JPS6066754A - 揮発性空気処理液の放散方法および装置 - Google Patents
揮発性空気処理液の放散方法および装置Info
- Publication number
- JPS6066754A JPS6066754A JP58174051A JP17405183A JPS6066754A JP S6066754 A JPS6066754 A JP S6066754A JP 58174051 A JP58174051 A JP 58174051A JP 17405183 A JP17405183 A JP 17405183A JP S6066754 A JPS6066754 A JP S6066754A
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- Japan
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- rate
- volatile
- cell surface
- treatment liquid
- volatile component
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、脱臭剤、芳香剤、殺虫剤、充血除去剤等の、
揮発物質または揮発剤の気体放散方法および装置に関し
、特に放散速度が長時間にわたっておおむね均一である
ことを特徴とする気体放散方法および装置に関する。
揮発物質または揮発剤の気体放散方法および装置に関し
、特に放散速度が長時間にわたっておおむね均一である
ことを特徴とする気体放散方法および装置に関する。
これまで、特に密閉室の香り付けおよび脱臭に関して揮
発剤の放散速度を調節しようとする多くの方法が考案さ
れてきた。市販されている従来装置の主な役目は、脱臭
および悪臭を中和すること3− にあっ”ど。しかし、悪臭をおおいかくす目的で芳香剤
を配剤することより、芳香剤を調節して放出し、その香
りを楽しむことに重きが置かれつつあることから、従来
装置がこの目的に適さないことは明らかである。
発剤の放散速度を調節しようとする多くの方法が考案さ
れてきた。市販されている従来装置の主な役目は、脱臭
および悪臭を中和すること3− にあっ”ど。しかし、悪臭をおおいかくす目的で芳香剤
を配剤することより、芳香剤を調節して放出し、その香
りを楽しむことに重きが置かれつつあることから、従来
装置がこの目的に適さないことは明らかである。
揮発剤の放散速度をある程度制御できる装置を考案する
ことは、現行技術の適用範囲に入ると考えることは無理
からぬことであるが、既存装置は、芯構造の連続素子型
または吸収体と一体を成す芯を用いるもの(例えば米国
特許第2.975,464号)であるにせよ、放散速度
を制御および調整できない。
ことは、現行技術の適用範囲に入ると考えることは無理
からぬことであるが、既存装置は、芯構造の連続素子型
または吸収体と一体を成す芯を用いるもの(例えば米国
特許第2.975,464号)であるにせよ、放散速度
を制御および調整できない。
放散速度は、だいたい吸収剤放散素子の一部に露出して
いる表面積の関数として設定されている。
いる表面積の関数として設定されている。
該素子は、通常、それ自体が芯であるか、あるいは芯と
接触しているがために、飽和状態に達すると機能が開始
する。これらの装置では、固有の設計特性上、部品寸法
を変することで放散速度調整能力に見られるより広範の
用途を得ている。栓がしてない揮発側含有ボトルは放散
装置の一例であり、またボトル開口部寸法を変えれば放
散速度を=4− 変えられるという主張も成り立つが、従来装置はいずれ
も基本的に栓なし開放ボトルの役目をする装置に勝る効
果をもたらすような性能に寄与する構成を有していない
。
接触しているがために、飽和状態に達すると機能が開始
する。これらの装置では、固有の設計特性上、部品寸法
を変することで放散速度調整能力に見られるより広範の
用途を得ている。栓がしてない揮発側含有ボトルは放散
装置の一例であり、またボトル開口部寸法を変えれば放
散速度を=4− 変えられるという主張も成り立つが、従来装置はいずれ
も基本的に栓なし開放ボトルの役目をする装置に勝る効
果をもたらすような性能に寄与する構成を有していない
。
容器をさかさにすると飽和する多孔性の吸収体を備える
容器を用いても、同様の性能を達成できるが、これは現
行方法と大差がなく、米国特許第2.975,464号
明細書に記載されている容器の作動モードである。要す
るに、既存装置が、基本技術の延長であるがために、か
つて特許によって保護されてきたように、本発明装置も
、周知技法に勝る進歩性を有している。即ち、他の単一
装置がまねできない程の高性能を有する制御された放散
装置を製造できるということは、明らかに技術の進歩で
ある。
容器を用いても、同様の性能を達成できるが、これは現
行方法と大差がなく、米国特許第2.975,464号
明細書に記載されている容器の作動モードである。要す
るに、既存装置が、基本技術の延長であるがために、か
つて特許によって保護されてきたように、本発明装置も
、周知技法に勝る進歩性を有している。即ち、他の単一
装置がまねできない程の高性能を有する制御された放散
装置を製造できるということは、明らかに技術の進歩で
ある。
米国特許第2,975,464号明細書に開示された発
明の場合、その主体を成す容器は、例えば靴のつや出し
液を配剤するといった、アプリケータの要領で液体を配
剤するためのものであり、揮発剤を気化させて大気中に
放散させるのに適した構成は指適されていす、同様に放
散速度を適宜に抑制したり延長したりすることも指適さ
れていない。
明の場合、その主体を成す容器は、例えば靴のつや出し
液を配剤するといった、アプリケータの要領で液体を配
剤するためのものであり、揮発剤を気化させて大気中に
放散させるのに適した構成は指適されていす、同様に放
散速度を適宜に抑制したり延長したりすることも指適さ
れていない。
該装置は、剛性プラスチック8棒を介して、空気処理物
質の液槽に結合された、多孔プラスチック放散素子で構
成されている。上記特許の基本的様相は、該装置を所望
割合の放散速度を有する様に構成できる点であり、その
調整能力は、容器から運び出される液体組成物を、運送
芯の寸法および数、ならびに1または調整自在放散素子
の露出面積に作用される速度で、放散素子に送る芯装置
に関連して使用される。特定の寸法、多孔性および表面
積を有する放散素子を選択することによって達成される
。
