JPS608323B2 - 船外機等の排気装置 - Google Patents
船外機等の排気装置Info
- Publication number
- JPS608323B2 JPS608323B2 JP55054486A JP5448680A JPS608323B2 JP S608323 B2 JPS608323 B2 JP S608323B2 JP 55054486 A JP55054486 A JP 55054486A JP 5448680 A JP5448680 A JP 5448680A JP S608323 B2 JPS608323 B2 JP S608323B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propeller
- boss
- exhaust
- outer cylinder
- rear end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は船外機等の排気装置に関する。
一般の船外機は運転中の排気騒音緩和のため排気を水中
に放出しており、その排気装置の一型式としてケーシン
グ内の排気通路をプロペラポス部まで延長し、排気をプ
ロペラボス部内を適してその後端より水中へ放出させる
ようにしたものがある。
に放出しており、その排気装置の一型式としてケーシン
グ内の排気通路をプロペラポス部まで延長し、排気をプ
ロペラボス部内を適してその後端より水中へ放出させる
ようにしたものがある。
この排気装置は船の前進時において排気がプロペラの回
転による負圧で吸引されてプロペラボス部からプロペラ
後方へ放出され、且つ水中で排気が蝿拝されながら長く
端溜し、排気音が減衰して水面上に出に〈く、排気騒音
を低減できるものである。
転による負圧で吸引されてプロペラボス部からプロペラ
後方へ放出され、且つ水中で排気が蝿拝されながら長く
端溜し、排気音が減衰して水面上に出に〈く、排気騒音
を低減できるものである。
ところが、後進時においてプロペラ翼を逆転させると前
記プロペラボス部より放出された排気は水流と共に気泡
となって前方へ逆流してプロペラ翼の周囲に流れ込み、
プロペラ翼まわりは空洞部分が多数現出してキャピテー
ションと似た状態となる。そのためプロペラ翼への負荷
が減少して後進推力の低減をきたすと共に機関にかかる
負荷の変動を伴って機関の円滑な回転が阻害され、時に
はプロペラ翼が空転して機関の許容回転数を越え、機関
、軸受部などが損傷する」倶れがある等の不具合を生じ
ている。
記プロペラボス部より放出された排気は水流と共に気泡
となって前方へ逆流してプロペラ翼の周囲に流れ込み、
プロペラ翼まわりは空洞部分が多数現出してキャピテー
ションと似た状態となる。そのためプロペラ翼への負荷
が減少して後進推力の低減をきたすと共に機関にかかる
負荷の変動を伴って機関の円滑な回転が阻害され、時に
はプロペラ翼が空転して機関の許容回転数を越え、機関
、軸受部などが損傷する」倶れがある等の不具合を生じ
ている。
本発明はプロペラボス部をポス及び外筒からなる二重壁
構造とし、その外筒により排気をプロペラ翼の後緑より
も前方へ誘導して放出させるようにすることにより、プ
ロペラ翼まわりに排気泡が流れ込むのを防止して叙上の
如き不具合を解消し、後進推力を向上させ得る船外機等
の排気装置を提供せんとするものである。
構造とし、その外筒により排気をプロペラ翼の後緑より
も前方へ誘導して放出させるようにすることにより、プ
ロペラ翼まわりに排気泡が流れ込むのを防止して叙上の
如き不具合を解消し、後進推力を向上させ得る船外機等
の排気装置を提供せんとするものである。
斯る本発明はプロペラボス部をボス及び外筒からなる二
重壁構造とし、そのボスの前端をケーシング内の排気通
路に運速させると共に後端を閉口させ、外筒の後端を前
記ボス後端緑よりも後方位置で関口させ前端を少くとも
プロペラ翼の後縁よりも前方位置で関口させたことを特
徴とする。
重壁構造とし、そのボスの前端をケーシング内の排気通
路に運速させると共に後端を閉口させ、外筒の後端を前
記ボス後端緑よりも後方位置で関口させ前端を少くとも
プロペラ翼の後縁よりも前方位置で関口させたことを特
徴とする。
本発明実施の一例を図面により説明すると、第１図にお
