JPS6053796B2 - 内燃機関用無接点点火装置 - Google Patents

内燃機関用無接点点火装置

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JPS6053796B2
JPS6053796B2 JP53065764A JP6576478A JPS6053796B2 JP S6053796 B2 JPS6053796 B2 JP S6053796B2 JP 53065764 A JP53065764 A JP 53065764A JP 6576478 A JP6576478 A JP 6576478A JP S6053796 B2 JPS6053796 B2 JP S6053796B2
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circuit
transistor
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voltage
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登 杉浦
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Hitachi Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P7/00Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices
    • F02P7/06Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices of circuit-makers or -breakers, or pick-up devices adapted to sense particular points of the timing cycle
    • F02P7/067Electromagnetic pick-up devices, e.g. providing induced current in a coil

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関の無接点点火装置に関し、殊に点火コ
イルへの通電期間を制御するいわゆるデューティアップ
回路の改良に関する。
従来の装置ではデューティアップ用のバイアス電圧の作
用によつて、ピックアップコイルの出力と波形整形回路
の検出レベルとの間の相対的検出レベルがノイズを拾い
易くなる方向へ移動する欠点がある。
特に点火時のノイズによつて一担遮断した出力トランジ
スタが再導通する誤作動を生じる。本願の第1の目的は
デューティアップバイアス電圧が増大しても誤点火が生
ずることのないデューティアップ回路を提供する点にあ
る。
この目的は、点火コイルへの電流の通電、遮断を制御す
る制御回路の点火時点を示す(電流遮断)信号の発生時
点からこの信号を受けて動作し、所定期間デューティア
ップ回路のバイアス電.圧供給作用を停止する回路を設
けることによつて達成される。
また従来の装置ではデューティアップ用のバイアス電圧
の作用によつて、ピックアップコイルの出力と波形整形
回路の検出レベルとの間の相対的.検出レベルが、点火
時期の遅れる方向へ移動する欠点がある。
特にバイアス電圧の増大する高速回転での点火時期の遅
れは、エンジン出力の低下を招く。本願の第2の目的は
第1の目的に加えてデユー,テイアツプバイアス電圧が
増大しても点火時期が遅れることのないデューティアッ
プ回路を提供する点にある。
この目的はピックアップコイルの発生電圧が所定値を越
えた時点から点火時点までデューティアップ回路からの
バイアス電圧の供給を停止する回路と、点火時点から所
定期間バイアス電圧の供給停止状態を維持する回路を設
けることによつて達成される。
他の目的、特徴は以下の実施例の説明により明らかにな
る。以下図面に示す実施例を詳説する。
第1図にブロック図を示す。比較回路Aの比較電圧とピ
ックアップコイルBに一定のバイアス電圧を与える基・
本バイアス供給回路C1及び、中速回転、高速回転時に
デューティ(デユーテイニ(点火コイル通電時間/周期
)×100%)を増大させる回転数一電圧変換回路D及
びバイアスレベル変動回路E1パワートランジスタ20
0の非飽和時間を検出する非飽和時間検出回路F、非飽