質の液槽に結合された、多孔プラスチック放散素子で構
成されている。上記特許の基本的様相は、該装置を所望
割合の放散速度を有する様に構成できる点であり、その
調整能力は、容器から運び出される液体組成物を、運送
芯の寸法および数、ならびに1または調整自在放散素子
の露出面積に作用される速度で、放散素子に送る芯装置
に関連して使用される。特定の寸法、多孔性および表面
積を有する放散素子を選択することによって達成される
。
これと同様の機能を有する様に構成された市販−装置は
、放散素子および芯の役目をする継目のない布帯を使用
している。これらの装置は、主に、結果的に溶液となる
芳香および揮発性のある希釈キャリヤから成り、不揮発
成分が最少限(すなわち2%以下)に保たれた、液体芳
香組成物を用いることにより、放出速度を保っている。
、放散素子および芯の役目をする継目のない布帯を使用
している。これらの装置は、主に、結果的に溶液となる
芳香および揮発性のある希釈キャリヤから成り、不揮発
成分が最少限(すなわち2%以下)に保たれた、液体芳
香組成物を用いることにより、放出速度を保っている。
これは、上記従来装置および本発明における空気処理組
成物と対照的である。この場合、30重量%(好ましく
は15%乃至20%)程度の不揮発濃度を有する。芳香
・揮発性キャリヤおよび可溶化剤から成る芳香組成物が
実利的である。
成物と対照的である。この場合、30重量%(好ましく
は15%乃至20%)程度の不揮発濃度を有する。芳香
・揮発性キャリヤおよび可溶化剤から成る芳香組成物が
実利的である。
放散素子に絶えず新しい芳香剤を補充すると共に、製造
時に芳香剤を有害な処理環境におかない装置は空気処理
および脱臭する様に構成された他の装置に勝る利点を有
している。これは、芳香剤中で、最もかぎ分は易い、最
も揮発性があり、脱゛香し易い成分が、早期に失われず
、その結実装置の寿命にわたって配剤に利用できるとい
う事実による。
時に芳香剤を有害な処理環境におかない装置は空気処理
および脱臭する様に構成された他の装置に勝る利点を有
している。これは、芳香剤中で、最もかぎ分は易い、最
も揮発性があり、脱゛香し易い成分が、早期に失われず
、その結実装置の寿命にわたって配剤に利用できるとい
う事実による。
密閉またはおおむね密閉された空間に、空気処理剤を連
続的または半連続的レベルで放散するのに使用されてき
た多くの処理手段には、ゲル類、吸取紙、ポリマーおよ
びワックス型ユニットが含まれる。これらの試みは全て
、芳香剤の放出を実質術に持続できないか、あるいは芳
香剤の本来の品質および特性を損う製造要件(例えば加
熱およ7− び化学的処理パラメータに遭遇すると思われる場合は、
これらの処理に余り感応しない特別調合された芳香剤を
用いて、これら条件下における不安定性を最少限に保つ
ことはよく見られる。
続的または半連続的レベルで放散するのに使用されてき
た多くの処理手段には、ゲル類、吸取紙、ポリマーおよ
びワックス型ユニットが含まれる。これらの試みは全て
、芳香剤の放出を実質術に持続できないか、あるいは芳
香剤の本来の品質および特性を損う製造要件(例えば加
熱およ7− び化学的処理パラメータに遭遇すると思われる場合は、
これらの処理に余り感応しない特別調合された芳香剤を
用いて、これら条件下における不安定性を最少限に保つ
ことはよく見られる。
本発明装置には上記の様な欠点がなく、その結果、従来
装置よりも広範な芳香剤および空気処理剤と共に使用す
るに適した配剤装置が得られる。
装置よりも広範な芳香剤および空気処理剤と共に使用す
るに適した配剤装置が得られる。
本発明は、従来装置の潜在的性能を実質的に高めること
を目的としている。
を目的としている。
30%程度の不揮発性留分を含む、芳香溶液または組成
物(芳香油の他に、揮発性希釈キャリヤおよび可溶化界
面活性剤から成る溶液全てを含むものとする)を配剤す
る際の問題点は、組成物中の残留成分が、最終的に放散
素子に残存することである。これら物質の残留濃度が最
期にわたって増加すると、気化に利用できる表面が減少
するため、効率が悪くなり、多孔放散素子と周囲大気と
の界面における有効表面の関数である。一定の放出速度
を維持できなくなる。
物(芳香油の他に、揮発性希釈キャリヤおよび可溶化界
面活性剤から成る溶液全てを含むものとする)を配剤す
る際の問題点は、組成物中の残留成分が、最終的に放散
素子に残存することである。これら物質の残留濃度が最
期にわたって増加すると、気化に利用できる表面が減少
するため、効率が悪くなり、多孔放散素子と周囲大気と
の界面における有効表面の関数である。一定の放出速度
を維持できなくなる。
市販の芯型空気処理装置では、2つの技法、す8−
なわち(a)低濃度の残留成分を含有する芳香組成物を
用いる方法、または(b)有効表面が減少しても、設定
された送出速度を低下させない様な寸法を有する放散素
子を用いる方法によって、送出速度を制御している。こ
の内(a)の方法については、市販の液体芳香溶液を測
定したところ、不揮発性留分は、約1.0%乃至1.5
%程度であった。
用いる方法、または(b)有効表面が減少しても、設定
された送出速度を低下させない様な寸法を有する放散素
子を用いる方法によって、送出速度を制御している。こ
の内(a)の方法については、市販の液体芳香溶液を測
定したところ、不揮発性留分は、約1.0%乃至1.5
%程度であった。
本発明による固定素子放散装置で芳香組成物を配剤する
際の、上記程度の不揮発性留分に伴う問題は、従来装置
のものとは全く相違している。
際の、上記程度の不揮発性留分に伴う問題は、従来装置
のものとは全く相違している。
所定芳香組成物の短時間の一定放出速度は、固定放散素
子を用いる放散装置で実験的に得られるが、かなり長時
間にわたってこの速度を維持するのは難しい。これは放
散素子に残留する不揮発性物質の濃度増加の関数である
。該素子の効率が低下するからである。装置の寿命の初
期段階で充分である実験的に得られぬ速度は、徐々に低
下し、後半には不適切なものになってしまう。
子を用いる放散装置で実験的に得られるが、かなり長時
間にわたってこの速度を維持するのは難しい。これは放
散素子に残留する不揮発性物質の濃度増加の関数である
。該素子の効率が低下するからである。装置の寿命の初
期段階で充分である実験的に得られぬ速度は、徐々に低
下し、後半には不適切なものになってしまう。
従って、本発明の第1の目的は、容易に修正して、吸蔵
側含浸多孔放散素子を通る放散速度を制御できる揮発用
放散装置を提供することにある。
側含浸多孔放散素子を通る放散速度を制御できる揮発用
