JPS6092211A - 抗癌性物質徐放性剤の製造法 - Google Patents

抗癌性物質徐放性剤の製造法

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JPS6092211A
JPS6092211A JP20125283A JP20125283A JPS6092211A JP S6092211 A JPS6092211 A JP S6092211A JP 20125283 A JP20125283 A JP 20125283A JP 20125283 A JP20125283 A JP 20125283A JP S6092211 A JPS6092211 A JP S6092211A
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blood
oxidized cellulose
neutralized
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anticancer
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Izumi Sakamoto
阪本 泉
Kunihiko Takagi
邦彦 高木
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、抗癌性物質徐放性剤の製造法に関するもので
ある。
本出願人は、長期間有効に癌又は腫瘍に作用し得る抗癌
性物質徐放性剤を得るべく検討を重ねた結果、抗癌性物
質と血液凝固剤の両者を構造物に固定化することにより
徐放性と局所滞留性を兼備させることができることを見
いだし、先に提案した(特開昭58−140011号)
。しかしながら、一般に止血剤としてよく使用される酸
化セルロースを素材とした構造物に抗癌性物質と血液凝
固剤を固定化したところ、酸化セルロースをそのまま用
いると徐放性に悪影響があるという問題点が判明した。
本発明者らは、かかる状況に鑑み、上記のごとき問題点
を解消すべく引続き検討を重ねた結果。
酸化セルロースを中和した後、抗癌性物質と血液凝固剤
を固定化すれば徐放性は良好に保持されることを見いだ
し1本発明に到達したものである。
すなわち本発明は、中和した酸化セルロースを素材とし
た繊維集合体、スポンジ、粉末、モノフィラメント、フ
ィルム、マイクロカプセルなどの形状を有する構造物に
抗癌性物質と血液凝固剤を固定化することを特徴とする
抗癌性物質徐放性剤の製造法である。
これまでに、酸化セルロースを中和してから固定化の担
体として用いることに関しては3例えば米国特許第2,
517.772号明細書に、酸化セルロースを一部中和
してからトロンビン処理を行うことにより、トロンビン
の失活を防ぎうることが示されている。しかるに、酸化
セルロースを抗癌性物質で処理したごとくの前例はなく
、さらには本発明のごとくに徐放性能への影響などを考
慮した前例などは全くない。
本発明に用いる酸化セルロースとは1例えばウッドパル
プ、綿、綿リンター、ラミー、ジュート紙5ヘムプ、再
生セルロース、レーヨン等のセルロース材料をオゾン、
過酸化水素、過ヨウ素酸塩、二酸化窒素等を用いて公知
の方法にて酸化したものをいうが2本発明においては、
セルロースの−C1120i+基の10〜30%が−C
OOI+基に酸化されたものが生体吸収性良好のため好
ましく用いられ、15〜25%のものが特に好ましく用
いられる。
本発明においては、かかる酸化セルロースを中和して用
いるが、ここにいう中和とは酸化セルロースの−coo
ttなる酸基を塩に変換させることを意味する。中和を
行うには、酸化セルロースを例えばナトリウムやカルシ
ウム等の金属の水酸化物やあるいはナトリウム、カルシ
ウム、アンモニウム等の各種の塩1例えばアセテート塩
やカーボネ−1・塩にて処理すればよい。中和の度合は
、過ぎれば構造物は水溶性となり固定化しにくくなり、
一方1足らずば良好な徐放性を得ることができにくくな
るので、構造物がゲル状となってその形を失う手前にて
行うのが好ましく、その目安としては。
中和された酸化セルロースを水中に’/+ 7Jiした
