JPS6064612A - 導電性を有するバグフィルタークロスの製造法 - Google Patents

導電性を有するバグフィルタークロスの製造法

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JPS6064612A
JPS6064612A JP58170923A JP17092383A JPS6064612A JP S6064612 A JPS6064612 A JP S6064612A JP 58170923 A JP58170923 A JP 58170923A JP 17092383 A JP17092383 A JP 17092383A JP S6064612 A JPS6064612 A JP S6064612A
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bag filter
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純一 金子
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SUGIMOTO RENSEN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、基材としての織布あるしz1オ不織布の片面
に、繊維状あるいは粒子状の導電性フィラーを含有する
熱可塑性樹脂、あるいGま熱硬化性樹脂の連続気孔組織
を有する多孔質の重合体層を一体に積層した、表面の導
電性に優れ、同時に集塵効率にも優れたバグフィルタ−
クロス及びその製造法に関するものである。
一般に空調などで使用されているエアーフィルターなど
では、濾材に静電気を発生させてダストの集塵効率を高
めるということが行なわれているが、目詰りの防止、除
塵効果の向上、粉塵爆発の危険性の除去、電撃などの安
全衛生面の障害の除去などの目的のために、帯電■をで
きるだけ少なくすることが好ましい。
そして、このような繊維集合体の静電気の発生を抑制す
るためには、 1 油料によって摩擦を減らし帯電防止を行なう方法。
2 帯電防止剤を用い繊維の表面に導電性を与え、電荷
の蓄積を防止する方法。
3、導電性物質で繊維の表面を被覆し、帯電防止を図る
方法。
4、繊維に親水性ポリマーまたは導電性物質を配合し、
繊維自体を改質し帯電防 止を図る方法。
5、金属繊維、炭素繊維などの導電性繊維を配合し、帯
電防止を図る方法。
が一般に行なわれ、然も前記の方法は濾布に対しても使
用できるものであるが、1.と2.の方法では濾布の使
用条件は苛酷であり、一般の衣料用の繊維製品に比べ耐
久性がより強く要求されるため充分な帯電防止の効果を
期待することはできない。
4、の方法は、1.及び2.の方法と比較すると大変良
い方法であるが、濾布を構成している主たる繊維よりも
耐熱性または耐薬品性に劣る場合には使用できない。3
.の方法は濾布を構成している主たる繊維に処理を施せ
ば良いため有効な帯電防止の方法である。5の方法も3
.の方法と同様に有効な帯電防止の方法であり、3.に
比較し有利な点として波器したものの剥離という問題が
生じないということと、金属繊維、炭素繊維は濾布を構
成している一般的な繊維に比べ耐熱性及び耐薬品性が優
れているという点があげられる。しかしながら、上記に
示した1乃至5の従来の方法では、ノくグツイルターク
ロスに要求される他の条件を同時に満足させることはで
きない。
バグフィルタ−クロスに要求される他の重要な条件とし
ては、 1 バグフィルタ−クロス表面に堆積した塵の剥離性が
良いこと。
2 圧力損失が小さいこと。
3、集塵率が大きいこと。
がある。そしてこのような条件を満すため、織布あるい
は不織布の片面に、連続気孔組織を含有する重合体を一
体に積層した集塵用バグフィルタ−クロスは過去におい
て開発されているが、(特開昭52−80579) 、
連続気孔組織を含有する重合体層に導電性を持たせ、表
面比抵抗値を下げることによって集塵効率を高めるとと
もに、粉体の輸送時の摩擦、粉末とバグフィルタ−クロ
スとの衝突時の摩擦、バグフィルタ−クロスとノくグツ
イルタークロスあるいは金属部との摩擦などに起因する
静電気の発生を防止し、粉塵爆発の危険性を除去したバ
グフィルタ−クロスはまだ開発されていない。