放散装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、適切時間にわたり、効果的かつ
経済的要領で、30パ一セント程度の不揮発性成分を含
有する、液体空気処理組成物を均一に放散させると共に
、芳香組成物の不揮発性物質含量および意図する機能期
間を、製造者が選択できるように、種々の寸法に構成で
きる装置を提供することにある。1週間乃至8週間の機
能期間は、本発明装置の実効範囲に入る。
経済的要領で、30パ一セント程度の不揮発性成分を含
有する、液体空気処理組成物を均一に放散させると共に
、芳香組成物の不揮発性物質含量および意図する機能期
間を、製造者が選択できるように、種々の寸法に構成で
きる装置を提供することにある。1週間乃至8週間の機
能期間は、本発明装置の実効範囲に入る。
本発明の第3の目的は、化学剤を用いて、放散するεと
により、気体放出を持続かつ制御できる様にする方法を
提供することにある。
により、気体放出を持続かつ制御できる様にする方法を
提供することにある。
本発明による方法および装置は、固定素子放散装置にお
いて、揮発性化学剤を、単独あるいは、特に、一時的吸
蔵剤として、イソパラフィン族およびノルマルパラフィ
ン族揮発性炭化水素溶剤と組合せて用いている。
いて、揮発性化学剤を、単独あるいは、特に、一時的吸
蔵剤として、イソパラフィン族およびノルマルパラフィ
ン族揮発性炭化水素溶剤と組合せて用いている。
本発明の第1実施態様によると、開放セル表面を有する
多孔素子、および前記表面に揮発性および不揮発性成分
を含有する空気処理液を供給する手段から成り、空気処
理液が気化する際に、不揮発成分が所定速度で開放セル
面に吸蔵され、また処理液供給前に、セル表面が所定吸
蔵速度に対して所定関係にある所望気化速度を有する吸
蔵剤を含浸することにより、前記液体が長期にわたって
セル表面から所望速度で気化するようにした、気体放散
装置が提供されている。
多孔素子、および前記表面に揮発性および不揮発性成分
を含有する空気処理液を供給する手段から成り、空気処
理液が気化する際に、不揮発成分が所定速度で開放セル
面に吸蔵され、また処理液供給前に、セル表面が所定吸
蔵速度に対して所定関係にある所望気化速度を有する吸
蔵剤を含浸することにより、前記液体が長期にわたって
セル表面から所望速度で気化するようにした、気体放散
装置が提供されている。
本発明の第2の実施態様によると、開放セル表面を有す
る多孔素子、および開放セル表面に揮発性および不揮発
性成分を含有する空気処理液を供給する手段から成り、
前記気体が気化する際に。
る多孔素子、および開放セル表面に揮発性および不揮発
性成分を含有する空気処理液を供給する手段から成り、
前記気体が気化する際に。
不揮発性成分が、開放セル表面に所定速度で吸蔵され、
また処理液供給前に、開放セル表面が、所定吸蔵速度に
対して所望関係にある所望気化速度を有する吸蔵剤を含
浸することにより、セル表面からの気化速度を長期にわ
たりおおむね一定に保つようにした、気体放散装置が提
供されている。
また処理液供給前に、開放セル表面が、所定吸蔵速度に
対して所望関係にある所望気化速度を有する吸蔵剤を含
浸することにより、セル表面からの気化速度を長期にわ
たりおおむね一定に保つようにした、気体放散装置が提
供されている。
本発明の第3実施態様によると、揮発性成分および不揮
発性成分を含有する、揮発性空気処理液を気化放散する
方法であって、空気処理液を、開=11− 放セル表面を有する多孔素子に供給する工程、不揮発性
成分が開放セル表面を吸蔵する速度を予定する工程、お
よび、空気処理液と接触させる前に。
発性成分を含有する、揮発性空気処理液を気化放散する
方法であって、空気処理液を、開=11− 放セル表面を有する多孔素子に供給する工程、不揮発性
成分が開放セル表面を吸蔵する速度を予定する工程、お
よび、空気処理液と接触させる前に。
開放b片表面に不揮発性成分の所定吸蔵速度に対して所
望関係にある前記開放セル表面からの気化速度を有する
揮発性吸蔵剤を含浸させることにより、前記揮発性成分
が長期にわたって所望速度で気化するようにした工程か
ら成る方法が提供されている。
望関係にある前記開放セル表面からの気化速度を有する
揮発性吸蔵剤を含浸させることにより、前記揮発性成分
が長期にわたって所望速度で気化するようにした工程か
ら成る方法が提供されている。
本発明の第4実施態様によると、揮発性成分および不揮
発性成分を有する、揮発性空気処理液を気化放散する方
法であって、前記空気処理液を、る速度を予め定める工
程、および前記空気処理液と接触させる前に、前記開放
セル表面に、前記開放セル表面からの気化速度が、前記
不揮発性成分の前記所定吸蔵速度と等しい揮発性吸蔵剤
を含浸させることにより、前記揮発性成分の気化速度が
、長期にわたっておおむね均一になるようにしだニー1
2= 程から成る方法が提供されている。
発性成分を有する、揮発性空気処理液を気化放散する方
法であって、前記空気処理液を、る速度を予め定める工
程、および前記空気処理液と接触させる前に、前記開放
セル表面に、前記開放セル表面からの気化速度が、前記
不揮発性成分の前記所定吸蔵速度と等しい揮発性吸蔵剤
を含浸させることにより、前記揮発性成分の気化速度が
、長期にわたっておおむね均一になるようにしだニー1
2= 程から成る方法が提供されている。
本発明は、放散素子に1種の揮発性物質または揮発性物
質の組合せを含浸させることにより、前記溶剤が放散素
子から気化する速度と、芳香溶液からの不揮発性成分が
付着する結果得られる吸蔵速度とがほぼ等しくなるよう
にした方法に関する。
質の組合せを含浸させることにより、前記溶剤が放散素
子から気化する速度と、芳香溶液からの不揮発性成分が
付着する結果得られる吸蔵速度とがほぼ等しくなるよう
にした方法に関する。
揮発抑制溶剤の気化によって得られる新露出表面の連続
利用率と、配剤された溶剤の残留成分による連続吸蔵率
との均衡が保たれている°と、放散表面を常時利用でき
るため、一定期間に配剤される物質の割合がかなり均一
になる。
利用率と、配剤された溶剤の残留成分による連続吸蔵率
との均衡が保たれている°と、放散表面を常時利用でき
るため、一定期間に配剤される物質の割合がかなり均一
になる。
次に添付図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
第1図に示すように、ガラス容器(1)には、気化して
配剤される流体(2)が収容されている。容器の上向き
