみでなく、保守点検も困ガなも
のとなる。そこで、この点を考慮するど後者のように駆
動部、操作機構部を１つとする方が好ましいと考えられ
る。しかし、１つの駆動部により操作するようなハイブ
リッド形しゃ断器においては大きな問題があり、以下こ
の点について詳述する。

つまり、通常真空しゃ断部に用いられている真空しゃ断
器は、その性能上大きな操作力は必要とゼず、また全ス
ト〇−りは数十Ｍ程度である。さらに、真空を保持して
いる絶縁容器としては一般にガラスが用いられている。

また、大気と気密を保持するために操作ロン断部にはへ
ローか用いられているが、このベローは大きな衝撃には
耐えることができない。一方、ガスしゃ断部に用いられ
ているバッファ一式刀スしゃ断器は、しゃ断時に発生た
アークに八ソファ−シリング−にＪ：り作られた高圧圧
縮ガスを高速で吹きつ【プてしゃ断を行なうもので、高
圧高速の圧縮ガスを作るために大きな駆動力を必要とす
る。さらに、数百ｍｍ程度のストロークを必要としてい
る。

上述からして大きな問題とは、カスしゃ断部。

真空しゃ断部よりなるハイブリッド形しゃ断器を１つの
駆動部、操作機構部で操作すると、ガスしゃ断部を操作
するために必要な力が真空しゃ断部を操作する力よりも
はるかに大きく、しゃ断器の投入動作時には真空しゃ断
器の一方の電極が強烈な勢いで対向する他方の電極にぶ
つかり、その時の衝撃で外部が絶縁容器を破壊してしま
う。また、しゃ断動作時には電（針が急激に強烈な力で
引っばられてこれが操作ロン断部のベローに衝突するた
め、ベロー、絶縁容器が破壊してしまい、性能が真空し
ゃ断部の操作特性により決定されてしまうことである。

そのため、従来のハイブリッド形しゃ断器においては、
ガスしゃ断部の操作特性は真空し１５断部を破Ｊ抑しな
いように調整されている。

一方、ガスしゃ断器の性能は駆動力により決まる間（本
速度と、封入絶縁性ガスの圧力によって決定される。そ
のため、ハイブリッド形しゃ断器では駆動力に制約を受
ｔ〕る分だけガス圧力を高くして性能を上げＣいる。し
かしこれでは性能に限界があり、高圧の直流しゃ断を行
なう場合には性能不足となっている。

［発明の目的］本発明は上記のような問題を解消するために成されたも
めで、その目的は投入、しゃ断動作に伴なう真空しゃ断
部の破壊のＪ３それをなくしかつ高性能のしゃ断能力を
有づる信頼性の高いハイブリッド形しゃ断器を提供する
ことにある。

［発明の概要］本発明では上記の目的を達成するために、前述したハイ
ブリッド形しゃ断器における真空しゃ断部とガスしゃ断
部を操作する各操作用レバーの駆動位置を上下方向にず
らし、かつ真空しゃ断部操作償楕に操作用ダンパーを設
けたことを特徴とする。

［発明の実施例］以下、本発明を図面に示す一実施例について説明する。

第１図は、本発明によるハイブリッド形しゃ断器の楕成
例を断面図にて示したものである。

図において、１はＳＦ６等の絶縁性ガスが封入されたタ
ンクで、その内部にはガスしゃ断部であるバッファ一式
ガスしゃ断器２と、真空しゃ断部である真空しゃ断器３
とを直列に接続して収納している。また４は駆動部であ
り、その駆動力により詳細を後述する操作機構部５を介
して、上記ガスしゃ断器２および真空しゃ断器３を操作
づるように構成している。なＬｌ′３．６．７は夫々タ
ンク１に立てられたブッシングである。