際のpl+が3〜7.好ましくは5〜6の間になるよう
に中和を行うのが好ましい。中和は、構造物について行
ってよいし、構造物に加工する前の素材を中和してから
構造物としてもよい。
本発明に用いられる抗癌性物質とは、一般に抗癌剤又は
制癌剤又は抗腫瘍剤と呼ばれている物質並びに一般に免
疫製剤又は免疫賦活剤と呼ばれている物質を意味し、前
者の物質としては1例えばニトロゲンマスタード、ニト
ロミン、クロラムブシル、サイクロフォスフアミド、メ
ルフアラン。
ウラシルマスタード、マンノムスチン、ドーパン。
BCNU、)リエチレンメラミン、チオ−TEPA、 
Aza−TEPAIトレニモン、インプロキュオン、ブ
スルファン、ジメチルミレラン、ピポスルファン、エト
グルシド、エポキシプロピジン、エポキシピペラジン、
ヘキサメチルメラミン、ジブロモマンニトール、ピボプ
ロマンなどのアルキル化剤1葉酸。
アミノプテリン、メトトレキセート、グアニン。
8−アザガニン、6−メルカブトプリン、アザチオプリ
ン、ウラシル、5−フルオロウラシル、シタラビン、ア
ザセリン、ジアゾマイシンなどの代謝拮抗剤、アクチノ
マイシンD、サクロマイ、シン。
マイトマイシンC,ダウノマイシン、プレオマイシン、
クロモマイシン、カルジノフィリン、アトレアマイシン
などの抗生物質、5L−HP、IQ−1などの合成剤、
チオテバシクロホスファミド。
ドキソルビシン、ダウノルビシン、ネオカルチノスタン
などの植物成分、Hg−へマドポルフィリン、C0−7
’ロトポルフィリン、ステイルベストロール、ヒドロキ
シウレア、プロカルバジン、メチルグリョキザルービス
ーグアニルヒドラゾン。
L−アスパラギナーゼなどがあげられ、これらはそれぞ
れ単独にて用いても2種以上を用いてもよいが、アルキ
ル化剤から1種2代謝拮抗剤から15一 種、抗生物質から1種を選んで組み合わせて使用する方
法などは一般的であり、エンドキサン、5−フルオロウ
ラシル、マイトマイシンあるいはプレオマイシンの3者
の組み合わせなどは特に一般的である。後者の物質とし
ては1例えばチミソクホルモンとその関連物質、BCG
、細胞壁スケルトン及びそのメタノール不溶分画、コリ
ネバクテリウムパルバム、 0K−432などの細菌及
び細菌成分。
ピシバニール、レエンチナン、SPG、マンナン。
レバン、グルカンなどの多糖体、ムラミルジベプト及び
その誘導体、レバミゾール、ベスタチン。
イソプリノシン、 NPT15392.アジメクリン、
トランスファーファクター、リンホオカイン、イムノP
NA、インクフェロン及びそのインデューサー、先山ワ
クチンなどのワクチン類などがあげられ、これらはそれ
ぞれ単独にて用いても2種以上用いてもよいが、前述の
抗癌剤又は制癌剤又は抗腫瘍剤と呼ばれている物質と併
用するのが一般的である。
本発明に用いられる血液凝固剤としては1例えば血液凝
固の第■因子、第■因子、第■因子、第6− ■因子、第■因子、第■因子、第■因子、第■因子、第
X因子、第XI因子、第XU因子及び第XIII因子、
ブレカリクレン、高分子キニノーゲン。
トロンビンなどがあげられる。これらは単独で用いるこ
ともできるし、2種以上組み合わせて用いることもでき
る。本発明においては血液凝固第X1ll因子(以降F
 XI[[と略記する。)、トロンビンが好ましく使用
され、F XI[[、)ロンビンの組み合わせが特に好
ましく使用される。F X1lrはフィブリン安定化因
子と呼ばれ、フィブリン分子間のイソペプチド結合によ
る安定化フィブリンの生成を促進する因子である。F 
XI[Iは人、牛などの血液あるいは胎盤より分離され
るが2人に使用する場合には人由来のF XnIを用い
るのが好ましい。
トロンビンは、フィブリノーゲンをフィブリンに転化す
ることができるタン自分解酵素である。トロンビンは人
、牛、豚などの血液より分離されるが1人に使用する場
合には人トロンビンを用いるのが好ましい。
本発明に用いる抗癌性物質及び血液凝固剤は。
中和酸化セルロースを素材とする構造物に結合させるか
、又は吸着させるか、又は内包させることにより固定化
することができる。抗癌性物質又は固液凝固剤を構造物
に結合させるには2例えば0゜Zaborsky+ ″
 Immobilized Enzymes″CRCP
