JPS606214B2 - 成形プレス用クッション材の製造方法 - Google Patents

成形プレス用クッション材の製造方法

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JPS606214B2
JPS606214B2 JP55149099A JP14909980A JPS606214B2 JP S606214 B2 JPS606214 B2 JP S606214B2 JP 55149099 A JP55149099 A JP 55149099A JP 14909980 A JP14909980 A JP 14909980A JP S606214 B2 JPS606214 B2 JP S606214B2
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敦雄 田中
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Yamauchi Rubber Industry Co Ltd
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Yamauchi Rubber Industry Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/061Cushion plates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は成形プレス用クッション材、特にメラミン樹
脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、ェポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂等の積層化粧板あるいは電気絶縁板等のプレ
ス成形に使用されるプレス用のクッション材の製造方法
に関する。
従釆、この種のクッション材としては、ポリエステル系
合成樹脂、あるいはポリアミド系合成樹脂、もしくはこ
れら両繊維の混合繊維等の耐熱性繊維層をニードルパン
チングによって結着一体化した不織布製のものが多く用
いられている。
しかし斯るクッション材は繊維がニードルパンチングに
よる機械的結合のみによる比較的自由度の高い状態で結
着一体化されたものであるため、高温、高圧下での繰返
し使用により、弾性変形特性、復元性が使用の度毎に大
きく変化する煩向があり、それに伴う成形条件の変化に
よって成形不良品を発生し易く、耐久性に劣る欠点があ
った。また、上記のような繊維からなるウェブを織布か
らなる基布に積層して、全体をニードルパンチングによ
り結合一体化したものも使用されているが、高温、高圧
下では基布の目ずれが発生し、部分的な横方向の伸び、
特に周綾部の伸びが目ずれと共に発生し、クッション材
の厚み精度を悪くする結果、成形される積層板の板面に
対する圧力偏奇現象が生じ、成形品に所謂カスレ、ボィ
ド等の欠陥部分が発生し易い欠点があった。この発明は
、上記のような欠点の発生原因が、主としてクッション
材の構成材の個々の部分の動きが必要以上に大きいこと
によるものであることを解明し、かかる原因を取除くこ
とによって従来品より一層弾性変形性、復元性が良く、
しかも使用に伴うそれらの変化の少ない耐久性に富むク
ッション材を得ることができるその製造方法を提供しよ
うとするものである。
而してこの発明は、第1に、ウェブと、織布の・織目1
こ空隙部を存置せしめた状態で経緯糸の全体を禾硬化な
いしは半硬化状態の熱硬化可能な接着剤で被覆した強化
基布とを交互に穣層し、ニードルパンチングを施して両
者を結着一体化したのち、得られた積層繊維層を加熱加
圧成形して前記接着剤を硬化せしめることを特徴とする
成形プレス用クッション材の製造方法を提供するもので
ある。
また第2の発明は、上記第1の発明を包含するものであ
り、エードルパンチングにより得られた積層繊維層に加
熱により架橋反応を生ぜしめうる熱処理型の液状結合剤
を含浸せしめ、次いで全体を加熱加圧成形して前記結合
剤を架橋せしめると共に、この加熱成形時に同時に、ま
たは前記結合剤の含浸工程の前に別に加熱加圧処理を施
して、前記接着剤を硬化せしめることを特徴とする成形
プレス用クッション材の製造方法を提供するものである
。以下、これを更に図面に基づいて詳しく説明する。
使用するゥェブは、従来の不織布製クッション材と同様
、ポリエステル系合成樹脂、あるいはポリァミド系合成
樹脂もしくはそれらの混合繊維等の耐熱性繊維からなる
ものが好適であり、その目付けは50〜800タ′わ、
特に好ましくは200〜400夕/れの範囲とするのが
良い。
強化基布は、この発明の効果に重要な影響を及ぼすもの
であり、該強化基布1は第1図および第2図に示すよう
に、織布2の経緯糸の全体を、後に行う加熱によって硬
化し、所期する接着力を発揮するような禾硬化ないしは
半硬化状態の加熱硬化型接着剤3で複覆し、織目の部分
に空隙部4を残存せしめるようにしたものである。
かかる接着剤3の被覆は、例えば公知の浸債法によって
好適に行いうる。織布2としては、ポリアミド繊維、ポ
リエステル繊維、ガラス繊維、カーボン繊維等の耐熱性
繊維からなる太さ10〜2抗爵手、糸密度5〜20本/
ィンチ、目付30〜300夕/〆、特に好ましくは15
0〜250タ′わ、のものを好適に用いうる。糸の太さ
は、強度の面からいえば太番手のものの方が好ましいが
、太い糸を用いると平滑性が低下し、かつ経緯糸の絡み
強度にも不安要素がでてくるため、自ずと限界があり、
一般的には紬番手の薄い織布2を多層債層して用いる方