第２図は、上記操作ｌＸｌ構部５の詳細な構成例を示す
ものである。図において、本操作機構部５は前記駆動部
４にロッド５１．レバー５２よりなるリンクｍ４ｔＡを
介して一端部が取付けられた操作ロッド５３ど、この操
作ロッド５３の他端部に一端がビン５３ａにより回動自
在に取付けられた第１のレバー５４．およびこの第１の
レバー５４の他端に取付（プられ前記ガスしゃ断器２を
操作する第１のロッド５５よりなるガスしゃ断部操作機
構と、上記操作ロッド５３の他端部に回動自在に取付け
られ且つその略中央部に長手方向に伸びる長穴（惰円穴
）５６ａを有する操作用ダンパー５６と、この操作用タ
ンバー５６の楕円穴５６ａ内に一端がカイトビン５６１
）により摺動自在に支持された第２のレバー５７．およ
び・この第２のレバー５７の他端がガイド５８ａにより
開動自在に支持されると共に、ダンパー５８１）おＪ：
びバネ押え５８ｃと５８ｄ間に設けられた投入用バネ５
８ｅを有し前記真空しヤ断部３を操作プるケース５８に
収納された第２のロッド５９よりなる真空しゃ断部操作
機構とから構成している。なお、５６ｒはダンパーであ
る。

次に、かかる構成のハイブリッド形しゃ断器における投
入動作について第２図を用いて述べる。

この場合には、まず、しゃ断器外部より投入指令が与え
られると駆動部４が動作し、その力はロッド５１．レバ
ル５２．操作ロッド５３を介して伝達される。ここで駆
動部４の発生する力は、バッファ一式ガスしゃ断器２を
操作させるに十分な力であり、真空しゃ断器３を動作さ
せるには大きすぎる力である。このロッドを介して伝達
された力は、レバー５４と操作用ダンパー５６を介して
、バッファ一式ガスしゃ断器２．真空しゃ断器３へ伝え
られる。これによるガスしゃ断器２側の動作は従来のＡ
Ｃ交流しゃ断器と同様であるので、以下真空しｐＶｆｉ
器３側の動作を第３図を用いて述べる。

いま、ロッド５３にて駆動部４より伝えられた力は、ビ
ン５３ａを介してレバー５６［を上方に動かず。その結
果、レバー５７と連結されたガイドビン５６１１を上方
に動かし、上下方向の力を水平方向の力に変換する。ま
た、レバー５７はガイド５８ａ１．：３１結されており
、このガイド５８ａには中心軸方向に穴がおいており、
真空しゃ断器３の可動側電極とつながっている操作Ｏラ
ド５９上を摺動する。レバー５７の左端が上方に動くと
操作ロッド５９上をガイド５８ａが動き、停止している
バネ押え５８ｃに当る。このバネ押え５８ｃもガイド５
８ａ同様に操作ロッド５９を摺動することができるよう
にその中心に穴がおいている。

さらにバネ押え５８ｃは、投入用バネ５８ｅに接触しで
いる。この投入用バネ５８ｅは、操作ロッド５９と一体
になったバネ押え５８ｄどバネ押え５８ｃの間に置かれ
ている円筒状のバネである。

そして、この投入用ハネ５８ｅは本来真空しゃ断器３の
可動電極と静止電極に接触荷重を与えるものであり、こ
の場合の力は小さい力でよい。ここで本構成では、この
投入用バネ５８ｅに投入動作時の衝撃力を吸収させるべ
く、さらに大きいバネを取り付【プている。従って、か
ような構成の真空しゃ断部操作機構にレバー５７より伝
えられた力が加えられると、カイト５８ａがバネ押え５
８０に当り、さらにその力は真空しゃ断器３を操作する
に適当なツノとなるように投入用バネ５８ｅにて余分な
力を吸収し、カイト５８ａ、バネ押え５８Ｃ１投入用バ
ネ５８ｅが一体となってバネ押え５８（１を押す。この
バネ押え５８　ｄは前述したようにロッド５９と一体に
なっているため、ロッド５９を動かして真空しゃ断器３
を投入することになる。

