JPS607637B2 - ジアルキルアルミニウムハイドライド類の製法 - Google Patents

ジアルキルアルミニウムハイドライド類の製法

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JPS607637B2
JPS607637B2 JP52018276A JP1827677A JPS607637B2 JP S607637 B2 JPS607637 B2 JP S607637B2 JP 52018276 A JP52018276 A JP 52018276A JP 1827677 A JP1827677 A JP 1827677A JP S607637 B2 JPS607637 B2 JP S607637B2
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デニス・ベネデイクト・マルパス
スペンサ−・チヤ−ルス・ワトソン
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Texas Alkyls Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/06Aluminium compounds
    • C07F5/061Aluminium compounds with C-aluminium linkage
    • C07F5/065Aluminium compounds with C-aluminium linkage compounds with an Al-H linkage

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はジアルキルアルミニウムハイドラィド類の製
法に関するものである。
これらの化合物は、オレフィン類およびジオレフィン類
の重合における適当な共触媒であり、そして種々の有機
官能基のための還元剤として知られており、多くの場合
に於いて最終生成物中には立体特異性が示される。ジア
ルキルアルミニウムハィドラィド類の製造のために数多
くの方法が提案されまた使用されていて、例えば、ジア
ルキルアルミニウムハイドラィドの還元、トリアルキル
アルミニウムおよびアルミニウムハイドライドの比例分
配(プロポーシヨネーシヨン)、リチウムアルミニウム
ハイドラィドとトリアルキルボロン化合物との反応など
が挙げられる。
また、トリアルキルアルミニウム化合物の水添分解およ
び水素の存在下におけるトリァルキルアルミニウムと金
属アルミニウムとの反応が提案されている。これらの方
法はすべて欠点があり、たとえば、ジアルキルアルミニ
ワムハライドをアルカリ金属ハイドライドで還元するの
は反応が遅くかつ発熱反応である。加えて、固体の副生
成物(アルカリ金属塩)が存在することは生成物回収を
複雑にする。プロポーショネーションに使用するアルミ
ニウムハイドライドは比較的不安定であり、エーテルに
よって汚染される。リチウムアルミニウムハイドライド
およびトリアルキルボロン化合物は極めて高価である。
トリアルキルアルミニゥム化合物の水素添加分解には高
圧、例えば200〜30ぴ気圧が必要である。トリアル
キルアルミニウム化合物を金属アルミニウムの存在下で
水素にて反応させるには活性アルミニウム又は外部から
の触媒の何れかを使用することができる。ある種のジア
ルキルアルミニウムハイドラィド類を製造するより簡便
な方法が米国特許第3015669号‘こ記載されてい
て、それはトリアルキルアルミニウム化合物を熱処理、
即ち熱分解に付すことに係る。
この熱分解は50〜20000の温度で行なわれ、トリ
アルキルアルミニウムからオレフィン1モルを分離する
。好ましくは、そのトリアルキルアルミニウムにはアル
ミニウムに結合した少くとも1個の第1級に分枝したア
ルキル基が含まれていて、更に好ましくは、アルミニウ
ムに結合した3個のアルキル基全てが分枝状アルキル基
であるのがよい。そして処理されるものとして述べられ
た化合物の全てが同一の3個の基を有していた。その特
許にはまた、多くの場合に於いては、オレフィンの脱離
を促進するために触媒を利用するのが必要であるかまた
は少くとも有利であると記載されている。このことは特
にトリエチルアルミニウムを使用する場合である。これ
に加えて、ジェチルアルミニウムハイドラィドを製造す