開口部は、首部(3)によって画成されている。首部に
は密着ストッパ(4)が設けられており、その上面には
、半円形の開放セル表面(6)を画成する、剛性プラス
チック多孔素子(5)が取付けられている。2本の多孔
ナイロン芯(7)は、液体(2)レベル下の容器(1)
の下端から、ストツバ(4)を貫通して延び、素子(5
)と接触している。
配剤される流体(2)が収容されている。容器の上向き
開口部は、首部(3)によって画成されている。首部に
は密着ストッパ(4)が設けられており、その上面には
、半円形の開放セル表面(6)を画成する、剛性プラス
チック多孔素子(5)が取付けられている。2本の多孔
ナイロン芯(7)は、液体(2)レベル下の容器(1)
の下端から、ストツバ(4)を貫通して延び、素子(5
)と接触している。
容器内圧は、大気圧あるいはこれより若干高めに保たれ
ている。これは、例えば充分量の空気をストッパ(4)
に通して圧力バランスをとるた易か、あるいは配剤液ま
たは容器内の蒸気圧を大気圧または大気圧より高めに保
つに充分な、揮発性を有する、添加物もしくは前記配剤
液の一成分を用いることにより、達成できる。
ている。これは、例えば充分量の空気をストッパ(4)
に通して圧力バランスをとるた易か、あるいは配剤液ま
たは容器内の蒸気圧を大気圧または大気圧より高めに保
つに充分な、揮発性を有する、添加物もしくは前記配剤
液の一成分を用いることにより、達成できる。
空気の流通は1例えば、ストッパを貫通する芯を用いる
ことにより、ストッパまたは外部から容器中の液体上の
空間に通じる通気手段を通る流路を形成することにより
達成できる。この流路は、好適には、液体の流出を防ぎ
ながら、空気が選択的に容器に入れるようにする、気孔
寸法、材料選択、毛管寸法、膜構造にするか、あるいは
これらを組合せることにより調節される。
ことにより、ストッパまたは外部から容器中の液体上の
空間に通じる通気手段を通る流路を形成することにより
達成できる。この流路は、好適には、液体の流出を防ぎ
ながら、空気が選択的に容器に入れるようにする、気孔
寸法、材料選択、毛管寸法、膜構造にするか、あるいは
これらを組合せることにより調節される。
素子(5)は、開放セル表面(6)を画成する均等配分
された多孔構造を有する、例えばクロメックス ケミカ
ル社(Chromex Chemical Corpo
ration)から「インタフロー(Interfl、
ow) Jという商標名で市販されている、剛性多孔質
のポリエチレン材で構成されている6芯(7)は、連続
するフィラメントを接着して、8作用を促進する多孔性
を有する一体素子にした、ナイロン繊維塊である。また
素子(5)には、揮発性吸蔵剤が含浸されている。
された多孔構造を有する、例えばクロメックス ケミカ
ル社(Chromex Chemical Corpo
ration)から「インタフロー(Interfl、
ow) Jという商標名で市販されている、剛性多孔質
のポリエチレン材で構成されている6芯(7)は、連続
するフィラメントを接着して、8作用を促進する多孔性
を有する一体素子にした、ナイロン繊維塊である。また
素子(5)には、揮発性吸蔵剤が含浸されている。
素子(5)の多孔特性、吸蔵剤、および芯(7)の直径
と多孔性は、気化速度に応じて配剤される流体、所望配
剤速度、および該流体の不揮発性または弱揮発性成分の
基孔特性に応じて選択されている。
と多孔性は、気化速度に応じて配剤される流体、所望配
剤速度、および該流体の不揮発性または弱揮発性成分の
基孔特性に応じて選択されている。
脱臭流体等の配剤流体は、芯(7)を通して剛性多孔素
子(5)に吸収されて、半円表面(6)に導かれ、気化
して大気中に飛散していく。
子(5)に吸収されて、半円表面(6)に導かれ、気化
して大気中に飛散していく。
放散気体の不揮発性成分が、素子(5)の気孔に徐々に
吸蔵されていくと、吸蔵剤は、流体の放散速度をおおむ
ね、一定にするため、気化して放散表面の所望区域を保
守する。
吸蔵されていくと、吸蔵剤は、流体の放散速度をおおむ
ね、一定にするため、気化して放散表面の所望区域を保
守する。
本発明は、露出表面の固定区域を用いる装置に限定され
ず、また、例えば、同一の出願人によリ15− 提出され審査中の米国特願第137022号明細書に開
示されている、第2.第3および第4実施例に記載され
ているような、剛性プラスチック多孔素子の露出表面区
域を調整する種々の方法を利用し得ることを理解された
い。
ず、また、例えば、同一の出願人によリ15− 提出され審査中の米国特願第137022号明細書に開
示されている、第2.第3および第4実施例に記載され
ているような、剛性プラスチック多孔素子の露出表面区
域を調整する種々の方法を利用し得ることを理解された
い。
同様に、本実施例では剛性プラスチック製の多孔素子を
用いているが、プラスチック以外のその他の材料を用い
て、多孔性をもたせることができ、また開放セル表面は
、放散流体の気化に要する要件を満たしていることを理
解されたい。
用いているが、プラスチック以外のその他の材料を用い
て、多孔性をもたせることができ、また開放セル表面は
、放散流体の気化に要する要件を満たしていることを理
解されたい。
揮発性吸蔵剤を好適に選択するについては、イソパラフ
ィン族溶剤またはノルマルパラフィン族溶剤に限定され
ないが、これらは次の4つの重要な理由から、本発明で
使用するに適した吸蔵剤群の代表例である。
ィン族溶剤またはノルマルパラフィン族溶剤に限定され
ないが、これらは次の4つの重要な理由から、本発明で
使用するに適した吸蔵剤群の代表例である。
(1)吸入毒性−密閉条件下で絶えず人間と接触するこ
の種の装置では、吸入毒性が最も少ない揮発性吸蔵剤を
めるように心がけることが肝要である。イソパラフィン
族およびノルマルパラフィン族溶剤に匹敵する効力を有
する多くの揮16− 発性化学物質(例えば「セロソルブ(Cellosol
ve) J「カルビトル(Carbitol) Jおよ
び「プロパツル(Propasol) J−ユニオン・
カーバイド(UnionCarbide)社製−等のグ
リコールエーテル)があるが、この種の薬剤は毒性の疑
いがあるので、本発明装置には望ましくない。
の種の装置では、吸入毒性が最も少ない揮発性吸蔵剤を
めるように心がけることが肝要である。イソパラフィン
族およびノルマルパラフィン族溶剤に匹敵する効力を有
する多くの揮16− 発性化学物質(例えば「セロソルブ(Cellosol
ve) J「カルビトル(Carbitol) Jおよ
