JPS608101Y2 - 非常用ディ−ゼル機関の潤滑油プライミング装置 - Google Patents

非常用ディ−ゼル機関の潤滑油プライミング装置

Info

Publication number
JPS608101Y2
JPS608101Y2 JP6870380U JP6870380U JPS608101Y2 JP S608101 Y2 JPS608101 Y2 JP S608101Y2 JP 6870380 U JP6870380 U JP 6870380U JP 6870380 U JP6870380 U JP 6870380U JP S608101 Y2 JPS608101 Y2 JP S608101Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
diesel engine
priming
priming device
emergency diesel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6870380U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56169405U (ja
Inventor
則夫 森本
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP6870380U priority Critical patent/JPS608101Y2/ja
Publication of JPS56169405U publication Critical patent/JPS56169405U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS608101Y2 publication Critical patent/JPS608101Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本件考案は大形ビルや病院等において、停電時の非常発
電や火災時の排煙装置等の非常用ディーゼル機関に用い
られる潤滑油プライミング装置に関する考案である。
非常用ディーゼル機関においては、不時の始動に備えて
一定時限毎にモーターポンプでディーゼル機関の各軸受
部に注油し、保護する方法がとられている。
非常用発電装置等は停電後即座に停電前と同様の電力を
供給することを要求されるものであり、川砂間程度の間
にディーゼル機関がフル回転に達し所要の電力を供給す
ることが要求される。
この要求を溝たす為には常に潤滑油を各回転部に注油し
ておかねば川砂でフル回転にまで上げることができない
のである。
潤滑油プライミング装置は停電していない、所要電力が
得られている間に、該電力によりモーターポンプを回転
して一定時間毎に強制注油するものである。
大形のディーゼル機関はフル回転に至るのに時間を要す
るので回数を多く小形のディーゼル機関では回数を少な
く常にプライミングが行われている。
しかしこのようなプライミング装置において、寒冷時温
度低下による潤滑油の粘度上昇によって潤滑油の流れが
悪くなり、各部への注油が予想通りにされていなかった
り、粘度の高い潤滑油をポンプで吸入吐出させる為にプ
ライミング用のモーターポンプの負荷が急激に増加する
等の不都合がしばしば発生していたのである。
本件考案はこれらの不具合を解消し、潤滑油の注油を容
易かつ完全にし、非常用ディーゼル機関の性能の維持と
所定の能力を発揮させることを目的とするものである。
添付の図面に示した実施例の構成に基づいて本件考案の
構成を説明すると。
第1図は非常用発電装置の全体側面図である。
非常用ディーゼル機関Aと発電装置Bがフライホイール
10側で結合されており、停電と同時に起動装置が作動
し、川砂以内に所定のフル回転に達し、必要な電力を供
給する装置である。
非常用ディーゼル機関は台板2上にシリンダーブロック
1が載置され、該シリンダーブロック1の上部にシリン
ダーヘッド3を更にその上に弁腕室4を載置している。
シリンダーブロック1の側面に燃料噴射ポンプ装置5と
ガバナー装置6が設けられ、燃料噴射ポンプ駆動装置7
によって駆動されている。
8は計器板9は燃料コシ器である。該非常用ディーゼル
機関Aと発電装置Bがセットされ瞬時に稼動可能な状態
でビルの地階等に据え付けられており、一定時間毎に潤
滑油のプライミングが行われるのである。
第2図は従来の潤滑油保温及びプライミング装置の潤滑
油配管系統図である。
従来はディーゼル機関の潤滑油溜である台板2内に電気
ヒーター18と温度スイッチ19を設置腰潤滑油の油温
が成る程度以下になり、潤滑油の粘度が許容以上に硬く
なり始めると、温度スイッチ19がONとなり電気ヒー
ター18が赤熱して潤滑油油温を上げ、粘度を下げ、流
動性の大な軟かい潤滑油に保っていたのである。
しかしこの従来の方法では、潤滑油溜である台板2内に
直接電気ヒーターを挿入するので、潤滑油に引火するの
を防ぐため、ヒーター表面積当りの発熱量を低くする必
要があり、それでなお所要の熱量を得る為には、表面積
の広い電気ヒーターを必要とし、ヒーターの保守点検に
労を要し、大きな潤滑油溜の一部に電気ヒーターがある
為に、局部過熱による潤滑油の劣化や、ヒーターの焼損
等の問題を生ずることが多かったのである。
またディーゼル機関の一部分のみを保温するので、膨張
収縮の繰り返しにより合板を構成する鋳物の変質をも招
いていたのである。
本件考案ではこれらの不具合を解消する為に第3図の実
施例に示す如く潤滑油溜である台板2以外の場所に潤滑
油保温ケース30を設け、該保温ケース30内に電気ヒ
ーター18と温度スイッチ19を設置し、台板2の潤滑
油溜よりパイピングにて低温の潤滑油を吸引し、プライ
ミングモーターポンプ24にて吐出するものである。
吐出後は潤滑油コシ器22を通過して冷却水21による
潤滑油冷却器20にて冷却され油路15及び油路16に
てカム軸、軸受等や各クランク軸受へ注油されるのであ
る。
油路16よりクランクシャフト13内の油路に送油され
た潤滑油は連接棒12の軸受メタルにも送油されるもの
である。
11はピストン、14は油圧計、17は油圧調整弁であ
る。
潤滑終了後の潤滑油はディーゼル機関内を25の経路で
落下し、台板2の潤滑油溜へ戻るのである。
非常時にエンジン回転後はクランク軸駆動潤滑油ポンプ
23にて強制的に注油される。
本件考案は潤滑油溜以外に潤滑油保温ケース30を設け
ると共に、リリーフ弁26を介挿した潤滑油溜への返送
バイパスを設けており、プライミング開始時に保温ケー
ス30内の潤滑油を吸引吐出してしまって台板2内の潤
滑油溜から吸引して十分に加温されていない潤滑油がプ
ライミングモーターポンプ24にて吐出され始めると、
潤滑油の粘度が高いので油圧が上ることを利用腰充分に
加温されていない潤滑油を再度台板2に戻し、それを繰
り返させるのである。
粘度が高い間中、潤滑油が台板2と保温ケース30内を
循環するので所定の温度と粘度にありその時点でリリー
フ弁26が閉じて潤滑油は潤滑油コシ器22から、ディ
ーゼル機関の注油個所へ送油されるのである。
以上のように本件考案は、ディーゼル機関の潤滑油溜以
外の場所に潤滑油保温ケース30を設け、該潤滑油保温
ケース30よりプライミングモーターポンプにて吸引吐
出させ、低温で油粘度の高い時には成る一定以上の高圧
に達すると潤滑油溜へ潤滑油を戻すIJ IJ−フ弁付
きのバイパス回路を設けたので、機関の合板内部に電気
ヒーターや温度スイッチを設ける必要がなく保守組立て
が容易となり、潤滑油の合板内における局部過熱を失く
すことができ、必ず一定の潤滑油温度に達する迄は潤滑
油溜と保温ケース30内を循環するので、粘度の一定し
た潤滑油を軸受部へ注油することができ、保温ケース3
の容量に見合った小形の電気ヒーターで保温できるので
省エネルギーの効果をも発揮できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は非常用発電装置の全体側面図、第2図は従来の
潤滑油保温及びプライミング装置の潤滑油配管系統図、
第3図は本件考案の潤滑油配管系統図である。 A・・・・・・非常用ディーゼル機関、B・・・・・・
発電装置、2・・・・・・台板(潤滑油溜)、24・・
・・・・プライミングモーターポンプ、26・・・・・
・リリーフバルブ、30・・・・・・潤滑油保温ケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ディーゼル機関の潤滑油留以下の場所に潤滑油保温ケー
    スを設け、該潤滑油保温ケースよりプライミングモータ
    ーポンプにて吸引吐出させ、低温で油粘度の高い時には
    、成る一定以上の高圧に達すると潤滑油留へ潤滑油を戻
    すIJ IJ−フ弁付きのバイパス回路を設けたことを
    特徴とする非常用ディーゼル機関の潤滑油プライミング
    装置。
JP6870380U 1980-05-19 1980-05-19 非常用ディ−ゼル機関の潤滑油プライミング装置 Expired JPS608101Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6870380U JPS608101Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19 非常用ディ−ゼル機関の潤滑油プライミング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6870380U JPS608101Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19 非常用ディ−ゼル機関の潤滑油プライミング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56169405U JPS56169405U (ja) 1981-12-15
JPS608101Y2 true JPS608101Y2 (ja) 1985-03-20

