JPS6059952B2 - ビチユ−メン材料類の改良分離法 - Google Patents

ビチユ−メン材料類の改良分離法

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JPS6059952B2
JPS6059952B2 JP56066114A JP6611481A JPS6059952B2 JP S6059952 B2 JPS6059952 B2 JP S6059952B2 JP 56066114 A JP56066114 A JP 56066114A JP 6611481 A JP6611481 A JP 6611481A JP S6059952 B2 JPS6059952 B2 JP S6059952B2
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separation zone
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asphaltenes
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ジユニア−・エイ・ギアハ−ト
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Publication of JPS6059952B2 publication Critical patent/JPS6059952B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G1/00Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal
    • C10G1/04Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal by extraction
    • C10G1/045Separation of insoluble materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10CWORKING-UP PITCH, ASPHALT, BITUMEN, TAR; PYROLIGNEOUS ACID
    • C10C3/00Working-up pitch, asphalt, bitumen
    • C10C3/08Working-up pitch, asphalt, bitumen by selective extraction

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の背景 (1)本発明の分野 この発明は高めた温度と圧において溶剤を用いてビチユ
ーメン材料類を各種画分に分離する改良法に関する。
(2)先行技術の簡単な説明 ビチユーメン材料類から各種画分を抽出する多くの方法
がこれまで先行技術に開示されており、多分、その内の
最も周知のものぱ“プロパン抽出゛と名づけられており
、この場合、アスファルト系材料類が、プロパンを抽出
剤として用いる単一溶剤抽出工程により抜頭原油の如き
重質炭化水素材料類から抽出又は回収される。
ある先行技術(例1)は、プロパン以外の溶剤類を用い
て、重質炭化水素材料類を、非常に改善した分離速度で
、かつプロパン型溶剤類(C2ないしC4の炭化水素溶
剤類)を用いた際に出くわすいくつかの先行技術の操作
上の困難を除去する仕方で、少くとも二つの画分にでき
ることを開示している。この例1は高温圧技術を用いて
、かつ適当な溶剤の1群の一つとしてぺンタンを用いて
分離を行なうことを開示している。ある先行技術(例2
)は、プロパン及びペンタン脱アスファルト技術の組合
せを用いて重質炭化水素材料を3画分の分離する方法を
開示している。
この方法は、(1)重質炭化水素材料類を、高めた温度
と圧のペンタンと混合して、油類からなる第2軽質画分
と樹脂類からなる第2重質画分をつくり、かつ(ilに
の樹脂類画分の少くとも1部を再循環させて上記ペンタ
ン脱アスファルトプロセスに戻すことを含んでいる。代
りに、その方法は、重質炭化水素材料を先ずプロパン脱
アスファルトプロセスに付して、アスフアルテン類及び
樹脂類からなる重質画分をつくり、ついで先に得たアス
フアルテンー樹脂画分をペンタン脱アスファルトプロセ
スに付して樹脂類からなる第2軽質画分とアスフアルテ
ン類からなる第2重質画分をつくり、かつ上記樹脂類画
分の少くとも1部を再循環させてプロパン脱アスファル
トプロセスに戻すことにより、行なうこともできる。あ
る先行技術(例3)は、アスフアルテン類、樹脂類及び
油類からなる炭化水素仕込原料から三つの画分を製造す
る2溶剤抽出法を開示している。
この仕込原料を第1溶剤と、約4:1より少ない溶剤対
仕込原料の容量比で混合して混合物をつくり、これを、
高めた温度と圧に保持された第1抽出帯域に導入する。
この混合物は第1抽出帯域内で分離して、アスフアルテ
ン類及び樹脂類の無い、油類からなる第1多溶剤液相と
アスフアルテン類及び樹脂類からなる第1少溶剤液相を
生成する。ついで、この少溶剤液相を、上記第1溶剤よ
り1分子につき少くとも1個多い炭素原子をもつ第2溶
剤と接触させ、第2抽出帯域に導入する。この第2抽出
帯一域は第1抽出帯域より低い温度と圧に保持されて、
上記少溶剤液相を分離して樹脂類からなる第2多溶剤液
相とアスフアルテン類からなる第2少溶剤液相にする。