が好適である。織布2に被覆する加熱硬化可能な接着剤
3としては、ェポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、フェノ
ール樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂トポリィミド
樹脂等の熱硬化性樹脂あるいは熱効果剤を配合したアク
リルゴム、フッ素ゴム「クロロスルホン化ポリエチレン
、エチレン・プロピレンターポリマ一等の合成ゴムを好
適に用いることができる。
斯る接着剤3によって織布2を被覆した強化基布1は、
織目の部分に空隙部4を存置せしめたものとすることが
必要である。従って、接着剤の0付着量は、織布2に対
して30〜6仇れ%の範囲とすべきである。即ち、接着
剤量が3肌t%未満の場合には「良好な構成材料の接着
効果に乏しく、織布の経緯糸の交絡点を充分固定できず
、目ずれの発生を完全に防止し難いものとなるのみなら
夕ず、基布2とウェブ5の繊維との結合も不完全なもの
となり「所期する満足度を得ることができない。一方、
6肌t%を超えると、織布の織目の部分が接着剤で埋っ
て空隙部4が出来にくく、該空隙部を通じての通気性が
阻害される結果、クッシoョン材の回復性が損われるお
それがある。上記の如きウェブ5と強化基布1‘ま、こ
れらを第3図或いは第4図に示すように通常はその複数
枚づつを交互に積層して組合わせ「ニードルパンチング
を施して両者を一体に結着する。この組合わせるべきウ
ヱブ5と強化基布1はt基布における織布2の厚さ1に
対してウェブの厚さを2〜3に調整したものを用いるの
が良い。図中6はニードルパンチ孔を示すもので、この
ニードルパンチ数は、50〜400本/洲、好ましくは
200〜300本/地の程度とする。ニードルパンチ数
が多いほど、厚み方向の繊維密度が大になり、クッショ
ン材としての復元性が増加するが、400本/の以上で
は繊維の切断が極端に増加し、機械的強度の低下をきた
す。上記ニードルパンチングによって得られた積層繊維
層は、強化基布翼の空隙部4の間にウヱブ5の繊維が不
規則に入り込み、それを取囲む接着剤3が未硬化または
半硬化状態のままのものである。
そこで、最終製品とするまでにこの接着剤の硬化処理を
行って、織布2の経緯糸の交差連絡点を固定し、かつ同
時に織布とウェブ5の繊維とを結合する。かかる硬化処
理は、プレス機により「積層繊維層を加熱加圧すること
によって行うが、ゥェプ5に結合剤を含浸せしめた製品
を得る場合には、該結合剤の含浸処理後においてその架
橋処理時に加えられる加熱加圧によって同時に前記接着
剤の硬化処理をも行うものとしても良い。而して、ニー
ドルパンチを施した積層繊維層には、これに更に3〜6
冊t%、特に好ましくは20〜4肌t%の結合剤を含浸
せしめる。この結合剤としては加熱処理により架橋反応
を生ぜしめうるような熱処理型の液状の結合剤であって
、例えばポリエステル系、アクリル系、フッ素ゴム系、
エポキシ系、ウレタン系、シリコン系等のものを好適に
用いることができる。この結合剤の含浸量は、細t%未
満ではゥェプの繊維のずれ防止効果が充分でなく、逆に
6びwt%を超えるとクッション材としての多孔度が極
端に低下してしまい、安定性は向上するがクッション性
が必要以上に低下してしまうため不適である。結合剤を
含浸せしめた繊維層は、次いでこれをプレス機により、
加熱加圧成形して結合剤を架橋せしめ、要すればこれと
同時に強化基布1の接着剤3を硬化せしめる。
尚、この発明に係るクッション材は、表面の滑り性を付
与するため、その片面または両面に布岳などを接着する
ことを妨げない。また、表面に雛型処理を施して離型性
を良くすることもある。この発明によれば、基布1にお
ける織布2の経緯糸の交絡部分が接着剤によって固定さ
れ、しかも該基布とゥェブ5の繊維とが同く接着剤によ
って結合されたものとなり、基布の目ずれを起こすこと
がなく、かつ基布とウェブとの間での相対的移動も少な
く、ニードルパンチによる繊維結着、バインダーの含浸
によるウェブの繊維のずれ防止効果とも相挨つて、それ
らの相乗的効果により、高温高圧下での使用における弾
性変形性、復元性が極めて良好な長期の使用に耐えられ
る優れたクッション材を得ることができる。以下、この
発明の実施例を比較例とともに示す。
実施例 1 市販の6一6ナイロンからなる目付け750タ′めのウ
ェブと、目付け43.5夕/枕、経緯糸密度10本/ィ
ンチのガラスクロスを樹脂量41.跡t%のBステージ
ェポキシ系接着剤で被覆した強化基布とを、第3図に示
すような積層状態に組合わせ、300本/地の割合でニ
ードルパンチングを施したのち、得られた積層繊維層を
プレス機にかけ、圧力15kg′の、温度160℃で6
0分間熱圧成形して成形プレス用クッション材Aを得た
そこで、このクッション材Aを、温度170qo、圧力
50k9′のにて90分間の成形後30分間の水冷を行
う条件で、ェポキシ樹脂製絶縁板のプレス成形を行う実
際の使用に供したところ、該クッション材Aは平均16
0回の使用に耐えて、その間何ら極端な成形条件の変化
を生ぜしめることなく、成形板にボイドやカスレ等の現
象を発生せしめることなく好適に使用し得た。
実施例 2 市販の6−6ナイロンからなる目付け350夕/めのウ
ェブと、目付け43.5夕/〆、経緯糸密度300本/
ィンチのガラスクロスを樹脂量41.榊t%のBステー
ジェポキシ系接着剤で被覆した強化基布とを、第4図に
示すような積層状態に組合わせ、300本/地の割合で
ニードルパンチングを施した。
次いで得られた積層繊維層に、アクリル系結合剤を2.
