JPS6061503A - 臓器の保存方法 - Google Patents

臓器の保存方法

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JPS6061503A
JPS6061503A JP17019083A JP17019083A JPS6061503A JP S6061503 A JPS6061503 A JP S6061503A JP 17019083 A JP17019083 A JP 17019083A JP 17019083 A JP17019083 A JP 17019083A JP S6061503 A JPS6061503 A JP S6061503A
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Japan
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perfusion
perfusate
organ
blood
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JP17019083A
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Yasuo Kuraoka
倉岡 泰郎
Nobuo Sakao
坂尾 伸夫
Hiroshi Kaneda
浩 金田
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Hoxan Corp
Hokusan Co Ltd
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Hoxan Corp
Hokusan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は人体等がら゛摘出した各種の臓器を貯蔵してお
き、これを適時移植するため長期にわたり当該臓器を保
存する方法に関する。
従来より摘出臓器を移動時まで保存することが行なわれ
ているが、当該保存手段としては臓器の動脈または門脈
がら、血液と近似した性質をもつ約4℃のコリンズ液を
注入して、これを静脈から排出させる所謂潅流法なるも
のが知られており、このような層流処理後の臓器は上記
4℃程度の温度条件にて貯蔵され、移植に際して貯蔵臓
器に血流を付与してから用いるようにしている。
の供与と需要との時間的調整が難事となり、人命の救済
にも大きな隘路となっている。
そこで保存時間を延長させるため、貯蔵温度条件を低7
iijとして当該臓器を凍結することも考えられるが、
上記従来法を施した臓器を凍結させると細胞゛破壊が起
こり、臓器自体を死滅させてしまうこととなる。
本発明は」1記の点に鑑み、細胞破壊を起こさせること
なく摘出臓器を凍結し、長期にわたる保存を可能にしよ
うとするものである。
本発明につき図面を参照して、これを詳記すれば、摘出
した臓器1は図示の如き断熱容器2内に収納して開閉扉
3を閉成するが、この際潅流凍結装置4の流液供給パイ
プ5に連結され、かつ断熱容器2に貫設されている流入
バイブロを、臓器1の動脈1aか門脈1bに連結し、さ
らに静脈1cには断熱容器2に貫設の排出パイプ7を連
結すると共に、同容器2内に設けられた給気ノズル8に
同装置4の給気パイプ9を連結するのである。
図示の潅流凍結装置4は、断熱した外槽10と中間槽1
1との間に液体窒素LN2が貯留され、中間槽11とフ
ロン等の冷媒12が収納されている内槽13との間に、
ヘリウムガスGHeが封入されてなる冷却槽14を具有
し、上記冷媒12中にはコリンズ液、ジメチルスルオキ
シド(DMSO)かグリセリンを夫々収納した第11第
2容器15.16が浸漬されており、フントローラ17
による制御により、同容器15.16の流出・(イブに
設けた第1、第2開閉弁18.19が適時開閉作動され
、前記流液供給バイブロに設けたポンプ2oの稼動によ
って、前記コリンズ液、DMSOが選択的に臓器1の動
脈1aまたは門脈1bへ供給され得るようになっている
さらに前記冷媒12中には、その温度制御機構21の諸
部材が浸漬されており、22.23.24がその温度セ
ンサー、攪拌器、ヒーターを示し、当該冷媒12は所望