ある先行技術(例4)は、各段において異なつた溶剤対
仕込比及び異なつた温度を用いる二段溶剤処理を用いる
方法により、重質炭化水素材料を三つの異なつた画分に
分離する単一溶剤抽出法を開示している。
上記仕込原料を上記溶剤と2:1ないし10:1の範囲
内の溶剤対仕込の容量比で混合し、かつこの混合物を、
油類からなる第1多溶剤画分とアスフアルテン類及び樹
脂類からなる第1少溶剤画分に分離させるのに十分な温
度と圧の条件下に保持された第1抽出帯域に導入する。
ついで、上記少溶剤画分を追加部分の上記溶剤と接触さ
せ、第1抽出帯域内におけるよりも低い温度と圧に保持
された第2抽出帯域に導入して、アスファルト固体を生
成させる。ついで、上記可溶性材料をこのアスファルト
固体から分離する。先行技術の分離法の多くの方法にお
いては、圧低下及びスチーム・ストリツピングのいずれ
か又は両者により溶剤を各種生成物から分離する。
溶剤をかかる処理により蒸発させ、ビチユーメン材料か
ら分離し、かつ凝縮させて、本プロセスの中で再循環さ
せる。いくつかの例においては、スチーム・ストリツピ
ング装置に導入されたビチユーメン材料の1部は蒸発溶
剤及びスチームと共に微粒子としてスチーム・ストリッ
パーから搬出されることが観察された。
沈降固体は最終的にはその装置を閉塞し、上記ビチユー
メン分離プロセスの作業の中断を生する。本発明の要約 今回、圧低下及びスチーム・ストリツピングにより、ビ
チユーメン材料の微粒子を溶剤回収装置内へ持ち去るこ
となく、ビチユーメン材料から溶剤を分離できることが
見出された。
先ず、ビチユーメン仕込を溶剤と混合し、分離帯域に導
入する。
この分離帯域は、高めた温度と圧に保持されて、上記混
合物を分離して、軽質ビチユーメン材料及び溶剤からな
る流体状軽質相と重質ビチユーメン材料及び溶剤からな
る流体状重質相にする。この重質相を分離帯域から抜取
り、減圧弁を通して減圧にする。
この減圧は重質相中の溶剤の大部分を蒸発させる。あい
にく、この減圧はビチユーメン材料の1部の、好ましく
ない微粒径ミストをも生ずる。ついで、蒸発溶剤、微粒
径ミスト及び流体状重質ビチユーメン材料を、その流体
状材料中に残存している非蒸発溶剤の分離用のスチーム
●ストリッパーに導入する。スチーム●ストリッパー内
で溶剤をスチームにより蒸発させる。蒸発溶剤、スチー
ム及びビチユーメン材料の微粒子からなる生成混合物は
ストリッパーの上部に上昇し、ここから抜取られ、第2
分離帯域に導入される。上記混合物を第2分離帯域内の
長い径路中を流通させる。
上述軽質相生成物の1部をこの第2分離帯域に導入し、
混合物が第2分離帯域内を流通する間、混合物と向流的
に接触させて、ビチユーメン材料の微粒子をスクラッピ
ングにより混合物から除去する。ついで、溶剤蒸気とス
チームを第2分離帯域から抜取り、溶剤凝縮器に導入す
る。溶剤とスチームを凝縮させて、生じた液状流を溶剤
凝縮器から抜取り、溶剤一水分離器に導入する。溶剤を
分離して、本プロセス内で再循環させ、水は下水に流す
ことができる。軽質相生成物の一部が向流的に流れて、
溶剤をスクラッピングにより除去する第2分離帯域を用
いることにより、溶剤凝縮器又は溶剤一水分離器装置中
への微粒子の持去りの可能性は無くなる。
軽質相を分離帯域から抜取り、第3分離帯域に導入し、
追加のプロセッシングに付し、軽質相生成物を回収する
。好ましい実施態様の記述 第1図に本発明方法の一つの実施態様を例示してある。
ビチユーメン材料からなる仕込を導管10を経て第1分
離帯域18に導入する。好ましくは、仕込を第1分離帯
域18の上部12に導入する。溶剤を導管14を経て第
1分離帯域18に導入して仕込と接触させる。好ましく
は、溶剤を第1分離帯域18の下部16に導入する。約
2:1ないし約20:1の範囲内、好ましくは、約8:
1ないし約12:1の範囲内の導入溶剤対仕込比を与え
るのに十分な量の溶剤を第1分離帯域18に導入する。
より多い量の溶剤を用いることもできるが、か)る使用
は不要であるものと理解されたい。本発明方法の理解に
便ならしめるため、かつ限定によらずに、以後、特に、
アスフアルテン類、樹脂類及び油類を含有する真空残油
からなるビチユーメン仕込について述べることにする。
第1分離帯域18を、高めた温度と圧に保持して、真空
残油一溶剤混合物を分離して油類及び溶剤からなる流体
状第1軽質相とアスフアルテン類、樹脂類及び幾分かの
溶剤からなる流体状第1重質相にする。
更に詳しくは、第1分離帯域18を約150′F(65
.6℃)ないし溶剤の臨界温度より高い温度の範囲内の
温度水準に保持する。
第1分離帯域18の圧水準は、帯域18が溶剤の臨界温
度より低い温度に保持される場合には、少くとも溶剤の
蒸気圧に等しい圧に、又、その帯域が溶剤の臨界温度に
等しいか又はそれより高い温度に保持される場合には、
溶剤の臨界圧に少くとも等しい圧に保持される。本発明
の他の実施態様(図示せず)においては、仕込と溶剤を
第1分離帯域18内へ導入する前に混合帯域に導入する
溶剤と仕込を予め設定した容量比で混合し、混合物をつ
くる。ついで、この混合物を第1分離帯域18に導入し
、この中で混合物を分離させ、流体状第1軽質相と流体
状第1重質相にする。再び第1図について述べると、第
1重質相を導管24を経て第4分離帯域18から抜取り
、導管24中に介在させた減圧弁26を通して圧を減少
させる。
好ましくは、第1重質相の圧水準を約0ないし50PS
igの水準に減少させる。減圧により第1重質相内の溶