ress1973に記載されているような従来より公知
の共有結合法やイオン結合法を採用することができるし
また吸着させるには、同じく物理的吸着法や抱持法を採
用することができるし、また内包させるには中和酸化セ
ルロースを外壁として、公知のマイクロカプセル化法に
てマイクロカプセル化する方法を採用することができる
本発明においては1例えば次のようにして構造物に抗癌
性物質又は血液凝固剤を結合させることができる。すな
わち抗癌性物質や血液凝固剤が。
アミノ基などの共有結合又はイオン結合形成能を持つ官
能基を有する場合には、これを含む溶液にて構造物を処
理することにより目的とする結合による固定化を行うこ
とができる。
抗癌性物質又は血液凝固剤が官能基を有しない場合には
、前述の場合と同様に化学反応にて官能基を導入して後
、使用することも可能であるが、多くの場合このような
化学反応にては抗癌性物質又は血液凝固剤の薬剤として
の特性が損なわれることとなるのでこの方法は好ましく
採用されることはない。なお共有結合させる場合は、ジ
シクロへキシルカーポジイミド、1−シクロへキシル−
3−(2−モルホリノエチル)−カーポジイミド−メト
−p−)ルエンスルホネートなどの脱水縮合剤を用いる
のが好ましい。
また1本発明においては次のようにして構造物に抗癌性
物質又は血液凝固剤を物理的吸着法や包括法などにより
吸着することができる。すなわち構造物を湿潤しうる溶
媒に抗癌性物質又は血液凝固剤を別々に熔解又は懸濁し
、この溶液により構造物を処理することにより抗癌性物
質又は血液凝固剤を物理的に吸着することができま。包
括法は抗癌性物質又は血液凝固剤をゲルの微細な格子の
中に包み込んで脱離できないようにする方法である。こ
の吸着法及び包括法はどのような抗癌性物9− 質、血液凝固剤の組み合わせにも有効であり3簡便でか
つ薬剤としての特性を損なうことも少ないので本発明に
おいては好ましく採用される。
本発明においては、前記のごとく構造物に抗癌性物質又
は血液凝固剤を結合させるか又は吸着させる方法のほか
に、まず構造物に加工する前の素材そのものに抗癌性物
質又は血液凝固剤を結合させるか又は吸着させ、しかる
のち抗癌性物質又は血液凝固剤が結合するか又は吸着し
た素材を構造物に加工することもできる。
上記のいずれの方法により抗癌性物質及び血液凝固剤を
固定化する場合も、抗癌性物質及び血液凝固剤を同時に
固定化してもにいし、あるいは先に抗癌性物質を固定化
しておいてから、引き続き血液凝固剤を固定化してもよ
いし、その逆であってもよい。
本発明による徐放性剤の製造に際しては、抗癌性物質、
血液凝固剤の他にアンチプラスミン、アルブミン、α2
−マクログロブリンなどのプロテアーゼインヒビター、
セル口プラスミン、ハプト10− グロビン、コールドインソルブルグロブリンなどの血し
ょうたん白、ファイプロネクチン、抗生物質などを構造
物に固定化することができる。アンチプラスミンはフィ
ブリン溶解酵素であるプラスミンの阻害剤であり、従っ
てプラスミンを阻害することにより効果を発揮するもの
である。本発明においてはアンチプラスミンとしては1
例えばε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸などが好
ましく用いられる。
本発明の方法にて製造された徐放性剤は癌又は腫瘍の治
療に好ましく使用されるが、特に血管閉塞法、穿刺法な
どに特に好ましく使用される。
本発明の方法にて製造された徐放性剤の血管閉塞療法へ
の適用は1例えば血管を通じ血管カテーテル先端を標的
癌又は腫瘍組織への栄養動脈まで到達させ、他端より塞
栓剤を生理食塩水などに懸濁させたものを注入すること
によってなされる。
この際に徐放性剤は、一部は標的組織上及びその近傍組
織にまで達し、到達部位に付着して留まり。
一部は栄養血管内部に留まり迅速に血管を閉塞する。ま
た閉塞された血管は再開通を起こさない。
さらに標的組織上及びその近傍組織及び血管閉塞部に留
まった徐放性剤は、抗癌性物質徐放性剤として働き、こ
のものからは抗癌性物質が徐放され。
癌又は腫瘍組織に局所的に長時間作用していき壊死を早
めかつ確実にする。このことは、すなわち本発明により
