JPS6085268A - 気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する方法 - Google Patents

気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する方法

Info

Publication number
JPS6085268A
JPS6085268A JP58194538A JP19453883A JPS6085268A JP S6085268 A JPS6085268 A JP S6085268A JP 58194538 A JP58194538 A JP 58194538A JP 19453883 A JP19453883 A JP 19453883A JP S6085268 A JPS6085268 A JP S6085268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
piston
pressure
work
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58194538A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0235156B2 (ja
Inventor
Soichiro Tsujimoto
聡一郎 辻本
Yoshio Imamura
今村 嘉男
Yoichi Mizuno
陽一 水野
Masataka Shichiri
雅隆 七里
Koichi Yanai
柳井 紘一
Yoshio Murao
村尾 良男
Kunihiko Takasaki
邦彦 高崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Steel Co Ltd
Kubota Corp
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Steel Co Ltd
Kubota Corp
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Steel Co Ltd, Kubota Corp, Toyobo Co Ltd filed Critical Taiyo Steel Co Ltd
Priority to JP58194538A priority Critical patent/JPS6085268A/ja
Publication of JPS6085268A publication Critical patent/JPS6085268A/ja
Publication of JPH0235156B2 publication Critical patent/JPH0235156B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B9/00Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members
    • F04B9/08Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members the means being fluid
    • F04B9/12Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members the means being fluid the fluid being elastic, e.g. steam or air
    • F04B9/123Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members the means being fluid the fluid being elastic, e.g. steam or air having only one pumping chamber
    • F04B9/127Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members the means being fluid the fluid being elastic, e.g. steam or air having only one pumping chamber rectilinear movement of the pumping member in the working direction being obtained by a single-acting elastic-fluid motor, e.g. actuated in the other direction by gravity or a spring