剤の大部分が蒸発するが、溶剤の少量がアスフアルテン
類及び樹脂類の流体状混合物中に溶解、残存している。
溶剤の蒸発を生ずる減圧又はフラツシングプロセスは同
時に、微粒径アスフアルテン類及び樹脂類の濃霧(フォ
ック)もしくはミストを生ずることが観察された。粒子
を、流体状アスフアルテン類及び樹脂類とずぐには再結
合しない様に、蒸発溶剤中に分散させる。ついで、減圧
から生じた導管24内の溶剤蒸気、アスフアルテン及び
樹脂のミスト及び流体状アスフアルテン類及び樹脂類の
混合物をスチーム・ストリッパー28に導入する。スチ
ームを導管30によりストリッパー28の底部に導入す
る。アスフアルテン類及び樹脂類は沈降し、スチーム・
ストリッパー28の底部に集まる。溶媒蒸気及び微粒径
のアスフアルテン類及び樹脂類はストリッパー28内の
上部に上昇する。スチームは沈降中のアスフアルテン類
及び樹脂類の中を上昇し、これと結びついた残存溶剤の
少くとも1部を蒸発させる。アスフアルテン類及び樹脂
類を、導管32を経てストリッパー28の底部から抜取
り、回収する。蒸発溶剤、スチーム及び微粒径のアスフ
アルテン類及び樹脂類を導管34を経てスチーム・スト
リッパー28から抜取る。以前に、蒸発溶剤中に分散し
た微粒径アスフアルテン類及び樹脂類は下流の装置内で
、特に溶剤凝縮器内て固化することが見出されている。
固体は装置内に蓄積し、終には抜取導管を閉塞し、プロ
セス操作の停止が必要となる。本発明改良法によれば、
蒸発溶剤、スチーム及び微粒径アスフアルテン類と樹脂
類の混合物を第2分離帯域36に導入する。
この第2分離帯域36は、混合物をその中に導入する時
、帯域36内の回路内を流通させる様な仕方で設計され
る。ビチユーメン仕込から分離した油類からなる軽質生
成物の一部を、導管42を径て第2分離帯域36の上部
35に導入する。この導入は、軽質相生成物が混合物に
対し向流的に流れ、微粒径アスフアルテン類及び樹脂類
をスクラッピングにより溶剤から除去する様な仕方で行
なわれる。好ましくは、軽質相は、約1:10ないし約
1:1の軽質相対混合物の重量比を与えるのに十分な量
で導入される。アスフアルテン及び樹脂の粒子を含有す
る軽質相生成物は第2分離帯域36の下部37内に集ま
り、導管38を経て抜取られる。
導管38内の、抜取られた流れを本プロセスにおける再
処理のため第1分離帯域18に再循環させ、混合生成物
の価値が改善されるか又は少くとも影響を受けない様に
、より低い品質の生成物と混合するか、又は輸送して適
当な廃棄処理に付すことができる。導管38内の材料の
少くとも1部を導管40を経て抜取り導管42に再循環
させ、分散アスフアルテン及ひ樹脂の粒子を含有する追
加の溶剤と接触させることができる。か)る再循環は、
これにより、スクラッピング●プロセスに必要なムーキ
ヤツプ軽質生成物の全品質が減少する点で有利である。
実質上、微粒径アスフアルテン類及び樹脂類の無い蒸発
溶剤及びスチームを導管44を経て第2分離帯域36か
ら抜取り、溶剤凝縮器46に導入する。さて、第2,3
,4図についてみると、微粒径アスフアルテン類及び樹
脂類を除去するのに適した各種装置が図示されている。
第2図において、分離帯域36は、ライン34を経て容
器48に導入された蒸発溶剤、スチーム及び微粒径のア
スフアルテン類と樹脂類の混合物を容器48の長さ分を
流下し、区画50の内部を逆に流れて上昇し、導管44
を経て容器から出させるように設計された、円筒状内部
区画50を含む容器48からなつている。軽質相生成物
は導管42を経て区画50の上部に導入され、上昇する
溶剤、スチーム及び微粒径のアスフアルテン類と樹脂類
の混合物に対して向流的に区画50の内部を流下する。
軽質相生成物は容器48内を流下する時、混合物と接触
し、アスフアルテン類及び樹脂類の微粒子をスクラッピ
ングにより溶剤から除去する。軽質相生成物は容器48
の下部に集まり、導管38内の抜取速度は、容器48内
の流体水準を区画50の最低部より下に保持するように
調節される。第3図には、区画5『内の軽質相の均一な
分散を確実ならしめるためのジェット・ノズルを含む容
器48″が示されている。
第4図においては、容器48″は少くとも2個のトレー
54を備えており、軽質相生成物はこの上を越えて区画
5『内を流れる。
トレー54は泡鐘又は他の任意の装置を備えることがで
き、これにより、溶剤、スチーム及び微粒径のアスフア
ルテン類と樹脂類の、上昇する混合物と、流下する軽質
相生成物との間の効率的な接触を確実ならしめ、微粒径
アスフアルテン類及び樹脂類をスクラッピングにより溶
剤から除去する。再び第1図についてみると、溶剤凝縮
器46の中で、蒸発溶剤とスチームを凝縮させて、実質
上、微粒径アスフアルテン類及び樹脂類の無い液ノ状混
合物にする。
液状混合物を導管56を径て溶剤凝縮器6から抜取り、
溶剤一水分離帯域58に導入する。分離帯域58内で溶
剤を水から分離し、導管62を経て抜取り、溶剤サージ
容器64に貯蔵し、7ついで導管78を経て本プロセス
9中で再循環させる。
分離水は導管60を経て分離帯域58から抜取り、下水
として流すか、又は他の任意の適当な仕方で廃棄するこ
とができる。第1分離帯域18内て生成した軽質相を導
管20を経て抜取り、第3分離帯域22に導入する。一
つの個別の実施態様においては、第3分離帯域22を第
1分離帯域18内の温度水準より高い温度水準に、かつ
高めた圧に保持して、第1軽質相を分離して、溶剤から
なる第3軽質相と油類及び幾分かの溶剤からなる流体状