いて船外機Ａのａはエンジンを搭載せる上部ケーシング
、ｂは下部ケーシング、ｃはプロペラであり、その上部
ケーシングａ内の後部にはエンジン排気口に連結された
排気管６が突出し、該管６下に下部ケーシングｂにまで
延びる排気通路１が形成される。前記排気通路１の下端
は下部ケーシングｂの後面下部に閉口され、その閉口部
７にドライブシャフト（図示せず）によって駆動回転さ
れるプロペラ軸８を挿入する。
いて船外機Ａのａはエンジンを搭載せる上部ケーシング
、ｂは下部ケーシング、ｃはプロペラであり、その上部
ケーシングａ内の後部にはエンジン排気口に連結された
排気管６が突出し、該管６下に下部ケーシングｂにまで
延びる排気通路１が形成される。前記排気通路１の下端
は下部ケーシングｂの後面下部に閉口され、その閉口部
７にドライブシャフト（図示せず）によって駆動回転さ
れるプロペラ軸８を挿入する。
プロペラ軸８は第２図に示す如く一端が開口部７に鉄合
する軸受９に支承されて下部ケーシングｂ内に回転自在
に挿着され、その後部が開口部７よりケーシング外に突
出する。
する軸受９に支承されて下部ケーシングｂ内に回転自在
に挿着され、その後部が開口部７よりケーシング外に突
出する。
プロペラ軸８の突出部分には前後両端に係止環１０とカ
ラー１１を夫々スプラィン隊合し、それらの間に係合筒
１２を同じくプロペラ藤８に対してスプラィン隊合させ
プロペラ軸８後端よりナット１５を螺着してカラー１１
を締め付け前記係合筒１２を係止環１０とカラー１１と
の間に挟特固定する。
ラー１１を夫々スプラィン隊合し、それらの間に係合筒
１２を同じくプロペラ藤８に対してスプラィン隊合させ
プロペラ軸８後端よりナット１５を螺着してカラー１１
を締め付け前記係合筒１２を係止環１０とカラー１１と
の間に挟特固定する。
この係合筒１２の外周には緩衝材１３を介して内ボス１
４が鉄着されておりその内ボス１４外周に筒状のボス３
が一体に形成されている。
４が鉄着されておりその内ボス１４外周に筒状のボス３
が一体に形成されている。
ボス３は内周に突設した固定片１６を介して内ボス１４
と一体成形されており、前記構成によってプロペラ軸８
に一体的に固定し、前端を開□部７に回転自在に係合さ
せると共に前記関口部７に鉄合する軸受９の外周部分に
通孔１７と穿設してボス３と排気通路１とを運適状とな
し、ポス３内に排気通路１と蓮適する−次流路１８を形
成する。
と一体成形されており、前記構成によってプロペラ軸８
に一体的に固定し、前端を開□部７に回転自在に係合さ
せると共に前記関口部７に鉄合する軸受９の外周部分に
通孔１７と穿設してボス３と排気通路１とを運適状とな
し、ポス３内に排気通路１と蓮適する−次流路１８を形
成する。
而して下部ケーシングｂの後面下部に、後端に排気出口
を有するプロペラポス部２が形成される。
を有するプロペラポス部２が形成される。
斯るプロペラボス部２はそのボス３外周に外筒４を設け
て二重壁構造となす。
て二重壁構造となす。
外筒４はその外周に三枚のプロペラ翼５を一体に突出形
成し、内周面に長手方向に延びる支持片１９を適宜間隔
をおいて突設し、その支持片１９をボス３に落着して固
定するか又はボス３及び支持片１９と共に鋳造で一体に
形成する。
成し、内周面に長手方向に延びる支持片１９を適宜間隔
をおいて突設し、その支持片１９をボス３に落着して固
定するか又はボス３及び支持片１９と共に鋳造で一体に
形成する。
又、外筒４はその前端を閉口させ、後端をボス３後端緑
よりも後方位置で関口させると共にその開□端部を内側
へ絞って小径となす。
よりも後方位置で関口させると共にその開□端部を内側
へ絞って小径となす。
而して外筒４とボス３との間にプロペラ翼後縁５′より
も前方位置で開□する二次流路２０が形成される。
も前方位置で開□する二次流路２０が形成される。
斯る排気装置はプロペラｃを逆転させて後進を行うと、
エンジンより排出された排気は排気通路１、通孔１７を
通って一次流路１８内に流入しその後端より外筒４内に
流出するが、後進時の水流及び外筒４の絞り形状によっ
て水流と共に気泡となって前方へ逆流して二次流路２Ｍ
こ流れ込む。
エンジンより排出された排気は排気通路１、通孔１７を
通って一次流路１８内に流入しその後端より外筒４内に
流出するが、後進時の水流及び外筒４の絞り形状によっ
