JPS6059977B2 - Al−Fe系可塑性合金材料の製造方法 - Google Patents

Al−Fe系可塑性合金材料の製造方法

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JPS6059977B2
JPS6059977B2 JP53037928A JP3792878A JPS6059977B2 JP S6059977 B2 JPS6059977 B2 JP S6059977B2 JP 53037928 A JP53037928 A JP 53037928A JP 3792878 A JP3792878 A JP 3792878A JP S6059977 B2 JPS6059977 B2 JP S6059977B2
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正夫 加藤
洋一 石田
士郎 木村
隆之 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はAl−Fe系合金材料の製造方法に関する
ものてある。
最近、アルミニウム材料が各種飲料缶等の消費材に多
用されるようになり、このためアルミニウム製品の回収
再生を行つてアルミニウム資源の有効利用を図ることが
重要な課題となつている。
こ、のようなアルミニウムの再生過程においては、一般
に鉄成分が上昇するから、このアルミニウム再生材を従
来一般の展伸用アルミニウムとして使用するためには、
再生過程において純アルミニウムを加えて鉄成分の濃度
を低下させる必要があり、このため再生コストが上昇す
る問題があつた。このため鉄成分濃度を低下させずに、
すなわち純アルミニウムを添加せずに再生した材料を実
用材料として使用できるよう、鉄成分濃度が比較的高い
Al−Fe系合金材料を実用化することが強く要望され
ている。 しかしながらAl−Fe系合金の実用材料と
しては、従来はFel%程度の鉄成分低濃度領域ての加
工軟化現象を利用してアルミ箔に用いる例や、逆に鉄濃
度が著しく高くアルミニウム濃度が著しく低い領域での
磁気的性質を利用した磁性材料、例えばA113〜17
%、残部Feなる組成のアルパーム等として使用する例
等が知られているだけであり、鉄成分が数%程度から数
10%程度の領域で実用材料として使用されている例は
極めて少なく、このため現実には前述のようにアルミニ
ウム再生過程において純アルミニウムを添加して鉄濃度
を低下させなければならないのが実情であつた。
上述のような事情に鑑み、この発明の発明者等は、鉄
を数%から数10%程度含有するA]−Fe系合金につ
いて実用化し得る性質を見出すべく研究を重ねたところ
、特定範囲の組成のA1−Fe系合金溶湯を急速冷却法
によつて急冷凝固させることによつて、細粒超塑性変形
に基づく可塑性を有する材料が得られることを見出し、
この発明をなすに至つたのである。すなわちこの発明の
A1−Fe系合金材料の製造方法は、Fel7.OWt
%〜21.0wt%、残部A1なる組成の合金溶湯を急
速冷却法により1σ′K/Sec以上の冷却速度で急冷
凝固することにより、均一かつ微細な結晶粒度の多結晶
体として超塑性変形を可能としたものてある。
ここで細粒超塑性変形について説明すれば、超塑性変形
現象とはある程度の高温(通常は融点の1h程度)にお
いて低速で変形加工させた場合に著しい延性の増大が見
られる現象であつて、特に細粒超塑性変形現象は、結晶
粒度が数μ以下の多結晶体である場合に結晶粒度に律速
されて生じる超塑性変形現象てある。
この細粒超塑性変形現象が生じるためには、加工温度の
材料の融点の112程度であること、歪速度が10−1
〜10−3/Sec程度の低速であること、m値(歪速
度感受性指数)が普通は約0.5以上であること等が条
件とされる。このような超塑性変形現象を利用して加工
すれば、通常の塑性加工に比較して次の(1)〜(5)
の効果を得ることができる。(1)小さな加エカで加工
することができる。
(2)伸びが大きいため成形限が高く、したがつて圧縮
成形の際の型充填性も良好てあり、複雑な形状のものも
一回の加工て成形てきる。(3)加工後においても残留
応力が殆ど生じないため、過度の熱処理が不要となり、
過度の熱処理により機械的特性を損うことがない。
(4)加工後の材料に金属組織や機械的性質の異方性が
生じない。
(5)成形性が良いため、塑性加工後に切削加工する必
要が少なく、したがつて歩留りが良いと共に自動化、省
力化が容易てある。
このように超塑性変形現象を利用しての加工は通常の塑
性加工と比較して各種の長所を備えてい−る。
したがつて従来実用性がないとされていた合金材料ても
、超塑性変形現象を生じることが見出されて超塑性変形