次に、しゃ断動作について述へる。いま、まずしゃ断器
外部より駆動部にしゃ断指令が与えられる駆動部４が動
作し、その力がガスしゃ断器２゜真空しゃ断器３に伝わ
る過程は前述した投入動作時と同様である。また、これ
によるカスしゃ断器側の動作は従来のＡＣ交流し１）断
器と同様であるので、以下真空しゃ断器側のしゃ断動作
を述べる。

いま、操作ロッド５３が下方に動くとビン５３ａを介し
てレバー５６ｆが下方に移動する。このレバー５６［に
は楕円型の穴５６ａがおいており、この穴５６ａの中に
ガイドビン５６ｂが挿入され、且つこのガイドビン５６
ｂはレバー５７と連結されている。さらに、ガイドビン
５６ｂの上部にはダンパー５６ｅがあり、押え５６ｄと
ガイドビン５６ｂの間につまっている。このダンパー５
６ｅの下部とガイドビン５６１１の上部の間隔はわずか
であり、ダンパー５６８が効率よく動作するように決定
されている。従って、レバー５６［が下方に移動すると
前述した投入動作時とは異なり、楕円形の穴に５６８に
ガイドビン５６ｂが挿入されているため、ガイドビン５
６（）は動かずレバー５６ｆのみが下方に動く。このレ
バー５６「が下方に動くと、レバー５６ｒに取り付けら
れた押え５６ｄも同様に下方に動き、そのためダンパー
５６ｅも下方に動く。そして、下方に動くとタンパー５
６ｅの下部がガイドビン５６ｂに当る。しかしこの時点
では、ダンパー５６ｅにより真空しゃ断部操作機構とつ
ながったガイドビン５６１）を動かすことはできず、ダ
ンパー５６ｅはその体積を減少させる。つまりここで、
駆動力がタンパ−５６に吸収される。さらにレバー５Ｃ
ｄが下方に動作すると、ガイドビン５６ｂがレバー５６
［の楕円上部に当り、この時点で初めて動作し始める。

そして、この過程で可成りの駆動力が吸収される。

しかし、投入動作時に比べてしゃ断動作時の駆動力はし
ゃ断を行なうためかなり大きく、また操作速度も非常に
速くそれに応答するために真空しゃ断器のロット５９部
もかなりの速度をもっている。

そこで、本構成では、前記ダンパー５６に加えてダンパ
ー５８ｂ、５８ｆを設（プている。つまり、ダンパー５
８ｂはレバー５７の持つ急激な力を吸収するものであり
、ケース５８内に取付けられたダンパー５８「は真空し
ゃ断器の可動電極がオーバーランしてベローを破壊しな
いようにしたストッパー的役割をもつダンパーである。

上述の如く、かかる構成の操作機構とすることにより、
ハイブリッド形しゃ断器のガスしゃ断部。

真空しゃ断部を一つの同一駆動部４により操作すること
が可能となる。

上述したように本構成のハイブリッド形しゃ断器におい
ては、投入用バネ５８ｅの容量を大きくし、カスしゃ断
器の操作用のロッド５５と同方向に動く真空しヤ断器操
作用タンパ−５６を真空しゃ断部操作機構に設（］たこ
とにより、前述した従来の真空しゃ断部の破壊をなくし
つつ、ハイブリッド形しゃ断器の操作速度を速めること
ｈ町きる。

このことにより、しゃ断器の消弧能力が改良され、従来
のものに比へてより大きな電流をしゃ断する能力を持た
せることが可能となり、直流しや断器として最適なもの
となる。また、従来と同一のし１５断能力が要求される
場合においては、シ１５断能力が上昇した分だけ絶縁性
ガスのカス圧を下げることができる。これにより、従来
のものでは真空しゃ断部は高圧ガスに耐えることができ
ずタンク１内でガスを区分していたちのが、本構成のも
のでは真空しゃ断部とガスしゃ断部を同一ガス圧力内に
収納することが可能となる。さらにまた、ガスしゃ断部
操作用レバー５５．真空しゃ断部操作用レバー５９．操
作用ダンパー５６を操作ロッド５３の上部に配置して上
下方向に動作するよう１こ構成したことにより、ハイブ
リッド形しゃ断器の水平方向の構成を変更することなく
、すなわち消弧室の位置、タンクの長さ」法等を変更す
ることなく、従来同様のしゃ断器を用いつつしゃ断性能
を向上させることができるものである。