るに当っては、そのトリエチルアルミニウムの熱分解を
最終まで進行させないで約50%の転換率になった後に
その反応を中断させるのが便利である。何故ならば、そ
うしないと、ジェチルアルミニゥムハイドラィドの安定
性はトリエチルアルミニウム出発物質が消費されるにつ
れて低下するからである。すなわち、米国特許第301
566y餅こ記載された方法はジェチルアルミニウムハ
イドラィドおよび同様にジメチルアルミニウムハイドラ
ィドなどの化合物の製造にとって完全に満足できるもの
ではない。
更に、この方法は、アルミニウム原子に対してベータ‐
位の炭素原子に水素原子を置換基として有していないジ
アルキルアルミニウムハィドラィドの製造には満足のい
くものと考えられない。何故ならば、ハイドラィド生成
機構はアルミニウムに対してベータ一位の水素原子の転
位に係るものとして知られているからである。更に、ア
ルミニウムハイドラィドおよびオレフィンを生成するト
リーn−アルキルアルミニウム類の一般的な反応はむし
ろ緩やかに進行するので、平衡は生成物側よりも出発物
質側により偏重していてそしてオレフィン脱離は生成し
たオレフィンにトリアルキルアルミニウムの炭素−アル
ミニウム結合を付加することによって複雑化されること
が見出された。この発明の目的はジアルキルアルミニウ
ムハィドラィドの製造のための改良方法を提供すること
である。この発明の別の目的はアルミニウム原子に対し
て6位の炭素原子が水素原子によって置換されていない
ジアルキルアルミニウムハイドライド類の製造方法を提
供することである。
更に、この発明の別の目的はジェチルアルミニウムハイ
ドラィドの製造のための改良方法を提供することである
また、この発明の他の目的はジーn−アルキルアルミニ
ウムハイドラィド類の製造のための改良方法を提供する
ことである。
更に、この発明はジアルキルァルミニゥムハィドラィド
類を比較的高純度かつ高収率で製造するための方法を提
供することを目的としている。
更にまた、この発明は触媒を必要としないジァルキルア
ルミニウムハィドラィド類を製造するための方法を提供
することを目的としている。この発明の他の目的および
利点は以下の説明から明らかとなろう。この発明に係る
ジアルキルアルミニウムハィドラィド類は一般式:R2
山R′ 〔式中、Rはメチル基、エチル基、nーアルキル基又は
アルミニウム原子に対して8位の炭素原子上に水素原子
を有しないアルキル基であり、R′は一般式:(式中、
R″の一方は水素原子であり、他方はアルキル基であり
そしてR川はアルキル基である)で示されるQ−又はP
−分枝アルキル基である〕で示される混合アルミニウム
アルキルを熱分解に付することによって得られる。
更に詳細には、この発明は、一般式: R2NR′ 〔式中、Rはメチル基、エチル基、nーアルキル基又は
一般式:(式中、Raはアルキル基である)で表わされ
るトリ置換ァルキル基であり、そしてR′は一般式:(
式中、R″の一方は水素原子であり、R″の他方はアル
キル基であり、そしてR…はアルキル基である)で表わ
されるQ−又は8−モノ置換アルキル基である〕で表わ
される化合物を約50℃〜約220℃の温度で加熱して
一般式:R2NH(式中、Rは前記と同じ意味を有する
)で表わされるジアルキルァルミニウムハィドラィド類
を得ることからなる方法に関するものである。
この発明は、実質的には、一般式: R2山R′(式中、RおよびR′は前記と同じ意味を有
する)で示される化合物に部分熱分解を施して一般式:
R2山日(式中、Rは前記と同じ意味を有する)で示さ
れるジアルキルアルミニウムハイドラィド類を得ること
から成っている。
R2AIRなる化合物は以下の反応:2R3N+R′3
AI→3R2AIR(式中「 RおよびR′は前記と同
じ意味を有する)中に表わされる物質より容易に製造さ
れる。
式中、Rはメチル基、エチル基、nーアルキル基、たと
えばnープロピル、n−ブチル、nーベンチル、n−へ
キシル、nーヘプチル、nーオクチル、nーノニル又は
nーデシル等、または一般式:(式中、Raはアルキル
基である)で表わされるトリ置換ァルキル基、すなわち
アルミニウムに対して6位の炭素原子に水素置換基のな
いトリ置換ァルキル基である。
一般に、Rは1〜13固の、好ましくは1〜5個の炭素
原子を有することができる。かかる基の例としては、た
とえばネオベンチル、ネオヘキシル及び類似の基が挙げ