の温度に調整自在となっている。
また液体窒素ポンベ26からは、冷媒12中にP’l 
IL’+された給気用容器26にL N2が供給される
と共に、同容器26から流出したLN2は、熱交換器2
7により所望温度に調整された窒素ガスGN2として、
前記の給気パイプ9を介し給気ノズル8に供給される構
成となっている。
そこで木゛発明では先ずコントローラ17により第1開
閉弁18を開き、ポンプ20の稼動により第1容器16
からコリンズ液等による血液均等潅流液を供給するので
あり、これにより当該濯流液は臓器1の動脈1aまたは
門脈1bから量器1内に流入し、静脈1cから外部へ排
出されることになるが、この際血液均等潅流液は徐々に
降温させながら注入するのである。
すなわち摘出した臓器1は最初略体温である37℃とな
っているから、当該体温から血液均i fiJ流液の温
度を徐々に降下させて行くのであり、当該前流液の注入
により臓器1の血液は排出されて同血流液に置換される
こととなり、このような第1濯流工程は、血液均等潅流
液がその凝固点以前の第1近傍降下温度となるまで続行
される。
ここで上記降温の調整は、外槽10内のLN2から中間
槽11内のGHeを介して冷却されている冷媒12を、
前記温度制御機構21により制御して行なうのであり、
コリンズ液の凝固点は約0℃であるから第1潅流工程で
は約1〜2℃程度が第1近傍降下温度となるよう降温制
御することとなり、例えば前記体温37℃から2℃まで
血液均等潅流液を降温させるには、降温速度を3.5℃
/1lII+とし約10分の油流時間とすることができ
る。
尚ここで前記の熱交換器27を稼動させることにより給
気ノズル8から温度制御されたG N2を噴出させるが
、これは断熱容器2内の雰囲気温度を可及的に、降温変
化する血液均等潅流液の温度と等しくシ、臓器1の内外
温度に温度勾配をもたせないようにするのが望ましいか
らであり、このことは以下の工程でも続行されることに
なる。
次に第2開閉弁19を閉じて第2開閉弁19を開くこと
により、第2容器16内の前記した/メチルスルオキシ
ド、グリセリン等による凍害防11剤を、I−記血液均
等潅流液に替えて臓器1へ供給症流する第2浦流工程に
移行するのである。
そして同1程では最pj+ 1’jj・、j;防止剤が
]―記の第1近傍降下IiA度(2℃)となっているが
、これを温度制御機構23により制御することによって
除々に降fir7tさせて行き、当該凍害防止剤がその
凝固魚具11TIの第2近訪降下温度となるまでか、同
層流液が凍結して潅流が停止されてしまうまで続ける。
ここでI)MSOのdlを固点は一5℃であるから、9
′52近傍降下γ1114度は一4℃程度となるが、実
li上mr配力1近傍降下温度の2℃から一4℃まで降
温させるには、0.3℃/+ff1I+で約20分の潅
流時間とすることができ、このような凍害防止剤の潅流
によって、量刑と臓器1の細胞内における水分との浸透
圧差により、当該水分は凍害防止剤により充分に吸収さ
れることとなる。
以上第1乃至第2潅流工程を経て得られた凍結臓器は当
該凍結状態にて保存することになるが、これには凍結臓
器を、上記実施例の場合−5℃程度の冷凍庫に保管する
とか、また液体窒素等の液化ガス中に浸漬して貯蔵する
などの手段をとればよい。
さてこのように貯蔵されている凍結臓器は、これを解凍
して移植の用に供することになるが、当該解凍の手段は
前記凍結のための工程を実質的に逆行させることによっ
て実施することができる。
すなわち凍結臓器を貯蔵箇所から取り出して前記第1図
に示す状態にセントすることになるが、このl祭先ず断
熱容器2内の雰囲気温度を徐4に昇温することにより、
当該臓器の血管中に存する前記DMSO等の凍害防止防
止剤たる最終潅流液、を、その凝固点以上に昇温させて
解凍した後、第2開閉弁19の開成によl)DMSO等
をポンプ20によりrM Mf、させる。
そしてこの第1解/!I!渭ご流工程は、−1−記最終
涌流液を温度制御機構21によって徐々に昇温させなが
ら、その温度が前記第1近傍降下温度(1〜2℃)と/
rろまで続行するのである。
つぎに上記凍害II)J)1−剤に替えて前掲コリンズ
液等の血液均等71(:流液を、上記第1近傍降下温+
iから行ミノ?にシi’ l!H’1さ一1z−ながら