和時間を電圧に変換する非飽和時間一電圧変換回路G1
前記非飽和時間一電圧変換回路Gの出力に応答して比較
回路Aの比較電圧のバイアスレベルを変動する比較電圧
バイアスレベル変動回路H1前記比較電圧バイアスレベ
ル変動回路Hとバイアスレベル変動回路Eの出力を比較
する比較回路A1比較回路Aの出力を増巾する増巾回路
11増巾回路1の出力を増巾するパワートランジスタ2
00、パワートランジスタ200に流れる一次電流に応
答して電圧を発生する電流検出抵抗161,162,1
63、パワートランジスタ200に流れる一次電流の最
大値を制限する電流制御回路J1回転数に同期して高電
圧を発生する点火コイル210、点火栓220、ピック
アップコイルBの発生電圧の適当な電圧値と、増巾回路
1の中間出力とで論理構成され、点火時間遅れを少なく
する着火位置補正回路K1ピックアップコイルBのバイ
アスレベル変動回路E出力を一次電流遮断後適当な時間
強制的に火花ノイズの影響を受けなくするノイズキラー
回路Lより構成されており、本ブロック図の具体的実施
例を第2図に示す。第2図において、抵抗103,10
4,105,106,107,120、ツェナーダイオ
ード61、NPNトランジスタ2,3、ダイオード41
,42,43、PNPトランジスタ80よりなる基本バ
イアス供給回路、エンジン回転に同期して正負の交流電
圧を発生するピックアップコイル180、抵抗108,
109,110,111に変化する電流を与えてピック
アップコイル180のバイアスレベルを変動させるバイ
アスレベル変動回路、ダイオード54を通して抵抗11
2に変化する電流を与え、比較回路の比較電圧レベルを
変動させる比較電圧バイアスレベル変動回路、NPNト
ランジスタ6,7,8、PNPトランジスタ75,76
,77、ツェナーダイオード62、抵抗115,116
,117よりなる比較回路、NPNトランジスタ9,1
0,13,15、PNPトランジスタ79,81、抵抗
121,125,128,119,122,130より
なる電流増巾回路、ツェナーダイオード69、NPNト
ランジスタ32,33,14、抵抗152,153,1
54,155,156、ダイオード58、PNPトラン
ジスタ91よりなるパワートランジスタ200に流れる
点火コイル210の一次電流制御回路、NPNトランジ
スタ26,27,28,29,30,31、PNPトラ
ンジスタ88,89,90、ツェナーダイオード68、
抵抗157,126,147,148,149,150
,151よりなるパワートランジスタ200の非飽和時
間検出回路、コンデンサー173、PNPトランジスタ
87,78、ダイオード5」,55,56,57、抵抗
46,145,144,143,118、NPNトラン
ジスタ24,25よりなる非飽和時間一電圧変換回路、
コンデンサー171,172、NPNトランジスタ20
,21,22、ダイオード51,52,53、抵抗13
7,138,139,140,141,142、ツェナ
ーダイオード67よりなる回転数一電圧変換回路、NP
Nトランジスタ16,17,19,22,1、ダイオー
ド44,45,46,47,48,49,50、PNP
トランジスタ71,73,84,85、抵抗101,1
02,124,133,134,135よりなる着火位
置補正回路、NPNトランジスタ22,4,5,18,
19,1、PNPトランジスタ72,73,74、抵抗
101,113,114,102よりなるノイズキラー
回路、NPNトランジスタ11,12、PNPトランジ
スタ82,83、抵抗123,127よりなる定電流供
給回路、抵抗132、ツェナーダイオード63,64,
65,66よりなる異常電圧検出回路、ツェナーダイオ
ード190、コンデンサー174、抵抗131よりなる
パワートランジスタ200の保護回路、高電圧を発生す
る点火コイル210、点火栓220より構成されている
ピックアップコイル180の端子Aには、端子Bに対し
て、第3(a)のような正負の交流電圧が発生し、抵抗
110,111を通して、NPNトランジスタ6のベー
スに電流が供給される。
ピックアップコイル180の片端Bは、抵抗108を通
してダイオード42のアノードに接続され、ダイオード
42は、ツェナーダイオード61、抵抗104、トラン
ジスタ2、抵抗106,107を通して一定電圧に保持
されている。比較回路の基準側のトランジスタ7のベー
スは抵抗112を通して抵抗106,107の中点に接
続され、エンジン停止時には、一定電圧にバイアスされ
ている。
