JPS607526Y2 - ストリツプ線路フイルタ - Google Patents
ストリツプ線路フイルタInfo
- Publication number
- JPS607526Y2 JPS607526Y2 JP17819279U JP17819279U JPS607526Y2 JP S607526 Y2 JPS607526 Y2 JP S607526Y2 JP 17819279 U JP17819279 U JP 17819279U JP 17819279 U JP17819279 U JP 17819279U JP S607526 Y2 JPS607526 Y2 JP S607526Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrodes
- electrode
- entire surface
- external
- resonant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はストリップ線路フィルタに関し、特に、たと
えば誘電体基板の一方主表面に全面電極が形成され、他
方主表面に共振電極が形成されたストリップ線路フィル
タに関する。
えば誘電体基板の一方主表面に全面電極が形成され、他
方主表面に共振電極が形成されたストリップ線路フィル
タに関する。
第1図はこの考案の背景となるストリップ線路フィルタ
を示す図解的斜視図である。
を示す図解的斜視図である。
図において、ストリップ線路フィルタ1は誘電体基板2
の一方主表面に形成された全面電極3と、他方主表面に
形成された共振電極41〜45とを含む。
の一方主表面に形成された全面電極3と、他方主表面に
形成された共振電極41〜45とを含む。
全面電極3は誘電体基板2の一方主表面からさらにその
側表面を経て他方主表面にまで延びて形成されている。
側表面を経て他方主表面にまで延びて形成されている。
そして、共振電極41〜45は、それぞれその一端がこ
の全面電極3に共通接続されている。
の全面電極3に共通接続されている。
すなわち、共振電極41〜45は、全面電極3の一端か
ら平行に延びて配列されている。
ら平行に延びて配列されている。
このような共振電極41〜45は、たとえば銀などの導
電材料を用いて印刷後焼付などによって形成される。
電材料を用いて印刷後焼付などによって形成される。
各共振電極41〜45は1ハ波長のものとして構成され
、したがってそれぞれの全面電極側端部は短絡端すなわ
ち電圧定在波が零となっている。
、したがってそれぞれの全面電極側端部は短絡端すなわ
ち電圧定在波が零となっている。
したがって、第1図における寸法Aが174波長に相当
するように選ばれている。
するように選ばれている。
これら共振電極41〜45の相互間間隔は、このストリ
ップ線路フィルタ1の通過(または阻止)帯域幅を決定
する。
ップ線路フィルタ1の通過(または阻止)帯域幅を決定
する。
また、配列された共振電極41〜45の各配列端部の電
極すなわち41および45には、入出力電極として作用
する外部引出電極51および52が形成される。
極すなわち41および45には、入出力電極として作用
する外部引出電極51および52が形成される。
この外部引出電極51および52は、共振電極41およ
び45の短絡端から所定間隔Bだけ隔てられて、全面電
極端部31および32と平行になるよ−うに形成されて
いる。
び45の短絡端から所定間隔Bだけ隔てられて、全面電
極端部31および32と平行になるよ−うに形成されて
いる。
ところで、一般的に狭帯域フィルタを作るには、外部Q
、 Qeの値を大きくとる必要がある。
、 Qeの値を大きくとる必要がある。
この外部Q、Qeは前記間隔Bによって決定される。
第2図は間隔Bと外部Q、 Qeとの関係を図解的に示
す図である。
す図である。
この第2図から明らかなように、間隔Bが大きくなると
外部Q、 Qeが小さくなり、逆に小さくなると外部Q
、Qeが大きくなる。
外部Q、 Qeが小さくなり、逆に小さくなると外部Q
、Qeが大きくなる。
したがって、外部Q、Qeを大きく設定する場合には、
間隔Bをできる限り狭くする必要がある。
間隔Bをできる限り狭くする必要がある。
しかしながら、間隔Bを小さくすると外部引出電極51
および52が全面電極端部31および32に接近してし
まうため、製造時に外部引出電極51および52が全面
電極端部31および32につながるおそれがある。
および52が全面電極端部31および32に接近してし
まうため、製造時に外部引出電極51および52が全面
電極端部31および32につながるおそれがある。
それゆえに、この考案案の主たる目的は、全面電極と所
定の間隔を有することを可能にし、しかも外部Qを大き
くし得るストリップ線路フィルタを提供することである
。
定の間隔を有することを可能にし、しかも外部Qを大き
くし得るストリップ線路フィルタを提供することである
。
この考案は要約すれば、誘電体基板の一方主表面からさ
らにその側表面を経て他方主表面にまで延びかつ他方主
表面の側表面側の端部を覆うようにして全面電極を形成
し、全面電極の側表面側端部に複数の共振電極を接続し
、全面電極の側表面側の端部を覆うように形成された部
分のうち、複数の共振電極の中心となる電極から見て初
段および最終段の共振電極の接続部分より外側部分を切
欠き、その部分に外部引出電極を形成したものである。
らにその側表面を経て他方主表面にまで延びかつ他方主
