JPS6075797A - 空調機用圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は空調機用圧縮機に係り、詳しくは密閉チャンバ
内の上方に電動機部金、かつ電動機部の回転力により冷
媒を圧縮する圧縮機部を上方にそれぞれ配設し、圧縮機
部にて圧縮された高温高圧ガス冷媒の全流量を密閉チャ
ンバ内に吐出させた後、冷凍サイクルの吐出ガス系路に
送シ出ずと共に、上部チャンバと下部チャンバとの圧力
差を利用して密閉チャンバ底部の潤滑油を各軸受部に供
給するようにして成る圧縮機に関する。

〔発明の背景〕

この柚従来の空が１機用圧縮機においては、圧縮機部ｅ
こて圧縮された高温高圧ガス冷媒の全流量を密閉チャン
バ内全体に流入させる構造となっている。このため、暖
房運転起動時に吐出ガス冷媒が電動機部を含む圧縮機全
体と熱交換した後、冷凍−リイクルの吐出ガス系路に送
り出でれることになり、特に圧縮機自体が冷えている場
合には吐出ガス冷媒の湿度が熱交換により低下し、て、
暖房サイクル全体が定常と乃るまでに多大の時間を費す
、即ち暖房立上り特性が恋い問題がおる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、圧縮機部にて圧縮された高温高圧ガス
冷媒の大部分を電動機部を含む圧縮機全体と熱交換させ
ることなく高温状態の１＼冷凍サイクルの吐出ガス系路
に送り出せるようにして、暖す運転起動時の暖房立上り
特性を良好にし得る空調機用圧縮機を提供することにあ
る。

〔発明の概装〕

この目的を達成するために、本発明の空調機用圧縮機は
、圧縮機部から上部チャンバに吐出されたガス冷媒の大
部分を直接冷凍サイクルの吐出ガス系路に送り出させる
ようにすると共に、密閉チャンバ内全体が所定の圧力に
保たれるよう上部チャンバ内のガス冷媒の一部を下部ナ
ヤンバに流入させるように構成したことを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により説明する。図面は
本発明による圧縮機の縦断面図を示し、密閉チャンバ１
内には、固定スクロール３及び旋回スクロール４により
圧縮室５を構成した圧縮機部２、フレーム６、圧縮機部
２の旋回スクロール４をクランク軸８を介して旋回運動
させる電動機部７が組込１れている。前記圧縮機部２は
密閉チャンバ１の」一方に、かつ前記電動機部７け密閉
チャンバ１の下方にそれぞれ配置されると共に、密閉チ
ャンバ１底部には潤滑油９が溜められでいる。そして、
圧縮機部２は、その旋回スクロール４が電動機部７によ
りクランク軸８を介して旋回運動すると、吸入管１０か
ら圧縮室５に導かれたガス冷媒を圧縮して吐出口１１か
ら上部チャンバ１人に吐出するようになっている。上部
チャンバ１人に吐出された高温高圧ガス冷媒は密閉チャ
ンバ１の吐出管１２から冷凍サイクルの吐出ガス系路１
３に送り出される。

寸だ、圧縮機部２の固定スクロール３及びフレームらに
は、上部チャンバ１人内のガス冷媒の一部を下部チャン
バＩＢに流入させる導孔１４が設けられている。また密
閉チャンバ１の外側には、上部チャンバ１人内のガス冷
媒を下部チャンバＩＢに導く配管１５及び該配管１５に
設けられた電に設けられた逆止弁１８とが具えられてい
る。前記電磁弁１６は電動機部７の温度を検出する温度
検出器１９により開閉制御され、通常は弁が閉じていて
電動機部７の温度が上昇して前記温度検出器１９の設定
値を越えると開くようになっている１だ、圧縮機部２の
吐出口１１と密閉チャンバ１の吐出管１２との間には、
上部チャンバＩＡから吐出管１２へ送り出されるガス冷
媒に含まれる油の分離を行う油分離器２ｏが設けられて
いる。

一方、圧縮機ｆＩｉ２の旋回スクロール４には、その背
圧室２１と低圧側（吸入側）とを連通する導孔２２が設
けられ、前記背圧室２１と下部チャンバ１人との圧力差
により密閉チャンバ１底部の潤滑油９を導油管２３を通
して各軸受部へ供給できるようになっている。