て水流と共に気泡となって前方へ逆流して二次流路２Ｍ
こ流れ込む。
そして排気泡は二次流路２０の前端閉口部よりプロペラ
翼５前方へ放出され、プロペラ翼５まわりに流れ込まず
プロペラｃの後進推力は低下しない。第４図は他の実施
例を示すものであり、ボス３３の外周に三枚のプロペラ
翼３５を一体に突出形成すると共にそのプロペラ翼３５
に近接させて外筒３４を設け二重壁構造のプロペラボス
部３２を形成する。
翼５前方へ放出され、プロペラ翼５まわりに流れ込まず
プロペラｃの後進推力は低下しない。第４図は他の実施
例を示すものであり、ボス３３の外周に三枚のプロペラ
翼３５を一体に突出形成すると共にそのプロペラ翼３５
に近接させて外筒３４を設け二重壁構造のプロペラボス
部３２を形成する。
外筒３４は内周面に適宜間隔をおいて支持片３８を突設
し、その支持片３８をボス３３に漆着して固定するか又
はボス３３及び支持片３８と共に鋳造で一体に形成する
。
し、その支持片３８をボス３３に漆着して固定するか又
はボス３３及び支持片３８と共に鋳造で一体に形成する
。
又外筒３４はその前端をプロペラ翼３５の後縁３５′よ
りも前方位置で各プロペラ翼３５の基端部後端に近綾さ
せて夫々閉口し、後端をボス３３後端緑よりも後方位置
で開口させその関口端部を内側へ絞って小径となす。
りも前方位置で各プロペラ翼３５の基端部後端に近綾さ
せて夫々閉口し、後端をボス３３後端緑よりも後方位置
で開口させその関口端部を内側へ絞って小径となす。
而してボス３３外周と外筒３４との間にはそのボス３３
後端から外筒３４前端までの区間にプロペラ翼後縁３５
′よりも前方位置で開口する二次流路３９が形成される
。
後端から外筒３４前端までの区間にプロペラ翼後縁３５
′よりも前方位置で開口する二次流路３９が形成される
。
斯る排気装置はプロペラｃを逆転させて後進を行うと、
排気は排気通路３１、通孔３６を通って−次流路３７に
流入し、その後端より外筒３４内に流出するが、後進時
の水流及び外筒３４の絞り形状により水流と共に気泡と
なって前方へ逆流して二次流路３９に流れ込む。
排気は排気通路３１、通孔３６を通って−次流路３７に
流入し、その後端より外筒３４内に流出するが、後進時
の水流及び外筒３４の絞り形状により水流と共に気泡と
なって前方へ逆流して二次流路３９に流れ込む。
そして排気泡は二次流路３９の前端関口部よりプロペラ
翼３５間をす通りするものとプロペラ翼３６基端部に当
って若干拡散されるもののプロペラ翼後縁３５′によっ
て円周方向が仕切られたことにより円周方向へ拡散する
ことなくすぐにプロペラ３５間に導かれるものとに別れ
て前方へ放出され、プロペラ翼３５全周に渉つて流れ込
まずプロペラｃの後進推力は低下しない。
翼３５間をす通りするものとプロペラ翼３６基端部に当
って若干拡散されるもののプロペラ翼後縁３５′によっ
て円周方向が仕切られたことにより円周方向へ拡散する
ことなくすぐにプロペラ３５間に導かれるものとに別れ
て前方へ放出され、プロペラ翼３５全周に渉つて流れ込
まずプロペラｃの後進推力は低下しない。
以上の様な本発明の構成によれば、後進時において排気
が外筒によりプロペラ翼の後緑よりも前方位層に誘導さ
れ、且つプロペラの回転による負圧で吸引されながら放
出されるので、前進時と同様に排気騒音を低減すること
ができ、しかも従来の様にプロペラ翼全周に排気泡が流
れ込むことがなく、プロペラ翼まわりの空洞部分発生を
防止してフ。
が外筒によりプロペラ翼の後緑よりも前方位層に誘導さ
れ、且つプロペラの回転による負圧で吸引されながら放
出されるので、前進時と同様に排気騒音を低減すること
ができ、しかも従来の様にプロペラ翼全周に排気泡が流
れ込むことがなく、プロペラ翼まわりの空洞部分発生を
防止してフ。
。べラ翼の空転を防止することができ、後進推力を向上
させ得ると共に機関にかかる負荷が変動することなく一
定に維持され、機関を円滑に駆動させ得るものである。
させ得ると共に機関にかかる負荷が変動することなく一
定に維持され、機関を円滑に駆動させ得るものである。
第１図は本発明排気装置を示す正面図、第２図は同一部
切欠して示す拡大正面図、第３図は第２図の３−３線に
沿える縦断側面図、第４図は他の実施例を示す一部切欠
した拡大正面図、第５図は第４図の５−５線に沿える縦
