JPS607388Y2 - オイルフエンス - Google Patents

オイルフエンス

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JPS607388Y2
JPS607388Y2 JP1977163105U JP16310577U JPS607388Y2 JP S607388 Y2 JPS607388 Y2 JP S607388Y2 JP 1977163105 U JP1977163105 U JP 1977163105U JP 16310577 U JP16310577 U JP 16310577U JP S607388 Y2 JPS607388 Y2 JP S607388Y2
Authority
JP
Japan
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bias
skirt
woven fabric
oil fence
fins
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977163105U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5489826U (ja
Inventor
俊次 三谷
清 江崎
紀之 影山
Original Assignee
株式会社ブリヂストン
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Publication date
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Priority to SE7808574A priority patent/SE7808574L/xx
Priority to NO782762A priority patent/NO782762L/no
Priority to DE2857103A priority patent/DE2857103C2/de
Priority to FR7824617A priority patent/FR2401276A1/fr
Priority to DE2837109A priority patent/DE2837109C3/de
Priority to GB7834743A priority patent/GB2003094B/en
Priority to GB8026224A priority patent/GB2053810B/en
Priority to FR7906145A priority patent/FR2422850A1/fr
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は流出油の拡散を防止するため海上に展張され
るオイルフェンスの改良に関スる。
従来、フロートホースの長手方向上部にフィンを、また
下部にスカートを一体的に成型し、これらフロートホー
ス、フィンおよびスカートが平織布で補強されてなるオ
イルフェンスは知られている。
しかし、かかるオイルフェンスはフロートホース、フィ
ンおよびスカートを個々に形威し、これらを−緒に組立
てたオイルフェンスに比較して剛性が高くなる傾向があ
る。
その結果オイルフェンスの波のり性能が悪く、越波が起
こったり、特に浮沈式オイルフェンスとして用いる場合
には、不良沈下の原因となるフロートホースの挫屈現象
がわずかの外力で起こるなど、オイルフェンス本来の機
能を充分に発揮しない場合が多い。
本考案者等は、以前に上述した諸欠点を解消するものと
して、フロートホースの周囲にバイアス織布を配設する
とともに、フロートホースの両側でフィンの上端部から
スカートの下端部まで連続したバイアス織布を配設して
補強したオイルフェンスを実願昭52−112874号
(実開昭54−39931号公報参照)により提案した
このようにバイアス織布にて補強することにより、オイ
ルフェンスの波のり性能および挫屈防止機能は充分満足
するものが得られたが、製造時においてオイルフェンス
が変形しやすい欠点があった。
例えば、未加硫状態のオイルフェンスを長手方向に引い
て移動成形する際に、この長手方向の張力によって、バ
イアス(スダレ織り)織布の格子変形により、長手方向
に伸びが生じると同時に幅方向に収縮し、所定寸法のグ
リーンケースが得られないばかりか、オイルフェンスが
蛇行したりして作業に手間どり、均一な製品ができにく
い。
この考案のバイアス織布の補強によって得られる波のり
性能および挫屈防止機能をそこなうことなく上述の製造
上の欠点を除去することを目的としたもので、フロート
ホースの長手方向上部にフィンを、また下部にスカート
をそれぞれ一体的に成型し、スカート下端に重錘を取り
つけてなるゴム、合成樹脂の弾性体よりなるオイルフェ
ンスにおいて、フロートホースに一体構造で配設された
有機繊維よりなるバイアス角度40°〜54°44′の
バイアス織布と、オイルフェンスの両側外層部内に前記
フィンの上端部からスカートの下端部まで連続して配設
されてオイルフェンスに内!一体化された有機繊維より
なるバイアス角度40°〜54゜44′のバイアス織布
と、これらの両側外層部内のバイアス織布間で前記フィ
ンおよびスカートの内芯部に配設された長手方向強度を
有する平織布とを具え、これにより前記フロートホース
が充填空気により膨んだ状態で前記フロートホースの長
さが縮小されて前記フィンおよびスカートに波状のひだ
が生ずるようにしたオイルフェンスの製造時における移
動成形時に未加硫状態のオイルフェンスに加わる長手方
向の張力に耐えるに十分な強度を与えて製造時における
長手方向の伸びの発生を防止するとともに幅方向の収縮
を阻止し得るよう改良したものである。
以下図面にしたがいこの考案のオイルフェンスを説明す
る。
第1図および第2図において、1はこの考案のオイルフ
ェンスを示す。
このオイルフェンス1は、空気の充填によりオイルフェ
ンスの浮力を司さどるフロートホース2と、該フロート