び「プロパツル(Propasol) J−ユニオン・
カーバイド(UnionCarbide)社製−等のグ
リコールエーテル)があるが、この種の薬剤は毒性の疑
いがあるので、本発明装置には望ましくない。
(2)臭気一本装置の主な役目は、香りの良い環境を造
り出すことにあるので、揮発抑制化学組成物を選択する
場合は、この点を考慮する必要がある。空気脱臭装置に
臭いの悪い溶剤を使用することは目的に反するが、殺虫
剤として使用されるような活性空気処理剤の配剤を目的
とする装置には適している。イソパラフィン族およびノ
ルマルパラフィン族溶剤は、通常、非常にマイルドで刺
激性がない香気安定性を有しているため、上記目的に最
適である。
り出すことにあるので、揮発抑制化学組成物を選択する
場合は、この点を考慮する必要がある。空気脱臭装置に
臭いの悪い溶剤を使用することは目的に反するが、殺虫
剤として使用されるような活性空気処理剤の配剤を目的
とする装置には適している。イソパラフィン族およびノ
ルマルパラフィン族溶剤は、通常、非常にマイルドで刺
激性がない香気安定性を有しているため、上記目的に最
適である。
(3)揮発度−理想的には、好適な化学的揮発抑制剤類
は、広範な蒸気圧に対処する物質を与えるものでなけれ
ばならない。このように、該物質を互いに組合わせて使
用する比率、および特定装置の負荷レベルを変えること
により、装置の性能をかなり柔軟に変えられる。従って
芳香性組成物の気化速度または製品の機能寿命が変化し
ても、装置の製造に使用された一体部品を変えずに、容
易に適応できる。イソパラフィン族およびノルマルパラ
フィン族炭化水素溶剤は、全範囲の揮発度を提供する物
質の代表例であり。
は、広範な蒸気圧に対処する物質を与えるものでなけれ
ばならない。このように、該物質を互いに組合わせて使
用する比率、および特定装置の負荷レベルを変えること
により、装置の性能をかなり柔軟に変えられる。従って
芳香性組成物の気化速度または製品の機能寿命が変化し
ても、装置の製造に使用された一体部品を変えずに、容
易に適応できる。イソパラフィン族およびノルマルパラ
フィン族炭化水素溶剤は、全範囲の揮発度を提供する物
質の代表例であり。
本発明に容易に適応する。
普通の石油より生成した原料から合成された揮発性留分
及びこれらの石油留出物は、イソパル(Isopar)
およびノーパル(Nopar) (共にエクソン社(E
xxon Company))、ソルトロル(Solt
rol)(フィリップス石油(Philips Pet
roleum))、およびシェル・ツル(Shell
5ol)(シェル化学(Shell Chemical
))の商標名で製造されている。
及びこれらの石油留出物は、イソパル(Isopar)
およびノーパル(Nopar) (共にエクソン社(E
xxon Company))、ソルトロル(Solt
rol)(フィリップス石油(Philips Pet
roleum))、およびシェル・ツル(Shell
5ol)(シェル化学(Shell Chemical
))の商標名で製造されている。
イソパルおよびノーパル炭化水素留分のうち、7種類の
イソパラフィン族溶剤および2種類のパラフィン族溶剤
が利用できる。修正ウェトラウファーグレゴ(Wetl
aufer−Gregor)法で測定され、エクソン石
油溶剤ハンドブック(ExxonPetroleum
5olvent Handbook)(ループテキスト
(Lubetext) DG−IP)に記録されている
これら溶剤の沸騰温度および50%体積気化速度は次の
通りである。
イソパラフィン族溶剤および2種類のパラフィン族溶剤
が利用できる。修正ウェトラウファーグレゴ(Wetl
aufer−Gregor)法で測定され、エクソン石
油溶剤ハンドブック(ExxonPetroleum
5olvent Handbook)(ループテキスト
(Lubetext) DG−IP)に記録されている
これら溶剤の沸騰温度および50%体積気化速度は次の
通りである。
l5opar Cイソパラフィン族 90−106℃
141秒l5opar E イソパラフィン族 116
−139℃ 360秒l5opar G イソパラフィ
ン族 157−176℃ 2,700秒l5opar
Hイソパラフィン族 176〜191℃ 5,900秒
l5opar K イソパラフィン族 177〜197
℃ 6,200秒l5opar L イソパラフィン族
平均194℃ 12,000秒l5opar M イ
ソパラフィン族 207〜254℃ 32,400秒N
orpar 12ノルマル パラフィン族 188〜219°C22,800秒No
rpar 13ノルマル パラフィン族 228〜248℃ 測定不能上記表に示
すように、異なる揮発度を有する上記溶剤留分の有効性
から見て、これらの物質は特に有益であり、このうち1
種または何種かの組合せを選択して、一時的揮発性吸蔵
剤として使用できる。
141秒l5opar E イソパラフィン族 116
−139℃ 360秒l5opar G イソパラフィ
ン族 157−176℃ 2,700秒l5opar
Hイソパラフィン族 176〜191℃ 5,900秒
l5opar K イソパラフィン族 177〜197
℃ 6,200秒l5opar L イソパラフィン族
平均194℃ 12,000秒l5opar M イ
ソパラフィン族 207〜254℃ 32,400秒N
orpar 12ノルマル パラフィン族 188〜219°C22,800秒No
rpar 13ノルマル パラフィン族 228〜248℃ 測定不能上記表に示
すように、異なる揮発度を有する上記溶剤留分の有効性
から見て、これらの物質は特に有益であり、このうち1
種または何種かの組合せを選択して、一時的揮発性吸蔵
剤として使用できる。
19−
(4)価格−上記留分は、最低価格の石油系溶剤を示し
ているので、これらの揮発剤を用いることは、経済上非
常に好ましい。従って、これらの使用はその他の揮発性
物質に対する価格上の格差の点から否めないと思われる
。
ているので、これらの揮発剤を用いることは、経済上非
常に好ましい。従って、これらの使用はその他の揮発性
物質に対する価格上の格差の点から否めないと思われる
。
イソパラフィン族およびノルマルパラフィン族溶剤は、
上記理由から好適には違いないが、製造者が定める性能
基準を満たす、任意の揮発液、それらの組合せ、または
溶解性蒸発残留物の液体溶液の使用の可能性を否定する
ものではない。代替吸蔵剤の使用は、最終的に装置の使
用目的、その寸法、配剤される溶液の気化速度、および
装置の予想寿命によって画定される枠組内で評価するべ