られる。基Raは同じでも、異なっていてもよく、好ま
しくは1〜5個の炭素原子を含んだものである。RはQ
−又はBーモノ置換分枝状アルキル基、すなわち一般式
:(式中、R″の一方は水素原子であり、他方はアルキ
ル基であり、直鎖状でも分枝鎖状でもよく、そしてR′
′′は道鎖状又は分枝鎖状のアルキル基である)で表わ
される基を表わしている。
R′とR′′′は互いに同一又は異なるアルキル基であ
ってもよい。R′の定義に適合する基の例としては、ィ
ソブチル、第2級ブチル、2−メチルブチル、第2級ア
ミル、2−メチルアミルなどが挙げられる。R′は3〜
15個、好ましくは3〜5個の炭素原子を有していても
よい。R″およびR′′′は好ましくは1〜5個の炭素
原子を含有することができる。一態様において、R2N
R′なる化合物は、トリアルキルアルミニウムとジアル
キルアルミニムハイドラィドとを猿合して以下の反応、
つまり2R3山十R′2AIH→2R2山R′+R2N
Hによって得られる。最も好ましい態様においては、R
′はイソブチルであるので、Rを含む好ましい出発物質
は、R2NR′を製造するどんな方法を使用する場合に
おいてもトリイソブチルアルミニウムか又はジイソブチ
ルアルミニウムハイドラィドの何れかである。
従って、好ましい形式においては、この発明に係る方法
は式:(すなわち、R″の一つが水素原子であり、別の
R″がメチルであり、そしてR′′′がメチルである)
で表わされる化合物の熱分解に係る。
この熱分解は、触媒を使用せずに、約50〜220℃の
温度で、そのィソブチル基がィソプチレンをクラツキン
グによって脱離することによってハィラィド部位に主に
変換されるまで行なわれる。かかる方法においては、出
発物質(市販されている)を特別に活性化する必要がな
い。この反応に必要な時間は反応系とRの性質によって
左右される。
たとえば、ジメチルイソプチルアルミニゥムの熱分解は
、同様な条件下で、対応するジェチル化合物の場合より
も長い反応時間を必要とする。一般には、この反応では
、発生したオレフィンが急速に除去され、その結果ハイ
ドラィド生成物とそのオレフィンとの逆反応を防止する
ために加熱しながら液体中に不活性ガスを通過させるの
が好ましいが、必要ではない。こうすることによって、
また反応はより短時間で行なわれることになる。この熱
分解方法は不活性ガス、たとえばヘリウム、アルゴン又
は窒素などの大気圧下で行なうのが最も便利であるが、
この方法はまた大気圧より低い又は高い圧力下でも行な
うことができる。
ある場合においてはこれが有利である。たとえば、ジェ
チル化合物の熱分解は減圧下での方が容易に行なわれる
。逆に、ジメチル化合物の熱分解は、より高い液温を得
るために(大気圧での反応温度はトリメチルアルミニウ
ムもジメチルアルミニウムハイドラィドの両方とも比較
的沸点が低いので約128〜154qoに限定されるの
で)、約15気圧までの過大気圧での温度で反応を行な
うことによって促進されうる。反応が過大気圧下で行な
われる場合には、オレフイン副生成物を除去して逆反応
を防止するようにすべきである。以下に示す実施例から
明らかなように、この発明に係る方法は、米国特許第3
01566叫号の熱分解方法よりも、より高い収率でま
たはより高い純度でまたはより簡便な様式でジェチルア
ルミニゥムハイドライドおよびジメチルアルミニウムハ
イドラィドの製造を促進するための方法を提供するもの
である。
更にまた、この方法は、アルミニウムに対してB位の炭
素原子に水素置換基のないジアルキルアルミニウムハィ
ドラィド類を製造する方法を提供する。かかる化合物は
、前記特許の方法に従って、同一タイプの3個のアルキ
ル基で置換されている対応アルキルアルミニゥムを熱分
解することによっては生成することができない。以下、
この発明の実施例を説明する。実施例 1 285.7夕(2.502モル)のトリエチルアルミニ
ウムおよび248.8夕(1.255モル)のトリイソ
ブチルアルミニウムを、還流コンデンサー、温度計およ
び磁気燈梓棒を取り付けた窒素でパージした1リットル
客三口フラスコに加えた。
蝿拝すると僅かな発熱(約1ぴ○)が起った。得られた
ジェチルィソブチルアルミニゥムを分析すると19.0
8%のアルミニウムが認められ、そして、加水分解ガス
をガスクロマトグラフィ‐で分析すると、61.94モ