エンジンが回転し、ピックアップコイル180のA点側
に正の電圧が発生し、NPNトランジスタ6のベース電
圧が、NPNトランジスタ7のベース電圧より高くなる
と、PNPトランジスタ75に電流が流れ、PNPトラ
ンジスタ76,77がOFFしNPNトランジスタ9が
0FFし、NPNトランジスタ10が0Nし、NPNト
ランジスタ13,15が0FFし、パワートランジスタ
200が0Nし、点火コイル210に一次電流が流れる
ピックアップコイル180のA点側の発生電圧が急激に
正から負に変化する時点で、NPNトランジスタ6のベ
ース電圧が、NPNトランジスタ7のベース電圧より低
くなると、NPNトランジスタ7が導通し、PNPトラ
ンジスタ76,77が導通し、トランジスタ9が0Nし
、トランジスタ10が0FFし、トランジスタ13,1
5が0Nし、パワートランジスタ200が0FFし、点
火コイル210の二次端子に高電圧が発生し、点火栓2
20で火花放電が生ずる。トランジスタ9が0FFする
とPNPトランジスタ80、抵抗120で定まる電流が
、NPNトランジスタ3のベースに供給され、トランジ
スタ3が0Nし、抵抗106,107の中点電圧を数1
0W1.V減少させ比較回路の基準電圧側トランジスタ
7のベース電圧を下げ、トランジスタ6の導通状態を促
進し、トランジスタ9が0NするとNPNトランジスタ
3が0FFし、抵抗106,107の中点電圧が増大し
、NPNトランジスタ7の導通状態を促進する。
パワートランジスタ200に一次電流が流れると、電流
検出抵抗161に一次電流に応答した電圧が発生し、電
流検出抵抗162,163の中点に、抵抗分割された電
圧が発生する。
電流検出抵抗162,163の中点には、抵抗156を
通して、NPNトランジスタ33のエミッタが接続され
、コレクタは、トランジスタ14のベースに接続され、
トランジスタ33のベースは、抵抗153,154の中
点に接続され、該中点は、ツェナーダイオード69の電
圧を抵抗153,154で分割した一定電圧となつてい
る。
トランジスタ32は、ツェナーダイオード69のエミッ
タフォロワ構成となり、抵抗152は、小抵抗で、前記
エミッタフォロワの発振防止の為に接続されており、抵
抗153,154の中点電圧V1は、下記の値に設定さ
れている。但し、 胃:ニ)](;i:ニニ;。
:ニニ7蕾・即ち、電流検出抵抗162,163の中点
電圧が増大し抵抗153,154の中点電圧とほぼ等し
い電圧となるとNPNトランジスタ33は、0N状態か
ら能動状態に移り、トランジスタ14のベースに電流を
供給し、トランジスタ14が導通する。
トランジスタ14が導通するとトランジスタ15も導通
し、パワートランジスタ200のベース電流を減少させ
、パワートランジスタを非飽和.とする。即ち、パワー
トランジスタ200を飽和状態より非飽和状態にする事
により、一次電流の最大値を設定値に制御する。
ダイオード58は、トランジスタ33のVBEの.温度
係数を打消す目的で挿入され、また、抵抗156は、電
流検出抵抗162,163の中点電位がサージ電圧によ
り負に落ち込んだ時に、トランジスタ33を保護する目
的で挿入されている。
また、トランジスタ14,15をダーリントン構成−と
する事により、抵抗155の値を大きくでき、制御回路
をモノリシックIC(以後MICと称す)で構成した場
合に、MlCのパワーを大巾に少なくできる。また、ツ
ェナーダイオード69のカソードに接続されているPN
Pトランジスタ91のコレクタ電流は、ベース共通のP
NPトランジスタ83のコレクタ電流と同じ電流が流れ
る構成となつており、電源電圧が低い時にも、ツェナー
ダイオード69に必要な電流を供給でき、又、ツェナー
ダイオード69には、エミッタフォロワ構成のトランジ
スタ32が接続されているため、ツェナーダイオード6
9の負荷インピーダンスは非常に大きく、従つて、低電
圧時にも、ツェナー電圧の減少″が少なく、従つて抵抗
153,154の中点電圧は低電圧時にも、減少は少な
く、低電圧から高電圧迄、一次電流制限値の変動を少な
くできる効果がある。一方、パワートランジスタが飽和
状態から非飽和状態となり、パワートランジスタのコレ
クタ電圧が上昇し、抵抗148,149の中点電圧より
大きくなると、トランジスタ28は抵抗157を通して
パワートランジスタのコレクタに接続されている為、ト
ランジスタ28が導通する。
NPNトランジスタ29のコレクタ電流は、抵抗150
,127、トランジスタ12の定電流構成より定まるが