    • F04B9/1273Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members the means being fluid the fluid being elastic, e.g. steam or air having only one pumping chamber rectilinear movement of the pumping member in the working direction being obtained by a single-acting elastic-fluid motor, e.g. actuated in the other direction by gravity or a spring with actuation in the other direction by gravity

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、気体の膨張仕事を効率良く定圧仕事に変換す
る方法に関し、詳細にはシリンダ方式の加圧ポンプにお
いて圧力気体を所定量導入して膨張させ、該膨張仕事に
見合う位置までピストンを上昇させた後ピストンが自重
によシ降下する時のエネルギーをピストンロッドを介し
て該ロッド先端部の流体に伝え、該流体を昇圧すると共
に一定圧の高圧流体として確実に回収できる様にしたも
のである。
各種の流体を昇圧し一定の高圧流体にして回収するため
のエネルギー源としては気体の有する圧力を利用するこ
とが多く行なわれている。該利用に当たっては、(1)
気体の膨張仕事を利用しない方法と、(2)気体の膨張
仕事を利用する方法のいずれかが採用される。
(1)の方法は所定圧以上の高圧気体をいわゆるレシプ
ロ型ポンプに直接負荷させる方法であり、その具体的内
容を第1図(模式説明図)にょシ簡単に説明すれば次の
通シである。即ち1及び2は所定間隔をおいて配設され
た各シリンダ、3はシリンダ1内を摺動するピストン、
4はシリンダ2内を摺動するピストンでこれら両ピスト
ン3,4はピストンロッド5で連結されている。尚ピス
トン3は一般にピストン4よシ大きく設定されている。
又シリンダ1に接続されている矢付実線は圧力気体の導
入用ライン、矢付破線は放出用ラインであり、シリンダ
2に接続されている矢付実線は被処理対象流体の導入用
ライン、矢付破線は高圧流体の回収用ラインである。こ
の様な加圧ポンプにおいて高圧気体がパルプ6を介して
シリンダ1の左室1a内て導入されることによりピスト
ン3は押されて矢印方向に前進し、シリンダ1の右室1
b内に残留している高圧気体(前回のピストン後退時に
右室1b内に導入された高圧気体)をパルプ8(該パル
プ8はパルプ6を開けたときに同時に開けておく)を介
して放出しつつシリンダ2内の被処理対象流体を昇圧し
て所定の高圧流体となし、逆止弁9を介して回収する。
このとき同時に被処理対象流体が逆止弁10を通ってシ
リンダ2の左室2a内に自動的に導入されている。ピス
トン3の前進行程が終わると、ひきつづき抜退庁糎が開
始される。この行程ではパルプ6.8が閉じられ、パル
プ11.12が開けられる。そしてパルプ11を介して
高圧気体がシリンダ1の右室1b内に導入され、ピスト
ン3が後退する。該後退によりピストン前進時と同様の
作用が行なわれ、パルプ12を通して高圧気体が放出さ
れる。一方、高圧気体は逆止弁13を通って回収され、
同時に逆止弁14を通って被処理対象流体が導入される
。ところでこの加圧ポンプPでは、被処理対象流体を加
圧して定圧で回収するためにシリンダ1内の高圧気体を
一定圧力に維持しつつピノトンを往復させているので、
気体の膨張仕事を全く利用し得ておらず、しかもその気
体は高圧のままで棄てられているためにエネルギー効率
の面で大きな損失がある。
一方前述の(2)気体の膨張仕事を利用する方法として
は、一般に■ターボエンジンを駆動し、回転ポンプ又は
往復ポンプを作動させる方法と、■ピストンエンジンを
駆動し、気体の膨張エネルギーをフライホイールの回転
エネルギーに一旦変換蓄積した後、該回転エネルギーに
よシ上記ポンプを作動させる方法が採用されている。(
2)の方法については気体の膨張仕事を利用できるので
、この点では上記(1)の方法よシもエネルギー効率的
に有利と言える。しかし上記■、■のいずれの場合にも
各エンジンに導入される気体の圧力が変化する場合には
、所期の目的(一定圧の高圧流体を回収すること)を達
成する上でエネルギー効率をやはり悪化させることにな
って好ましくない。即ちエンジン注入側気体の圧力が、
所定のポンプ吐出圧力を得るために予め設定された許容
範囲を超える場合には該気体圧力を適当に減圧しなけれ
ばならず、その結果エネルギーをいたずらに損失するこ
とになる。特に■の場合には減圧操作に加えてフライホ
イールの大重量化が要求されるので設備経済性の面でも