加工が可能となれば、加工上のメリットを利用して充分
に実用可能となるのである。以下にこの発明をより具体
的に説明する。
この発明の方法に用いられる合金利料の組成範囲は前述
の通りFel7.Owt%〜21.0Wt%、残部Fe
である。
Fel7.Owt%未満またはFe2l.OWt%を越
える範囲では数μ以下の粒度の細粒多結晶体組織が得ら
れず、したがつて細粒超塑性変形を生じさせる条件を満
足することが出来ない。また上述の組成範囲の内でも特
にFel8.5Wt%〜19。5Wt%程”度が望まし
く、この範囲においても最も良好な超塑性変形特性を満
足させる細粒多結晶体を得ることができる。
この発明の方法によつてAl−Fe系可塑性合金材料を
製造するに当つては、先ず公知の方法によつて前記組成
の合金溶湯を溶製する。
次いでこの合金溶湯を通常の鋳造法によつて所定形状に
鋳造し、これに適宣圧延加工、切断等の加工を施して所
定形状の合金母材を得る。この後合金母材を溶融状態か
ら急速冷却法、例えばR.C.Rulll(MatSC
.&Engl(1967)313〜320)によつて1
Cf″K/Sec以上の冷却速度て室温または室温以下
まで急冷して凝固させる。斯くすれは可塑性合金材料が
得られる。前記急速冷却法は、スブラツトクーリングと
称されるものであり、具体的には回転基盤法、ガン法、
カタパルト法、ハンマー金床法、2ピストンン法、2ロ
ール法等があるが、この発明の実施例では回転基盤法を
採用した。
この回転基盤法に使用する装置の概要を第1図に示す。
第1図において、銅等の熱伝導が良好な材料からなる回
転基盤1は、その盤面がほぼ水平となるように配設され
ると共に、水平面内をモータ等の回転駆動機構によつて
高速回転(500rpm〜6000r′Pm程度)せし
められるように構成され、この回転基盤1の偏心位置の
上方には石英ガラス等の耐熱・耐食材料からなる吊下筒
体3が配設されている。この吊下筒体3はその内部に溶
湯試料容器4を吊下げると共に周囲を高周波誘導コイル
5で取囲み、かつ上方から不活性ガス例えば窒素ガスを
導入するようにしたものである。なおこれらの装置全体
は通常は図示しないベルジヤにより取囲まれ、真空また
は所定の雰囲気に設定できるようになつている。このよ
うな装置を用いて可塑性合金材料を製造する場合、前記
組成範囲の合金溶湯を収容した試料容器4を筒体3内に
吊下げると共に回転基盤1を2000〜2500rpm
程度の高速で回転させ、高周波誘導コイル5に高周波誘
導電流を通電させて前記合金溶湯を誘導加熱し、これに
よつて合金の溶融状態を維持させると共に、窒素ガスの
圧力によつて溶融合金を回転基盤1上にたたき落す。斯
くすれば溶融合金は高速回転する基盤1の盤面に衝突し
た瞬間に急冷されて、急速に凝固し、例えば第2図に示
すように厚みt=0.5〜1.5Tn!n1幅w=1〜
5Tn!n、長さe=20〜150m程度の薄片状の材
料が得られる。このように回転基盤法によつて材料を溶
融状態から急冷凝固させる処理を以下“゜スプラツト処
理゛と称し、またこのスプラツト処理によつて得られた
材料を以下“スプラツト材゛と称す。なお前述の回転基
盤法によるスプラツト処理における冷却速度は、急速冷
却における冷却速度測定法として現在最も信頼性が高い
とされている方法、すなわち冷却凝固された材料のデン
ドライトサイズから算出する方法によつて測定したとこ
ろ、1Cf″K/Sec〜5×1Cf′゜K/Sec程
度であつた。かかる超高速冷却速度の測定方法としては
直接的な方法と間接的ら方法が知られており、直接に冷
却速度を求めたものとしてはP.Predeckiらの
ものがある。これはバイメタルから出来て(P.Pre
decki,N.Grantetal.,Trarls
AIME233(1965)1581〜1586)いる
基盤に融液がれた時に生ずる熱起電力により冷却速度を
求めたものである。これによると1Cf′〜107′K
/SecとなりR.C.RuhIの計算結果と良く一致
している。間接的に冷却速度を求めたものはスプラツト
クールした試料に見られるデンドライト状組織の大きさ
から求めるものがある。これは普通の凝固て与えられた
結果を外挿したものである。このようにして冷却速度を
求めたH.Matyjaらは冷却速度を107〜1Cf
30K/Secと見積つてあり、これもR.H.Ruh
lの結果と良く一致している。(H.Matyja,N
.Grantetal.,J.Inst.Met96(
1968)30〜32)前記冷却速度の測定法は、間接
的に属するがその結果は充分信頼できるものである。上
述のようにして得られた薄片状の材料を実用材料として
使用するためには、多数の薄片状材料を集合させ、これ
を高圧ブレス機等により圧縮成型して塊状になし、しか