、電源電圧上昇により多少増加する構成となり、例えば
12Vで100μA位、16Vで120μA位となる構
成である。
パワートランジスタ200が0FFしている時には、N
PNトランジスタ30,31が0Nしているため、トラ
ンジスタ28は0FFしており、パワートランジスタ2
00が導通して非飽和となつている時に、トランジスタ
28が導通する。
トランジスタ28が導通すると、PNPトランジスタ9
0が導通し、その為PNPトランジスタ87,88も導
通する。トランジスタ88が導通するとNPNトランジ
スタ26が導通し、抵抗148,149の中点電圧を下
げる結果トランジスタ28の導通を安定化する。PNP
トランジスタ87のコレクタ電流は、抵抗146により
PNPトランジスタ90のコレクタ電流より少なくなり
、トランジスタ90のコレクタ電流が、電圧依存をある
程度持つている為トランジスタ87のコレクタ電流も電
圧依存をある程度持つている。トランジスタ87が導通
すると、コンデンサー173に電荷が蓄積される。
即ち、パワートランジスタの非飽和時間が長いと、同じ
エンジン回転数に対して、コンデンサー173の端子電
圧は高くなる。コンデンサー173の端子電圧は、エミ
ッタフォロワー構成のトランジスタ23、抵抗144、
ダイオード54を通してトランジスタ7のベースに帰還
され、コンデンサー173の端子電圧が高い時には、ト
ランジスタ7のベース電圧も高くなる。
しかし、パワートランジスタ200が導通している時点
では、トランジスタ24,25が0Nしている為、コン
デンサー173の端子電圧は、トランジスタ7のベース
には帰還されない。この目的は、パワートランジスタ2
00が導通されている時点に、比較回路の比較電圧が変
動する場合、即ち、同じエンジン回転数で、電源電圧が
変動した場合に、比較電圧も変動し、その結果、点火時
期を決定するタイミングが、変動する事を防止する事で
ある。上記した動作により、パワートランジスタの非飽
和時間が増大すると、コンデンサーの端子電圧も上昇し
、トランジスタ7のベース電圧も上昇しその結果、トラ
ンジスタ6の導通開始時点を遅らせ、パワートランジス
タ200の導通時間を短くし、パワートランジスタ20
0の非飽和時間が短くなる。
一方、電源電流が上昇すると、点火コイルー次電流の立
ち上がり傾斜が大きくなり、一次電流が一定値になる通
電時間も短くなる。
一定値に達する時間が短くなると、パワートランジスタ
の非飽和時間も増大し、その結果、コンデンサー173
の端子電圧も増大する。一方、ピックアップコイルの発
生電圧は電源電圧により変動はしない為、PNPトラン
ジスタ87のコレクタ電流が電圧変動に対して完全に一
定の場合には、電源電圧12V時のパワートランジスタ
の非飽和時間を極力少なくする回路定数を決定し、例え
ば4気筒エンジン600rpmで5rr1,secとし
た場合に、電源電圧16■時には10WLsec位とな
つてしまう。これに近い値を持たす為電源電圧増大に対
して、トランジスタ87の電流値を少々増大させること
により、電源電圧12■の時も16Vの時もパワートラ
ンジスタの非飽和時間を倍以上も違わない値とする事が
できる。次に回転数一電圧変換部等について説明する。
ピックアップコイル180に発生する交流電圧は、大体
正負の割合が50%の交流電圧であり、何らかの処理を
しないと高速回転時にパワートランジスタ200の0N
デューティを増大できない。一方、ピックアップコイル
の発生電圧は、エンジン回転数が同じ場合でも、そのピ
ーク値のばらつきは非常に大きく、そのようなピックア
ップコイルを使用しても安定したデューティを出力でき
る回路が必要となる。一方、ピックアップ発生電圧の特
徴として、ピーク値が±40%位ばらついても、波形の
80%位は、ばらつかない為、回転数に対して安定した
電圧発生回路をピックアップコイル発生電圧波形にプラ
スする事により、高速回転時にも約80%のデューティ
を出力できる。即ち、トランジスタ13が0FFすると
、抵抗128、ダイオード53、コンデンサー172、
琳抗141、ダイオード52、コンデンサー171のル
ートで電流が流れ、コンデンサー171は、コンデンサ
ー172の電荷が満たんになる時間、電荷が蓄積され、
トランジスタ13が0Nすると、コンデンサー172に
蓄積された電荷は、ダイオード59、抵抗141、コン
デンサー172、トランジスタ22のベース●エミッタ
、トランジスタ13のルートで、ダイオード59、トラ
ンジスタ22,15の各Vゎ分の和となる3■1を残し