不利である。 ・ 本発明者等は上記の事情に鑑み、エネルギー効率面で無
駄をすることなく気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する
ためには(1)気体の膨張仕事を最大限有効に活用して
高圧流体が得られること、(11)気体の圧力が変化し
ても常に一定圧の高圧流体が得られること、という2つ
の要件を同時に満足できるような手段を見い出すことが
できれば都合が良いとの認識に立ち、かかる手段を開発
すべく鋭意研究を行なってきたが、遂に完成の域に達し
、本発明を提供するものである。
しかしてこの様な本発明とは、シリンダ内に導入された
圧力気体によシピストンを作動し、ピストンロッドを介
して液体を昇圧すると共に一定圧の高圧流体として回収
するに当たシ、前記圧力気体を前記シリンダ内そ膨張さ
せて前記ピストンを該気体の膨張仕事に見合う位置まで
上昇させた後、前記ピストンを自重によって自然降下さ
せる点に要旨を有するものであり、該気体の有するエネ
ルギーを最大限有効利用すると共に一定圧の高圧流体を
確実に回収することができる様になったものである。
以下実施例図面を参照しつつ本発明の構成及び作用効果
を説明する。
第2図は本発明方法を例示する概略説明図で、外筒21
の内部には底板21aを貫いて厚肉中空状の内筒22が
立設されている。又23はピストン、24はピストンロ
ッドで、ピストン23は外筒21内面と内筒22外面に
治って摺動すると共に、ピストンロッド24は内筒22
の中空部22a内を摺動するように収納されている。又
23aは、ピストン23及び内筒22によって区切られ
た外筒21内空間(上部空間S1と下部空間S2 )を
連通ずる穴である。更に内筒22の厚肉部には、中空部
22aの上部と外筒21の下側外部とを連通ずる穴22
cが設けられると共に、ピストン23と内筒22で囲ま
れる空間S3と外筒21の下側外部とを連通ずる穴22
bが設けられている。又25はいずれも0リングで、2
6はピストン23が外筒21に対して偏心されないよう
にするだめのガイドリングである。更に図中破線ライン
系統G及び実線ライン系統Fは夫々気体の通過する系統
及び流体の通過する系統を示しており、これらの気体通
過系統G及び流体通過系統Fは夫々加圧ポンプ20の穴
22b及び中空部22aと連通ずるように接続されてい
る。尚G1は気体供給源、G2は気体供給量調整用パル
プ、G3は気体放出用バルブであシ、一方F1は被処理
対象流一体供給源、F2は逆止弁、F3は高圧流体取出
用バルブ、F4は圧力調整用パルプである。上記の様に
構成された加圧ポンプ20においてパルプG2を介して
所定量の加圧気体が穴22bから空間S3に導入される
と、自由に膨張仕事を行ないピストン23を上昇させる
。この上昇に伴って被処理対象流体が逆止弁F2.ライ
ンL4・F5を介して中空部22aに吸引導入される。
尚空間Sl 、S2はピストン23の位置によらず一定
値Pcに保たれておシ、ピストン23の上昇によって空
間S3内の気体圧力がPcまで低下したとき、該上昇は
止まる。こうしてピストン23が最高位置に達しだ後は
、自重により自然降下する。このとき中空部22a内の
流体はピストンロッド24を介して昇圧されると共に、
ラインL5・F6、ノ(ルプF3、圧力調整用パルプF
4を経てラインL7から一定の高圧流体として取出され
る。こうして気体の膨張仕事は効率良く定圧仕事に変換
される。
一方空間S3内の気体はピストン23の自然降下に伴っ
て穴22b、ラインL2・L3+”’シブG3を経て放
出される。尚ピストンロッド24と中空部22aの摺動
面はOIJング25を介在させているが、高圧操作のた
めに空間S3からの気体漏れ及び中空部22aからの流
体漏れを完全に防ぐことはできず、これら漏出気体及び
漏出気体は穴22cから外部に排出させ、流体が空間s
3に入シ込ま々いようにされている。
ところで加工ポンプ20のいわゆる装置容積効率を一定
にするためにはピストン23の上昇高さが一定でなけれ
ばならない。従って気体供給源G1における気体の圧力
が変化する場合には、その変化に応じて加圧ポンプ20
への供給量を正確に増減するように制御しなければなら
ない。この制御方法としては、ビ)気体導入時間と気体
供給源G1における気体圧力との関係を予めめておき、
バルブG2の開閉時間を制御する方法と、(ロ)パルプ
G2が開いている間にピストン23が上昇する距離と気
体供給源G1における気体圧力との関係を予めめておき
、ピストン23が所定の高さ位置まで上昇したときパル
プG2が自動的に閉じるように制御する方法が考えられ
る。いずれにしても気体の供給量を正確に増減しなけれ
ばならず、その基本的手段となるパルプG2の採用に当
だっては慎重な配慮の必要がある。以下上記2つの方法
の実施に当だって夫々有用なバルブG2の具体例を挙げ
て説明する。
第3図は上記(イ)の方法の実施に好適なバルブ構成例
