JPS6077749A - レ−ザ光照射による歯科用充填物辺縁封鎖装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はむし歯等の治療に吊込る充填物を歯にＮＨさせ
る′４に置に関するものである。むし歯の予防が人類の
健康にとって重大であることは言うまでもないが、むし
歯の］、、、、率は極めて高く、とぐに小児では９０俤
の晶率でむし歯が発生しているのが現状である。本発明
者らは、このような事態に着目し、レーザ光を歯表面に
照射し、エナメル質表面にある目に見えない小さい穴や
深くきれ込んだ周波条の辺縁部を融かし、これらを消失
させることによシ、う蝕の最初の侵襲部位がなくなるこ
とにより、歯の耐う触性を向上させる装置〔特ザ光全歯
利領域で有効に利用すべく種々検索した結果、歯科用充
填物と歯との境界辺縁部にレーザを照射すれば歯に対す
る充填物の辺縁封鎖性が確実（で向上することを見出し
た。最近では歯質と充填レジンとの間に接着剤全塗布し
密着させ、窩洞封鎖を行なうように彦っできているが、
充填レジンの辺繰刺鎖技術にはまだ困難な点が多く時と
して、レジンを充填した場合、充填物辺縁部に褐色の汚
染、つまり幅線と呼ばわる変色部が生じたジ二次う蝕が
発生したりする。このよりカ場合には窩洞を再形成し、
レジンを再充填する必要がある。

また、接着剤を用いないレジン充填では充填用レジンが
多官性モノマーを用いた高密度重合物であることと、無
機質フィラーの配合量が多いことが１＋１ｉｆｆｂ物の
什決卯常仕は禍、ｈｈ向に１プｌ八’Ｌ−＾の、マトリ
ックスが有機高分子であるため線膨張係数はエナメル質
や象牙質よりかなり大きく、氷やアイスクリームのよう
な冷たい飲食物に接すると収縮し窩壁に時開を生じ、だ
液や細菌が侵入する。充填物が膨張、収縮を繰り返し、
異物が窩壁内へ吸い込まれるが、このような漏洩現象全
ポンプ効果と呼んでいる。このポンプ効果による漏洩で
未反応モノマー、汚物、細菌などの影響が絶えず歯髄腔
へ伝送さｆＬ歯肺炎が起こる例が非常に多い。

本発明者は、上記に鑑み、前述のレーザ光照射によるむ
し菌予防°装置として用いたＱスイッチさ九た連続励起
Ｎｄ：ＹＡＧレーザを使用し、パルスピーク出力が比較
的小さくて（Ｉ　ＫＷ−数１００ＫＷ・・・望ましくは
４　Ｋ’＋７〜２００　ＫＩＶ）且つ繰り返しの速いＱ
スイッチパルス全施術部位に導く手段として可撓性に富
んだガラスファイバーを用い充填物と辺縁歯質に照射し
た。本方法は施術時間か極めて短かく安全で効果が確実
であるむし菌予防用レーザ光照射装置をその−１：ま用
いることが出来る特徴がある。すなわち、本発明によれ
ば、連続励起Ｎｄ：ＹＡＧ　レーザ全発振器として用い
るので、フラッシュランプ励起レーザからのジャイアン
トパルス（通常数ＭＷ〜数１０　Ｍｗの出力）と比較し
てビークパワーが一桁以上小さく、従って、歯への照射
の際、歯表面に損傷を与える危険性も少なく、且つレー
ザビームガイドそして可撓性ガラスファイバーを用いる
ことが出来、操作性と安全性が増大する。また、連続励
起Ｎｄ：ＹＡＧレーザのＱスイッチ繰り返しは数Ｉ　Ｑ
　Ｋ）（ｚまで可能であシ、その平均出力は連続発振出
力と同程度（１０Ｗ〜数１００　Ｗ　）にまで達するか
ら歯へのレーザ光照射時間が大巾に短縮さｎる。また、
平均出力が同程度であれば連続波レーザでも同様の効果
が確認されている。

