JPS6054740A - 検査液容器とピペットの間に介装される挿入シ−ル筒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、検査液容器とピペットの間に介装される挿入
シール筒体に関する。

病院の検査室や理化学実験室では、検査される液奮ビペ
７ト内の目的とする設定レベルにまで上昇させることが
行なわれる。例えば、病院における血沈検査では、検査
液としての血ｉｋ入れた検査液容器内にピペットの下端
部を挿入し、ピペット内の所定レベルにまで血液を吸引
等によシ吸上げる。

検査液のこのような吸上げは１例えばピペットの上端を
口で吸うことにより行なった場合。

誤って検査液を口まで吸上げることがあるため好ましく
なく、また所定レベルまでの正確な吸上げには時間が比
較的かかるという問題がある。

以上の点に鑑み、本発明は、検査液容器とピペット下端
部の間に介在させるのみで、吸上げ等の作業を必要とす
ることなく、シかも瞬時にピペット内の所定レベルにま
で検査７ｆｔｋ採ることを可能にする挿入シール筒体を
提供するものである。

次に、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図において％　１は検査液容器で筒状をなしており
、その中にピペット２の下端部が挿入される。検査液容
器１とピペット２との間迄は本発明の挿入シール筒体６
が介装される。

挿入シール筒体６は、上下端の開放された筒状本体を有
している。この実施例では筒状本体は。

第２図に示すような上部本体６ａと下部本体６ｂとから
形成される。上部本体６ａは全体的に弾性のある透明な
軟質プラスチックよりなり％また下部本体６ｂは硬質プ
ラスチック等の透明な硬質材料よりなる。

上部本体６ａの上端には半径方向外方へ向かって斜め上
方へ突出する環状のリップ状部４が形成されている。こ
のリップ状部４は外側弾性シール部を構成する。、また
、上部本体６ａの内側面からは同様に環状のリップ状部
５が形成されている。

このり７ブ状部５Ｆｉ、内側弾ｉｉ＜ｈシール部？構成
する。

リップ状部５の直ぐ下には環状溝６が形成されている。

下部本体６ｂは、上端部外周に環状溝６に係合する突部
７を有し、また下端部内側に当接部會構成する内側フラ
ンジ８を備えている。下部本体６ｂは、七の突部７を上
部本体６ａの環状溝６内に弾撥的にはめ込むことによっ
て、第１図に示すように上部本体６ａに連結される。

挿入シール筒体３は次のようにして使用される。

検査液容器１内に検査液Ｂ（例えば血ｆＬ）ｋ採取した
後、上下部本体５ａ、３ｂからなる挿入シール筒体６を
容器１内に挿入する。この場合、外側弾性シール部４は
、半径方向内方へ弾性変形して容器１の内周壁に密に接
するような寸法を与えられておす、シたがって外側弾性
シール部４は容器１の内周壁に沿って摺動自在とされ、
挿入シール筒体３は検査ｉＢの量４応じた適当な位置へ
止めることができる。

一方、挿入シール筒体６の内部には第１崗に示すｌにピ
ペット２が挿入される。内側弾性クール部５は、挿入さ
れたピペット２の外周面に密に接してシールするような
寸法を与えられており。

ピペットの挿入された位置を保持するＣとができるよう
になっている。

なお、挿入シール筒体６を検査液容器１内へ挿入する前
に、予め挿入シール筒体６にピペット２を挿入してお＠
、ピペット２の先端で挿入シール筒体６の当接部８を押
しつつ、該筒体６を検査液容器１内へ押し込むようにし
てもよい。

以上のようにして第１図の状態が得られると。

検査液Ｂは、挿入シール筒体６およびピペット２の検査
液Ｂ内へ浸漬された体積及び密封でれた空気を加えた分
だけピペット２の内部へ押し込まれて上昇する。したが
って、ピペット２を上下に変位させると、ピペット２の
下端部の検査液Ｂ内への浸漬量が変化するので、ピペッ
ト２内の検査液のレベルが変化し、所定レベルにまで検
査液を上昇させることができる。なお、ピペット２の下
端が第１図に示すように当接部８に当たっていてもピペ
ット内での検査液レベルが所定値に達しない場合には、
ピペットにより挿入シール筒体６をさらに押し上げれば
よい。