第3重質相にする。溶剤からなる第3軽質相を導管72
を経て第3分離帯域22から抜取り、本プロセスの中で
再循環させる。第3重質相を導管66を経て抜取り、追
加処理に付する。第3分離帯域22は、第1分離帯域1
8内の温度水準より約25゜F(13.9′C)高い水
準ないし溶剤の臨界温度より高い水準の範囲内の温度水
準に保持される。
第3分離帯域22の圧水準は、帯域22が溶剤の臨界温
度より低い温度に保持される場合には、溶剤の蒸気水準
に少くとも等しい水準に、又、その帯域が溶剤の臨界温
度に等しいか、又はそれより高い温度に保持される場合
には、溶剤の臨界圧に少くとも等しい水準に保持される
。第3帯域22内の圧水準は第1分離帯域18内に保持
されるのと実質上同じ圧水準であることができる。導管
66内の第3重質相を導管66の中に介在する減圧弁6
8を通して減圧する。
好ましくは、第3重質相の圧水準を約0ないし50PS
igの水準に減少させる。この減圧により、第3重質相
内に残存している溶剤の大部分は蒸発するが、溶剤の1
部は第3重質相内に残留する。ついで、第3重質相をス
トリッパー70に導入する。第3重質相内の油類は蒸発
溶剤から分離してストリッパー70の下部に集まる。ス
チームを導管75を経てストリッパー70の下部に導入
する。スチームは油類中を上昇して油類と結びついて残
存している溶剤の少くとも1部を分離する。ついて、油
類を導管74を経てストリッパー70から抜取り、軽質
相.生成物として回収する。この生成物の1部を第2分
離帯域36内で用いて、微粒径アスフアルテン類及び樹
脂類をスクラッピングにより蒸発溶剤から除去する。蒸
発溶剤とスチームを導管76を経てストリッパー70か
ら抜取り溶剤凝縮器46に!導入する。簡単のため、導
管76内の溶剤蒸気とスチームを、導管44内のものと
一緒に溶剤凝縮器46に導入し溶剤を回収する様に記述
したけれども、別の溶剤凝縮器と溶剤一水分離器を用い
て溶剤をそ・れぞれの流れから回収することもできるも
のと理解されたい。
本発明の、代りの実施態様においては、仕込を第1分離
帯域18内で分離させて樹脂類、油類及び溶剤からなる
軽質相とアスフアルテン類及び幾分かの溶剤からなる重
質相にする。
この分離は、第1分離帯域18内の温度水準及び圧水準
を、予め定めた、高めた温度及び圧に保持することによ
り達成される。個別の条件は、流体状第1重質相を残留
多溶媒第1軽質相から分離さゼる如き、第1分離帯域1
8内の溶剤密度を与えるように選ばれる。第1重質相を
導管24を経て第1分離帯域18ノから抜取り、先述の
如く処理して溶剤をアスフアルテン生成物から分離する
。減圧に際し生成するアスフアルテン類の微粒子はすべ
て第2分離帯域36内で除去できる。第1軽質相を導管
20を経て第1分離帯域18から抜取り第3分離帯域2
2に導入する。
第3分離帯域22において、第1軽質相を、帯域22内
の温度と圧の調節により、溶剤からなる第3軽質相と樹
脂類及び油類からなる第3重質相に分離させる。溶剤か
らなる第3軽質相を抜取り先述の様に再循環させる。
第3重質相を導管66に経て抜取り、減圧してストリッ
パー70に導入する。
第3重質相の減圧により蒸発溶剤中に微粒径の樹脂類及
び油類が生じた場合には、導管76を経てストリッパー
70から抜取つたスチームを導管34に導入し、導管4
4よりむしろ第2分離帯域36に入れることがてきる(
図示せず)。かくして、蒸発溶剤中に含有の微粒径樹脂
類及ひ油類はすべて溶剤回収前に除去てきる。導管76
内の流れも別の分離帯域(図示せず)に導入し、ついて
凝縮させて溶剤を回収することができるであろう。本発
明の更に他の代替の実施態様においては、真空残油仕込
を、それぞれ、アスフアルテン類、樹脂類及び油類から
なる三つの別々の生成物類に分離させる。
さて第5図において、真空残油仕込を導管110を経て
第1分離帯域118の上部112に導入する。仕込を、
導管114を経て第1分離帯域118の下部に導入した
溶剤と接触させる。第1分離帯域118を、高めた温度
と圧に保持して、仕込一溶剤混合物を分離して樹脂類、
油類及び溶剤からなる第1軽質相とアスフアルテン類及
び幾分かの溶剤からなる第1重質相にする。温度と圧の
個別の条件は、流体状重質相を、残留多溶剤軽質相から
分離させる如き、第1分離帯域内の溶剤密度を与える様
に選ばれる。更に詳しくは、第1分離帯域118は約1
50゜F(65.6℃)ないし溶剤の臨界温度より高い
温度の範囲内の温度水準に保持される。第1分離帯域1
18の圧水準は、帯域118が溶剤の臨界温度より低い
温度に保持される場合には、溶剤の蒸気圧に少くとも等
しい水準に、又、その帯域が溶剤の臨界温度に等しいか
、又はそれより高い温度に保持される場合には、溶剤の
臨界圧に少くとも等しい水準に保持される。第1重質相
を導管124を経て第1分離帯域118から抜取り、導
管124内に介在する減圧弁126を通して減圧し、ス
チーム・ストリッパー128に導入する。
好ましくは、第1重質相の圧水準を約0ないし50pS
igの水準に減少させる。スチームをスチーム・ストリ
ッパー128に導入して、導管130を経て存在溶剤を
蒸発させる。第1重質相中のアスフアルテン類は沈降し
スチーム・ストリッパー128の底部に集まる。アスフ
アルテン類を導管132を経て抜取り、回収する。蒸発
溶剤及び減圧により生じたアスフアルテン類の微粒子の
すべてはスチームと共にスチーム◆ストリッパー128
の上部へ上昇し、導管134を経て抜取られる。蒸発溶