次に本発明について図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の実施例で、Ｑスイッチさｎた連続励起
Ｎｄ：ＹＡＧレーザ発振器１から出射したレガラスファ
イバー４に入射される。連続励起の１Ｎｄ：ＹＡＧレー
ザ’ｔＱスイッチする方法としては種々の方法が開発さ
ルているが、超音波変調器を用いる方法は変調器の発孫
器内への挿入損失が小さいこと並びにＱスイッチ繰シ返
し周波数全任意に変えら九ることから特に優れている。

従って、本実施例においてもＱスイッチが用いらｎでし
る。

ガラスファイバー４ＶＣよって伝送された高速繰シ返し
Ｑスイッチさｎた光パルスは集中レンズ５によって再び
集束さ九歯６０表面の充填レジン７の辺縁部８に照射さ
ｎる。この結果、歯６のエナメル質の表層部と充填レジ
ンの辺縁部８が溶融することにより充填レジンの辺縁封
鎖を行々うものである。

従って、本発明によｎば単にレジンを充填したり、接着
剤を用いた場合より、充填レジンと歯質との間の線膨張
率の差が小さい緩和帯が出来るため確実な充填物の辺縁
封鎖が行なえるものである。さらに辺縁封鎖のは力ｓＫ
、辺繰部がレーザ光の照射を受けることによって辺縁部
エナメル質又はレジン表面にある目に見えない小さ１穴
やきれ込みを融かし消失させることによって二次う蝕の
予防も同時に可能となる効果がある。

本実施例で用りらｎた連続励起Ｎｄ：ＹＡＧレーザの性
能は連続発信出力１００　Ｗ、超音波変調器によるＱス
イッチ動作ではＱスイッチ繰り返し周波ｐ　Ｉ　ＫＨｚ
　Ｋ於てパルスピーク出力８０〜１００ＫＷ。

パルス巾１００〜１２０ｎｓ、ｌパルスエネルギーｌＯ
ｍＪ、平均出力１０Ｗであり、充填レジンとしてはアダ
ブチイック、ポリテリア、グラスアで歯への照射時間は
約０．１〜０．３秒で辺縁封鎖に関し顕著な効果が認め
られると共にレジンにも変し−ザト可撓性ガラスファイ
バーとを用いた本発明の詳細な説明図である。

（符号の説明） １・・・Ｑスイッチさ九た連続励起Ｎｄ：ＹＡＧレーザ
発振器、２・・・レーザ光、３・・・集光レンズ、４・
・・ガラスファイバー、５・・・集束レンズ、６・・・
歯、７・・・充：）＋ルジン、８・・・レジン辺縁部。

−以　上− 代Ｊ！ｐ人弁理士（６２３５）　松　野　英　彦手続補
正書（自発） １．事件の表示 昭和５８年特許願第１８７２８９号 ２、発明の名称 レーザ光照射による歯科用充填物辺縁封鎖装置３、補正
をする者 事件との関係　出願人 住　所　京都市伏見区東浜南町６８０ 氏　名　株式会社　そりり製作所 代表者　森　１）隆一部 ４、代理人Ｔ　５５０ ５、補正命令の日付　（自発） ６、補正により増加する発明の数　なし７、補正の対象
　「明細書全文」、図面「第２図」８、　６＋ｉｉ正の
内容 （１）明細書全文を別紙の如く補正します。

（２）図面「第２図」を追加します。

９、添付書類の目録 （１）明細書（全文補正）、−−−１適切　細　書（全
文補正） １、発明の名称 レーザ光照射による歯科用充填物辺縁封鎖装置 ２、特許請求の範囲 １、平均出力ＬＯＷから１００ＷにＱスイッチされた連
続励起Ｎｄ：ＹＡＧレーザ発振器（１）と、この集束さ
れたパルスレーザ又は連続波レーザを伝送するためのガ
ラスファイバー（４）とより成るレーザ光照射による歯
科用充填物辺縁封鎖装置。