ル%のエタンおよび31.56モル%のイソブタンが認
められ、その残りは少量のメタン、プロパン、n−ブタ
ン、ィソブチレンおよび水素であった。この化合物の理
論値は、アルミニウム18.97%、ェタン66.67
モル%およびイソブタン33.33モル%(加水分解ガ
ス中)である。上記で得たジェチルィソブチルアルミニ
ウムの全量148.3夕(1.043モル)を還流コン
デンサー、サーモメーターウエル、フリツトしたガラス
テイツプを有するスバージ管(ガス吹込み管)、および
磁気蝿梓棒を取り付けた250の‘客三口フラスコに仕
込んだ。
この物質を124〜139℃で8時間乾燥窒素でスパー
ジした。その後分析したところ、アルミニウム25.9
7%、エタン60.56モル%、イソブタン10.08
モル%および水素27.51モル%であった。更に6時
間174〜18飢0でスパージし、加熱した後では、こ
れらの値はアルミニウムが27.77%、エタンが58
.70モル%、イソブタンが6.61モル%そして水素
が32.20モル%であった。この生成物はほぼ90モ
ル%のジェチルアルミニウムハイドライドおよび10モ
ル%のジイソブチルアルミニウムハィドライド‘こ相当
する。フラスコとデイツプ管の壁には灰色の沈澱物によ
る被膜ができたけれども、得られた粗生成物は澄んだ無
色であり、約95%の収率で単離された。この粗生成物
を減圧(0.1〜0.2側Hg)下で蒸溜すると、澄ん
だ無色の可動性液体55.M(61%)が得られた。
蒸溜物を分析すると、29.29%のアルミニウムおよ
び63.92モル%のヱタン、2.55モル%のィソブ
タン並びに32.47モル%の水素(加水分解ガス中)
又はほぼ96モル%のジェチルアルミニウムハイドライ
ドおよび4モル%のジイソブチルアルミニウムハィドラ
ィドが含有されていることが認められた。実施例 2 実施例1で得た同じジェチルィソブチルアルミニウムを
用いて、ジェチルアルミニウムハイドラィドをより大き
な規模で製造した。
141〜154qoで11時間加熱およびスパージをし
た以外は実施例1で用いた同じ実験方法を使用した。
粗生成物はほぼ88モル%のジエチルアルミニウムハイ
ドライドおよび12モル%のジイソプチルアルミニウム
ハイドラィドであった。粗製の物質が定量収率で得られ
た。この物質を、2フィート(約60肌)の真空ジャケ
ット付銀〆ツキしたカラム(ステンレススチル抽出充填
材で充填した)および部分取出蒸溜ヘッドを通して真空
蒸留すると、2つ留分が得られた。蟹分A(沸点47−
50oo、0.4側Hg)を分析すると、27.28%
のアルミニウム、および81.03モル%のエタン、0
.07モル%のイソブタンおよび17.57モル%の水
素が加水分解ガス中に認められた。この留分Aはトリエ
チルアルミニウムおよびジェチルアルミニウムハイドラ
イドの1対1のモル混合物(コンプレックス)に相当す
る。留分B(沸点70〜7300、0.7〜0.8肋H
g)を分析すると、30.処%のアルミニウム、および
66.86モル%のエタン、0.05モル%のイソブタ
ンおよび33.07モル%の水素が認められた。従って
、蟹分Bは99%純度のジェチルアルミニウムハイドラ
イドである。両留分中のジェチルアルミニウムハイドラ
イドの全体の収率は55%であった。実施例 3 通常の装置に304.4夕(2.666モル)のトリヱ
チルアルミニウムおよび191.2夕(1.344モル
)のジィソプチルアルミニウムハィドラィドを仕込んだ
この混合物を170〜19000で6時間乾燥窒素(1
5そノ分の割合)を用いてスパージした。得られた粗製
の灰色の生成物を分析すると、28.38%のアルミニ
ウム、および61.68モル%のエタン、5.98モル
%のイソブタンおよび30.98モル%の水素が加水分
解ガス中に認められた。これはほぼ91%のジエチルア
ルミニウムハイドライドでありそして残りのほとんどが
ジィソブチルアルミニウムハィドラィドであることにな
る。粗物質の収量は343夕(99%)であった。その
灰色(おそらく微粉状アルミニウム元素によるものと考
えられる)は櫨過又は遠心分離によって除去することが
でき、それによって澄んだ無色の液体になる。全量32
7.2夕の粗生成物を、1フィート(約30肌)の真空
ジャケット付ビグローカラムを充填カラムの代わりに使
用した以外は実施例2で使用したものと類似する装置に
通して真空蒸留した。これで2つの蟹分を集めた。第1