一方、重合体に炭素繊維、金属被覆ガラス繊維、微粉末
カーボンブラックなどを添加し導電性を付与することに
よって、静電気の発生を防止し電子部品の保護などを行
なっているが、樹脂中へこのような繊維状の導電性フィ
ラーまたは微粉末状カーボンブラックを混ぜる場合、均
一な分散状態を得るためには長時澗を要する。短時間で
均一な分散状態を得るためには、多量のオイル、又はワ
ックスを添加する方法がある。しかしながら、この方法
で得られる導電性フィラーを含有した重合体層は、耐摩
肝性などの物性の低下が著しく、バグフィルタ−クロス
が使用時に受ける外力に対して充分な耐久力を維持でき
ない。然もバグフィルタ−クロスにおいて、静電気に対
して充分な安全性を得るためには10′Ω以下の表面比
抵抗値が必要とされ、この値を満足させるためには、樹
脂の種類によって相違するが、繊維状樽電性フィラーと
しては樹脂の重量に対して5重量%以上、微粉末カーボ
ンブラックとしては15重量%以上も含有させる必要が
ある0 本発明においてはこの問題を解決するために□、導電性
フィラーをあらかじめ界面活性剤を用いて水に分散させ
、この導電性フィラーの水分散体を樹脂に添加する方法
により短時間で均一な分散を得、それによって導電性フ
ィラーを含有し、かつ連続気孔組織を有する重合体層を
一体に積層してなる、表面比抵抗値が104Ω以下の値
を有するバグフィルタ−クロスを得ることができた。
以下に本発明について詳細に説明する。
本発明において使用する樹脂としては、水中に安定な状
態で分散しているものであれば使用するコトカテき、エ
マルジョンの状態の樹脂が最も好ましい。たとえばスチ
レンブタジェンゴム、アクリロニトリルブタジェンゴム
、アクリル酸エステル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂。
ポリアミド樹脂、シリコン樹脂、アクリル樹脂。
フッソ系樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、これら
の樹脂の共重合体などのエマルジョンである。
マタ、本発明のバグフィルタ−クロスの基材となる織布
または不織布に積層する重合体は、織布または不織布を
構成する主たる繊維よりも、耐熱性または耐薬品性など
の性能において上回る樹脂で形成されることが好ましい
。織布または不織布を構成する繊維としては、一般的な
合成繊維であるポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維
、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアクリロニ
トリル繊維および天然繊維である羊毛、綿、また耐熱性
の有機繊維であるポリベンゾイミダゾール繊維、ポリフ
ェニレンサルファイド繊維、コネツクス(帝人株式会社
製・耐熱性ナイロンの商品名)他にガラス繊維、炭素繊
維などが使用できる。
本発明のバグフィルタ−クロスに要求される機械的強度
などは、主として基材である織布あるいは不織布によっ
てもたせることができるため、積層する重合体層と基材
を構成している主たる繊維との接着力を一充分に高めて
おく必要がある。好ましくは基材を構成している繊維に
対して、必要な接着力が得られる樹脂を使用すべきであ
るが、必要な接着力が得られない場合には、過度に通気
性を損なわない程度に基材の厚み方向に対して樹脂を浸
透させ、基材中で3次元の網目構造を形成させ、耐剥離
性を得るか、または基材を構成している主たる構成繊維
にあらかじめ接着力を高めるための表面処理などを施す
などの処置により、高い接着力を得ることが望ましい。
ノ、し利に対する表面処理剤としては、有機シラン系カ
ップリング剤、クロム系接着促進剤、有機チタン系接着
促進剤などを使用することができる0有機シラン系カッ
プリング剤としては、γ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエI・キシシランなどが使用
できる0有機チタン系接fj促進剤としては、テトライ
ソプロピルチタネート、テトラブチルチタネートなどが
使用できる0 本発明の連続気孔組織を待った重合体層を形成させるに
は、上記したような樹脂に導電性フィラーと各種の添加
剤を加え、発泡可能な組成物を調製し、機械的な力を用
いて所定の倍率まで発泡させた後基材に対して塗布を行