き問題である。本発明に有益な物質を含有する化合物の
うちで代表的なものとしては、エタノール、プロパツー
ル、イソプロパツール、ブタノール等のアルコール類;
ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族化合物;ミネラルスピリ
ット類;モルホリン、ブチルアミン等のアミン類;四塩
化エチレン等の塩素化炭化水素類;メチルアミルアセテ
ート、n20− ブチルアセテート等のエステル類;エチレングリ:5=
二一テノし コール、メチルエーテル等のグリ¥−”’717’1[
;ジイソブチルケトン等のケトン類:ポリジメチルシク
ロシロキサン等のシリコン類;および水、2−二トロプ
ロパン等のその他溶剤がある。
上記理由から好適には違いないが、製造者が定める性能
基準を満たす、任意の揮発液、それらの組合せ、または
溶解性蒸発残留物の液体溶液の使用の可能性を否定する
ものではない。代替吸蔵剤の使用は、最終的に装置の使
用目的、その寸法、配剤される溶液の気化速度、および
装置の予想寿命によって画定される枠組内で評価するべ
き問題である。本発明に有益な物質を含有する化合物の
うちで代表的なものとしては、エタノール、プロパツー
ル、イソプロパツール、ブタノール等のアルコール類;
ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族化合物;ミネラルスピリ
ット類;モルホリン、ブチルアミン等のアミン類;四塩
化エチレン等の塩素化炭化水素類;メチルアミルアセテ
ート、n20− ブチルアセテート等のエステル類;エチレングリ:5=
二一テノし コール、メチルエーテル等のグリ¥−”’717’1[
;ジイソブチルケトン等のケトン類:ポリジメチルシク
ロシロキサン等のシリコン類;および水、2−二トロプ
ロパン等のその他溶剤がある。
次の2点に留意されたい。すなわち(1)上記化合物は
いずれも、イソパラフィンおよびノルマルパラフィン族
炭化水素留分はど完全に4基準を満たしておらず、また
(2)上記化合物および揮発性が強すぎるもの(例えば
、エタノール、ヘキサン、四塩化エチレン)は、気化し
易いため長期の抑止力に欠ける。しかし、調剤される組
成物の性質によって、ある種の環境下では有益であるた
め、列挙しておいた。
いずれも、イソパラフィンおよびノルマルパラフィン族
炭化水素留分はど完全に4基準を満たしておらず、また
(2)上記化合物および揮発性が強すぎるもの(例えば
、エタノール、ヘキサン、四塩化エチレン)は、気化し
易いため長期の抑止力に欠ける。しかし、調剤される組
成物の性質によって、ある種の環境下では有益であるた
め、列挙しておいた。
芳香組成物の放出を均一に調整する本発明による方法の
有効性を例示するため、次の試験を実施した。
有効性を例示するため、次の試験を実施した。
実験例1
3gの重量、および8.849c+n” (0,54立
方インチ)の体積を有する、クロiックス ケミカル社
(Chromex Chemical Company
)製の、同型多孔プラスチック放散素子を備える、2個
の同一の気体放散装置を用意した。これらの円錐形素子
を、アメリカン フィルトローナ社(American
FiltronaCompany)製で、0.200
4cm(0,0789インチ)の直径の、剛性ナイロン
8棒(トランスウィック(Transwick)番号R
−8078)で、芳香液槽に結合した。本実験に用いた
芳香溶液および芳香油の成分は次の通りである。
方インチ)の体積を有する、クロiックス ケミカル社
(Chromex Chemical Company
)製の、同型多孔プラスチック放散素子を備える、2個
の同一の気体放散装置を用意した。これらの円錐形素子
を、アメリカン フィルトローナ社(American
FiltronaCompany)製で、0.200
4cm(0,0789インチ)の直径の、剛性ナイロン
8棒(トランスウィック(Transwick)番号R
−8078)で、芳香液槽に結合した。本実験に用いた
芳香溶液および芳香油の成分は次の通りである。
水 55.0
エタノール 30.0
芳香油(ヒヤシンス系)−L」−
100,0
芳香油(ヒヤシンス系)
成 分 重量部
フェニルエチルアルコール 40.0
酢酸ベンジル 10.0
サリチル酸ベンジル 12.0
α−リモネン 10.0
フエニルアセトアルデヒド
ジメチルアセタル 4.0
テルピネオール 1.5
ヒドロキシシトロネラル 6.0
オイゲノール 2.4
ジプロピレングリコール 14.0
100.0
上記芳香溶液は、周囲条件(22℃)下で慎重に対して
重量測定した場合14.2%の残留不揮発性留分を有し
ている。この数値は、ノンオキシツル表面活性剤の不揮
発特性および芳香剤の不揮発成分によるものである。本
発明ユニットについては、多孔プラスチック放散素子を
、剛性芯素子と係合させて、液槽に取付ける前に、該素
子に先ず2.0グラムのイソパル(Isopal) M
(エクソン社)を含浸さ23− せることにより調製した。他方の対照ユニットについて
は、同様の成分を用いて調製したが、放散素子には抑制
溶剤を使用しなかった。両ユニットを周囲条件下に放置
し、重量の減り具合を3週間にわたって3日毎に記録し
た。周期的減量結果および完全に均一な配剤速度が得ら
れるとすると、同量の芳香溶液を配剤した場合の周期ご
との減量値を反映する理想値に対する偏差については、
各記録データ表を示しである。第1表は、揮発性吸蔵剤
を用いた、本発明装置の記録情報である。
重量測定した場合14.2%の残留不揮発性留分を有し
ている。この数値は、ノンオキシツル表面活性剤の不揮
発特性および芳香剤の不揮発成分によるものである。本
発明ユニットについては、多孔プラスチック放散素子を
、剛性芯素子と係合させて、液槽に取付ける前に、該素
子に先ず2.0グラムのイソパル(Isopal) M
(エクソン社)を含浸さ23− せることにより調製した。他方の対照ユニットについて
は、同様の成分を用いて調製したが、放散素子には抑制
溶剤を使用しなかった。両ユニットを周囲条件下に放置
し、重量の減り具合を3週間にわたって3日毎に記録し
た。周期的減量結果および完全に均一な配剤速度が得ら
れるとすると、同量の芳香溶液を配剤した場合の周期ご
との減量値を反映する理想値に対する偏差については、
各記録データ表を示しである。第1表は、揮発性吸蔵剤
を用いた、本発明装置の記録情報である。
こ町布t)
24−
第1表
1 0−3 2.81 2.66 +5.6%2 4−
6 2.57 2.66 −3.4%3 7−9 2.