３、発明の詳細な説明 本発明はむし歯等の治療に用いる充填物を歯に密着させ
る装置に関するものである。むし歯の予防が人類の健康
にとって重大であることは言うまでもないが、むし歯の
罹患率は極めて高く、とくに小児では９０％の高率でむ
し歯が発生しているのが現状である。本発明者らは、こ
のような事態に着目し、レーザ光を歯表面に照射し、エ
ナメル質表面にある目に見えない小さい穴や深くきれ込
んだ周波条の辺縁部を融かし、これらを消失させること
により、う蝕の最初の侵襲部位がなくなることにより、
歯の耐う触性を向上させる装置＆［特開昭５５−７６６
４６（特公昭５６−４９５７７）］を捉供している。本
発明者は、今回さらにこのレーザ光を歯科領域で有効に
利用すべく種々検索した結果、歯科用充填物と歯との境
界辺縁部にレーザを照射すれば歯に対する充填物の辺縁
封鎖性が確実に向上することを見出した。最近では歯質
と充填レジンとの間に接着剤を塗布し密着させ、窩洞封
鎖を行なうようになってきているが、充填レジンの辺縁
封鎖技術にはまだ困難な点が多く時として、レジンを充
填した場合、充填物辺縁部に褐色の汚染、つまり襖縁と
呼ばれる変色部が生じたり二次う蝕が発生したりする。

このような場合には窩洞を再形成し、レジンを再充填す
る必要がある。また、接着剤を用いないレジン充填では
充填用レジンが多官性モノマーを用いた高密度重合物で
あることと、無機質フィラーの配合量が多いことから重
合物の寸法安定性はかなり向上しているものの、マトリ
ックスが有機高分子であスｆ−払寂必膨張係数はエナメ
ル質や象牙質よりかなり大きく、水やアイスクリームの
ような冷たい飲食物に接すると収縮し窩壁に隙間を生じ
、だ液や細菌が侵入する。充填物が膨張、収縮を繰り返
し、異物が窩壁内へ吸い込まれるが、このような漏洩現
象をポンプ効果と呼んでいる。このポンプ効果による漏
洩で未反応モノマー、汚物、細菌などの影響が絶えず歯
髄腔へ伝送され歯髄炎が起こる例が非常に多い。

本発明者は、上記に鑑み、前述のレーザ光照射によるむ
し菌予防装置として用いたＱスイッチされた連続励起Ｎ
ｄ：ＹＡＧレーザを使用し、パルスピーク出力が比較的
小さくて（ＩＫＷ〜数１００ＫＷ・・・ガラスファイバ
ーによる伝送の見地から望ましくは４ＫＷ〜２００ＫＷ
）且つ繰り返しの速いＱスイッチパルスを施術部位に導
く手段として可撓性に冨んだガラスファイバーを用い充
填物と通約な溶融嵌合−構造を形成しこれによって従来
当骸部位に発生していた間隙が出来なくなることを知−
竣旦隔二（Ｕ工本装閑も↓扛球施術時間が極めて短かく
安全で効果が確実であるむし山手防用レーザ光照射装置
をそのまま用いることが出来る特徴かある。すなわぢ、
本発明によれば、連続励起−Ｎｄ：ＹＡＧレーザを発振
器として用いるので、フランシュランプ励起レーザから
のジャイアントパルス（通常数Ｍ　ｗ〜数１０ＭＷの出
力）と比較してピークパワーが１桁以上小さく、従って
、歯への照射の際、歯表面に損傷を与える危険性も少な
く、且つレーサヒームガイドそして可撓性ガラスファイ
バーを用いることが出来、操作性と安全性か増大する。

また、連続励起Ｎｄ：ＹＡＧレーザのＱスイッチ繰り返
しは数１０Ｋ）ｌｚまで可能であり、その平均出力は連
続発振出力と同程度（１０Ｗ〜数１００Ｗ）にまで達す
るから歯へのレーザ光照射時間が大巾に短縮される。ま
た、平均出力か同程度であれば連続波レーザでも同様の
効果が確認されている。