であシ、特に同図(a)においては気体供給ラインLl
内に2つの電磁バルブ31.32を直列的に配設してお
き、気体の送給に当たっては予め電磁バルブ31を開け
、電磁パルプ32を閉じておく。次いで電磁バルブ32
を開けて気体送給を開始し、所定時間後電磁バルブ32
を閉める。尚電磁パルプ31と電磁パルプ32の配設位
置関係を前後進にすることも可能であシ、又電磁バルブ
の代わシに空気圧駆動式パルプ等を使用することも可能
である。
この様に電磁パルプを2つ使用する場合の利点は次の通
シである。即ち気体供給源G1から供給される気体の圧
力が高い場合、加圧ポンプ20への気体導入時間が数1
0 m sec 程度になるように制御しなければなら
ないが、このような極短時間内に1つのバルブで開動作
と閉動作を両方共正確に行なわせることはバルブの性能
からして極めて困難である。これに対し第3図(a)に
示す構成例では夫々のバルブが開動作又は閉動作のいず
れか一方の動作のみを行なえばよいので、気体の導入時
間を数10 m sec程度に制御することが容易とな
る。
又第3図(b)はいわゆるロータリ型パルプを示してお
シ、スリン)33aを有するパイプ(但し破線矢印で示
す気体流入方向先端部は閉じている)33を、周方向に
大きさが異なるような開口34aを有し且つ周方向に回
転可能なパイプ34内に摺動可能に嵌挿して構成される
。このロータリ型バルブではパイプ33を軸方向に動か
し、パイプ33のスリン)33aとパイプ34の開口3
4aが重なっている間はバルブが開いた状態となってい
る。
そこでパイプ34を一定速度で又は速度を変えつつ回転
させることにより上記スリット33aと開口34aの重
なシ時間、即ちバルブの開いている時間を変更調節でき
、加圧ポンプ20(第2図参照)への気体導入量を適当
に制御することができる。尚ロータリ型パルプとしては
図示側以外にもパイプ33を固定し、パイプ34を軸方
向に移動させるものをはじめとして、パイプ34を固定
しパイプ33を回転させるものや、パイプ34がパイプ
33内に嵌挿されているもの等種々前えられ、いずれも
採用可能である。
次に前述の(ロ)の方法の実施に好適なバルブの構成例
を第4図(a) 、 (b)に基づいて説明する。第4
図(a)は、加圧ポンプ4oのピストン43を貫き外筒
41によシ昇降可能に支持されたロッド44と該ピスト
ン43との相対的な位置関係によってバルブ機構が発揮
される構成例である。即ちロッド44には中空部44a
が軸方向に内設されると共に該中空部44aはロッド4
4の側壁に向けて開口しておシ、更に該開口部44bは
、ピストン43における円筒状厚肉部内に形成されると
共に内側空間S3と連通ずるような縦穴43bと連通し
ている。又43aはピストン43を貫通して上部空間S
1 と下部空間S2を連通ずる穴であシ、42aはピス
トン43が自然降下するときの気体排出用穴である。又
45はOリング、46はガイドリングである。この様な
バルブ機構においては、気体は中空部44aを通って開
口部44bに至シ、更に縦穴43bから空間S3内に導
入することができ、この結果ピストン43は上昇するが
、縦穴43bの最下限M1がロッド44の開口部44b
を越 ”えると中空部44aとの連通が遮断され、気体
の導入が止まる。尚ロッド44の上部に形成されたラッ
ク部44cにはピニオン47を係合することによシ昇降
可能とされているので、開口部44bの初期設定位置高
さ即ち中空部44aと縦穴43bの初期連通位置高さを
縦穴長lの範囲内で任意に変更でき、加圧ポンプ40の
気体導入量を適当に° 制御することができる。
第4図(b)は第2図で示した加圧ポンプ20における
ピストン23の動きに応じて気体送給系統の遮断及び遮
断解除を行なうようにした構成例である。即ち加圧ポン
プ20におけるピストン23の上面中央に立設されたロ
ッド50は外筒21を貫いて上方に突出すると共に、そ
の上端には長枠部材51が連結され、更に該長枠部材5
1の縦枠51aには摺動部材52が設けられている。該
摺動部材52は長枠部材51の内側でモータ駆動される
チェーン53に固定されている。従ってモータ54を駆
動しないときは摺動部材52が縦枠51aに固定された
状態にある。一方55はピストンシリンダ型バルブであ
拉、長枠部材51のほぼ真中高さ位置に該部材51に臨
んで固定されている。
特徴的な構成について説明すると、ピストンロッド56
はシリンダ側板57aを摺動可能に突出すると共に、そ
の突出長さは長枠部月51の摺動部材52に当接して押
されることができるように設定されている。シリンダ側
板57aとピストン58はコイルばね59で連結されて
おり、ピストン58には貫通穴58aが周方向に適当数
設けられている。
又ピストン58とシリンダ側板57bの間に配置された
円板5・9は一該シリンダ側板57bとコイルばね60
で連結されておシ、円板59の中央には貫通穴5σaが
設けられている。尚コイルはね60としてはコイルばね