尚、本発明は上記実施例に限られるものでｔ！なく、例
えば上記真空しゃ断部の操作用ダン１＜　−５６として
は第４図（ａ　）　（ｂ　）の如くバネダンパー５６を
用いたり、第５図（ａ　）　（ｂ　）に示づ如くゴム性
ダンパーを用いるようにしても、真空しゃ断部操作用ダ
ンパーの機能を十分に発揮づることができるものである
。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、投入、しゃ断動作
に伴なう真空しゃ断部の破壊のおそれをなくしかつ＾性
能のしゃ断能力を有づる信頼性の高いハイブリッド形し
ゃ断器が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示づ断面図、第２図は第１
図の操作１８Ｉ構を示す構成図、第３図（ａ）（ｂ）は
第２図の操作用ダンパーの詳ＩＩｕｓ成を示す平面図、
側面図、第４図（ａ　）　（ｂ　）および第５図（ａ　
）　（ｂ　）は本発明の他の実流例を夫々示す平面図、
側面図である。１・・・タンク、２・・・バッファ一式ガスしゃ断器、
３・・・真空しゃ断器、４・・・駆動部、５・・・操作
償構部、５１．５５．５９・・・ロット、５２，５４．
５７゜５６ｆ・・・レバー、５３・・・操作ロット、５
６・・・操作用タンバー、５６　ａ・・・惰円穴、５３
ａ・・・ピン。５６ｂ・・・ガイ１〜ビン、５６ｃ・・・押え板、５６
（１・・・押え、５８・・・ケース、５８ａ・・・ガイ
ド、５６ｅ。５８ｂ、５８ｆ・・・クンパー、５８０．５８（１・・
ハネ押え、５８ｅ・・・投入用バネ。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第■図第３図（ａ）　（ｂ）６ｄ第４図（ａ）　（ｂ）

Claims

【特許請求の範囲】（１１ｔｆＡＲ性ガスが封入されたタンク内に真空し［
！＋　Ｉ！ｌｉβ１３とカスしゃ断部を直列に接続して
配置し、かつ前記タンク号トの一つの駆動部により一つ
の操作機構部を介して前記各し１！ｌ　１Ｉ７ｉ部を操
作づるようにしたハイブリッド形しゃ断器において、前
記駆動部にリンク■構を介して一端部が取付けられた操
作ロンドと、この操作ロンドの他端部に一端か回動自在
に取付１プられた第１のレバー、およびこの第１のレバ
ーの他端に取付けられ前記カスしゃ断部を操作する第１
のロンドよりなるカスしゃ断部操作ｌ幾横と、前記操作
（」ラドの他端部に回動自在に取付（プられ長手方向に
伸びる長穴を有する操作用ダンパーと、この操作用ダン
パーの長穴内に一端が摺動自在に支持された第２のレバ
ー、およびこの第２のレバーのＩｌ！！端が摺動自在に
支持されると共に投入用バネを６し前記真空しゃ断部を
操作する第２のＯラドよりなる典空しゃ断部操作（８）
欄とから前記操作機構部を構成したことを特徴とするハ
イブリッド形し１）Ｉ１７ｉ器。（ａ　特許請求の範囲第（１）項記載のものにおいて、
真空しゃ断部の操作用ダンパーとしてゴム性ダンパーを
用いるようにしたハイブリット形しゃ断器。（３）　特許請求の範囲第（１）項記載のものにおいて
、真空しゃ断部の操作用ダンパーとしてバネダンパーを
用いるようにしたハイブリッド形しゃ断器。