剤、スチーム及びすべての微粒径アスフアルテン類の混
合物を第2分離帯域136に導入する。
第2分離帯域136内で、この混合物を、導管142を
経て第2分離帯域136の上部135に導入される、真
空残油仕込から分離された、油類又は油類及ひ樹脂類か
らなる軽質相生成物の1部と向流的に接触させる。この
軽質相生成物は微粒径アスフアルテン類をスクラッピン
グにより上記混合物から除去し、ついで第2分離帯域1
36の下部137内に集まる。アスフアルテン類の微粒
子(このものが存在するとして)を含有する軽質相生成
物を導管138を経て第2分離帯域136から抜取る。
導管138内の抜取つたスチームを本プロセスにおける
再処理用に再循環させるか、又は、他の仕方で廃棄処理
することができる。導管138内の材料の少くとも1部
を導管140を経て抜取り、導管142に再循環させる
ことができる。蒸発溶剤及びスチームからなる混合物の
残部を導管144を経て第2分離帯域136から抜取り
、溶剤凝縮器146に導入する。
蒸発溶剤及びスチームを凝縮させて実質上、仕込材料の
微粒子の無い液状混合物にする。ついで、この液状混合
物を導管156を経て溶剤凝縮器146から抜取り、溶
剤一水分離帯域158に導入する。この分離帯域158
において、溶剤を水から分離し、導管162を経て抜取
り、溶剤サージ容器164内に貯蔵し、ついで、導管1
96を経て、本プロセスの中で再循環させる。
分離水を導管160を経て分離帯域158から抜取り、
下水に流すか、又は別の仕方で廃棄処理することができ
る。第1分離帯域118内で生成した第1軽質相を導管
120を経てそこから抜取り、第3分離帯域122に導
入する。
第3分離帯域122において、第1軽質相を、帯域12
2内の温度と圧の調節により、油類及び溶剤からなる第
3軽質相と樹脂類及び幾分かの溶剤からなる第3重質相
に分離させる。更に詳しくは、第3分離帯域122は第
1分離帯域118内の温度水準より高い温度水準に保持
される。第3分離帯域122の圧水準は、帯域122が
溶剤の臨界温度より低い温度に保持される場合には、溶
剤の蒸気圧に少くとも等しい水準に、又、その帯域が溶
剤の臨界温度に等しいか又はそれより高い温度に保持さ
れる場合には、溶剤の臨界圧に少くとも等しい水準に保
持される。第3重質相を導管166を経て第3分離帯域
122から抜取り、導管166内に介在する減圧弁16
8を通して減圧し、スチーム・ストリッパー170に導
入する。
第3重質相の減圧により、第3重質相内に存在する溶剤
の少くとも1部が蒸発する。スチームを導管172を経
てスチーム・ストリッパー172に導入し、樹脂に溶解
、残存している溶剤の少くとも1部を蒸発させる。
スチーム及び蒸発溶剤はスチーム・ストリッパー170
の上部へ上昇し、一方、樹脂類はスチーム・ストリツノ
パー170の下部に集まる。第3重質相の減圧により蒸
発溶剤中に微粒径の樹脂類が生成した場合には、蒸発溶
剤、スチーム及び微粒径樹脂類の混合物を導管176を
経てスチーム・ストリッパー170から抜取り、第2分
離帯域136に入れ、粒子を除去し、溶剤を回収する。
一つの、代りの実施態様においては、別の分離帯域(図
示せず)に入れ、ついで凝縮させて溶剤を回収する。
混合物が微粒径樹脂類を含有していない場合には、導管
176内の混合物を第2分離帯域136よりむしろ溶剤
凝縮器146に導入することができる(図示せず)。
導管176内の流れを別の溶剤凝縮器及ひ溶剤一水分離
帯域(図示せす)に導入して回収することもできるであ
ろう。第3分離帯域122内に生成した第3軽質相を導
管178を経て抜取り、第4分離帯域180に導入する
この第4分離帯域180において、第3軽質相を、帯域
180内の温度と圧と調節により、溶剤からなる第4軽
質相と油類及び幾分かの溶剤からなる第4重質相に分離
させる。更に詳しくは、一つの実施態様においては、第
4分離帯域180を、第3分離帯域122内の温度水準
より高い温度水準に保持する。第4分離帯域180の圧
水準は、帯域180が溶剤の臨界温度より低い温度に保
持される場合には、溶剤の蒸気圧に少くとも等しい水準
に、又、その帯域が溶剤の臨界温度に等しいか、又はそ
れより高い温度に保持される場合には、溶剤の臨界圧に
少くとも等しい水準に保持される。溶剤からなる第4軽
質相を導管194を経て第4分離帯域180から抜取り
、本プロセスの中で再循環させる。
第4重質相を導管182を経て第4分離帯域180から
抜取り、導管182内に介在する弁184を通して減圧
し、スチーム・ストリッパー186に導入する。第4重
質相の減圧により、第4重質相内に在る溶剤の少くとも
1部が蒸発する。スチームを導管188を経てスチーム
・ストリッパー186に導入して、油類に溶解、残留し
ている溶剤の少くとも1部を蒸発させる。スチームと蒸
発溶剤はスチーム・ストリッパー186の上部へ上昇し
、一方、油類はスチーム・ストリッパー186の下部内
に集まる。ついで、油類を導管190を経てスチーム・
ストリッパー186から抜取り、回収する。第4重質相
の減圧により蒸発溶剤内に微粒径油類が生成した場合に
は、蒸発溶剤、スチーム及び微粒子の混合物を導管19
2を経てスチーム・ストリッパーから抜取り、第2分離
帯域136に導入し、粒子を除去し溶剤を回収するか、
又は、他の仕方で、即ち導管176内の流れについて記
述した仕方で処理する。
その混合物が油類の微粒子を含んでいない場合には、混
合物を、第2分離帯域136よりむしろ溶剤凝縮器14