59よりも弾性力の太きいものを採用することが好まし
い。更にシリンダ内部と連通ずるようにシリンダ胴体5
7cに取付けられたノズル81及び同シリンダ側板57
bに取付けられたノズル82は、夫々気体供給源G1及
び第2図に示す内筒22の中空部22bと接続されてい
る。この様に構成されたバルブ機構においては、気体供
給源G1からの気体はノズル81、バルブ55、ノズル
82、ラインL2及び中空部22bを通って空間S3内
に導入され、ピストン23を上昇させる。その結果、ピ
ストン23とは一体的に連結構成されている長枠部材5
1の摺動部材52も上昇し、該摺動部材52がピストン
ロッド56の先端に当接するとピストン58が矢印方向
に動き始め、円板59に当接したときノズル81からの
気体がノズル82へ流れなくなって加圧ポンプ20への
気体の導入が止まる。尚摺動部材52がピストンロッド
5−6を越えてさらに上昇しても次の理由によってピス
トン58が後戻シすることはないので、パルプ閉の状態
は維持される。即ち気体の送給が停止してからもピスト
ン23が上昇すると、空間s3内の気体圧力即ちノズル
82内の気体圧力はノズル81内の気体圧力よりも低く
なるのでピストン58と円板59の当接状態は十分維持
されるからである。尚摺動部材52の初期設定位置高さ
はモータ駆動によるチェーン53の−動きによって任意
に変更できるので、摺動部拐52とピストンロッド56
の距離も任意に変更できることとなり、加圧ポンプ20
への気体導入量を適当に制御することができる。
次に本発明方法の一適用例について説明する。
第5図は海水の淡水化処理プロセスを例示するフローシ
ートで、特に加圧した海水を逆浸透膜と接触させ、加圧
海水の一部を透過させて純水を製造するプロセスフロー
シートである。61は加圧ポンプで第2図に示した構造
を有している。又62は膜分離装置、63は圧力調整弁
、64はタンクであシ、65.66は水素吸蔵合金収容
タンク(以下単に水素タンクという)、67.68は夫
々熱媒供給装置、冷媒供給装置である。尚加圧ポンプ6
1の上部空間S、をラインL9 、Ll O経由で水素
タンク66と連結することによシ、金属水素化物の吸蔵
圧(Pc)を上部空間SIに作用せしめ、ピストン23
が昇降する際に同空間s1内の水素ガス圧力を一定値(
Pc)に保つことができるように配慮されている。又バ
ルブG2は第3図(a)で示したバルブ構成と同様に電
磁バルブ31゜32からなっている。更に69はピスト
ン23の自然降下の最下位を検知するだめの検知器、7
0は水素タンク65内の水素ガス圧力を検知するための
圧力計で、いずれも制御回路71と連結されており、又
電磁バルブ31,32も同回路7!と連結されている。
この様なフローシートにおいて、水素タンク65内の合
金は熱媒供給装置67から供給された例えば熱水により
加熱されることによシ、水素ガスを放出する。水素タン
ク65内の水素ガス圧は圧力計70により検知され、制
御回路71に信号として送られている。該制御回路71
では水素ガス圧に対応した水素ガス必要送給量(ピスト
ン23を所定の高さまで上昇させるために加圧ポンプ6
1に供給すべき必要十分な水素ガス量)が演算でめられ
た後、電磁バルブ32にバルブ開時間の信号として指令
が発せられるので、ラインL2から加圧ポンプ61に所
定量の水素ガスが導入されると電磁バルブ32は閉じら
れ、水素ガスの供給は停止される。加圧ポンプ61内に
水素ガスが導入されることにより、その膨張エネルギー
によってピストン23は上昇し、同時に海水がフィルタ
ー83、ラインL4.逆止弁72を通ってラインL5か
ら加圧ポンプ61内に吸引導入される。尚フィルター8
3の通過による圧損低下が多少懸念される場合には、そ
れを補える程度の容量を有するポンプ80を設けておけ
ばよい。
ピストン23が上昇して空間S3内の水素ガス圧力が空
間S1内の圧力に等しくなったときバルブ73を開ける
と、ピストン23が重力によって自然降下し、空間S3
内の水素ガスは圧力Pcに保たれた状態で排出され、ラ
インL2 、L3、バルブ73、ラインL9を通って水
素タンク66に吸蔵される一方、加圧ポンプ61内の海
水は所定圧まで加圧された後ラインL5・L6、バルブ
74を通って膜分離装置62に導入され、純水と濃縮海
水に分離された後、純水はラインL8から回収され、濃
縮海水はラインL7からタンク64に貯留される。
ピストン23が降下し終った状態は検知器69によって
検知される。その結果電磁バルブ32が再び所定時間だ
け開けられ、所定量の水素ガスが加圧タンク61に導入
される。以後同様の操作がくり返される。
尚水素クンクロ5内の水素ガス圧力は、熱媒供給装置6
7からの熱媒供給量の変化、水素タンク65内合金固有
の物理化学的平衡反応の変化その他種々の要因によシ増
加又は減少するが、前述した様−に制御回路71の働き
によって該水素ガス圧力の増加、減少に応じて水素ガス