なう。
まず、樹脂に添加する導電性フィラーについて述べると
、繊維状導電性フィラーとしては炭素繊維および金属繊
維、金属被覆ガラス繊維などを用いることができ、その
添加量は表面比抵抗値が、10′Ω以下になるために必
要な量である。樹脂の種類によって必要な量は相違し、
樹脂に対して5.0〜25.0重量%である。又、微粉
末状導電性フィラーとしてのカーボンブラックは、ファ
ーネス法によって製造されるファーネスブラック、又は
コンタクト法によって製造されるチャンネルブラックな
どであり、好ましくは比表面積が大きく、樹脂への添加
量が少量で高い導電性が得られるファーネス法によるカ
ーボンブラック、例えばスーパーコンタクテブファーネ
ス、エレクテブコンダクテブファーネス /7ツチエン
ブラツク、(ライオン−アク’/ 社製)およびアセチ
レンブラックナトである。又繊維状導電性フィラーと、
微粒子状導電性フィラーたるカーボンブラックを併用す
る際、樹脂に対する両者の合計添加量は、表面比抵抗値
が10”Ω以下になる様上記添加量の範囲内で組合せ添
加することが重要であり、どの様な割合でも表面比抵抗
値が101Ω以下になれば良い。
これらの導電性フィラーは、例えば高縮合ナフタレンス
ルホン酸ソーダ塩、ポリカルボン酸アンモニウム塩のよ
うな界面活性剤を、約0.5〜20重量%含む水中に分
散し、該水分散体を樹脂に添加する。このようにするこ
乏により、導電性フィラーは樹脂中に短時間に均一な状
態で分散され、しかも発泡重合体層の著しい物性低下を
引起すこともない。
次に各種添加剤について述べる。
本発明の連続気孔組織を持った重合体層を形成させるに
は、前記導電性フィラーを均一に分散した樹脂に各種の
添加剤を加え、発泡可能な組成物を調製し、機械的な力
を用いて所定の倍率まで発泡させた後、基材に対して塗
布を行なう。発泡可能な組成物は樹脂に発泡剤、泡安定
剤、増粘剤などを添加することによって調製される。界
面活性剤を用いてエマルジョンを形成している樹脂を用
いる場合には、使用されている界面活性剤が発泡剤の役
割を果すため特に添加する必要のない場合が多い。添加
する場合には多くの種類の界面活性剤が発泡剤として使
用でき、たとえば、脂肪酸塩類、ラウリル硫酸アンモニ
ウムなどの脂肪酸アルコールの無機゛エステル塩類、ス
ルホン化ハラフィン炭化水素塩、及びフルオロカーボン
系の界面活性剤ならびにこれらの混合物などが用いられ
る。
泡の安全性を得るために泡安定化剤が用いられ、たとえ
ば、ラウリルアルコール、ラウリル酸ナト1) ラム、
 低級脂肪族、アルコール、ドデシルアルコール、低級
脂肪族の塩類、ラウリル酸、脂肪酸類ならびにこれらの
混合物が用いられる。
発泡剤および泡安定化剤などと混和し、それらと共に精
側化物を形成するための増粘剤としては、ポリアクリル
酸ナトリウム、アクリル酸の共重合体、ポリビニルアル
コール、天然ガム質、デン粉類、セルローズ誘導体およ
びこれらの混和物が用いられる。好ましくは、加熱ある
いは加湿により増粘剤を含有する組成物で形成される重
合体層の粘着性を著しく増加させないものが適当である
たとえば、少■で増粘効果が得゛弘れ、加熱あるいは加
湿により重合体層の粘着性を著しく増加させないものと
して、ポリアクリル酸あるいはポリアクリル酸す゛トリ
ウムがある。セルローズ誘導体は扱い易い増粘剤である
が、吸湿により粘着性が増加するため、塵の吸着力が増
し、その結果重合体層の気孔組織の目が詰り、塵の払い
落し性能が低下する。従ってセルローズ誘導体を増粘剤
として使用する時は、フッソ系あるいはシリコン系のは
つ水剤が併用される。粘ちょう化物が調製される時には
、増粘剤、泡安定剤9発泡剤は最終的に得られる泡状物
の希望される特性に従って広範囲に変動する比率であら
かじめ混合される。
本発明の重合体層を形成させるための発泡可能な組成物
は、重量でおよそ10〜30%の樹脂を含有し、泡安定
化剤は重量でおよそ05〜50%、増粘剤は重量でおよ
そ0.1〜2.0%含有している。
好ましくは、泡安定化剤と増粘剤の重量比が25対1か
ら3対1までであり、増粘剤としては、0.1〜1.0
%の範囲が望ましい。他に付加的な物質として、塩基あ
るいは酸などのPH安定剤、熱変形湿度を上昇させるた
めの無機添加物などを発泡可能な組成物に混合し一体化
させることも可能である。無機質の添加物としては、マ