51 2.66 −5.6%4 10−122.65
2.66 −0.4%5 13−152.62 2.6
6 −1.5%6 16−182.82 2.66 +
6.0%7 19−212.64 2.66 −0.8
%合計18.62g 18.62g 上記調整放出と対比させて、抑制剤を含まない同型装置
を、上記と同じ条件下に放置した。結果は第■表の通り
である。
6 2.57 2.66 −3.4%3 7−9 2.
51 2.66 −5.6%4 10−122.65
2.66 −0.4%5 13−152.62 2.6
6 −1.5%6 16−182.82 2.66 +
6.0%7 19−212.64 2.66 −0.8
%合計18.62g 18.62g 上記調整放出と対比させて、抑制剤を含まない同型装置
を、上記と同じ条件下に放置した。結果は第■表の通り
である。
第 ■ 表
10−311.45 3.60 +218.1%24−
65.78 3.60 +60.6%37−93.18
3.60 −11.7%410−122.08 3.
60 −42.2%513−151.17 3.60
−67.5%616−180.87 3.60 −75
.8%719−210.65 3.60 −81.9%
合計25.18 25.20 上記表の比較から、揮発性吸蔵剤含浸放散素子を用いた
装置の方が、対照装置よりはるかに調整された均一の気
化速度を示したことが判る。両ユニットの比較は、本発
明による装置が理想的平均周期減量値から、7周期21
日間の間、6.0%(高)乃至0.4%(低)だけ逸脱
したことを示した。これは、理想値から、218.1%
(高)乃至11.7%(低)だけ逸脱した対照装置と対
照的である。
65.78 3.60 +60.6%37−93.18
3.60 −11.7%410−122.08 3.
60 −42.2%513−151.17 3.60
−67.5%616−180.87 3.60 −75
.8%719−210.65 3.60 −81.9%
合計25.18 25.20 上記表の比較から、揮発性吸蔵剤含浸放散素子を用いた
装置の方が、対照装置よりはるかに調整された均一の気
化速度を示したことが判る。両ユニットの比較は、本発
明による装置が理想的平均周期減量値から、7周期21
日間の間、6.0%(高)乃至0.4%(低)だけ逸脱
したことを示した。これは、理想値から、218.1%
(高)乃至11.7%(低)だけ逸脱した対照装置と対
照的である。
矢」1例↓
実験例Iの成分に基づいて、2組の気体放散装置を用意
した。次表に組成を示す試験溶液は、1.75%の不揮
発性含有物を有している。
した。次表に組成を示す試験溶液は、1.75%の不揮
発性含有物を有している。
芳香溶液成分表(高揮発性)
成 分 重量%
水 58.。
エタノール 40.0
ノンオキシノルー9(GAF社、イゲパ#C0−630
) 0.5ノンオキシノルー30(GAF社、イゲパル
C0−880) 0.5芳香剤(ヒヤシンス系)1、。
) 0.5ノンオキシノルー30(GAF社、イゲパル
C0−880) 0.5芳香剤(ヒヤシンス系)1、。
100.0
一方の装置は対照装置として用意し、他方装置(ユニッ
ト1)については、放散素子を、芯および芳香剤槽に結
合すも前に95重量部のイソパルMおよび5重量部のイ
ソパルKがら成る3、1gの溶液を該素子に塗布した。
ト1)については、放散素子を、芯および芳香剤槽に結
合すも前に95重量部のイソパルMおよび5重量部のイ
ソパルKがら成る3、1gの溶液を該素子に塗布した。
本実験ではかなり揮発性のある芳香剤を用いているが、
1.75%レベルの不揮発性成分があるため、固定素子
気体放散装置の放出27− 速度を変えられる。本発明方法に従って塗布された揮発
性吸蔵剤が対照ユニットより均一かつ調整された放出を
持たらす役目をすると思われる。第1表は、8日間の試
験で測定された両ユニットの相対的配剤特性を比較する
ことにより、その性能の相違を示したものである。
1.75%レベルの不揮発性成分があるため、固定素子
気体放散装置の放出27− 速度を変えられる。本発明方法に従って塗布された揮発
性吸蔵剤が対照ユニットより均一かつ調整された放出を
持たらす役目をすると思われる。第1表は、8日間の試
験で測定された両ユニットの相対的配剤特性を比較する
ことにより、その性能の相違を示したものである。
表■
対照 58.88 31.41 27.47 +3.9
4ユニツト1 36.22 17.65 18.57
−0.92対照装置の場合、第2周期で放出量が減少し
たのは、放散素子中の残留成分濃度の増加によるものと
思われる。反対に、揮発性吸蔵剤を用いたユニット1は
、全体的に少ない放出量を示すと共に、第2周期の方が
第1周期より減量値が増加している。これは使用される
増加物と吸蔵剤の組合せが、配剤溶液特性より放出速度
および放出量に大きく28− 影響することを示している。この特定事例における抑制
溶剤の気化速度は、配剤溶液の不揮発剤の蓄積に起因す
る、吸蔵速度を越えており、そのため試験後半の方が、
前半より気化に利用できる表面が若干増大した訳である
が、これは、負荷レベルを変えるか、揮発性吸蔵物質を
選択して、実験で得られた正しい数値にすることにより
修正できる。
4ユニツト1 36.22 17.65 18.57
−0.92対照装置の場合、第2周期で放出量が減少し
たのは、放散素子中の残留成分濃度の増加によるものと
思われる。反対に、揮発性吸蔵剤を用いたユニット1は
、全体的に少ない放出量を示すと共に、第2周期の方が
第1周期より減量値が増加している。これは使用される
増加物と吸蔵剤の組合せが、配剤溶液特性より放出速度
および放出量に大きく28− 影響することを示している。この特定事例における抑制
溶剤の気化速度は、配剤溶液の不揮発剤の蓄積に起因す
る、吸蔵速度を越えており、そのため試験後半の方が、
前半より気化に利用できる表面が若干増大した訳である
が、これは、負荷レベルを変えるか、揮発性吸蔵物質を
選択して、実験で得られた正しい数値にすることにより
修正できる。
実験例■
実験例■および■と同じ要領で実験した。但し、ユニッ
ト1を対照装置とし、また放散素子には3.67gのイ
ソパルMを含浸させてから、芯および芳香剤槽に取り付
けて、ユニット2を用意した。
ト1を対照装置とし、また放散素子には3.67gのイ
ソパルMを含浸させてから、芯および芳香剤槽に取り付
けて、ユニット2を用意した。
次表に組成を示す試験溶液には、29.6%の不揮発性
含有物を含ませである。
含有物を含ませである。
芳香溶液成分表(低揮発性)
成 分 重量%
水 27.0
エタノール 40.0
ノンオキシノルー9 (GAF社、イゲパルCo−63
0) 3.0芳香剤(ヒヤシンス系)30・0 100.0 第■表は、再装置の性能の違いを、8日間の試験で測定
された相対的配剤特性の比較によって示したものである
。
0) 3.0芳香剤(ヒヤシンス系)30・0 100.0 第■表は、再装置の性能の違いを、8日間の試験で測定
された相対的配剤特性の比較によって示したものである
。
第■表
対照 12.55 10.70 1.85 +8.85
ユニツトIT 6.18 3.14 3.04 +0.