6に直接、導入するか、又は別の仕方て処理して、溶剤
を回収することができる。
かくして、アスフアルテン、樹脂及び油生成物から分離
された蒸発溶剤の中に含まれた微粒径のアスフアルテン
類、樹脂類又は油類のすべてを、溶剤の凝縮前に蒸発溶
剤から回収し、かくして、溶剤回収装置への粒子の持ち
去りを避けることができる。本発明を例示するため、か
つ限定によることなく、以下に実施例を記載する。実施
例1 ビチユーメン分離法に対する本発明の効果を判定するた
め二つの試験を行なつた。
第1の試験においては、真空残油からなる仕込を、溶剤
対仕込の容量比12:1を与えるのに十分な量の、ペン
タンからなる溶剤と接触、混合させる。
仕込混合物を、約425゜F(218.3℃)の温度水
準及び約650pSigの圧に保持された第1分離帯域
18に連続的に導入する。仕込混合物は第1軽質相とア
スフアルテン類、樹脂類及び溶剤からなる第1重質相に
分離する。この第1重質相を連続的に分離帯域18から
抜取り、減圧弁26を通し、約15pSigの圧でスチ
ーム●ストリッパーに導入する。スチームを225pS
igの圧でスチーム・ストリッパー28の下部に導入す
る。スチームはアスフアルテン類及ひ樹脂類中に残留し
ている溶剤をストリッピングにより除去し、蒸発溶剤及
びスチームを抜取り、溶剤凝縮器46に直接、導入する
。溶剤とスチームを凝縮させ、ついで溶剤一水分離器5
8に導入する。2時間の連続操作の後、溶剤一水分離器
58を検査したところ、微粒径のアスフアルテン類及び
樹脂類の析出物を含有し、この物はその中に集まり、水
ドレン導管60を実質上、閉塞していることが見出され
た。次に、(第1図に示す如く)スチーム・ストリッパ
ー28と溶剤凝縮器46の間の導管内に第2分離帯域3
6を設け、溶剤一水分離器58を洗浄した後、本発明方
法により第2の試験を行なつた。
操作条件は第1試験と同様に保持される。軽質相生成物
を、軽質相対蒸発溶剤及びスチームの重量比が約1:1
0で第2分離帯域36の上部に導入する。北時間後、プ
ロセスの操作を停止し、溶.剤一水分離器58の内部を
検査した。溶剤一水分離器はアスフアルテン類及び樹脂
類の新しい析出物を含有していないことが見出された。
実施例 ■ 他のビチユーメン分離法に対する本発明の効果,を判定
するため、二つの試験を行なつた。
第1の試験においては、真空残油からなる仕込を、12
:1の溶剤対仕込容量比を与えるのに十分な量の、ペン
タンからなる溶剤と接触、混合させる。
仕込混合物を、約425゜F(21&3℃)の温度水準
に、かつ約650pSigの圧に保持された第1分離帯
域18に連続的に導入する。仕込混合物は第1軽質相と
アスフアルテン類及び溶剤からなる第1重質相に分離す
る。第1重質相を連続的に第1分離帯域18から抜取り
、減圧弁26を通し、約15pSjgの圧でスチーム・
ストリッパー28に導入する。スチームを225pSi
gの圧でスチーム・ストリッパー28に導入する。スチ
ームはアスフアルテン類中に残留している溶剤をストリ
ッピングにより除去し、蒸発溶剤とスチームは抜取られ
、溶剤凝縮器46に直接、導入される。蒸気とスチーム
を凝縮させ、生じた液状流を次に、溶剤一水分離器58
に導入する。2時間の連続操作の後、溶剤一水分離器5
8を検査したところ、この分離器は微粒径のアスフアル
テン類の析出物を含有し、このものがその中に集まつて
いることが見出された。
次に、第2分離帯域36を、(第1図に示した如く)ス
チーム・ストリッパーと溶剤凝縮器の間の導管中に設け
、溶剤一水分離器58を洗浄した後、本発明方法により
、第2の試験を行なつた。
操作条件は第1の試験と同様に保持される。軽質相生成
物を、約10:1の軽質相対蒸発溶剤及びスチームの重
量比て第2分離帯域36の上部に導入する。酩時間の連
続プロセス操作の後、溶剤一水分離器58を検査した。
溶剤一水分離器はアスフアルテン類の新しい析出物を含
有していないことが見出された。実施例 ■ 更に他のビチユーメン分離法に対する本発明の効果を判
定するため、二つの試験を行なつた。
第1の試験においては、真空残油からなる仕込を、12
:1の溶剤対仕込の容量比を与えるのに十分な量の、ペ
ンタンからなる溶剤と接触、混合させる。仕込混合物を
、約425剤F(218.3水準に、かつ約650pS
igの圧に保持された第1分離帯域に連続的に導入する
。仕込混合物は、樹脂類、油類及び溶剤からなる第1軽
質相とアスフアルテン類及び溶剤からなる第1重質相に
分離する。第1軽質相を連続的に第1分離帯域から抜取
り、他の分離帯域に導入する。この分離帯域は約450
゜F(232.第)の温度水準に、かつ約63叩Sig
の圧に保持される。第1軽質相は他の軽質相と樹脂類、
油類及び幾分かの溶剤からなる。他の重質相に分離する
。この重質相を分離帯域から抜取り、減圧弁を通し、約
15pSigの圧でスチーム・ストリッパーに導入する
。スチームを225PSigの圧でスチーム・ストリッ
パーの下部に導入する。スチームは樹脂類及び油類中に
残留している溶剤をストリツピングにより除去し、蒸発
溶剤とスチームは抜取られて溶剤凝縮器に導入される。
溶剤とスチームを濃縮させ、ついで溶剤一水分離器に導
入する。2時間の連続操作の後、溶剤一水分離器を検査
したところ、樹脂類及び幾分からの油からなる微粒径材
料の析出物を含有しており、このものがその中に集まつ
ていることが見出された。
次に、他の分離帯域をスチーム・ストリッパーと溶剤凝
縮器の間の導管中に設け、上記溶剤一水ノ分離器を洗浄