てほとんど瞬時に放電される。コンデンサー172が回
転数にかかわらず毎周期放電される為、コンデンサー1
71の充電時間は、回転に対してほぼ一定となり、その
結果、コンデンサー171の端子電圧は、回転数増大に
対して増大する電圧となる。
コンデンサー171は端子電圧は、抵抗139、トラン
ジスタ21,20、抵抗137、ダイオード51、抵抗
111のルートで、トランジスタ6のベースに入力され
る。
即ち、高速回転時に、ピックアップコイル180のA点
側発生電圧が負電圧になつても、上記のルートでコンデ
ンサー171に蓄積された電圧が印加されトランジスタ
6のベース電圧が、トランジスタ7のベース電圧より高
くなり、トランジスタ6が導通し、パワートランジスタ
200が導通し、点火コイル210は通電され、従つて
高速回転時には、約80%のデューティを得る事ができ
る。コンデンサー171の端子電圧は、高速回転時には
、脈動の少ない電圧となる為、常時トランジスタ6のベ
ースに印加されると、着火位置を決定する角度が回転増
大と共に遅れる事になり、そのため所望着火位置近辺で
は、周波数一電圧変換回路出力を供給しない構成が必要
となる。
その為、本実施例においては、ピックアップコイル発生
電圧が適当な正電圧になつた時点で、前記周疲数一電圧
変換回路出力を、ピックアップコイル180接続回路に
印加されない構成とし、ピックアップコイル180接続
回路への供給は、着火後一定時間置いてからとする構成
を取つている。
即ち、抵抗110,111の中点電圧がダイオード47
,48,49,50及びトランジスタ17のベース・エ
ミッタ電圧の和の値(約3V)以上になつた時点でトラ
ンジスタ17を0Nし、トランジスタ16を0FFさせ
、PNPトランジスタ84、ダイオード45のルートで
トランジスタ19を0Nさせ、コンデンサー171の蓄
積電荷をトランジスタ6のベースに流入しない構成とし
、着火位置が決定される時点は、回転にかかわらず一定
とする構成としている。
更に、前記回転数一電圧変換回路で使用された、トラン
ジスタ22は、トランジスタ13が0Nした後、数10
0psecの間、導通する事より、その導通時間、トラ
ンジスタ18を導通させ、トランジスタ19を導通させ
る構成とする事により、コンデンサー171の蓄積電荷
の、ピックアップコイル側への復帰を遅らせ、トランジ
スタ6のチヤタリングによる誤点火を防止している。即
ち、コンデンサー171より、ピックアップコイル18
0へのバイアスがなくなつてから、適当な時間後に、ト
ランジスタ6が非導通となり、トランジスタ9が導通し
、トランジスタ10が非導通になると、抵抗124、ダ
イオード44を通して、トランジスタ16が導通し、ト
ランジスタ19へのダイオード45からの電流供給はな
くなるが、それと同時に、トランジスタ13が0Nし、
トランジスタ22が導通し、PNPトランジスタ73が
導通し、PNPトランジスタ71が導通し、トランジス
タ18が導通し、抵抗136、PNPトランジスタ86
を通してトランジスタ19のベースに電流が供給される
ため、トランジスタ16が導通しても、トランジスタ1
9は、トランジスタ22が導通している時間導通する。
一方、点火を220の着火は、トランジスタ15がON
した後、パワートランジスタ200が20〜30μSe
c後にカット0FFし、その後、40〜50μSec後
に、点火コイルの平次電圧が数10kVとなり着火が行
なわれるため、ピックアップコイル180が接続されて
いる比較回路のトランジスタ6が導通してから後100
μSec位で着火が行なわれる。
点火栓220で着火が起こると、ピックアップコイル1
80には、正負のノイズ電圧が数10μSecの間重畳
される。このノイズが乗る時点におけるピックアップコ
イルの電圧は、負に向かつている時点であり、ノイズの
負分は、回路的には、トランジスタ6の非導通を安定さ
せる方向になつているが、ノイズの正分は、トランジス
タ6の非導通を妨げる分となり、これを除去する必要が
ある。
このため、トランジスタ22は、トランジスタ6が非導
通となり、トランジスタ13が導通してから数100μ
Secの間導通する事を利用し、その時間、トランジス
タ4を導通させ、トランジスタ6のベー又電圧をダイオ
ード42の順方向電圧(約0.7V)と同電位にする事
により上記ノイズをカットする。
即ち、トランジスタ22が導通すると、PNPトランジ
スタ73が導通し、トランジスタ72が導通しトランジ
スタ5,4が導通する構成となつている。