10上記データから、揮発性吸蔵剤を使用すると、芳香
溶液の放散量および均一性にかなり影響することがわか
った。
ユニツトIT 6.18 3.14 3.04 +0.
10上記データから、揮発性吸蔵剤を使用すると、芳香
溶液の放散量および均一性にかなり影響することがわか
った。
実験例I、■および■を比較すると、本発明による方法
を用いると、実験例■より残留成分の含量が多い実験例
■のように、′配剤溶液がつまる可能性が高い場合は、
対照装置に対して著しい相違が見られることがわかる。
を用いると、実験例■より残留成分の含量が多い実験例
■のように、′配剤溶液がつまる可能性が高い場合は、
対照装置に対して著しい相違が見られることがわかる。
これは、本発明による方法が、特に、放散素子の有効表
面に残留成分が付着する作用と、その結果気化時に得ら
れる作用とを相殺するために開発されたものであるとい
う事実と一致する。
面に残留成分が付着する作用と、その結果気化時に得ら
れる作用とを相殺するために開発されたものであるとい
う事実と一致する。
この比較から、液槽に取付ける前に放散素子を、実験で
得られた増量の揮発性吸蔵剤で処理すると、対照装置で
は得られない成果が得られることは明らかである。本発
明による方法で達成される、固定素子気体放散装置の放
出速度および芳香剤気化速度調整能力により、さらに凝
縮されたコンパクトな装置を用いる場合は、従来方法に
比して芳香剤の選択範囲が広まる。
得られた増量の揮発性吸蔵剤で処理すると、対照装置で
は得られない成果が得られることは明らかである。本発
明による方法で達成される、固定素子気体放散装置の放
出速度および芳香剤気化速度調整能力により、さらに凝
縮されたコンパクトな装置を用いる場合は、従来方法に
比して芳香剤の選択範囲が広まる。
(1)ガラス容器 (2)流体
(3)首部 (4)ストッパ
(5)多孔素子 (6)開放セル表面
(7)芯
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)揮発性成分および不揮発性成分を有する揮発性空
気処理液を気化放散する方法であって、前記空気処理液
を、開放セル表面を有する多孔素子に供給する工程と、
前記不揮発性成分が前記開放セル表面1官吸蔵される速
度を予め定める工程と、前記開放セル表面を前記空気処
理液と接触させる前に、これに、前記不揮発性成分の所
定吸蔵速度に対して、所望関係にある前記セル表面から
の気化速度を有する、揮発性吸蔵剤を含浸させることに
より、前記揮発性成分を長期にわたって所望速度で気化
させる工程とから成ることを特徴とする方法。 (2)揮発性および不揮発性成分を有する揮発性空気処
理液を気化放散する方法であって、前記空気処理液を、
開放セル表面を有する多孔素子に供給する工程と、前記
不揮発性成分が前記び前記セル表面を、前記空気処理液
と接触させる前に、これに、前記セル表面からの気化速
度が前記不揮発性成分の所定吸蔵速度と等しい、揮発性
吸蔵剤を含浸させることにより、前記揮発性成分を長期
にわたっておおむね均一速度で気化させる工程とから成
ることを特徴とする方法。 (3)前記空気処理液が、30重量パーセントまでの不
揮発性成分を含有することを特徴とする特許請求の範囲
第(1)項または第(2)項に記載の方法。 (4)前記空気処理液が、2重量%以上の不揮発性成分
を含有することを特徴とする特許請求の範はノルマルパ
ラフィン族溶剤であることを特徴とする特許請求の範囲
第(1)項万至第(4)項のいずれかに記載の方法。 (6)開放セル表面(6)を有する多孔素子(5)およ
び前記表面に、揮発性成分および不揮発性成分を有する
空気処理液を供給する手段(1,7)から成り、前記空
気処理液が気化する際に、前記不揮発性成分が所定速度
で前気表面に吸蔵され、また前記処理液供給前に、前記
セル表面が、所定吸蔵速度に対して所望関係にある所望
気化速度を有する吸蔵剤を含浸することにより、前記処
理液が、長期にわたって前記表面から所望速度で気化す
るようにしたことを特徴とする気体放散装置。 (7)開放セル表面(6)を有する多孔素子(5)、お
よび前記表面に、揮発性成分および不揮発性成分会が所
定速度で前記表面に吸蔵され、また前記処理液供給前に
、前記セル表面が、所定吸蔵速度とおおむね一致する、
所望気化速度を有する吸蔵剤を含浸することにより、前
記処理液の気化速度を、長期にわたっておおむね一定に
保つようにしたことを特徴とする気体放散装置。 (8)前記手段が、開口部を有する容器(1)、および
外端から開口部を通って容器内部に延びる芯(7)であ
り、また前記素子が、芯外端と連絡して容器から芯を介
して供給される液体を受取るように配設されていること
を特徴とする特許請求の範囲第(6)項または第(7)
項に記載の装置。 (9)前記吸蔵剤が、イソパラフィン族溶剤またはノル
マルパラフィン族溶剤であることを特徴とする特許請求
の範囲第(6)項または第(7)項に記載の装置。 (10)前記素子が、剛性多孔プラスチック材であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第(6)項乃至第(9)
項のいずれかに記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58174051A JPS6066754A (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 揮発性空気処理液の放散方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58174051A JPS6066754A (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 揮発性空気処理液の放散方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6066754A true JPS6066754A (ja) | 1985-04-16 |
Family
ID=15971760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58174051A Pending JPS6066754A (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 揮発性空気処理液の放散方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6066754A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60153136U (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-12 | エステ−化学株式会社 | 芳香消臭液揮散装置における蓄香揮散体 |
JP2016182203A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-20 | 小林製薬株式会社 | 車室用薬液揮散器 |
-
1983
- 1983-09-20 JP JP58174051A patent/JPS6066754A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60153136U (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-12 | エステ−化学株式会社 | 芳香消臭液揮散装置における蓄香揮散体 |
JP2016182203A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-20 | 小林製薬株式会社 | 車室用薬液揮散器 |
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