Family

ID=29662630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6870380U Expired JPS608101Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19 非常用ディ−ゼル機関の潤滑油プライミング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS608101Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5386393B2 (ja) * 2010-02-09 2014-01-15 ヤンマー株式会社 エンジンの潤滑油循環システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56169405U (ja) 1981-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6945207B2 (en) System and method for supplying auxiliary power to a large diesel engine
RU2445482C2 (ru) Способ и система для запуска газотурбинного двигателя в холодную погоду
CA1249021A (en) Speed limiting means for variable-speed prime mover
Bent et al. The effectiveness of stop-start and thermal management measures to improve fuel economy
JPS5779221A (en) Lubricating system for turbo-charger
CN115176073B (zh) 用于内燃机、工业设备的预热、润滑及冷却用油循环系统
JPS608101Y2 (ja) 非常用ディ−ゼル機関の潤滑油プライミング装置
RU2109148C1 (ru) Комбинированная система автоматического управления и регулирования теплового режима двигателя внутреннего сгорания
Gardiner et al. The effects of thermal state changes on friction during the warm up of a spark ignition engine
JP3536632B2 (ja) 内燃機関の潤滑装置
JPS6060004B2 (ja) 内燃機関用オイルパン
FR2504200A1 (fr) Moteur a combustion interne a refroidissement en circuit ferme
DE2607343A1 (de) Motordrehzahlunabhaengiger antrieb von wasserpumpe und oelpumpe bei verbrennungsmotoren
RU2242628C2 (ru) Способ работы и устройство комбинированного двигателя внутреннего сгорания с газопаровым рабочим телом
CN202187819U (zh) 一种新型液冷摩托车冷却器
US2285248A (en) Cooling system for internal combustion engines
GB2292417A (en) I.c. engine lubrication system
SU853128A1 (ru) Система охлаждени дизел
KR100405422B1 (ko) 크랭크저널 마모 방지장치 및 그 제어방법
RU93027696A (ru) Устройство для облегчения запуска двигателя внутреннего сгорания
Gohn Cold starting and fleet operation
FI66059C (fi) Anordning foer foerbaettrande av en foerbraenningsmotors kallstart
RU2208698C1 (ru) Дизель с пусковым двигателем внутреннего сгорания
KR100405345B1 (ko) 디젤차량의 크랭크 저널 윤활장치
Bullard Long Life Considerations for Gas Air Conditioning Engines