JPS6054066B2

JPS6054066B2 - マツサ−ジ装置

Info

Publication number: JPS6054066B2
Application number: JP15143078A
Authority: JP
Inventors: 徳三小林
Original assignee: OOEMU KOGYO KK
Current assignee: OOEMU KOGYO KK
Priority date: 1978-12-06
Filing date: 1978-12-06
Publication date: 1985-11-28
Also published as: JPS5576653A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は多数の硬質粒状体（以下単に粒状体と称す）
とそれらに振動又は攪拌を与える装置とからなるマッサ
ージ装置に関するもので、粒状体に人体を接触又は埋没
させるだけで効果的にマッサージを行わせることを目的
に開発したものである。

容器に入れた大豆や玄米などの粒状体中に手を突込ん
で混ぜたり、河原や砂浜を素足で歩くと、手や足に快い
圧迫感が得られることは日常経験するところである。

それは、手足に対する粒状物による適当な圧迫作用、摩
擦作用、あるいはもみこね作用の効果である。従来のマ
ッサージ器は、固定式のローラーや突起片等に振動を与
える方式か、あるいはベルトや回転板等に振動を与える
方式であつて、一般に患部に当る部分が限定されたもの
が多い。また、粒状体を身体当接体として用いることも
種々試みられ、布地等の柔軟な袋に粒状体を入れた枕や
シーツ、打叩具あるいは袋にバイブレータを装着したも
のがある。また更に、粒状体をそのまま人体に噴射して
マッサージすることも試みられている。しカルながら、
これら粒状体の使用方法はいずれも局部的な患部マッサ
ージであり、広範囲な患部又は全身マッサージには十分
と云い難いものである。それに対して、上述の粒状体中
に患部を埋没させたときは、その周辺全域に圧迫作用を
及ぼすから、効率のよいマッサージができ、かつ快感も
ひとしおである。本発明に係るマッサージ装置は、多
数の粒状体中で手足を動かす代りに粒状体自体に振動、
攪拌力を与えて粒状体埋没部分のマッサージを行おうと
するもので、装置をを大型化すれば全身の同時マッサー
ジも可能なものである。

すなわち、適当な大きさ及び形状の剛性容器の中に粒状
体を入れ、容器こと振動を与えるか、攪拌機により粒状
体を混せるか、プロアー等で気体を粒状体中へ吹込んて
粒状体を動かすか、粒状体中に埋没させた人体を隅なく
マッサージするように工夫された装置である。以下に図
面によつて、本発明の具体例を逐一説明する。

第１図〜第４図はマッサージ装置の構造を示す断面略図
であり、図中Ｖは振動装置体、Ｍはモーター、Ｂは送風
機すなわちプロアー、そしてＣはコンプレッサー又は油
圧ポンプを示す。第１図は容器１こと振動を与えるもの
で、容器１中に粒状体２を入れ、容器１の外周に適当数
の振動装置体Ｖを設置し、容器１の外周を外囲となδベ
ース３中に納め、ベース３と容器１との間を柔軟なスポ
ンジあるいはコイルスプリング等の緩衝体４で支持した
構造である。

この粒状体２中へ例えは足首から下の人体５を突込むと
、足裏の土ふまずへの圧迫はもちろんのこと、足指基部
や足指股間などのすき間に粒状物がはいり込み振動を伝
達するため、従来のマッサージ器では得られないあんま
効果と快惑をもたらすのである。粒状体は天然の砂礫等
の鉱物粒子から適当な粒子径のものを選択するのが好ま
しいが、その他人工の粒子として金属、プラスチックス
、陶磁製により球状の他に角ばつた多面体、突起を有す
る球体等任意の形状に形成した硬質のものが利用できる
。

また放射性物質、磁性体等の利用も有益て、粒子径も均
質なものから粗細混合のもの等まて目的に応じて任意に
選択使用可能である。このように、粒状体として天然の
砂礫を用いた場合は、現．代文明から自然復帰へのスト
レス解消になるし、放射線や磁力線を帯びた粒状物を使
用すれば、マッサージに加えてこれらによる治癒効果も
得られることとなる。振動装置体Ｖは粒状体２に振動を
与えるもの．で、従来公知の電磁石型や回転錘型のバイ
ブレ−ターが利用でき、設置数や振動仕様の切換えによ
つて微振動から強振動まで調節できるようにするのも容
易である。