外側弾性クール部４が容器１の内面に接する面積は、内
側弾性シール部５がピペット２の外周面に接する面積よ
り大きいので、外側弾性シール部４における摩擦力は内
側弾性シール部５における摩擦力より太きく、シたがっ
てピペフ）２に上下動させても、挿入シール筒体６は容
器１に対して移動しない。

ピペット２内の予定レベルにまで検査液を上昇させて所
定の検査を行なった後は、ピペット２忙引き抜く。この
時、挿入シール筒体６は容器１内でｓ＜ｃとがなく、シ
ール部４．５によって容器１内の検査液Ｂが外へ飛び散
るのを防ぐ。勿論、ピペット内にあった検査液は容器１
内に残る。セして、挿入シール筒体６は容器１内に残る
ので、′そのまま排棄する。

このように、本発明の挿入シール筒体は検査液容器と共
に一回の検査ごとに捨てられるので、洗浄の手間がかか
らない。また、検査液容器の長さや、その内部の検査液
の量に関係なく、同じ寸法の挿入シール筒体を用いるこ
とができるため便利である。

第３図に示す本発明の実施例では、挿入シール筒体６は
途中に段部９を有する一体的な単一の筒状本体が設けら
れ、外側弾性シール部４＆と内τ１１１弾性シール部５
ａｋ上下端部にもつ弾性筒体１０ａが筒状本体の内側に
強くはめ込１れて固定されている。内側弾性シール部５
ａは段部９の上に支持されている。

第４図に示す実施例では、同機に外１ｉ１１Ｊ弾性シー
ル部４ｂと内側弾性／−シル部ｂ’を上下端部にもつ短
い弾性筒体１０ｂが、直管状の挿入シール筒体３の本体
の内側に固定されている。

以上に述べたように５本発明によれば、検査液に触れる
ことなく、しかも検査液容器の長さや検査液量に関係な
く、短時間でピペット内の所定レベルへ検査液を上昇さ
ぜる操作を可能にする挿入シール筒体が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の挿入シール筒体の一実施例の使用状態
の縦断面図、第２図は同分解図、第３図は他の実施例の
使用状態の縦μＩｒ面図、第４図はさらに他の実施例の
使用状態における縦断面図である。 １・・・検査液容器、　２・・・ピペット％　６・・・
挿入シール筒体、　４．４ａ、４ｂ・・・外側弾性シー
ル部、５．５ａ、５ｂ−＝内１ｔ１弾性シール部、８・
・・当接部。 特許出願人 凹面の浄書（内容に変更なし） 算　ノ扉　２４ζ２〆 手続補正書 昭和５９年２月２Ｊ’日 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 １　事件の表示 特願昭５８−１６２７７５号 ２゜発明の名称 検査液容器とピペットの間に介装される挿入３　補正を
する者 事件との関係　特許出願人 ウシ　ワ　ダイドウ 〒３３６埼玉県浦和市太東２丁目２９番１９号４、補正
命令の日付 昭和５９年１月１１日 （発送日：昭和５９年１月３１日） ５　補正の対象 図　面 ６　補正の内容 図面一式を別紙のとおり訂正する。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）上下端が開放されｆｃ筒状本体を有し、この本体
   の外側に、検査液容器の内周壁に摺接する環状の外側弾
   性シール部を有し、本体の内１Ｎ！ＩＫ、その内部へ挿
   入されるピペットの外周壁に摺接する環状の内側弾性シ
   ール部を備え、かつ本体の内側にピペットの下端に当接
   する当接部を有することを特徴とする検査液容器とピペ
   ットの間に介装される挿入シール筒体。
2. （２）外側弾性シール部が筒状本体の上端部にリップ状
   に形成されている特許請求の範囲第（１）項記載の挿入
   シール筒体。
3. （３）内側弾性シール部が筒状本体の上下端の間に設け
   られている特許請求の範囲第（１）項または第（２）項
   記載の挿入シール筒体。
4. （４）　ピペット下端に当接する当接部が、筒状本体の
   下端の内側フランジにより構成される特許請求の範囲第
   （１）項記載の挿入シール筒体。