イカ、炭酸カルシウム、タルクなどが用いられ、耐熱性
を増加させるとともに、積層された重合体層の粘着性を
低下させるために使用される。
付加的に添加される物質は、重合体層の物性を著しく低
下させないことが重要であり、無機物の添加量は、樹脂
に対する重量比で5対1以下に抑える必要がある。発泡
可能な組成物に用いられる典型的な液状媒体は水メタノ
ールなどである。
樹脂、導電性フィラー、他の各種添加剤および液状媒体
で形成されている発泡可能な組成物は、液状媒体の添加
後、所定の発泡倍率まで機械的発泡機(例えば未広加工
機株式会社製発泡機)で発泡が行なわれる。発泡倍率と
しては、2倍から5倍までの範囲であり、好ましくは2
.5倍から3.5倍までの範囲である。発泡倍率は所定
の体積の″泡状物の重量を発泡前の組成物の同一体積の
重量と対比して測定守れることによって決定される。泡
状物の密度の範囲は、一般的には02〜0.5g/cc
の範囲であり、好ましくは0628〜0.4g/cc 
の範囲である。
バグフィルタ−クロスとしては、表面比抵抗値が101
Ω以下であると共に通気性が要求される。
粉塵の大小にもよるが、バグフィルタ−クロスとしては
一般に通気性が5〜13CC/・e−/cA (フラン
ジール型通気度試験機:JIS L−1096−6−2
7−I A法による)の範囲のものが、年産効率および
動力負荷(圧力損失)のバランスの面から最も性能が高
いと言われている。
本発明の目的の一つであるバグフィルタ−クロスの圧力
損失の低減などを得るためには、主として基材に一体に
積層した重合体層で集塵を行なう必要があることから、
本発明の重合体層の厚みは0、1 mm 〜0.5 m
mの範囲で、気孔の孔径は1.Qμ〜500μ の範囲
のものが望まれる。好ましくけ厚みが0.15mm〜0
.25mmの範囲で、気孔の孔径は3.0μ〜200μ
の範囲である。従って、5.0〜13、OcC/−7c
m の通気性を得るためには、基材となる織布あるいは
不織布の通気性は、15.0〜30.0cc/see/
c% のものが用いられる。
、上記泡状物は基材上に塗布されるが、泡状物を基材で
ある織布あるいは不織布に適用するのに適当であるため
には、泡状物が充分に安定であって、そのことによって
泡状物を基材に塗布した時と泡状物が乾燥されて固定さ
れるまでの間に、泡状物が破壊されないことが重要であ
る。泡状物の基材に対する塗布量は30〜10.0 g
/m”であり、好ましくは40〜70 g/m”である
。泡状物が基材に塗布された直後の厚みは0.7 mm
〜1.0 mmであり、指摘した様な所定の通気性を得
るために、プレスを行なうことによって重合体層の厚み
は0.15mm〜0.25mmに圧縮される。
以上説明したように、本発明は基材となる織布あるいは
不織布の片面に、繊維状あるいは微粉末状の導電性フィ
ラーを含有させた連続気孔組織を持つ重合体層を一体に
積層したバグフィルタ−クロスであり、従来からあるバ
グフィルタ−クロスよりも導電性において優れていて、
しかも導電性フィラーが均一に分散しているため、重合
体層の機械的強度の著しい低下がなく、また連続気孔組
織を持つ重合体層の部分で集塵が行なわれるため塵の払
い落しが行ない易く、かつ圧力損失が小さくなり、従来
のバグフィルタ−に無い性能を兼ね備えたものである。
上記のようにして得られる本発明のバグフィルタ−クロ
スの例を第1図及び第2図に示す。第1図は織布1の片
面に繊維状導電性フィラー2を含有し、かつ連続気孔組
織3を有する重合体層4を一体に積層した本発明のバグ
フィルタ−クロスの拡大断面を示し、第2図は不織布5
の表面に微粉状導電性フィラー6を含有し、かつ連続気
孔組織7を有する重合体層8を一体に積層した本発明の
バグフィルタ−クロスの他の実施例の拡大断面を示すも
のである。又更に、本発明のバグフィルタ−クロスにお
いて、基材上に形成された連続気孔組織を有する重合体
層の表面状態を示す顕微鏡写真を第3図に示す。第3図
Aは75倍に拡大した本発明のバグフィルタ−クロス表
面の顕微鏡写真、第3[ff1Bは150倍に拡大した
同上顕微鏡写真である。
以下実施例をあげて本発明を説明する。
各実施例における表面比抵抗値の測定は、銀ペースト(
例えば藤倉化成株式会社製ニド−タイト)を用いて2種
のリングとなるように電極を作り、電極間の距離は5.