断側面図である。 尚図中、Ａ……船外機、ａ……上部ケーシング、ｂ……
下部ケーシング、ｃ……プロペラ、１，３１・・・・・
・排気通路、２，３２…・・・プロペラボス部、３，３
３……ボス、４，３４……外筒、５，３５……プロペラ
翼、５′，３５′……プロペラ翼後縁。第１図 第３図 第５図 第２図 第４図
切欠して示す拡大正面図、第３図は第２図の３−３線に
沿える縦断側面図、第４図は他の実施例を示す一部切欠
した拡大正面図、第５図は第４図の５−５線に沿える縦
断側面図である。 尚図中、Ａ……船外機、ａ……上部ケーシング、ｂ……
下部ケーシング、ｃ……プロペラ、１，３１・・・・・
・排気通路、２，３２…・・・プロペラボス部、３，３
３……ボス、４，３４……外筒、５，３５……プロペラ
翼、５′，３５′……プロペラ翼後縁。第１図 第３図 第５図 第２図 第４図
Claims (1)
- １ 排気をプロペラボス部後端より水中へ放出させるよ
うにした船外機等の排気装置において、上記プロペラボ
ス部をボス及び外筒からなる二重壁構造とし、そのボス
の前端をケーシング内の排気通路に連通させると共に後
端を開口させ、外筒の後端を前記ボス後端縁よりも後方
位置で開口させ前端を少くともプロペラ翼の後縁よりも
前方位置で開口させた船外機等の排気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55054486A JPS608323B2 (ja) | 1980-04-23 | 1980-04-23 | 船外機等の排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55054486A JPS608323B2 (ja) | 1980-04-23 | 1980-04-23 | 船外機等の排気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55156211A JPS55156211A (en) | 1980-12-05 |
| JPS608323B2 true JPS608323B2 (ja) | 1985-03-02 |
Family
ID=12971968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55054486A Expired JPS608323B2 (ja) | 1980-04-23 | 1980-04-23 | 船外機等の排気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS608323B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6121891A (ja) * | 1984-07-11 | 1986-01-30 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機の排気装置 |
| US20160201529A1 (en) * | 2015-01-09 | 2016-07-14 | GM Global Technology Operations LLC | Exhaust tailpipe auxiliary sound enhancement hole |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5924639U (ja) * | 1982-08-10 | 1984-02-15 | スズキ株式会社 | 自動車のインストルメントパネルのグロ−ブボツクス |
-
1980
- 1980-04-23 JP JP55054486A patent/JPS608323B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5924639U (ja) * | 1982-08-10 | 1984-02-15 | スズキ株式会社 | 自動車のインストルメントパネルのグロ−ブボツクス |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55156211A (en) | 1980-12-05 |
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