製造された徐放性剤を使用した場合には迅速かつ正確に
血管閉塞療法を施術することが可能であり、同時にこの
徐放性剤は抗癌性物質徐放性剤として働くので、従来は
並行して行い得なかった化学療法を、並行して行うこと
が可能となることを意味する。
本発明の方法により製造された徐放性剤の穿刺法への適
用は1例えば標的とする癌又は腫瘍組織上へ到達させた
穿刺針を通じて徐放性剤を生理食塩水などに懸濁させた
ものを必要量注入した後。
さらにこの懸濁液を徐々に注入しなから抜針を行うこと
によってなされる。このことによって徐放性剤は標的組
織上及び穿刺針の経路付近の組織上に分散されたその部
位に付着して留まる。標的組織上に留まった徐放性剤は
直ちに出血を停止させ血管損傷部位を修復する一方、抗
癌性物質徐放性剤として働き、抗癌性物質を徐放して癌
又は腫瘍組織に長時間有効に作用していく。一方、抜針
時に注入され穿刺針の経路付近の組織上に分散され不着
して留まった徐放性剤は近傍の血管の損傷部位からの出
血を直ちに押え修復を行い、かつ針の経路付近に散布さ
れた癌又は腫瘍組織に長時間有効に作用していく。一方
、抜針時に注入され穿刺針の経路付近の組織上に分散さ
れ不着して留まった徐放性剤は近傍の血管の損傷部位か
らの出血を直ちに押え修復を行い、かつ針の経路付近に
散布された癌又は腫瘍組織に対して長時間有効に作用し
ていく。
以上のごとくに1本発明によれば活性の高い徐放性剤を
容易に製造することができる。従って。
そのようにして得られた徐放性剤は血管閉塞療法及び穿
刺法などの施術に際して好ましく使用され。
優れた塞栓剤としての性能と抗癌性物質徐放性剤として
の性能を合わせもつものである。また、こ13− の徐放性剤は直接散布法の用途も有する。すなわち従来
の抗癌性物質徐放性剤を例えば切開手術を行い露出した
癌組織上に散布して局所的に作用するごとくに投与して
も、徐放性剤は血液9体液などのため散布後直ちに局所
から流れさってしまい効果が期待しにくいがこの徐放性
剤を同様に投与した場合には2局所に直ちに粘着し流れ
さってしまうことはない。
以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
実施例1 オキシセル綿(吸収性酸化セルロース綿型、三共株式会
社)20Bを0.5規定の酢酸カルシウム水溶液20m
 I中に室温にて2時間浸漬したのち、水にて洗浄し、
風乾を行って中和オキシセル綿を得た。
このもの全量をフィブロガミン水溶液(血液凝固第xm
因子の濃縮乾燥製剤、ヘキスト株式会社1ビンを水4m
lに熔解したもの)5ml及びマイトマイシンC水溶液
(20mg (力価)/4ml)4mlからなる混合液
に、室温にて5分間浸漬した後、−14− 30℃で凍結乾燥を15時間行ってフィブロガミンとマ
イトマイシンCの固定化された固定化中和オキシセル綿
を得た。
一方、内径4mmのシリュン医用チューブ34cmを用
いてループを造り、2℃の部屋において、これに2ml
のACD保存血にCaCl2の10重量%水溶液1ml
を添加したものを充填したのち、先に調製した固定化オ
キシセル綿20mgを加えた後、23度の傾斜を持つ回
転板の上で16回転/分にて回転させた。
回転開始後1分にて血中に凝血塊の形成が認められた。
この時点において回転を停止させ、停止後1時間口にペ
ーパーディスク(東洋製作所載、抗生物質試験ペーパー
ディスク、径8 mm)をループ内の血液又は凝血塊に
十分に浸漬させ、このものをサンプルとし、試験菌とし
てBacillus 5ubtilis^TCC663
3を用い9円筒平板法にて生ずる阻止用の大きさをめ、
この阻止用の大きさより1時間口のマイトマイシンCの
血中力価をめたところ11μg/…gであった。同様に
して5時間口、10時間目、24時間目、1.5日目、
2日目、3日目の血中力価をめたところそれぞれ18μ
g / mg、 25μg/mg、49μg/mg、9
1μg / mg、135μg / IIIL239μ
g/mgであった。
参考例1 実施例1と同様にして得られた固定化中和オキシセル綿
全量を37°Cの水200m I中に48時間浸漬した
後、浸漬液のマイトマイシンCの力価を実施例1と同様
の方法で測定したところ、80μg/mlであった。