ホース2の長手方向上部に設けるフィン3と、下部に設
けるスカート4とを一体的に底型することにより構成さ
れている。
これらフロートホース2、フィン3およびスカート4の
材料はゴム、合成樹脂等でその一体皮型は常法により実
施する。
図中、5はスカート4の下端に適当間隔でボルト等によ
り固着した重錘である。
コノように構成したオイルフェンス1をバイアス織布6
a、6bにて補強する。
バイアス織布として、ナイロン、テトロン等の有機繊維
よりなるコードのゴム引き被覆層を通常使用する。
バイアス織布6aはフロートホース2の周囲に、またバ
イアス織布6bはフロートホース2を両側から挾むよう
にフィン3およびスカート4の巾方向にわたって埋設さ
れている。
第2図に示す如く、バイアス織布6a、6bを所望位置
に各1枚ずつ埋設するが、補強および伸縮性を考慮して
複数枚、特に偶数枚埋設してもよい。
埋設すべきバイアス織布6a、6bのバイアス角度につ
いては種々前えらるが、オイルフェンス1の波のり性能
および挫屈防止等を考慮してバイアス角度は40°〜5
4°44′(静止角)の範囲内にあるのが望ましい。
バイアス角度40°以下の場合、空気の充填によるフロ
ートホースの収縮が著しく大きく、オイルフェンスの一
体成型時と展張時との差が極端で実用に供し得す、また
バイアス角度が静止角以上の場合、フロートホースの収
縮がほとんどなく、その結果オイルフェンスの剛性がほ
とんど低下せず、波のり性能が低下する。
フロートホースの長手方向収縮が約8%の場合、オイル
フェンスの波のり性能が最も効果的で、これは約48°
のバイアス角度に相当する。
また、バイアス織布6a、6bとしてすだれ織りコード
層を使用することができる。
たとえば、該コード層を前記バイアス角度の範囲内で重
ね合せたものをバイアス織布6a、6bとして使用する
なお、単一のコード層をフロートホース2を挾むように
対向させて前記バイアス角度の範囲内で埋設させてもよ
い。
この考案においては、フィン3およびスカート4におい
て前記バイアス織布6a、6bに挾まれる中間部に長手
方向に強度をもたせるため、平織布7a、7bを介在さ
せである。
この平織布7aw7bは、製造時におけるバイアス織布
6a。
6bによる変形を抑え特にオイルフェンス1の巾方向の
収縮をおさえるためのものである。
したがって、平織布7a、7bのたて、よこの糸の打ち
込み数は、長手方向の強度を司さどるよ二方向においで
ある程度(例えば55本15cm)あればよく、たて方
向については特に問わすよこ糸の間隔を保つ程度でよい
いわゆるスダレ織布を使用してもよい。
また、平織布7a、7bをバイアス織布6a。
6bの中間部に埋設させたことによりバイアス織布6a
、6bによって得られる長所が失われないようにするた
め、該平織布7a、7bは可能な限り薄い方がよい。
例えば、バイアス織布1m1mに対し平織布0.2m、
7m程度がよい。
このような構成よりなるこの考案のオイルフェンス1に
おいては、長手方向に強度を有する平織布7a、7bが
埋設されているので、その製造時において巾方向の収縮
が阻止され、均一な製品を得ることができる。
実験によれば、バイアス織布6a、6bのみで補強する
場合、加硫前と加硫後を比較すると、巾方向に約5%の
収縮が見られたが、平織布7a。
7bを介在させることにより巾方向の収縮をほとんど抑
えることができた。
また、バイアス織布6a、6bでも補強しであるので、
フロートホース2に空気を充填した場合、フロートホー
ス2は長手方向に沿っである程度収縮させることができ
、その結果フィン3およびスカート4に対しても張力が
働らいて第3図に示すようにフィン3およびスカート4
にひだを生ぜしめることができる。
かかるひだの形成はオイルフェンス1の剛性を低くする
ことができ、波のり性能を著しく向上させる。
さらにバイアス織布6a、6bは長手方向に対しのび易
い性質を有しているので、外力に対し静応力が発生し、
その結果フロートホース2は挫屈しにくいものとなる。
以上述べてきたように、この考案のオイルフェンスは、
バイアス織布で補強するのみならず、平織布を介在させ
たことにより、バイアス織布による長所を損うことなく
その製造時の欠点を解消しえた実用上極めて有益なオイ
ルフェンスである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のオイルフェンスを示す部分破断図、
第2図はその■−■線に沿う断面図、第3図はこの考案
のオイルフェンスに空気を充填させた状態を示す斜視図
である。 1・・・・・・オイルフェンス、2・・・・・・フロー
トホース、3・・・・・・フィン、4・・・・・・スカ
ート、5・・・・・・重錘、6a、6b・・・・・・バ
イアス織布、7a、7b・・・・・・平織布。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴム、合成樹脂等の弾性体よりなり長手方向に延びるフ
    ロートホースの上側にフィンを、また、下側にスカート
    をそれぞれ一体的に成型し、スカートの下端に重錘を取
    付けてなるオイルフェンスにおいて、フロートホースに
    一体構造で配設された有機繊維よりなるバイアス角度4
    0’〜54゜44′のバイアス織布と、オイルフェンス
    の両側外層部内に前記フィンの上端部からスカートの下
    端部まで連続して配設されてオイルフェンスに内蔵一体
    化された有機繊維よりなるバイアス角度40゜〜54°
    44′のバイアス織布と、これらの両側外層部内のバイ
    アス織布間で前記フィンおよびスカートの内芯部に配置
    された長手方向強度を有する平織布とを具え、これによ
    り前記フロートホースが充填空気により膨んだ状態で前
    記フロートホースの長さが縮小されて前記フィンおよび
    スカートに波状のひだが生ずるようにしたことを特徴と
    するオイルフェンス。
JP1977163105U 1977-08-25 1977-12-07 オイルフエンス Expired JPS607388Y2 (ja)

