JPS6070228A - モジュ−ル式プラントの基礎構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、モジュール式プラントの基礎構造に関する。

一般にモジュール式プラントでは、プラント全体を輸送
可能な程度に分割した多数のモジュールを、あらかしめ
プラント建設地以外の場所で建造した後、各モジュール
をプラント建設地まで運搬し、プラント建設地では各モ
ジュールを所定位置に設置して、モジュール相互のつな
ぎの部分のみを施工することによりプラントの建設が行
なわ些るようになっている。

従来、このようなモジュール式プラントの基礎構造とし
ては、通常のプラントにおいて構築されるものと同様に
、大きな強度と剛性とを有するものが横築されていた。

ところで、モジュール式プラントにおいて、各モジュー
ルは、プラント建設地での所定位置に設置されるまで、
船積み、海上輸送および陸上運搬を経るため、それぞれ
の不安定な状況に耐えて、内蔵する機器・配管・計装・
電気設備を損傷させる変形や歪みを生じないように、十
分な強度と剛性とを有するように建造されている。

したがって、モジュール式プラントにおいては、各モジ
ュールの構造は、その基礎にあまり頼る必要がない程度
の十分な強度と剛性とを有しているので、これを支える
基礎構造は、各モジュールの荷重を底面全体で均等に受
けて地盤に伝える程度でよいはずである。

しかしながら、従来のモジュール式プラントの基礎構造
では、上述のようなモジュール自体が有する十分な強度
と剛性とが考慮されていないため、過剰な強度と剛性と
を有するものが構築されており、工事が大がかりになり
建設費が増大するという問題点があった。

本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、モジュール式プラントにおいて各モジュール自体が有
する強度と剛性に着「ｌ　して、合理的かつ経済的に構
築されるようにしたモジュール式プラントの基礎構造を
提供することを目的とする。

このため、本発明のモジュール式プラントの基礎構造は
、プラント建設用モジュールの底部に沿い列脱された多
数の梁をそなえ、これらの梁の下端面全体に当接するよ
うに分布する多数の支持台が、地盤上に構築された鉄筋
コンクリート製板状体の上面に沿って配設されているこ
とを特徴としている。

以下、図面により本発明の一実施例としてのモジュール
式プラントの基ｆ＆槽構造ついて説明すると、第１図は
その断面図、１２図はその■部を拡大して示す断面図で
あり、プラント建設用のモジュール本体１の底部に沿っ
て、多数の梁３が、その下端面を一様に揃えるようにし
て列設されている。

モノニール本体１の設置位置における地盤２」二には、
鉄筋コンクリート製の板状体５が構築されており、この
板状体５は、その上面に、高さが一様になるように正確
に製作された多数のモルタル製またはコンクリート製の
支持台４をそなえている。

そして、モジュール本体１は、その底部のすべての梁３
の下端面全体を、支持台４の上端面に当接して支持され
ることにより、安定した状態で鉄筋コンクリート製板状
体５上に設置されている。

板状体５は、地盤２上に栗石または砕石７を敷外固め、
さらに捨てコンクリート６を打設した上に施工される。

なお、図中の符号８は板状体５の内部の鉄筋、９はモノ
ニール本体１の床を示す。

本発明のモジュール式プラントの基ｖ：溝造は、−に連
のごとく構Ｉｔｔされているので、モジュール本体１の
有する十分な強度と剛性とを利用することができ、モノ
ニール下部で下端面を一様に揃えた多数の梁３と、これ
らの梁３の支持面としての」二端面の高さを正確に仕上
げた多数の支持台４との組合わせにより、モジュール本
体１の底面全体にわたり招来された鉄筋コンクリート製
板状体５を通じで、モジュール本体１の全荷重は、これ
を支える地盤２にほぼ均等に伝えられるのである。

プラント繰業時において、モジュール本体１の荷重をそ
の底面積で割った値は非常に小さく、通常の場合は１−
２Ｌｏｎ／ｍ２であり゛、特殊なもので３ｔｏｎ／ｍ２
程度である。これは自然状態で安定している普通の地盤
であれば必ず持ちうる地盤の強度である。

また、モノニール本体１は、地震力や風荷重等の水平方
向の力に則して転倒しない程度の十分な広さの底面積を
持っており、水平方向の滑りに対しても、鋼製の梁３と
コンクリートまたはモルタル製の支持台４との間に十分
な摩擦ツバ摩擦係数は約０．４）が働くため、梁３と支
持台４とを構造的に接合しなくても、水平力に対してモ
ノニール本体１が滑るようなことは生ヒなこのように梁
３と支持台４とを構造的に接合しなくてもよいため、プ
ラントの建設工事は非常に簡略化されるが、もちろん場
合によっては梁３と支持台４とを相互に固着するように
してもよい。

以上詳述したように、本発明のモジュール式プラントの
基礎構造によれば、プラント建設用モジュールの底部に
沿い列脱された多数の梁をそなえ、これらの梁の下端面
全体に当接するように分布する多数の支持台が、地盤上
に構築された鉄筋コンクリート製板状体の上面に沿って
配設されるという極めて簡素な構成にもかかわらず、モ
ジュールの荷重は安定した状態で地盤へ伝えられるよう
になり、基礎構造の建設費を大幅に削減で終る利点があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１，２図は、本発明の一実施例としてのモジュール式
プラントの基礎構造を示すもので、第１図はその断面図
、第２図はその■部を拡大して示す断面図である。 １・・モジュール本体、２・・地盤、３・・梁、４・・
支持台、５・・板状体、６・・捨てコンクリート７・・
栗石または砕石、８・・鉄筋、９・・床。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラント建設用モジュールの底部に沿い列脱された多数
   の梁をそなえ、これらの梁の下端面全体に当接するよう
   に分布する多数の支持台が、地盤上に構築された鉄筋コ
   ンクリート製板状体の上面に沿って配設されていること
   を特徴とする、モジュール式プラントの基礎構造。