る後不活性雰囲気中にて600〜700℃において焼結
し、得られた焼結体を圧延、あるいは押出加工して所望
の形状にすれば良い。
また場合によつては前述のように圧縮成型して得られた
塊状体を焼結せず、そのまま熱間圧延、熱間押出等の塑
性加工を施しても良い。この発明の方法によつて作られ
た合金材料は後に詳述するように超塑性変形現象に基づ
く高温域での可塑性を有するから、前述のように圧縮成
型して塊状となすことや、これを塑性加工することがき
わめて容易である。以下にこの発明の実施例および比較
例を記す。
実施例不純物としてもFeO.l6Wt%以下およびS
iO.l6Wt%以下を含む純度99.7Wt%以上の
アルミニウムと、純度99.5%以上の電解鉄を原料と
し、これらを配合し、1400℃において溶融して、F
el9.OWt%、残部Alなる組成のN−Fe合金の
溶湯を得た。
この合金溶湯を第1図に示す装置の容器4に収容した筒
体j内に吊下げ、スプラツト処理を行なつた。なおこの
時の回転基盤1の回転数は2,500r′Pmであり、
また合金溶湯容器4からの溶融合金落下位置は回転基盤
の回転中心から約30m!nの位置である。得られたス
プラツト材は、前述したように第2図に示す形状、寸法
であつた。なおこの実施例における冷却速度は1Cf″
K/Sec以上であることがデンドライトサイズから算
出された。比較例1 実施例の原料と同一の原料を用い、その配合量を変えて
、実施例と同一の過程(溶製、スプラツト処理)により
それぞれ次の組成のスプラツト材a−eを得た。
AFe2.Ow′t%、残部Al bFelO.3wt%、残部Al cFel9.Owt%、残部Al dFe23.5Wt%、残部Al eFe3O.Owt%、残部A1 比較例2 前記実施例と同様な原料を用い、これらを配合してFe
l9.OWt%、残部A1なる組成の合金溶湯をノ溶製
した。
これを金型に鋳造し、凝固後550℃において加工率8
3%まで圧延し、厚み1wnの比較合金試片を得た。こ
の試片はスプラツト処理を行なわないものであり、以下
これを鋳造材と称す。前述のような実施例および比較例
1の各スプラツト材につき透過型電子顕微鏡および光学
顕微鏡によつて組織観察した結果を以下に記す。(1)
Fe2.Owt%、残部A1なる組成のスプラツト材(
比較例1−a)は、顆粒状組織を呈し、粒径は50〜1
00p程度であつた。(■)FelO.8Wt%、残部
A1なる組成のスプラツト材(比較例1−b)は、第3
図A−イ,口に示すように核種の数が著しく増加してお
り、組織中には極端に微細な結晶粒(1μ以下)と粗大
粒(数μ以上)とか混在していた。
なお菊の花の様な顆粒状組織や網状組織等、種々の組織
も共存していた。(■)Fel9.Owt%、残部Al
なる組成のスプラツト材(実施例)においては、第3図
B−イに示すように粒径1μ程度またはそれ以下の細粒
多結晶体組織が得られた。
ここで電子顕微鏡観察における暗視野像観察では第3図
B一叫ハに示すように各結晶粒が独立して回折条件を満
足しており、このことからその結晶粒は約1μ程度を有
する多結晶体となつていることが確認できた。(■)F
e23.5Wt%、残部Alなる組成のスプラツト材(
比較例1−c)においては、第3図cに示すように前記
細粒多結晶体組織が崩れて、細長い初晶が観察された。
この初晶は電子線回折によつて観察した結果All3F
e4であると思われる。(■)Fe3O.Owt%、残
部A1なる組成のスプラツト材(比較例1−d)におい
ては、第3図D−イに示すようにFe23.O%におい
て観察された細長い初晶(All3Fe4)がさらに長
くなつている。
ここで初晶の電子線回折を行なつた結果、第3図D一町
こ示すようにその電子線回折像が湾曲しているのが観祭
されているが、これは初晶中のFe濃度が連続して変化
している為に格子定数も連続的に変化を起たした結果だ
と考えられ、非平衡なAll3Fe4の初晶であると思
われる。なおこの電子線回折像は、第3図D−ハに示す
制限視野像の矢印Pで示す位置のものである。以上の(
1)〜(■)の組織観察結果から、に−Fe系合金にお
いては、溶融状態から急速冷却して凝固させることによ
り、特定濃度すなわちFel9.OWt%附近において
結晶粒が著しく微細かつ均一な多結晶体組織が得られる
ことが明らかとなつた。
ここで急冷凝固時におけるFe濃度と粒径との関係を第
4図に示す。第4図からFe濃度が低濃度側(第4図の
左側)から19.0Wt%まで増加した場合、粒径は緩
やかな傾きで小さくなり、また19.0Wt%から更に
増加した場合、粒径は急な傾きで大きくなることが明ら
かである。なお19.0Wt%よりもFe濃度が低い領
域では初晶としてAl6Feが晶出し、冷却速度を1C