トランジスタ4のエミッタをアース側に接続した場合に
゛伝〜上記ノイズはカットできるが、その場合に、本構
成回路では、トランジスタ4が導通している間、ピック
アップコイル180に電流が流れ、トランジスタ4が0
FFした時点で、上記ピックアップコイル180の電流
が急減少し、その結果、ピックアップコイルのインダク
タンス分により、A点に、不必要な電圧が発生し、トラ
ンジスタ6の非導通を不安定にする現象が発生するため
、トランジスタ4のエミッタは、ピックアップコイル1
80のB点側に接続し、トランジスタ4が導通している
間、ピックアップコイル180に直流的な電流が流れる
事を防止している。一方、走行中バッテリ接続端子が外
れると、電流端子には、120−140Vの電圧が加わ
る事があり、このような電圧が発生した状態でパワート
ランジスタ200が導通すると、パワートランジスタ2
00は瞬時に破壊する。
これを防止するために、電源電圧が異常高電圧になると
、ツェナーダイオード63,64,65,66が導通し
、トランジスタ15が0Nし、パワートランジスタ20
0は0FFする。増巾回路で使用されている定電流回路
について説明を行う。
抵抗127、トランジスタ12で基準となる電流をあら
かじめ設定しておき、トランジスタ11のコレクタ電流
は、抵抗123の値により、トランジスタ12のコレク
タ電流より小さい値に設定され、また、その値は、電源
電圧変動に対して、トランジスタ12のコレクタ電流の
変動より小さい変動となつている。PNPトランジスタ
83には、トランジスタ11のコレクタ電流とほぼ同じ
値の電流が流れ、PNPトランジスタ81のコレクタ電
流は、抵抗122の値により、PNPトランジスタ83
のコレクタ電流より少なく、かつ、電圧変動に対してよ
り安定した電流となる。
PNPトランジスタ82の役目は、PNPトランジスタ
83のエミッタに流れる電流とコレクタに流れる電流の
差を少なくする目的で挿入されている。これは、モノリ
シックIC内のPNPトランジスタのHPIl:は、非
常に小さく、PNPトランジスタ86,74,78,7
9,80,81,91のベース電流がPNPトランジス
タのコレクタにダイレクトに流れる事により、各トラン
ジスタのコレクタ電流の設計が円滑に行かなくなる事を
防止する。
上記のような、いわゆるPNPトランジスタのベアによ
る定電流吸い込み回路として、第2図ではトランジスタ
12と11、12と8、12と29で使用しており、ト
ランジスタ11,8,29のコレクタ電流は、電圧変動
に対して大巾に変動しない電流となつている。
また、PNPトランジスタのベアによる定電流流し出し
回路として、PNPトランジスタ83と81、83と8
0、83と79、83と78、83と74、83と86
、83と91及び、90と88、90と87、及び、1
3と72、73と11、75と76があり、動作は、P
NPトランジスタによる定電流吸い込み回路の逆となる
上記定電流回路は、モノリシックIC(MIC)構成と
した場合に、MICの内部素子占有面積を大巾に低減で
きる効果がある。
以上の回路動作による各部波形を第3図、第4図を用い
て説明する。
ピックアップコイル180の片端Aには、片端Bに対し
て第3図aのような電圧が発生し、この発生電圧により
、トランジスタ6は、導通、非導通し、トランジスタ9
,13のコレクタ電圧は、第3図bのようになり、トラ
ンジスタ13のOFFのタイミングでコンデンサー17
1は充電される為、コンデンサー171の端子電圧は、
第3図cのようになる。
一方、トランジスタ13が0FFの時点でパワートラン
ジスタ200が導通し、点火コイルー次電流が第3図d
のように流れ、一次電流が適当な値になると、電流制御
回路が働き、一次電流は一定値になる。
この時パワートランジスタのコレクタ電圧は、第3図e
のように非飽和状態となる。この非飽和時間を検出する
、トランジスタ30のコレクタ電圧波形は、第3図fの
様になり、非飽和時間一電圧変換回路のコンデンサー1
73の端子電圧は、第3図gのようになる。第4図aは
、第3図aと同波形であり、A点電圧が適当な値になる
と、トランジスタ17が導通する。
トランジスタ17のコレクタ電圧波形は第4図bのよう
になり、又、トランジスタ10のコレクタ電圧波形は第
4図cのようになり、トランジスタ10の0FFと同時
にトランジスタ16は、OFFするが、トランジスタ2
2が適当な時間導通し、トランジスタ22のコレクタ電
圧は、第4図dのようになる。すなわち、トランジスタ