このことは、溶出したマイトマイシンCの力(而が16
mgであることを示し、最初の固定化量(力価)の20
mgに対して溶出してきた量のみでも80%の薬効が保
たれていることが明らかである。
比較例1 酢酸カルシウム水溶液による処理を行わなかった以外は
、実施例1と同様にして固定化オキシセル綿を得た。
この20mgを用いて実施例1と同様の回転ループ試験
を行ったところ、凝血塊の形成が認められたのは2分後
であり、また1時間口、5時間目、10時間目、24時
間目の血中力価はそれぞれ34μg/lng、58.c
aging、102μg / mg、255μg/mg
であり、実施例1に比べて大きく高値を示し、徐放性が
劣っていた。
参考例2 酢酸カルシウム水溶液による処理を行わなかった以外は
、実施例1と同様にして得た固定化オキシセル綿全量を
用いて、参考例1と同様の溶出テストを行ったところ、
溶出マイトマイシンCの力価は8mgであり、当初の固
定化量に対して40%の薬効しか保たれていなかった。
実施例2 オキシセルガーゼ(吸収性酸化セルロース ガーゼ型、
三共株式会社)1枚を、水酸化ナトリウムの2wt%の
水溶液20m lに室温にて5時間浸漬後。
取り出して水洗、乾燥し、中和オキシセルガーゼを得た
このものを実施例1と同様のトロンビン水溶液に室温液
に3分間浸漬した後、 −30’Cにて凍結乾燥を15
時間行った。次いで、このものを5−フル17− オロウラシル25mgを4mlのジメチルホルムアミド
に懸濁させた懸濁液に室温にて5分間浸漬した後。
−30℃にて凍結乾燥を15時間行い、トロンビンと5
−フルオロウラシルの固定化された固定化中和オキシセ
ルガーゼを得た。このものを20mg用いて実施例1と
同様に回転ループによる凝血試験を行ったところ1回転
開始後1分20秒にて凝血塊の形成がみとめられらた。
この時点において回転を停止させ、停止後5時間口、1
0時間目、24時間目。
1.5日日12日目、3日目において血液又は凝血塊を
50μgずつサンプリングし、各々を凍結乾燥後、水酸
化ナトリウム及び水の混液を吸収液とし。
酸素フラスコ燃焼法のフン素の定量操作法により。
各サンプルに含まれる5−フルオロウラシルの重量を測
定し、各サンプリング時の5−フルオロウラシルの血中
濃度をめたところ、それぞれ133μg / mg、1
88μg/mg、419μg / mg、853μg/
mg、 1114μg / mg、 1781μg/m
gであった。
特許出願人 ユニ子力株式会社 18−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11中和した酸化セルロースを素材とした繊維集合体
    、スポンジ、粉末、モノフィラメント。 フィルム、マイクロカプセルなどの形状を有する構造物
    に抗癌性物質と血液凝固剤を固定化することを特徴とす
    る抗癌性物質徐放性剤の製造法。
JP20125283A 1983-10-26 1983-10-26 抗癌性物質徐放性剤の製造法 Granted JPS6092211A (ja)

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JPS6092211A true JPS6092211A (ja) 1985-05-23
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0659440A1 (en) * 1993-12-23 1995-06-28 JOHNSON & JOHNSON MEDICAL, INC. Calcium-modified oxidized cellulose hemostat

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0659440A1 (en) * 1993-12-23 1995-06-28 JOHNSON & JOHNSON MEDICAL, INC. Calcium-modified oxidized cellulose hemostat

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