Priority Applications (9)

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JP1977163105U JPS607388Y2 (ja) 1977-12-07 1977-12-07 オイルフエンス
SE7808574A SE7808574L (sv) 1977-08-25 1978-08-11 Oljesperr och apparat for hopkoppling av dylika sperrar
NO782762A NO782762L (no) 1977-08-25 1978-08-15 Oljelense samt innretning for sammenkobling av saadanne oljelenser
FR7824617A FR2401276A1 (fr) 1977-08-25 1978-08-24 Dispositif collecteur d'huile ou de petrole et appareil pour l'assemblage de tels dispositifs
DE2857103A DE2857103C2 (de) 1977-08-25 1978-08-24 Vorrichtung zum Verbinden der Enden von zwei Abschnitten einer Ölsperre
DE2837109A DE2837109C3 (de) 1977-08-25 1978-08-24 Ölschlengel mit einem aufblasbaren Schlauch
GB7834743A GB2003094B (en) 1977-08-25 1978-08-25 Oil boom and means for connecting oil booms to each other
GB8026224A GB2053810B (en) 1977-08-25 1978-08-25 Means for connecting oil booms to each other
FR7906145A FR2422850A1 (fr) 1977-08-25 1979-03-09 Appareil pour l'assemblage de dispositifs collecteurs d'huile ou de petrole

Applications Claiming Priority (1)

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JP1977163105U JPS607388Y2 (ja) 1977-12-07 1977-12-07 オイルフエンス

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Publication Number Publication Date
JPS5489826U JPS5489826U (ja) 1979-06-25
JPS607388Y2 true JPS607388Y2 (ja) 1985-03-12

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ID=29159446

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5034902U (ja) * 1973-07-26 1975-04-14

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116428U (ja) * 1974-07-24 1976-02-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5034902U (ja) * 1973-07-26 1975-04-14

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