の留分(76.8のは27.54%のアルミニウムおよ
び73.25モル%のェタン、1.22モル%のイソブ
タン並びに23.71モル%の水素を加水分解ガス中に
含有していた。これはジエチルアルミニウムハイドライ
ドおよびトリエチルアルミニウムのほぼ7の封30モル
混合物に相当する。第2の留分(159.9夕)は30
.46%のアルミニウム、および62.94モル%のエ
タン、2.66モル%のィソブタン並びに34.04モ
ル%の水素、即ち、96モル%のジエチルアルミニウム
ハイドライドおよび4モルのジイソブチルアルミニウム
ハイドラィド並びにトリエチルアルミニウムを含有して
いた。両留分(236.7夕)の全収量は蒸留のために
仕込んだ組成物の量に調整して72%の全収率になる。
実施例 4 全量295夕(4.093モル)のトリメチルアルミニ
ウムを302.9夕(2.130モル)のジイソブチル
アルミニゥムハィドラィド‘こ添加した。
得られた生成物を分析すると、27.75%のアルミニ
ウムおよび64.34モル%のメタン、22.40モル
%のイソブタン並びに12.70モル%の水素が加水分
解ガス中に認められた。通常の装置内で、この物質を1
45〜155℃で約3虫時間加熱した。時々乾燥窒素を
液体中にスパージして系からのィソブチレン除去を促進
した。加熱期間後、全量428.6夕の粗生成物が単離
され、それは33.80%のアルミニウムおよび62.
44モル%のメタン、12.47モル%のイソブタン並
びに24.65モル%の水素を含有していた。粗反応生
成物を蒸留すると5つの蟹分が得られた。これらの留分
かるジメチルアルミニウムハイドラィドの収量を合わせ
ると53%であった。その純度は50〜95%の範囲で
あり、初期蟹分中にはトリメチルアルミニウムが主演濁
物として、そして後からの蟹分中にはジィソブチルアル
ミニウムハィドラィドが主混濁物として含有されている
。主にジメチルアルミニウムハイドライドからなってい
た留分は非常に粘鋼でかつ澄んだ液体であった。実施例
5 2モル当量のトリーn−プチルアルミニウムおよび1モ
ル当量のジイソブチルアルミニウムハィドラィドからな
る混合物を窒素にて加熱スパージをして粗製のジーnー
ブチルアルミニウムハイドラィドを得た。
実施例 6 以上述べた実施例中で使用した同じ一般的手法を用いて
、n−オクチルイソプチルアルミニウムの試料を窒素で
加熱スパージすると、粗製のジーnーオクチルアルミニ
ウムハィドラィドが得られた。
実施例 7 寒暖計、スパージ管および礎洋機を取り付けた三ロフラ
スコに、38.1夕(0.1球モル)のトリネオベンチ
ルアルミニウムおよび14.0夕(0.0706モル)
のトリイソブチルアルミニウムを装入した。
この混合物を110〜140qoで1畑時間乾燥窒素で
スパージした。その後で分析の結果64.53モル%の
ネオベンタン、5.96モル%のイソプタンおよび30
.8モル%の水素が認められた。アルミニウム含量は1
5.2$重量%と測定された。この生成物は、ほぼ90
モル%のジネオベンチルアルミニウムハイドラィドと、
さらに3モル%の残留トリネオベンチルアルミニウムお
よび6モル%の残留トリイソブチルアルミニウムに相当
する。この粗生成物は固体であって、最終の加熱中に微
細黒色粒状物を生成した。この生成物は一定の凝固点を
もたず冷却に伴なつて粘度が増加して約30q0で流動
性がなくなった。この生成物はさらに蒸留精製が可能で
ある。実施例 8 36o.8夕(1.501モル)のトリネオベンチルア
ルミニウムに全量151.1夕(0.762モル)のト
リイソブチルアルミニウムを添加した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式:R_2AlR′ 〔式中、Rはメチル基、エチル基、n−アルキル基又は
    一般式:▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Raはアルキル基である)で表わされるトリ置
    換アルキル基であり、そしてR′は一般式:▲数式、化
    学式、表等があります▼(式中、R″の一方は水素原子
    であり、R″の他方はアルキル基であり、そしてR′″
    はアルキル基である)で表わされるα−又はβ−モノ置
    換アルキル基である〕で表わされる化合物を約50℃〜
    約220℃の温度で加熱して一般式:R_2AlH(式
