JPS606998Y2 - 組電池 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は組電池に係り、特にその外部端子部構造の改良
に関するものである。

以下本考案の一実施例を図面に基づき説明するに、１は
導電板３により６個の素電池２を２列に配置してなる電
池群である。

４は前記電池群１の端面に載置される絶縁体であって、
電池群端面に露出せる正極キャップＡ及び負極端子兼用
外装缶の底面Ｂに夫々臨む一対の透孔４１，４２を備え
ると共に上面及び外側面には後述する各種の端子板が沿
う連通溝４０が形成されている。

而して５，６は同一形状の正、負極の端子板であって、
該当電池の所定位置に一端５１．６１を夫々スポット溶
接Ｓすると共に透孔４１，４２を介して絶縁体４の連通
溝４０に沿って延出され、絶縁体４の対向外側面に夫々
の他端５０．６０が位置している。

即ち、組電池の端面を保護する絶縁体４を正、負極の各
端子板５，６で押圧固定させて外部端子部を構成するも
のである。

７は電池列間を結合するための結合テープである。

ところで、近年においては二次電池の充電に際して充電
時の電池温度を検出して充電回路を開閉制御する方式が
提案されている。

具体的にはサーモスタットや感熱抵抗素子等の感熱素子
を被充電電池に取付け、感熱素子を充電回路に組込み、
放電時の正、負極端子とは別に感熱素子を介する充電専
用のいづれか一方の外部端子を形設するものである。

本実施例は前述した如く、素電池としてニッケルカドミ
ウム電池のような二次電池を使用し、且つ感熱素子を取
付けた場合の組電池を示すものであり、８は素電池２の
外装缶２′に例えばアルミニウムテープ９により巻回固
着されたサーモスタットであり、電池列間に形成される
谷間１ｏに配置されている。

尚、外装缶２は普通絶縁のために紙管１１で被覆されて
いるが、その外装缶２′の一部ヲ露出し、この露出部に
サーモスタット８が取付けられている。

そしてサーモスタット８の一端がリード線１２を介して
負極外部端子板６に接続されていると共に他端はリード
線１３を介して前記絶縁体４に固設された充電専用の負
極端子板１４に接続されている。

本考案による組電池によれば、異種の極性が露出せる２
列の電池群の端面に一対の透孔を備えた絶縁体を載置し
、各列端面に夫々一端を固着せる正、負極端子板を前記
各透孔を介して絶縁体の外側面に沿わせて延出せしめ、
これら各端子板にょり絶縁体を押圧固定させて外部端子
部を構成するようにしたので、電池群の端面を保護する
絶縁体の固定を容易に行に得ると共に、従来のように単
にリード線を導出させて外部端子を構成するものに比し
て外部端子部の機械的強度が格段に改善される。

【図面の簡単な説明】

図面はいづれも本考案に係り、第１図は本案組電池の拡
大斜視図、第２図は構成要素の分解斜視図である。 １・・・・・・電池群、２・・・・・・素電池、２′・
・・・・・外装缶、４・・・・・・絶縁体、４０・・・
・・・連通溝、４１，４２・・・・・・透孔、５，６・
・・・・・正、負極端子板、８・・・・・・サーモスタ
ット、９・・・・・・アルミニウムテープ、１４・・・
・・・充電専用の負極端子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 直列接続した複数の素電池を２列に配置してなる電池群
   の端面に、一対の透孔を備えた絶縁体を載置し、各列端
   面に夫々一端を固着せる正、負極端子板を前記各透孔を
   介して前記絶縁体の外側面に沿わせて延出せしめ、前記
   各端子板により前記絶縁体を押圧固定させて外部端子部
   を構成してなる組電池。