P′K/Secでスプ”ラット処理すると、Fe濃度が
高い領域では初晶としてAll3Fe4が晶出すること
が確認され、Fel9.OW′t%附近に凝平衡状態に
おける共晶点、すなわち凝共晶点が存在することが確認
された。このようにして、細粒超塑性変形を生じさせる
ために不可欠な粒径数μ以下の細粒多結晶体組織をFe
l9.OWt%附近のAI−Fe合金で作り得ることが
明らかになつた。次にこの発明の方法によつてつくられ
た合金材料すなわち前記実施例のスプラツト材が、除冷
した鋳造材と比較して実際に顕著な可塑性を有するか否
かを確認するため、実施例のスプラツト材(19.0W
t%Fe)および比較例2の鋳造材(19.0wt%F
e)および比較例2の鋳造材(19.0Wt%Fe)か
らそれぞれ厚み1.0Tn!n1幅5Tm1長さ2hの
試験片を切出し、高温クリープ試験と高温引張試験を行
なつたのでその結果を以下に記す。
高温クリープ試験は、デツドウエイトタイプの試験材を
用い、550′Cにおいて荷重を数段階に変化させて行
つた。
この高温クリープ試験において、破断点における応力と
試験片の伸びをそれぞれプロットしたところ、第5図に
示す結果が得られた。第5図において×印は19.0w
t%Feのスプラツト材(実施例)の破断点を示し、O
印は19.0Wt%Feの鋳造材(比較例2)の破断点
を示す。また荷重1.0k9附近における前記両材のク
リープ曲線を第6図に示す。これらのクリープ試験結果
から、実施例のスプラツト材は比較例2の鋳造材と比較
して破断に至るまでの伸びが格段に大きく、平均で鋳造
材の4倍強に達することが判明した。このことから、1
9.0Wt%Feのスプラツト材は、同一の組成の鋳造
材と比較して高温変形能力が著しく高いことが明らかで
ある。また破断に至る時間を鋳造材と比較した結果もス
プラツト材は著しく向上している事も同時に確認できる
。一方、高温引張試験は、400〜600℃程度の数段
階において0.47m/Secの定歪速度で行なつた。
この高温引張試験による各試験片の各温度における抗張
力および破断伸びを第7図および第8図に示す。第7図
および第8図において×印は19.0Wt%Feのスプ
ラツト材(実施例)、O印は同じく19.0Wt%Fe
の鋳造材(比較例)の結果を示す。第7図および第8図
から明らかなように、抗張力においては実施例のスプラ
ツト材が比較側の鋳造材の2倍程度となり、また伸びに
おいては実施例のスプラツト材が比較例の鋳造材の1@
程度となることが判明した。このことから、同じく19
.0Wt%Fe(7)Al−Fe合金でも、スプラツト
処理によつ′C4OO〜550℃程度における高温引張
力が格段に上昇することが明らかである。以上の各実験
結果が示すように、この発明の方法によつてつくられた
合金材料、すなわち19.0W′t%Fe附近のN−F
e合金であつてかつ急速冷却法に?より1Cf″K/S
ec以上の冷却速度で急冷凝固させた材料にあつては、
400〜550℃程度の高温における低歪速度加工にお
いて顕著な延性を示し、実際に細粒超塑性変形現象を生
じ得るものであることが明らかである。
上述の如くこの発明の方法によつてつくられた合金材料
は、超塑性変形現象を利用して加工が可能であり、した
がつて前述したように小さな加工力で加工てきると共に
複雑な形状のものも一回て成形できる等、加工上の各種
の利点を有し、各種成形用材料として実用可能なもので
ある。
そしてこのようにAI−Fe系合金材料を実用化するこ
とによつてアルミニウム再生サイクルにおいて純アルミ
ニウムを添加せずに実用材料が得られるようになり、こ
の結果アルミニウム再生サイクルの経済性を向上させる
ことが可能になつた。さらにFel9.OWt%附近の
Al−Fe系合金を実用化することによつて、アルミニ
ウムの乾式精錬において得られる低品位アルミニウムの
純度を上げずにそのまま使用可能となる利益も得られる
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法おいて合金を溶融状態から急冷
凝固させるための急速冷却法の一例である回転基盤法に
使用する装置の概略を示す部分切欠正面図、第2図は前
記急冷凝固によつて得られた材料の形状を示す切欠斜視
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Fe17.0wt%〜21.0wt%、残部Alな
    る組成のAl−Fe合金を溶融状態から急速冷却法によ
    つて10^5°K/sec以上の冷却速度で急冷凝固す
    ることを特徴とするAl−Fe系可塑性合金材料の製造
    方法。
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