表面の側表面側の端部を覆うようにして全面電極を形成
し、全面電極の側表面側端部に複数の共振電極を接続し
、全面電極の側表面側の端部を覆うように形成された部
分のうち、複数の共振電極の中心となる電極から見て初
段および最終段の共振電極の接続部分より外側部分を切
欠き、その部分に外部引出電極を形成したものである。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特徴は以下
に図面を参照して行う詳細な説明から一層明らかとなろ
う。
に図面を参照して行う詳細な説明から一層明らかとなろ
う。
第3図はこの考案の一実施例の図解的斜視図である。
図において、この第3図は以下の点を除いて第1図と同
じである。
じである。
すなわち、第1図に示す全面電極端部31および32を
除去し、この部分に外部引出電極53および54を形成
したものである。
除去し、この部分に外部引出電極53および54を形成
したものである。
したがって、全面電極3の端部は他方主表面に延びるこ
となく、一方主表面と側表面とにのみ形成されることに
なり、製造時に外部引出電極53および54が全面電極
3につながるのを防止できる。
となく、一方主表面と側表面とにのみ形成されることに
なり、製造時に外部引出電極53および54が全面電極
3につながるのを防止できる。
なお、端部31および32の除去された全面電極32の
両端部は、初段および最終段における共振電極の共振系
の一部として作用する。
両端部は、初段および最終段における共振電極の共振系
の一部として作用する。
ところで、この共振系に外部引出用電極を接続すると、
外部引出電極のジュール損によって共振系の外部Q、
Qeが低下する。
外部引出電極のジュール損によって共振系の外部Q、
Qeが低下する。
これは電流分布の点から、外部引出用電極の接続点を共
振電極41,45の開放端に近い位置に近づけるほどそ
の影響が大きくなる。
振電極41,45の開放端に近い位置に近づけるほどそ
の影響が大きくなる。
しかし、この実施例では、共振電極41.45と全面電
極32のそれぞれ接続部分に近いところに外部引出用電
極を接続することによって、外部Q、Qeを実質的に大
きくすることができる。
極32のそれぞれ接続部分に近いところに外部引出用電
極を接続することによって、外部Q、Qeを実質的に大
きくすることができる。
なお、側表面に延びる全面電極の一部分33および34
も除去してもよい。
も除去してもよい。
第4図は第3図の外部引出電極の接続位置と外部Qとの
関係を示す図である。
関係を示す図である。
この第3図から明らかなように、外部引出電極53.5
4と短絡端までの間隔Bをマイナス方向(−B)、すな
わち外部引出電極53.54を全面電極端部31,32
側に接続することにより次第に外部Q、Qeの大きくな
ることがわかる。
4と短絡端までの間隔Bをマイナス方向(−B)、すな
わち外部引出電極53.54を全面電極端部31,32
側に接続することにより次第に外部Q、Qeの大きくな
ることがわかる。
第5図はこの考案の他の実施例の図解的斜視図である。
この第5図は第3図に示す外部引出電極53および54
に代えて、側表面に平行に延びかつ各共振電極41ない
し45に平行となるように直角に曲げて外部引出電極5
5および56を形成したものである。
に代えて、側表面に平行に延びかつ各共振電極41ない
し45に平行となるように直角に曲げて外部引出電極5
5および56を形成したものである。
この第5図においても外部引出電極55および56を全
面電極3に接近して形成することができるため外部Q、
Qeを大きくすることができる。
面電極3に接近して形成することができるため外部Q、
Qeを大きくすることができる。
第6図および第7図はこの考案のその他の実施例の要部
斜視図である。
斜視図である。
この第6図および第7図は以下の点を除いて前述の第3
図と同じである。
図と同じである。
すなわち、第6図は側表面に延びる全面電極35をほぼ
半分程度削除したものであり、第7図は側表面に延びる
全面電極36をわずかに残るようにしたものである。
半分程度削除したものであり、第7図は側表面に延びる
全面電極36をわずかに残るようにしたものである。
この第6図および第7図に示す実施例においても外部引
出電極54を誘電体基板2の他方主表面に延びる全面電
極3の一部に接続し、かつこの外部引出電極54と側表
面に延びる全面電極35.36との間に所定の間隔を設
けることができるので製造時に外部引出電極54が全面
電極3につながってしまうことがなく外部Q。
出電極54を誘電体基板2の他方主表面に延びる全面電
極3の一部に接続し、かつこの外部引出電極54と側表
面に延びる全面電極35.36との間に所定の間隔を設
けることができるので製造時に外部引出電極54が全面
電極3につながってしまうことがなく外部Q。
Qeを大きくすることができる。
なお、この考案は帯域通過フィルタのみならず、帯域素
子フィルタとしても利用可能なことは言うまでもない。
子フィルタとしても利用可能なことは言うまでもない。
以上のように、この考案によれば、誘電体基板の一方主
表面からさらにその側表面を経て他方主表面まで延びか
つ他方主表面の側表面側の端部を葺うようにして全面電
極を形成し、その他方主表面の側表面側端部を覆うよう
に形成された部分に複数の共振電極のそれぞれの一端を
接続し、全面電極の側表面側の端部を覆うように形成さ