    中、Rは前記と同じ意味を有する)で表わされるジアル
    キルアルミニウムハイドライド類を得ることを特徴とす
    るジアルキルアルミニウムハイドライド類の製法。 2 Rがメチル基であることからなる前記第1項記載の
    方法。 3 Rがエチル基であることからなる前記第1項記載の
    方法。 4 Rがn−アルキル基であることからなる前記第1項
    記載の方法。 5 Rが炭素原子数1〜5のn−アルキル基であること
    からなる前記第4項記載の方法。 6 Rがn−ブチルであることからなる前記第4項記載
    の方法。 7 Rがn−オクチルであることからなる前記第4項記
    載の方法。 8 Rが一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Raは前記と同じ意味である)で表わされるト
    リ置換アルキル基であることからなる前記第1項記載の
    方法。 9 Rがネオペンチルであることからなる前記第8項記
    載の方法。 10 R′がイソブチルであることからなる前記第1項
    記載の方法。 11 オレフイン系生成物を工程から連続的に取り除く
    ことからなる前記第1項記載の方法。 12 オレフイン系生成物を、不活性ガスをその反応生
    成物中に通すことによって除去することからなる前記第
    11項記載の方法。 13 温度が約80℃〜約190℃であることからなる
    前記第1項記載の方法。 14 前記反応を大気圧以下の圧力で行なうことからな
    る前記第1項記載の方法。 15 前記反応を大気圧より高い圧力で行なうことから
    なる前記第1項記載の方法。 16 圧力が約1〜約15気圧であることからなる前記
    第15項記載の方法。 17 得られた前記ジアルキルアルミニウムハイドライ
    ド類を減圧下で蒸留することによって精製することから
    更になる前記第1項記載の方法。 18 一般式:R_3Al 〔式中、Rはメチル基、エチル基、n−アルキル基又は
    一般式:▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Raはアルキル基である)で表わされるトリ置
    換アルキル基である〕で表わされる化合物と、 一般式
    :R″_3Al 〔式中、R″は一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R″の一方は水素原子であり、R″の他方はア
    ルキル基であり、そしてR′″はアルキル基である)で
    表わされるα−又はβ−モノ置換アルキル基である〕で
    表わされる化合物とを、R_3Al対R″_3Alモル
    比約2対1で混合してR_2AlR″を調製し、これを
    約50〜220℃の温度で加熱して、一般式:R_2A
    lH(式中、Rは前記と同じ意味を有する)で表わされ
    るジアルキルアルミニウムハイドライド類を得ることを
    特徴とするジアルキルアルミニウムハイドライド類の製
    法。 19 一般式:R_3Al 〔式中、Rはメチル基、エチル基、n−アルキル基又は
    一般式:▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Raはアルキル基である)で表わされるトリ置
    換アルキル基である〕で表わされる化合物と、 一般式
    :R″_2AlH 〔式中、R″は一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R″の一方は水素原子であり、R″の他方はア
    ルキル基であり、そしてR′″はアルキル基である)で
    表わされるα−又はβ−モノ置換アルキル基である〕で
    表わされる化合物とを、R_3Al対R′_2AlHモ
    ル比約2対1で混合してR_2AlR′を調製し、これ
    を約50〜220℃の温度で加熱して、一般式R_2A
    lH(式中、Rは前記と同じ意味を有する)で表わされ
    るジアルキルアルミニウムハイドライド類を得ることを
    特徴とするジアルキルアルミニウムハイドライド類の製
    法。
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