0 mmとした。又、電気抵抗測定時の電圧は10.O
Vであり、10が所の測定値の対数平均値をバグフィル
タ−クロスの表面比抵抗値とした。
実施例] アセチレンブラック7重量部を、高縮含ナフタレンスル
ホン酸ソーダ塩を2. O重Ei1%含む水に分散させ
た導電性フィラー水分散体20重量部(アセチレンブラ
ック固形分35重■%)を、35重量部の変性アクリル
酸エステル樹脂エマルジョン(固形分35重量%)、中
に添加し、均丁に分散した後メチロールメラミン5重量
部(純分50重量%)、ポリアクリル酸すトリウム1重
量部(増粘剤)、ラウリル酸ナトリウム4重甲部(泡安
定剤)、マイカ3重量部(無機添加剤)、水32重量部
を混合することによって、発泡可能な組成物が調整され
た。
この配合中の全固形分は285重量%であった。この場
合、発泡剤は特に添加する必要ハなく、樹脂をエマルジ
ョン型にするために添加している界面活性剤が発泡剤の
役割を果す。発泡が不充分な場合には、ステアリン酸ア
ンモニウムを発泡可能な組成物に対して01〜03重量
%添加することができる。この組成物は機械的発泡機を
用い、3倍の発泡倍率まで発泡させられた。この発泡組
成物を基材となるニードルパンチングによって作られた
不織布上に、ナイフコーティングの方法によって50 
g/m2の量が塗布された。用いられた不織布はポリエ
ステルで作られ、目付は4.90 g/m”であり、通
気性は26(:c/−7cJ、厚さは1.8 mmであ
ツタ。コーティングした後すぐに120°Cで5分間乾
燥した。その後160°Cで2分間キユアリングを行な
い、次に約0.8 mmの重合体層を所定の通気性およ
び孔径を持たせるために、約0.2 mrnまでロール
によって圧縮した。このようにして作られたバグフィル
ター−クロスの通気性は約11.0 cc/−/cf。
表面比抵抗値は0.4X10’Ω、摩擦帯電圧は25V
 (JIS L−1094(1980)8.1.A法)
、半減期は測定可能な程短かかった(JIS L−10
94(,1980)B、1.B法) 帯電防止の処理加工を施していない従来のポリエステル
繊維で作られるバグフィルタ−クロスは、帯電圧は57
00 Vで半減期は180−改 であった。微粉炭の集
塵において、本発明品と従来品とを2か月間使用した結
果、圧力損失は、本発明品は水柱で15〜17cmであ
り、従来品は20〜23cmであった。また、塵の堆積
量は、本発明品が215 g/m’であったのに対して
、従来品は380g/m2であった。払い落しの形式は
逆圧で行なわれた。
実施例2 アセチレンブラック35重量部を、高縮合ナフタレンス
ルホン酸ソーダ塩を20重量%含む水に分散させた導電
性フィラー水分散体25重量部(固形分30重量%)を
、40重量部のポリケムサツプ110 (日本純薬株式
会社製・シリコンとアクリル酸エステルの共重合体エマ
ルジョン、固形分35重里%)、中に添JK11.均一
に分散した後、ラウリル酸す) I]ウム6重量部(泡
安定剤)、アクリル酸エステルエマルジョンi[i2[
、(増粘剤)、マイカ6重量部(無機添加剤)、水27
重量部を混合することによって発泡可能な組成物が調製
された。実施例1と同様な方法で3倍の発泡倍率まで発
泡が行なワレ、ナイフコーティングにより基材に対して
60 g/m2の量が塗布された。乾燥は、120°C
で5分間行なわれ、キユアリングは150°Cで2分間
行なわれた。実施例1と同様に所定の通気性を得るため
に、約0.2 +1mまで重合体層は圧縮された。使用
された基材はコネツクス(帝人株式会社製・耐熱性ナイ
ロンの商品名)の不織布で、ニードルパンチによって作
られたものであり、目f寸は4.20 g/m’ 、通
気性は29CC/式/C請であり、表面比抵抗値は0.