5wt%の割合で含浸せしめた後、プレス機にかけ、温
度160qo、圧力15k9′めで微分間加熱加圧成形
し、所期する成形プレス用クッション材Bを得た。この
クッション材Bを前記実施例1のクッション材の場合と
同様の条件下での使用に供したところ、250回の使用
に耐えてその間何ら問題なく好都合に使用できた。
実施例 3芳香族ポリアミドからなる目付け750タ′
でのウェブと、目付け100タ′め、経緯糸密度20本
/ィンチの芳香族ポリアミド繊維からなる織布に、樹脂
量55wt%のBステージフェノール樹脂系接着剤を被
覆した強化基布とを、第4図に示すような積層状態に組
合わせ、200本/地のニードルパンチタングを施した
次いで得られた積層繊維層をプレス機にかけ、温度16
0q0、圧力15k9/めで1び分間熱圧成形したのち
、更に上記繊維層に、フッ素ゴム系ラテックスを4肌t
%含浸せしめ、この含浸後、温度160qC、圧力15
k9′めで30分間加熱加圧成0形して成形プレス用ク
ッション材Cを得た。このクッション材Cは、前記同様
の使用条件下で、450回の使用に耐えられるものであ
った。比較例 1市販の6−6ナイロンからなる目付け
350タ′でのゥェブと、目付け43.5夕/〆、経緯
糸密度10本/ィンチのガラスクロスとを、第4図に示
すような積層状態に組合わせ、300本/地の割合でニ
ードルパンチングを施し、得られた積層繊維層を温度1
60qo、圧力15kg/の、温度160qoで60分
間プレス成形してクッション材Dを得た。
このクッション材Dを前記同様の条件でェポキシ樹脂絶
縁板の成形に供したところ、30〜40回、平均39副
程度の使用で成形品にカスレ、ボィド等の欠落部分の発
生が見られ、いずれも40回以上の使用に耐えられない
ものであった。
上記実施例と比較例の対比によっても明らかなように、
この発明によれば、弾性変形性、復元性が良好で、繰返
し使用によってもそれらが極端に変化することがなく、
従って長期にわたり安定した合成樹脂積層板の成形を可
能とする卓越した耐久性を有する成形用クッション材を
提供しうるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施態様を示すもので、第1図は接着
剤を被覆した強化基布の横断面図、第2図は同水平断面
図、第3図および第4図はウェブと強化基布とを積層し
ニードルパンチングを施した状態の概略断面図である。 1・・・・・・強化基布、2・・・・・・織布、3・・
・・・・加熱硬化可能な接着剤、4・…・・空隙部、5
……ウェブ、6……ニードルパンチ孔。第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ウエブと、織布の織目に空隙部を存置せしめた状態
    で経緯糸の全体を未硬化ないしは半硬化状態の加熱硬化
    可能な接着剤で被覆した強化基布とを交互に積層し、ニ
    ードルパンチングを施して両者を結着一体化したのち、
    得られた積層繊維層を加熱加圧成形して前記接着剤を硬
    化せしめることを特徴とする成形プレス用クツシヨン材
    の製造方法。 2 ウエブと、織布の織目に空隙部を存置せしめた状態
    で経緯糸を未硬化ないしは半硬化状態の加熱硬化可能な
    接着剤で全対的に被覆した強化基布とを交互に積層し、
    ニードルパンチングを施して両者を結着一体化したのち
    、得られた該積層繊維層に加熱により架橋反応を生ぜし
    めうる熱処理型の液状結合剤を含浸せしめ、次いで全体
    を加熱加圧成形して少なくとも前記結合剤を架橋せしめ
    ると共に、この加熱成形時に同時に、または前記結合剤
    の含浸工程の前に別に加熱加圧処理を施して、前記接着
    剤を硬化せしめることを特徴とする成形プレス用クツシ
    ヨン材の製造方法。
JP55149099A 1980-10-23 1980-10-23 成形プレス用クッション材の製造方法 Expired JPS606214B2 (ja)

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JPH05116161A (ja) * 1991-10-29 1993-05-14 Ichikawa Woolen Textile Co Ltd 成形プレス用耐熱クツシヨン材
JP2649899B2 (ja) 1994-09-21 1997-09-03 ヤマウチ株式会社 成形プレス用クッション材
US7413779B2 (en) 2004-08-25 2008-08-19 Hyosung Usa, Inc. Tire fabric treating unit

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