7t11流さぜるが、当該第2解凍潅流工程は、血液均
等潅流液が体温程度となるまで続けられる。
かくして全解棟流用工程を経た臓器は、これに所要の血
11’tをfJlj、シ移動に供し得ることになる。
本発明は上記のように、従来法の如く単に血液に替えて
臓器にコリンズ液を潅流させ4℃程度で保存しようとす
るのではなく、第111’lfi工程において一スリン
ズ液等の血液均’$ t?Ji流液が徐4に降温されな
がら、そのjルL固点以前の第1近傍降下1i1A度ま
で潅流されるから、臓器は温度急4トニ上;A M2 
Htz 畳II乙Yシhど 1. A> dl−9℃と
いった未だ臓器細胞の代謝が活発なときに、血液と均等
な栄養分を補給される。
そして第2潅流工程では凍害防止剤が、さらに降温され
ながら、同防止剤の凝固点以前である第2近傍降下温度
までか、同浴流液が凍結するまで続行されるから、当該
工程によって前記の如き凍害防止剤と臓器細胞内の水分
との浸透圧差により、当該細胞内の水分が吸収されるこ
ととなり、従って降温により臓器が凍結する際、水分が
少ないため細胞破壊を起こさずに凍結できることになる
さらに本発明では上記工程により得た凍結臓器を凍結状
態にて保存しておき、これを、さらに移植可能な状態に
まで解凍するため、」1記工程を可逆的に実施する発想
に基づき、前記の如く保存凍結臓器を徐々に昇温して、
当該臓器の血管中におl−する前記最終匍流液たる凍害
防止剤をILy(凍した後、最終潅流液を徐々に4温さ
ぜながら前記の如く動脈または門脈から静脈へ飲流+ス
ケα1傭浦砿7襟丁βJか 電7甘−笛1;丘在り毬T
泪度となるまで続行し、次に一上記凍害防止剤に替えて
前記血液均等権流液を、上記第1近傍降下温度から徐々
に昇温させながら前流する第2解凍濯流丁程を体温とな
るまで続けた後、当該臓器に所要の血液を((与するよ
うにしたので、凍結臓器の解凍も臓器を損することなく
行ない得た。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係る臓器の保存方法を実施するのに用い得
る層流用装置の使用状態を示す一部切欠の全体説明図で
ある。 1・・・・・臓器 1a・・・・・動脈 1b・・・・・閂 脈 1c・・・・・静 脈 特許出騨1人 代理人 弁理士 井 藤 誠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)摘出した臓器の動脈または門脈から、コリンズ液
    /IAの血液均等潅流液を徐々に降温させながら注入し
    て静脈から排出させる第1潅流工程を、づ該苗!流液が
    その凝固点以前の第1近傍降下filA度となるまで続
    行し、次にこの血液均等tM流iイiに替えてジメチル
    スルオキシド、グリセリン等の凍害防止剤を前記第1近
    傍降下8111度から徐々に降温させながら潅流する第
    2潅流工程を、当該凍害防止剤がその凝固点以前の第2
    近傍降下温度となるまでか、同潅流液が凍結するまで続
    け、かくして得られた凍結臓器を凍結状態に保存し、こ
    の保存凍結臓器を除々に昇温して、当該臓器の血管中に
    おける前記最終Mi流液たる凍害防止剤を解凍した後、
    最終潅流液を徐々に昇温さぜながら前記の如く動脈また
    は門脈から静脈へ潅流する第】解凍溢流工程を、前記第
    1近傍降下温度となるまで続行し、次に上記凍害防止剤
    に替えて前記血液均等潅流液を、上記第1近傍降下温度
    から徐々に昇温させながら潅流する第2解凍潅流工程を
    体温となるまで続けた後、当該臓器に所要の血液を付与
    するようにしたことを特徴とする臓器の保存方法。
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JPH089521B2 (ja) * 1990-01-17 1996-01-31 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティー オブ カリフォルニア 極洋の魚類から単離および精製された熱ヒステリシスタンパク質
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