次に本発明について区間に基づいて説明する。

第１図は本発明の詳細な説明図、第２図は本発励起Ｎｄ
：ＹＡＧレーザ発振器１から出射したレーザ光２は集束
レンズ８によって高山カレーザ光を低損失で伝送可能な
コア径８ｏｏμｍ外径３５０μｍ程度の石英ガラスファ
イバー４に入射される。

連続ｌ１ｉＩ］起のＮｄ：ＹＡＧレーザをＱスイッチす
る方法としては種々の方法が開発されているが、超音波
変調器を用いる方法は変調器の発振器内への挿入損失が
小さいこと並びにＱスイッチ繰り返し周波数を任意に変
えられることから特に優れている。従って、本実施例に
おいてもＱスイッチが用いられている。ガラスファイバ
ー４によって伝送された高速繰り返しＱスイッチされた
光パルスは梁中レンズ５によって再び集束され歯６の表
面の充填レジン７の辺縁部８に照射される。この結果、
ａｌ）を形成し、画架ｉａ・・・、ｂ・・・の嵌合によ
り、である。

従って、本発明によれば単にレジンを充填したり、接着
剤を用いた場合より、充填レジンと歯質との間の線膨張
率の差が小さい緩和帯が出来るため確実な充填物の選球
封鎖が行なえるものである。

さらに辺Ｇ封鎖のほかに、辺縁部がレーザ光の照射を受
けることによって辺縁部エナメル質又はレジン表面にあ
る目に見えない小さい穴やきれ込みを融かし消失させる
ことによって二次う蝕の予防も同時に可能となる効果が
ある。

本実施例で用いられた連続励起Ｎｄ：ＹＡＧレーザの性
能は連続う６信出力１００Ｗ、超音波変調器によるＱス
イッチ動作ではＱスイッチ繰り返しＪ、Ｌ４波Ｕ　Ｉ　
Ｋｌ（ｚ　ニ於てパルスピーク出力８Ｏ−１００ＫＷ、
パルス巾１００〜１２０　ｎ　ｓ　、１パルス工ネルギ
〜１０ｍＪ、平均出力ＩＯＷであり、充実レジンとして
はアダブチイック、ポリテリア、グラスアイオノマなど
のコンポジットレジンを使用した。

なお、充実物はこの他アマルガム充填物、インレー充填
物の場合も可能である。本レーザによる実験ではＱスイ
ッチ繰り返しＩＫＨｚで歯への照射時間は約０．１〜０
．８秒で辺縁封鎖に関し顕著な効果が認められると共に
レジンにも変色等の変化は見られなかった。またＱスイ
ッチされたパルス波の場合、平均出力８０〜１００ＫＷ
、パルス巾は８０ＫＷについては１２０ｎｓｅｃ、１０
０ＫＷの場合は１００ｎｓｅｃ、ワンパルスエネルギは
１０ｍＪ。

トータルエネルギは１〜３Ｊが適切である。

４、図面の簡単な説明 第１図はＱスイッチされた連続励起Ｎｄ：ＹＡＧレーザ
と可撓性ガラスファイバーきを用いた本発明の詳細な説
明図であり、第２図は本発明装置によって辺縁を封鎖さ
れた充填物の辺縁部′の顕微鏡−１−□□、ユエ 的断面図である。

（符号の説明） １・・・Ｑスイッチされた連続励起Ｎｄ：ＹＡＧレーサ
発振器、２・・・レーザ光、８・・・簗東レンズ、４・
・・ガラスファイバー、５・・・集土レンズ、６・・・
歯、７・・・充実レジン、８・・・レジン辺縁部。

−以　上− 代理人　弁理士（６２３５）　松　野　英　彦第２図 ｂ 坊糸よ部８

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　平均出力１０Ｗから１００　ＷにＱスイッチさ九
   た連続励起Ｎｄ：ＹＡＧレーザ発振器（１）と、この集
   束されたパルスレーザ又はｉ！！続波レーザを伝送する
   ためのガラスファイバー（４）とより成るレーザ光照射
   による歯科用充填物辺縁封鎖装置。