した後、本発明により、第2の試験を行なつた。操作条
件は第1の試験と同様に保持される。分別により軽質相
生成物から分離した油画分を、約10:1の油対蒸発溶
剤及びスチームの重量比で、上記追加の分離帯域の上部
に導入す7る。絽時間の連続プロセス操作の後、溶剤一
水分離器の内部を検査した。溶剤一水分離器は樹脂類及
び油類の新しい析出物を含有していないことが見出され
た。先述の実施例は、本発明の使用から得られるこ9と
になる利益を明示している。
本発明は、微粒子の濃霧又はミストをスクラッピングに
より蒸発溶剤から除去し、かくして本プロセスの溶剤回
収装置内への微粒子の持去りを避けることにより、ビチ
ユーメン分離法の連続操業を可能にする。本明細書中で
使用される“゜ビチユーメン材料゛という用語は、熱分
解ビチユーメン類、天然ビチユーメン類、これらの1つ
以上の画分類、これらの材料類又はそれらの成分類又は
画分類を、触媒の存在又は不存在下に、空気又は他の酸
素含有気体て処理して得られる生成物類及びこれらの材
料類をその他の仕方て処理して得られる生成物類を意味
する。熱分解ビチユーメン類は重質又は非常に低い.A
PI比重の石油原油類、抜頭原油類、スチーム又は真空
精製、硬及び軟木ピッチ類、コールタール残留物類、分
解タール類、トール油、等を含む。天然ビチユーメン類
は、ギルソン石、ウルツ石、アルバート石及び天然アス
ファルト、例えば、トリニダドアスフアルト、等を含む
。適当な触媒は、例えは、五酸化リン、塩化第二鉄、コ
バルト塩類、等を含む。本明細書中に使用される゜゛他
の仕方で処理゛という用語は、例えば、適当な薬剤の存
在下にアスファルト型材料を縮合させて一層重い又は一
層多い錯材料類をつくることを含む。適当な処理剤の例
はフリーデルークラフト型の触媒類である。本明細書中
で使用される゜“溶剤゛という用語は、350′F(1
76.7℃)より低い標準沸点を持つ芳香族炭化水素類
、例えば、ベンゼン、トルエン、0−、m一及びp−キ
シレン及びイソプロピルベーンゼン;3ないし9個の炭
素原子をもつパラフィン炭化水素類、例えば、プロパン
、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン及
びノナン;及び4ないし8個の炭素原子をもつモノオレ
フィン炭化水素類、例えばブテン、ペンテン、へ.キセ
ン、ヘプテン及びオクテン;及び3ないし9個の炭素原
子をもつアルコール類及び他の類似の流体類、からなる
群から選はれる少くとも1員からなる流体を意味する。
本発明は目下、その好ましい実施態様てあるところのも
のについて記述されているが、勿論、特許請求の範囲に
おいて限定した、その真の範囲から逸脱することなしに
、若干の変更、代替、改良、等をなし得るものと理解さ
れるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を例示する概略図てある。 第2,3及ひ4図は第2分離帯域として使用する”のに
適した装置を例示する概略図である。第5図は本発明方
法の他の実施態様を例示する概略図てある。14・・・
・・・メーキヤツプ溶剤、18・・・・・・第1分離帯
域、22・・・・・・第3分離帯域、28・・・・スト
リッパー、30・・・・・スチーム、32・・・・・重
質相生成物、36・・・・・・第2分離帯域、38・・
・・・・廃棄物処理又はプロセスへの再循環、40・・
・・・・再循環、46・・・溶剤凝縮器、58・・・・
・・溶剤一水分離帯域、60・・・・・・下水、64・
・・・・溶剤サージ容器、70・・ストリッパー、72
・・・・スチーム、74・・・・・軟質生成物、36,
36″,36″・・・・分離帯域、48,4『48″・
・・・容器、50,5『,5『・・・・内部区画、54
・・・・・・トレー、118・・第1分離帯域、122
・・・・・・第3分離帯域、126・・・・減圧バルブ
、128・・・・・ストッパー、132・・・・アスフ
アルテン類、136・・・・・・第2分離帯域、146
・・・・・・溶剤凝縮器、158・・・・・・溶剤一水
分離帯域、164・・・・・溶剤サージタンク、168
・・・・減圧バルブ、170・・・・・・ストリッパー
、172・・・・・スチーム、174・・・・・・樹脂
類、180・・第4分離帯域、184・・・・・・減圧
弁、186・・・・・・ストリッパー、188・・・・
スチーム、190・・・・・・油類。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1分離帯域18,118内の流体状ビチユーメン
    材料及び溶剤からなる混合物を、高めた温度と圧に保持
    することにより、これを分離して、少くとも、上記ビチ
    ユーメン材料の1部及び溶剤からなる流体状第1軽質相
    と上記ビチユーメン材料の残部及び溶剤からなる流体状
    第1重質相となし;上記第1重質相の圧を減少させ、そ
    の中に存在する溶剤の少くとも1部を蒸発させて、上記
    蒸発溶材及びこの中に分散した好ましくないビチユーメ
    ン材料の微粒子と結びついた流体状のビチユーメン材料
    の混合物を生成させ;この混合物をスチーム・ストリッ
    パー28,128に導入し;このスチーム、ストリッパ
    ー中にスチームを導入して、上記混合物と接触させ、そ
    の中に残存している非蒸発溶剤の少くとも1部を蒸発さ
    せ、上記流体状ビチユーメン材料からなる少くとも一つ