次に本発明の作用について説明する。暖房運転に際して
電動機部７が駆動されると、クランク軸８を介して圧縮
機部２の旋回スクロール４が旋回運動して吸入管１０か
ら圧縮室５に導かれたガス冷媒を圧縮し、吐出口１１が
ら上部チャンバＩＡに吐出する。上部チャンバＩＡＫ吐
出された高温高圧ガス冷媒の大部分けそのま＼吐出管１
２がら冷凍サイクルの吐出ガス系路１３に送り出される
。また一部のガス冷媒は導孔１４を通って下部チャンバ
ＩＢに流入し、該下部チャンバＩＢ内が所定の圧力に保
たれる。この下部チャンバＩＢ内の圧力は前記導孔１４
の通路抵抗分だけ上部チャンバＩＡ内の圧力よりも低く
なる。

一方、密閉チャンバ１底部の潤滑油９は背圧室２１と下
部チャンバ１Ｂとの圧力差により導油管２３に吸い上げ
られて各軸受部へ供給される。

以上のように、本発明による圧縮機【ンｚ−七は、圧縮
機部２から吐出された高温臓圧ガス冷媒の大部分が、吐
出管１２に至る捷で電動機部７を含む圧縮機全体と熱交
換することがない、つ１り大部分のガス冷媒は高温状態
のまま冷凍サイクルの吐出ガス系路１３に送り出される
ことになるので、暖房サイクル全体が短時間で定常にな
る、即ち暖房立上り特性が良好となる。

捷た、本実施例において、圧縮機の長時間運転により電
動機部７の温度が上昇して温度検出器１９の設定値を越
えると、電磁弁１６が開いて上部チャンバＩＡのガス冷
媒が配管１５を通って下部チャンバＩＢに流入し、該ガ
ス冷媒にて電動機部７を冷却するので、該電動機部７の
過熱を防止できる。そして、下部チャンバ１Ｂ内に流入
したガス冷媒の大部分は吐出管１７及び逆止弁１８を通
って吐出ガス系路１３に送り出される。

捷た、前述した如く背圧室２１と下部チャンバＩＢとの
圧力差により潤滑油９が各軸受部へ供給される際、一部
の油が圧縮機部２にも送られてガづ冷媒と共に上部チャ
ンバＩＡに吐出されるが、本実施例においては、ガス冷
媒に含１れる油を油分離器２０により分離して前記導孔
１４より下部チャンバＩＢに戻せるので、油不足による
事故を未然に防止できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれ汀、圧縮機部にて圧
縮された高温高圧ガス冷媒の大部分を電動機部をミむ圧
縮機全体と熱変換させることなく高温状態のま１冷凍サ
イクルの吐出ガス系路に送り出せるから、暖房運転起動
時における暖房立上り特性を良好にできる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明窒調機用圧縮機の一実施例を示す縦断面図
である。 トノ・密閉チャンバ　１人・・・上部チャンバ１Ｂ・・
・下部チャンバ　２・・・圧縮、機部　７・・・電動機
部　９・・・潤滑油　１１・・・吐出口１２・・・吐出
管　１３・・・吐出ガス系路　１４・・・導孔　１５・
・・配管　１６・・・電磁弁１７・・・吐出管　１８・
・・逆止弁　１９・・・温度検出器　２０・・油分離器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、密閉チャンバ内の下方に電動機部を、かつ電動機部
   の回転力により冷媒を圧縮する圧縮機部を上方にそれぞ
   れ配設し、圧縮機部にて圧縮した高温高圧ガス冷媒の全
   流量を密閉チャンノ（内に吐出させた後、冷凍サイクル
   の吐出ガス系路に送り出すと共に、上部チャンバと下部
   チ・Ｃンバとの圧力差を利用して密閉チャンバ底部の潤
   滑油を各軸受部に供給するようにして成る空調機用圧縮
   機において、圧縮機部から上部チャンバに吐出されたガ
   ス冷媒の大部分を直接吐出ガス系路に送り出せるように
   すると共に、下部チャンバ内が所定の高圧力に保たれる
   よう上部チャンバ内のガス冷媒の一部を下部チャンバに
   流入させるように構成したことを特徴とする空調機用圧
   縮機。 ２、％許請求の］１１１囲第１項において、上部チャン
   バ内のガス冷媒を下部チャンバへ導く配管及び該配管に
   設けられる電磁弁と、下部チャンノく内のガス冷媒を吐
   出ガス系路に導く吐出管及び該吐出管に設けられる逆止
   弁とを具え、前記電磁弁は、電動機部の温度が設定値よ
   りも亮くなったら開くようになっていることを特徴とす
   る空調機用圧縮機。 ３　特許請求の範囲第１項筐たは第２項において、圧縮
   機部の吐出口と吐出ガス系路に接続する密閉チャンバの
   吐出管との間に油分離手段が具えられていることを％徴
   とする空調磯用圧ｍ機。