のバルブG2内通過時間を短縮又は延長することができ
るので。
加圧ポンプ61に導入された水素ガスの膨張仕事は常に
一定に維持され、ピストン23の高さは一定となる。こ
うして海水の淡水化処理は安定して行なわれる。
的に行なわれているが、連続的に行なおうとすれば、加
圧ポンプを2台設置し、1台の加圧ポンプで加圧・排出
を行なう間に、残りの加圧ポンプで海水の吸引導入を行
なうように交互に切換運転すればよい。
次に本発明方法の効果を確認するために行なった実験結
果について説明する。実験は第5図のフローに基づいて
行ない、従来方法と比較するために第1図に示す加圧ポ
ンプPを組込んだフローでの性能を同時に調べた。水素
タンク65.66としていわゆるシェル・アンド・チュ
ーブ型熱交換器を使用し、内部にLaNi5粉末を夫々
8.1 kgずつ詰めた。そして水素タンク65には温
水を供給して内部を60.4℃に保持する一方、水素タ
ンク66には冷水を供給して内部を11.4℃に保持し
た。水素タンク65内のLaNi5は60.4℃に昇温
する時点で金属水素化物の状態になっていた。膜分離装
置62における逆浸透膜としては酢酸セルロース系の中
空糸状のものを使用した。夫夫の加圧ポンプ61.Pに
ついて運転を行ない、塩分濃度35000隼の海水の圧
力を55 kgfAfに昇圧した。膜分離装置62によ
る純水の製造能力は0.697/分であり、塩分の除去
率は99%以上であった。水素タンク65内に初め吸蔵
されていた水素ガス量80ONAを消費するのに要する
時間は、従来の加圧ポンプPの場合3.0分であり、本
発明に係る加圧ポンプ61の場合は6.9分であった。
従って本発明のいわばエネルギー変換方法を円滑に実施
できる加圧ポンプ61を利用した膜分離装置62からは
約4.91の純水が得られたのに対し、従来の加圧ポン
プPを利用した膜分離装置62では約2.1ノしか得ら
れなかった。即ち本発明の加圧ポンプ61では従来型加
圧ポンプPよりもエネルギー変換効率が約2.5倍も向
上することが確認された。
又本発明に係る加圧ポンプ61によれば、一定量の純水
を製造するために要する水素ガスの使用量を従来よシも
約57%節約できるとも言える。
このことは水素タンク65に供給する熱媒量を同程度節
約できることを意味するものであシ、本発明の実施によ
シエネルギー効率、特に熱効率の面で大きな利益を享受
し得ることが明らかとなった。
尚上記実施例は本発明方法の単なる代表例であって本発
明方法を限定する性質のものではなく、前述の趣旨に治
う範囲内で種々設計を変更して実施することも可能であ
る。例えば第2図に示した加圧ポンプ20の好ましい設
計変更例について説明すると、第6図に示す様にピスト
ン23の上部壁内に空間S1と空間S3を連通する逆止
弁29を設けておくと、ピストン23の上昇によ夕空間
S3内の圧力が空間S、の圧力Pcまで低下し、更に慣
性力によって該ピストン23が上昇しかけると逆止弁2
9が開き雨空間St 、Saが均圧化される。従ってそ
の慣性力により上昇を続け、該ピストン23の有する運
動エネルギーが全て位置エネルギーに変換された時点で
上昇は止まる。従ってピストン23の最高上昇位置の低
下を防止でき、それだけ膨張仕事効率が高まるので定圧
仕事へのエネルギー変換効率が向上する。
又本発明のエネルギー変換方法を円滑に実施できる加圧
ポンプとしては図示例のような垂直型に限定されるもの
ではなく、傾斜型も含めた広い意味での縦型配置であれ
ばよい。
本発明は以上の様に構成されるが、要は(1)気体の膨
張仕事を最大限有効に活用して高圧流体を得ること、(
11)気体の圧力が変化しても常に一定圧の高圧流体を
得ること、という2つの要件を同時に満足できる手段と
なし得たので、気体の膨張仕事をエネルギー効率面で無
駄をすることなく定圧仕事に変換することができる。特
に太陽熱、ボイラー廃熱等の熱源を使って生成した加圧
気体、例えば金属水素化物をその熱源で加熱して放出さ
せた加圧水素ガス等の膨張エネルギーを利用して高圧流
体を得る場合、従来に比べてエネルギーロスを著しく低
下させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の加圧ピストンを示す模式説明図、第2図
は本発明方法を例示する概略説明図、第3図(a) 、
 (b)及び第4図(、a) 、 (b)は気体供給量
調整用バルブの各種構成例、第5図は本発明方法の適用
例を示す海水処理プロセスフローシート、第6図は本発
明に係る加圧ポンプの好ましい変形例である。 20.40.61・・・加圧ポンプ 21・・・外筒2
2.43・・・ピストン 24.42・・・ピストンロンド S、 、S、、 、S3・・・空間 Gl・・・気体供