れた部分のうち、複数の共振電極の中心となる電極から
見て初段および最終段の共振電極の接続部分より外側部
分を切欠き、その部分に外部引出電極が延びるように形
成したので、製造時に外部引出用電極と全面電極とがつ
ながることがない。
表面からさらにその側表面を経て他方主表面まで延びか
つ他方主表面の側表面側の端部を葺うようにして全面電
極を形成し、その他方主表面の側表面側端部を覆うよう
に形成された部分に複数の共振電極のそれぞれの一端を
接続し、全面電極の側表面側の端部を覆うように形成さ
れた部分のうち、複数の共振電極の中心となる電極から
見て初段および最終段の共振電極の接続部分より外側部
分を切欠き、その部分に外部引出電極が延びるように形
成したので、製造時に外部引出用電極と全面電極とがつ
ながることがない。
しかも、外部引出用電極と全面電極とを接近させること
ができるため、外部引出用電極のジュール損による共振
系の外部Qの低下を防止でき、実質的に外部Qを大きく
することができる。
ができるため、外部引出用電極のジュール損による共振
系の外部Qの低下を防止でき、実質的に外部Qを大きく
することができる。
そして、外部Qを大きくすることによって、狭帯域フィ
ルタの製造が可能になる。
ルタの製造が可能になる。
第1図はこの考案の背景となるストリップ線路フィルタ
を示す図解的斜視図である。 第2図は外部引出電極および全面電極端部間の間隔と外
部Qとの関係を図解的に示す図である。 第3図はこの考案の他の実施例の図解的斜視図である。 第4図は第3図の外部引出電極および短絡端の間隔と外
部Qとの関係を説明するための図である。 第5図はこの考案の他の実施例の図解的斜視図である。 第6図および第7図はこの考案のその他の実施例を示す
要部斜視図である。 図において、2は誘電体基板、3は全面電極、41ない
し45は共振電極、53,54,55゜56は外部引出
電極を示す。
を示す図解的斜視図である。 第2図は外部引出電極および全面電極端部間の間隔と外
部Qとの関係を図解的に示す図である。 第3図はこの考案の他の実施例の図解的斜視図である。 第4図は第3図の外部引出電極および短絡端の間隔と外
部Qとの関係を説明するための図である。 第5図はこの考案の他の実施例の図解的斜視図である。 第6図および第7図はこの考案のその他の実施例を示す
要部斜視図である。 図において、2は誘電体基板、3は全面電極、41ない
し45は共振電極、53,54,55゜56は外部引出
電極を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 誘電体基板の一方主表面に形成された全面電極と、他方
主表面に形成された複数の共振電極とを含み、前記全面
電極は前記誘電体基板の一方主表面からさらにその側表
面を経て前記他方主表面まで延びかつその他方主表面の
側表面側の端部を覆うように形成された部分を含み、各
共振電極の一端が前記全面電極の側表面側端部を覆うよ
うに形成された部分に接続され、かつ前記複数の共振電
極のうち、初段および最終段の共振電極にそれぞれ外部
引出電極が接続されたストリップ線路フィルタにおいて
、 前記全面電極の前記側表面側端部を覆うように形成され
た部分のうち、前記複数の共振電極の中心となる電極か
ら見て初段および最終段の共振電極の接続部分より外側
部分が切欠かれ、その部分に前記外部引出電極が延びる
ように形成したことを特徴とする、ストリップ線路フィ
ルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17819279U JPS607526Y2 (ja) | 1979-12-21 | 1979-12-21 | ストリツプ線路フイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17819279U JPS607526Y2 (ja) | 1979-12-21 | 1979-12-21 | ストリツプ線路フイルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5695103U JPS5695103U (ja) | 1981-07-28 |
JPS607526Y2 true JPS607526Y2 (ja) | 1985-03-14 |
Family
ID=29688740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17819279U Expired JPS607526Y2 (ja) | 1979-12-21 | 1979-12-21 | ストリツプ線路フイルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607526Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR0148749B1 (ko) * | 1992-10-14 | 1998-08-17 | 모리시다 요오이찌 | 필터 및 그 제조방법 |
-
1979
- 1979-12-21 JP JP17819279U patent/JPS607526Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5695103U (ja) | 1981-07-28 |
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