7X10’Ω”、摩擦帯電圧は20V (JIS L−
1094(1980)8.1.A法)、半減期は測定可
能な程短かった(JIS L−1094(1980)8
.2゜B法)コネツクスで作られている従来のバグフィ
ルタ−クロスは、帯電圧は6500V(J IS L−
1094(,1980)8.1.A法)半減期は205
−cであった(JISL−1094(1980)8.2
. B法)。このバグフィルタ通気性はl 5CC/s
”/m’であった。
重油ボイラーの排ガスの集塵に、本発明品と従来品とを
10日間使用した結果、圧力損失の測定では、本発明品
は水柱で25〜3ocmであり、従来品は28〜320
mであった。塵の堆積量は本発明品が、180g/m”
であったのに対し従来品は、240g/m’であった。
払い落し方式は逆圧で行なわれた。
実施例3 アセチレンブラック35重量部とカット長]、、 5 
mmの炭素繊維7重量部とを、高縮合ナフタレンスルホ
ン酸ソーダ塩を20’fXfifk%含む水に分散させ
た、導電性フィラーの水分散体35重計部(固形分30
重量%)を、40重皿部のポリケムサツプ110(日木
純薬株式会社製・シリコンとアクリル酸エステルの共重
合体エマルジョン:固形分35重量%)中に添加し均一
に分散した後、(増粘剤)、マイカ6重量部(無機添加
剤)。
水31重量部を混合することによって発泡可能な組成物
が形成された。実施例2と同様の方法、同様の不織布を
用いて本発明品が作られた。こσようにして作られたバ
グフィルタ−クロスの通気性は9.Qcc / see
 /7、表面比抵抗値は0.2 X 10’Ω、摩擦帯
電圧は25V (JIS L−1094(1980) 
8゜1、A法)、半減期は測定不可能な程短かかった(
JIS L−1094(j980)8.2゜B法)。従
来品との比較は実施例2と同様に行なわれ、はに同等な
結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明のバグフィルタ−クロスの1例
を示す部分拡大断面図、第3図Aは本発明のバグフィル
タ−クロスの重合体層表面を75倍に拡大した顕微鏡写
真、第3図Bは同上表面を150倍に拡大した顕微鏡写
真である。 1・・・織布 2,6・・・導電性フィラー3.7・・
・連通気孔 4,8・・・重合体層 5・・・不織布 特許出願人 日本フェルト株式会社 杉本線染株式会社 代理人弁理士 大 野 克 躬 大 野 令 子 大 野 柳之輔 手続補正書C方式) 昭和59年2月61ヨ ]、十ゴ+の表示 昭和58年特許願第170923号 2、発明の名作 導電性を有するバグフィルタ−クロス及びその製造法3
、補正をするh 事件との関係 局許出願人 (1所 東京都北区豊島8−27−12明細書:図面の
簡単な説明の項 1 明細1823T5〔」3行目、「図面の簡単な説明
」の項71行目及び5行目「顕微鏡写真」をそれぞれ「
平面図」と訂正する。 2 添附図面生菌3図A及び第3図Bを別紙の通り訂正
する。 手続補正書(自発) 1、事件の表示 昭和58年特許願第1709..23号2、発明の名称 導電性を有するバグフィルタ−クロス及びそノ製造法3
、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都北区豊島8−27−124、代理人 L
+:b゛1.S 5、捕1rの対象 1 明細書16頁1・2行目「導電性フィラー2」を「
導電性フィラー3」と訂正する。 2、同頁133行目連続気孔組織3」を「連続気孔組織
2」と訂正する。 3 同頁166行目導電性フィラー6」を「導電性フィ
ラー7」と訂正する。 4 同頁16〜17行目「連続気孔組織7」を「連続気
孔fl織6」と訂正する。 5 明細書17百3行目「顕微鏡写真」を「状態を示す
図面」ど訂正する。 6 同房4行I]「同上顕微鏡写真」を「同様の図面」
とπj正する。 7、 明細書23頁19行「2,6・・・・・・導電性
フィラー」を「2,6・・・・・・連続気孔組織」と訂
正する。 8 同v〔20行「3,7・・・・・・連続気孔」を「
3,7・・・・)〃電性フィラー」と訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 基材の片面に、導電性フィラーを含有し力)つ連
    続気孔組織を有する重合体層を一体Gこ積層した、表面
    比抵抗値が10′Q以下の値を持つノくり°フィルター
    クロス。 2 界面活性剤を含む導電性フィラーのA(分散体をM
    A IIWエマルジョンに添加し、更Gこ添力l′l斉
    11を1lllえて発泡せしめた泡状物を、基材の片面
    Gこ塗布乾・−固定後圧縮することにより、連続気イし
    組織を有する重合体層を一体に積層した、表面比抵抗イ
    直力(10IQ SJ、 下](aを持つ)くグツイル
    タークロスを製’J’fUする方法0
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