    の流れとスチーム及び蒸発溶剤とその中に分散した上記
    ビチユーメン材料の微粒子からなる他の一つの流れを生
    成させ;上記のスチーム、蒸発溶剤及びビチユーメン材
    料の微粒子からなる上記の流れを第2分離帯域36,1
    36に導入し;上記第2分離帯域36,136に導入し
    た上記の流れを、上記流体状第1軽質相の少くとも1部
    からなる流れと接触させて、上記ビチユーメン材料の微
    粒子を上記蒸発溶剤からスクラッビングにより除去し;
    かつ上記第2分離帯域36,136から微粒径ビチユー
    メン材料の実質上無い状態で上記溶剤を回収することを
    含む方法。 2 上記混合物のビチユーメン材料がアスフアルテン類
    、樹脂類及び油類からなり;上記第1軽質相が油類及び
    溶剤からなり;上記第1重質相がアスフアルテン類、樹
    脂類及び幾分かの溶剤からなり;上記第1重質相の圧を
    減少させることにより生成した上記混合物のビチユーメ
    ン材料がアスフアルテン類及び樹脂類からなり;上記ス
    チーム・ストリッパーからの上記少くとも1つの流れの
    上記ビチユーメン材料がアスフアルテン類及び樹脂類か
    らなり;かつ上記ビチユーメン材料の微粒子がアスフア
    ルテン類及び樹脂類からなる、特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 3 上記混合物のビチユーメン材料がアスフアルテン類
    、樹脂類及び油類からなり;上記第1軽質相が樹脂類、
    油類及び溶剤からなり;上記第1重質相がアスフアルテ
    ン類及び幾分かの溶剤からなり;上記第1重質相の圧を
    減少させることにより生成した上記混合物のビチユーメ
    ン材料がアスフアルテン類からなり;上記スチーム・ス
    トリッパーからの上記少くとも1つの流れの上記ビチユ
    ーメン材料がアスフアルテン類からなり;かつ上記ビチ
    ユーメン材料の微粒子がアスフアルテン類からなり;か
    つ更に、上記第1軽質相を、上記第1分離帯域18,1
    18内の温度より高い温度水準に、かつ高めた圧に保持
    された第3分離帯域122に導入して、上記第1軽質相
    を分離して、油類及び溶剤からなる第3軽質相と樹脂類
    及び幾分かの溶剤からなる第3重質相となし;上記第3
    重質相の圧を減少させて、その中にある溶剤の少くとも
    1部を蒸発させ、かつ上記蒸発溶剤及びこの中に分散し
    た好ましくない樹脂類の微粒子と結びついた流体状樹脂
    類の混合物を生成させ;上記蒸発溶剤及び樹脂類の微粒
    子と結びついた流体状樹脂類の上記混合物をスチーム・
    ストリッパー170に導入し;このスチーム・ストリッ
    パー170にスチームを導入して、上記流体状樹脂類と
    接触させ、これと結びついて残存している非蒸発溶剤の
    少くとも1部を蒸発させ、上記流体状樹脂類からなる少
    くとも一つの流れと上記スチーム及び蒸発溶剤及びその
    中に分散している上記樹脂類の微粒子からなる他の一つ
    の流れを生成させ;上記スチーム、蒸発溶剤及び樹脂類
    の微粒子からなる上記流れを第4分離帯域180内に導
    入し;この第4分離帯域180内に導入した上記の流れ
    を油類からなる流れと接触させて、上記樹脂類の微粒子
    を上記蒸発溶剤からスクラッビングにより除去し;かつ
    上記第4分離帯域180から微粒径樹脂類の実質上無い
    状態で、上記溶剤を回収する、諸工程を含む、特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 4 第4分離帯域180内の上記接触を向流的に行なう
    、特許請求の範囲第3項に記載の方法。 5 第2分離帯域36、136及び第4分離帯域180
    が同一の分離帯域からなる、特許請求の範囲第3項に記
    載の方法。 6 第3分離帯域122内の温度及び圧が更に、溶剤の
    臨界温度より高い温度及び溶剤の臨界圧より高い圧とし
    て限定される。 特許請求の範囲第3項、第4項又は第5項に記載の方法
    。7 上記溶剤が350゜F(176.7℃)より低い
    標準沸点も持つ芳香族炭化水素類、3ないし9個の炭素
    原子を含有するパラフィン炭化水素類、4ないし8個の
    炭素原子を含有するモノオレフィン類及び3ないし9個
    の炭素原子を含有するアルコール類からなる群から選ば
    れる少くとも1員からなる、特許請求の範囲第1項ない
    し第6項のいずれか一つに記載の方法。 8 上記第1分離帯域18,118の高めた温度と圧が
    更に、約150゜F(65.6℃)ないし上記溶剤の臨
    界温度より高い温度の範囲内の温度と、帯域が溶剤の臨
    界温度より低い温度に保持される場合には、溶剤の蒸気
    圧に少くとも等しく、かつ溶剤の臨界温度に等しいか又
    はそれより高い温度に保持される場には、溶剤の臨界圧
    に少くとも等しい圧として限定される、特許請求の範囲
    第1項ないし第7項のいずれか一つに記載の方法。 9 第2分離帯域36,136内の接触が向流的に行な
    われる、特許請求の範囲第1項ないし第8項のいずれか
    一つに記載の方法。
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