JPS607368B2 - 超電導コイル - Google Patents

超電導コイル

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JPS607368B2
JPS607368B2 JP5182779A JP5182779A JPS607368B2 JP S607368 B2 JPS607368 B2 JP S607368B2 JP 5182779 A JP5182779 A JP 5182779A JP 5182779 A JP5182779 A JP 5182779A JP S607368 B2 JPS607368 B2 JP S607368B2
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JP
Japan
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superconducting
superconducting wire
glass
compound
superconducting coil
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JP5182779A
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English (en)
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JPS55143005A (en
Inventor
光雄 田中
雅民 岩本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/06Coils, e.g. winding, insulating, terminating or casing arrangements therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、未反応の化合物系超電導線をコイル状に巻
回した後、熱処理することにより、超電導化合物を反応
生成させて得られる超電導コイルの絶縁に関するもので
ある。
ニオブ3スズ(Nb$n)に代表される化合物系超電導
線はニオブチタン(Nb−Tj)などの合金系超電導線
に比べ、優れた超電導特性を有しているが反面固くて脆
いという性質があるため、取扱いが著しく難しいという
欠点がある。
この欠点を避けるため、化合物の構成要素(例えばNb
$n化合物であればNbとSn)を集合したのみで、反
応をさせていない柔軟な状態の線材でコイルを巻き、そ
の後、そのコイルを熱処理することにより化合物を反応
生成させる方法がある。熱処理の温度は通常700oo
〜750qoの高温であるため、糠村を絶縁するにあた
っては通常の有機物系の絶縁物を用いることはできず、
ガラス等の無機物系絶縁物が用いられる。従来、この種
の絶縁としては第1図に示すものがあった。図において
1は超電導線、2は超電導線1の周囲にガラス繊維を緑
組して成る絶縁手段であるガラスシースである。超電導
コイルの安定性は、超電導線材表面の液体ヘリウムによ
る冷却のされ方によって決る。
従来の絶縁は第1図のように構成されているので超電導
線材の表面の全面が絶縁手段であるガラスシース2で覆
われているため、液体ヘリウムによる冷却ははなはだ良
くない。ガラス繊維の間隙に液体ヘリウムは浸透はする
が、超電導線に局部的な発熱があり、液体ヘリウムに気
泡が生じた場合には気泡の逃げる通路が形成されていな
いため、発熱が溜り、温度上昇をもたらし超電導破壊に
至ることが多い。この発明は上言己のような従来のもの
の欠点を除去するためになされたもので、超電導線に高
融点ガラスの帯状体を所定ピッチで巻いて絶縁すること
により、液体ヘリウムに直接接する超電導線の表面積を
大きくし、かつ液体ヘリウムや気泡の通路を形成せしめ
るようにすることにより、超電導線の冷却度を高め、安
定性の高い化合物系超電導コイルを提供することを目的
としている。以下、この発明の一実施例を図について説
明する。
第2図において3は絶縁手段を構成する高融点のガラス
テープで、超電導線1に沿ってへIJカルに巻きつけら
れている。第1図aは超電導線が円形断面の場合、bは
矩形断面の場合を示している。尚、ヘリカル絶縁により
ガラステープ3が超電導線1を覆う部分の割合は超電導
表面積の50%以上、通常は60〜70%が適当である
。第2図のように構成された超電導線をコイルに巻回し
た場合、ガラステープ3が一種の巻線間スベーサとなり
、液体ヘリウムや気泡の通路が形成されるため「超電導
線に局部的な発熱が生じた場合にも発熱は速やかに取り
去さられる。
又、超電導線材の表面の一部が液体ヘリウムと直接接触
しているため、冷却度が高められる。この結果超電導コ
イルの安定性は著しく向上する。化合物を反応生成させ
る熱処理に対しても高融点ガラステープ3を用いている
ため全く問題は生じない。
又、従来の方法では、ガラスシース2を形成するために
超電導線1を芯としてガラス繊維をその周囲に編組しな
ければならないので、絶縁工程に時間がかかるという欠
点があったが、本実施例では、超電導線1にあらかじめ
用意されたガラステープ3をへりカルに巻きつけるだけ
で良いから絶縁工程が時間短縮され、コストも小さくて
すむという経済的効果もある。
高融点ガラスとしてEガラスでも良いがSガラスを用い
ると高温熱処理に対し極めて良い特性を示す。
上記実施例ではガラステープを用いたものを示したがt
テ−プの替りに筒状に編まれたガラスシースを扇平につ
ぶして帯状とし、この帯状に扇平にされたガラスシース
を超電導線1をへりカルに巻きつけても上記実施例と同
様の効果を奏する。
以上のように、この発明によれば、未反応の化合物系超
電導線に高融点のガラスからなる帯状体を所定ピッチで
巻いて絶縁したものをコイル状に巻回し、しかる後に熱
処理により超電導化合物を反応生成せしめるようにした
ので、超電導線の冷却特性が向上し、絶縁工程の時間短
縮も図れるので「性能の優れた安価な化合物系の超電導
コイルが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の絶縁手段を施された化合物系超電導線を
示す斜視図、第2図はこの発明の一実施例による絶縁手
段を施された化合物系超電導線を示す斜視図である。 図において1は化合物系超電導線、2はガラスシース、
3はガラステープである。 尚、図中同一符号は同一或いは相当部分を示す。第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 未反応の化合物系超電導線をコイル状に巻回した後
    に熱処理して超電導化合物を反応生成せしめて成る超電
    導コイルにおいて、上記超電導線は、その表面に高融点
    ガラスからなる帯状体が所定ピツチで巻かれて絶縁され
    てなることを特徴とする超電導コイル。 2 化合物系超電導線としてニオブ3スズ(Nb3Sn
    )超電導線を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の超電導コイル。 3 高融点ガラスからなる帯状体はガラステープ又は扁
    平につぶされたガラスシースなることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の超電導コイル。 4 高融点ガラスからなる帯状体はヘリカルに巻かれて
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3
    項のいずれかに記載の超電導コイル。
JP5182779A 1979-04-26 1979-04-26 超電導コイル Expired JPS607368B2 (ja)

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JPS55143005A JPS55143005A (en) 1980-11-08
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