JPS6065001A

JPS6065001A - カチオン化澱粉の製造方法

Info

Publication number: JPS6065001A
Application number: JP17466983A
Authority: JP
Inventors: Kimitaka Tabuchi; 田淵　公敬; Norio Yoshikawa; 吉川　紀郎
Original assignee: Honshu Paper Co Ltd
Current assignee: Honshu Paper Co Ltd
Priority date: 1983-09-21
Filing date: 1983-09-21
Publication date: 1985-04-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明はカチオン化澱粉の製造方法に関するものであ
る。

従来から紙の表面強度並び（二乾燥紙力増強のために澱
粉、ＰＶＡ、アクリルアミド等の天然又は合成高分子物
質が装紙用薬剤として広く用いられている。

しかしながら近年紙の種々の強度物性に対する要求が厳
しくなる反面、一方においては資源の有効利用の面から
、安価な低品質パルプとか故紙の配合利用（二より紙質
の低下を来たしている。また廃水問題の解決のため、抄
紙工程への中性抄造技術の導入が指向されっ＼あり、従
来の製紙用薬剤では、品質価格等の面から充分な満足が
得られなくなってきている。

このような事情にかんがみ本発明者らは、低価格ですぐ
れた性能を有する製紙用薬剤を得るべく研究を重ねた結
果の面からも有利なカチオン化澱粉の製造方法を完成す
るにいたった。

即ち本発明は、エーテル化剤とアルカリ触媒を水分の少
ない澱粉（二反応させること（二よりなる新規な、カチ
オン化Ｍ粉の製造方法に１ｌｊｌするものである。

従来からカチオン澱粉は、湿式方法並び（＝乾式方法で
得られているが、伺れの方法も多晴の水、または長時間
の反応時間を要しており、また反応効率の面からも、安
価なカチオン澱粉は得られなかった。

本発明ハ澱粉の水分含有量が少ない、即ち乾式の反応条
件下で、澱粉のカチオン化を工業的（＝かつ経済的に製
造するところ（二特徴がある。

こ＼で用いる澱粉はトウモロコシ澱粉、小麦澱粉、タピ
オカ澱粉、甘蔗澱粉、馬鈴薯澱粉を云う。

この方法で得られたカチオン化澱粉は抄紙時（二おいて
、酸性からアルカリ性領域（ＰＨ４５〜９）の広範囲で
適用ができ、従来のカチオン化澱粉よりも極めて優れた
特性を有している。製紙用薬品にこれを使用したＪ８、
合、紙力強度向上と共に印刷適性、填料歩留、サイズ剤
定着、居間強度等の向上が得られる。

本発明に用いるカチオン化剤即ちエーテル化へ１１は次
の構造式である。

０１（Ｘ　−ＣＨ２ＣＨ（ＣＨ２）　ｎ−ＡでＲ，、Ｒ，はそれぞれＣ！〜Ｃ４直鎖または分岐した
アルキル基から逆捩するか、或いはこれらが一緒になって環状構造を形成する。Ｒ３は水素またはＣ，−Ｃ，直鎖または分岐したアルキル基である。Ｘ
はハロゲン原子でルは１〜３である。）一般にハロゲン原子はＣ１またはｆ３ｒでルは１であり
アミン基は第４級アミンリ、特（＝カチオン化澱粉を製紙用添加物として用いる
ときＣ１好ましい。

本発明で用いるカチオン化合物は、３−クロロ−２−ヒ
ドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドＨｌ ■ ＋Ｃ１−ＣＨＩＣＨＣＨ，Ｎ　（ＯＨ３）ｓである。

窒素含有＠は澱粉の乾燥重量（二対して、Ｎ−０，６以
下が良く、好ましくはＮ　−０，１〜０．５の範囲であ
る。

澱粉とエーテル化剤との反応をおこなうため（＝は触媒
として、アルカリ剤が必要で上記エーテル化剤（二対し
アルカリ必要量は、ｍｏｌ比で１〜２が最適である。

澱粉とエーテル化剤及びアルカリ剤を混合するときは、
分散、浸透を良くするために汚物に対しスプレーするこ
とが好ましく、スプレー方式は反応効率を高めるために
エーテル化剤と、アルカリ剤を別々≦ニスプレーするを
特徴とする。

反応温度は４０　ｔＺ’〜１２０Ｃで好ましくは５０　
ｒ〜８０Ｃの範囲であり、反応時間は３０分〜６時間で
好ましくは２〜４時間で、水分は１０〜４０チで好まし
くは２０〜３０％である。この方法で製造する装置は二
一ダープレンダー等（加圧、減圧附加でも良い）を使用
して反応を行う。この方法で得られたカチオン化澱粉は
、カチオン化剤の歩留が９０〜１００　％であり、その
効率の良いこと（二特徴ずけられる。

実施例なお、このプロセスは半エーテル化剤は、３−クロロ−２−ヒドロキシゾロビ
ル計りメチルアンモニウムクロライドを使用。′

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　水分含有量が４０チ以下の饋粉又はそのフィル
ターケーキをアルカリ触媒の存在下で構造式％式％）でＲＩ　ｓ　Ｒ１はそ゛れぞれｃ、　％　Ｃ，直鎖また
は分岐したアルキル基から選択するか、或はこれらが−
緒になって環状構造を形成する。Ｒ１は水素又はＣ１〜
Ｃ４直鎖又は分岐したアルキル基である。Ｘはへログン原子で路は１〜３である）ル宥ナスエーテ
＋ｌｙ　Ｉｌ／＊ｌｌ　”Ｆ　ＦＱに青卦ス　−シトり
なるカチオン化澱粉の製造方法において、エーテル化剤
を対澱粉乾燥重量当り０，５　〜１２％添加し、ＰＨ８
〜１２の範囲で温度４０〜９０　Ｃ１時間３０分〜６時
間反応させることを特徴とするカチオン化澱粉の製造方
法。
（２）　エーテル化剤は、３−クロロ−２−ヒドロキシ
、プロピルトリメチル・アンモニウム・クロライドであ
る。特許請求範囲第一項記載の方法。
（３）　エーテル化剤の量が対澱粉乾燥重量当り０．５
〜１２％である。特許請求範囲第一項記載の方法。