その他、振動装置体Ｖに対して、第１図に示すように空
圧を与えるコンプレツ・サー又は油圧を与える油圧ポン
プＣ等を接続して振動を与える方式もある。第２図に示
す例は、容器１内の粒状体２に対して風力によつて攪拌
力を与えるもので、プロアーＢを容器１とベース３の空
間内等に設け、送風バイブ１０の送風孔１１から風を容
器１内へ送り込む構造の風力攪拌装置体とし、送風によ
つて粒状体２を攪拌、振動させる方式である。

この場合は、粒状体中へ突込んだ手等の人体５は粒状体
２からの力に加えて風圧による刺戟も得られる。また、
人体５に傷口等があつて人体を粒状体に直接触れさせる
と不都合な場合のために、伸縮性の大きなりバー８の上
から手等を突込む方式にしてもＬよい。第３図の例はモ
ーターＭを容器に連結した回転装置体としたものて容器
１自体を回転させるタイプである。

手等の人体は容器１に直接触れないように案内筒９から
粒状体２中へ突込むと、容器と共に回転する粒状体によ
り人体に刺戟が付与される。ここで、容器に回転と同時
に若干の首振り運動を与えるようにすると、マッサージ
に不規則性が増して、より好ましい患部圧迫が得られる
。第４図の例は、人体５の全身をマッサージする大型装
置に本発明を適用したもので、容器１はあたかも洋バス
のような形状で、その内部の粒状体２中に全身を埋める
。ここで用いる粒状体に対する振動装置は、モーターＭ
で回転するスクリュー６とプロアーＢであつて、スクリ
ュー６を防御網で隔離状態に容器底部に埋没した機械的
攪拌装置体のスクリュー６を回転させると共に送風バイ
ブ１０の送風孔１１から風を送り込むようにする。例え
ば、スクリュー６を２本並列にラセンの方向又は回転方
向を変えて粒状体に対して水平方向の循環力を与え、プ
ロアーＢによつて上下方向の振動力を与え、人体を刺戟
させる。ここでプロアーＢの使用は、風力の調節により
振動の程度を加減すると同時に、プロアーＢにヒーター
を併設して温風にすることもできる。また、ほこり発生
を防止するためには、風に適当な湿気を含ませることも
実施可能である。このように温湿度を調節すると、マッ
サージ効果に加えて乾式の温冷浴にもなり、皮膚細胞の
軟化が垢の脱落により皮膚呼吸の促進が助長され、健康
増進に著効がある。以上、具体的実施例によつて詳述し
たように、本発明のマッサージ装置は、剛性容器内でた
たき打ち、振動、回転動、渦流動など様々な動きをする
多数の粒状体中に人体患部を埋没させて、これら粒状体
の運動エネルギーによつてマッサージを行うものてある
。

そのため、埋没した人体患部は粒状体によつてその全面
が接触しており、患部底面は体重によつて粒状体よりの
圧迫を受け、患部の上面や側面においては粒状体の自重
によつて圧迫を受けた状態で粒状体の運動エネルギーに
よるマッサージが付与されることとなる。したがつて、
人体患部の微妙な形状、湾曲、凹み、股問等の隅々まで
も粒状体による刺戟が加わり、殊にツボの多い足指基部
や足指股間のマッサージには従来にない効果が得られ、
疲労回復、健康増進に有用な総合的マッサージ装置とな
つている。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明のマッサージ装置の構造を示す
断面略図である。１・・・・・・容器、２・・・・・・硬質粒状体、５・
・・・・・人体、６・・・・・・スクリュー、１０・・
・・・・送風バイブ、■・・・・振動装置体、Ｍ・・・
・・・モーター、Ｂ・・・・・・プロアー、Ｃ・・・・
・・コンプレッサー又は油圧ポンプ。

Claims

【特許請求の範囲】１多数個の硬質粒状体２を収容した上部開放の剛性容
器１と、その容器の外面に密着して設けた振動装置体Ｖ
とからなるマッサージ装置。２多数個の硬質粒状体２を収容した上部開放の剛性容
器１と、その容器の底面に設けた複数の送風孔１１付の
送風パイプ１０と、ブロアーＢの風力撹拌装置体とから
なるマッサージ装置。３多数個の硬質粒状体２を収容した上部開放の剛性容
器１と、その容器を前記粒状体と共に回転させるモータ
ーＭの回転装置体とからなるマッサージ装置。４多数個の硬質粒状体２を収容した上部開放の剛性容
器１と、その容器の底面に防御網７で上部を隔離して前
記硬質粒状体内に埋設したモーターＭで回転するスクリ
ュー６の機械的攪拌装置体とからなるマッサージ装置。