給源F1・・・被処理対象流体供給源 出願人 東洋紡績株式会社 同 久保田鉄工株式会社 同 太陽鉄工株式会社 第1図 第2図 手続補正書(刀剣 昭和59年3月 1日 ト。 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 ゝ′1、事件の表示 昭和58年特許願第194538号 2、発明の名称 気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する方法3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 (316)東洋紡績株式会社 代表者 茶 谷 周次部 (ほか2名)4、代理人〒5
30 大阪市北区堂島2丁目3番7号 シンコービル 昭和59年1月31日 (発送日) 6、補正の対象 明細書及び委任状 7、補正の内容 (1)明細書を別紙のタイプ浄書と差し替えます(内容
に変更なし)。 (2)別紙の通り委任状を提出します。 昭和58年3月 1日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第194538号 2、発明の名称 気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する方法3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 (316)東洋紡績株式会社 代表者 茶 谷 同次部 (ほか2名)4、代理人〒5
30 大阪市北区堂島2丁目3番7号 シンコービル 明細書の「発明の詳細な説明」の欄及び図面8、補正の
内容 (1)明細書の所定箇所を別紙正誤表の通り訂正します
。 (2)第4図(b)を別紙の通り差し替えます。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シリンダ内に導入された圧力気体によりピストンを作動
    し、ピストンロッドを介して流体を昇圧すると共に一定
    圧の高圧流体として回収するに当たり、前記圧力気体を
    前記シリンダ内で膨張させて前記ピストンを該気体の膨
    張仕事に見合う位置まで上昇させた後、前記ピストンを
    自重によって自然降下させることを特徴とする気体の膨
    張仕事を定圧仕事に変換する方法。
JP58194538A 1983-10-17 1983-10-17 気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する方法 Granted JPS6085268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58194538A JPS6085268A (ja) 1983-10-17 1983-10-17 気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58194538A JPS6085268A (ja) 1983-10-17 1983-10-17 気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6085268A true JPS6085268A (ja) 1985-05-14
JPH0235156B2 JPH0235156B2 (ja) 1990-08-08

Family

ID=16326196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58194538A Granted JPS6085268A (ja) 1983-10-17 1983-10-17 気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6085268A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009265048A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Fukuda:Kk リークテストシステム
CN103343757A (zh) * 2013-07-09 2013-10-09 中国工程物理研究院总体工程研究所 用于油压控制阀性能实验台架的砝码加载恒压供油装置
DE112016007515T5 (de) 2016-12-12 2019-09-19 Mitsubishi Electric Corporation Ansteuerverfahren und Ansteuerschaltung für Halbleitervorrichtung

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5663860U (ja) * 1979-10-20 1981-05-29
JPS57130262U (ja) * 1981-02-06 1982-08-13

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5663860U (ja) * 1979-10-20 1981-05-29
JPS57130262U (ja) * 1981-02-06 1982-08-13

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009265048A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Fukuda:Kk リークテストシステム
CN103343757A (zh) * 2013-07-09 2013-10-09 中国工程物理研究院总体工程研究所 用于油压控制阀性能实验台架的砝码加载恒压供油装置
DE112016007515T5 (de) 2016-12-12 2019-09-19 Mitsubishi Electric Corporation Ansteuerverfahren und Ansteuerschaltung für Halbleitervorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0235156B2 (ja) 1990-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8808538B2 (en) Batch-operated reverse osmosis system
US5380428A (en) Pump for reverse osmosis system
CA2376701C (en) Gas recovery apparatus, method and cycle having a three chamber evacuation phase for improved natural gas production and down-hole liquid management
EP2240260B1 (en) Batch-operated reverse osmosis system
CA2676847A1 (en) Coaxial pumping apparatus with internal power fluid column
EP0775264A1 (en) Method and apparatus in a fluid-operating system
US5468387A (en) Storage tank and reverse osmosis system utilizing the same
US20160186739A1 (en) Coaxial pumping apparatus with internal power fluid column
JPS6085268A (ja) 気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する方法
US5244361A (en) Pump for reverse osmosis system
CA2845370A1 (en) Drive system for surface hydraulic accumulator
US5232591A (en) Storage tank and reverse osmosis system utilizing the same
CN114484069A (zh) 一种防气蚀的具有平衡压力功能的调节阀
CN1055987A (zh) 压力介质操纵的阀
JPH0235157B2 (ja)
US20120160336A1 (en) Devices and Methods for Varying the Geometry and Volume of Fluid Circuits
US20210178328A1 (en) Method and system for performing reverse osmosis with integrated pump storage
CA3215550A1 (en) Gas lift system and method
CN113060263A (zh) 一种长距离水下滑翔机变浮力驱动装置及其方法
CN208518858U (zh) 一种循环利用压力气体给液体增压的泵
US3280749A (en) Pumps
JP2019030819A (ja) エネルギー回収装置
JP6970781B2 (ja) エネルギー回収装置
US12060861B2 (en) Utilizing hydrostatic and hydraulic pressure to generate energy, and associated systems, devices, and methods
US20230313817A1 (en) Depth compensated accumulator system for generation of hydraulic power to subsea operations