19のコレクタ電圧lは、第4図eのようになり、また
、これらの諸々の動きの結果、トランジスタ6のベース
電圧波形は、第4図fのようになる。
また、第4図gは、第3図gと同波形であるが、トラン
ジスタ24は、トランジスタ13が;OFFの期MPN
するため、トランジスタ7のベース電圧は、第4図hの
ようになる。
第5図は、デイストリビユータ回転に対する、点火コイ
ル通電時間、即ち、デューティ特性である。
第5図の非制御時の曲線は、非飽和時間一電l圧変換回
路の出力を比較電圧バイアスレベル変動回路に印加しな
い時の特性であり、また、電源電圧上昇に対して、デュ
ーティが減少するのは、一次電流が一定値に対する到達
時間が、電源電圧上昇で少なくなり、また飽和時間も少
ないためである。第6図に、デイストリビユータ回転数
に対する点火時期遅れ特性を示す。
回転上昇に対してほぼ一定の傾斜で遅れるのは、前述し
た、パワートランジスタのカットオフ時間と、点火コイ
ル2次電圧の立ち上がり時間の和が100psec位あ
るためであり、着火位置補正回路があるために、第6図
に示す以上の遅れ特性にはならない。以上説明したとお
り、本発明によれば点火時点を示す信号を受けて動作す
るデューティアップ用バイアス電圧の停止回路を設けた
ので、バイアス電圧の増大によつて点火ノイズを拾いや
すくなるという欠点がなくなつた。またバイアス停止回
路自身もノイズの影響を受けにくい構成にすることがで
きた。更に本発明によれば、上記バイアス停止回路に加
えて、ピックアップコイルの出力電圧が所定値を越えた
時点から点火時点を示す信号が発生する時点までデュー
ティアップ用のバイアス電圧を停止する別のバイアス停
止回路を設けたので、上記効果に加えてバイアス電圧の
増大によつて点火時期が遅れるという欠点がなくなつた
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による点火装置の電流制御回路の一実施
例を示すブロック図、第2図は第1図の具体的実施例を
示す回路図、第3図は第2図における各部波形図、第4
図は第2図における各部波形図、第5図は本発明におけ
るデイストリビユータの回転数−デューティ特性図、第
6図は本発明“におけるデイストリビユータの回転数一
点火時期遅れ角度特性図である。 A・・・・・・比較回路、B・・・・・ゼツクアップコ
ィル、C・・・・・・基本バイアス回路、D・・・・・
・回転数一電圧変換回路、E・・・・・・バイアスレベ
ル制御回路、F・・・・非飽和時間検出回路、G・・・
・・・非飽和時間一電圧変換回路、H・・・・・・比較
電圧バイアスレベル制御回路、I・・・・・・増幅回路
、J・・・・・・電流制御回路、K・・・・・・着火位
置補正回路、L・・・・・・ノイズキラー回路、200
・・・・・・パワートランジスタ、210・・・・・・
点火コイル、220・・・・・・点火栓。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジンの回転に応じて交流電圧を発生するピック
    アップコイルと、該ピックアップコイルの出力を所定の
    検出レベルと比較して矩形波に整形する波形整形回路と
    、該波形整形回路に接続され点火時点と点火コイルへの
    通電開始点とを示す信号を出力する制御回路と、該制御
    回路の出力信号の示す通電開始点で点火コイルに通電し
    、上記出力信号の示す点火時点で点火コイルに流れてい
    る電流を遮断するスイッチング回路と、エンジンの回転
    数の上昇に応じたバイアス電圧を発生し、該バイアス電
    圧によつて点火コイルへの通電開始点を早める方向に前
    記ピックアップコイルの出力と前記波形整形回路との相
    対的検出レベルを制御するデューティアップ回路とを備
    えたものにおいて、前記制御回路からの点火時点を示す
    信号を受けて該点火時点から所定の期間上記デューティ
    アップ回路からのバイアス電圧の供給を停止するバイア
    ス停止回路を設けたことを特徴とする内燃機関用無接点
    点火装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の発明において、前記バ
    イアス停止回路は、前記制御回路の点火時点を示す信号
    に同期して所定期間導通するトランジスタを有し、該ト
    ランジスタを介して前記点火時点を示す信号の発生後所
    定期間、前記デューティアップ回路からのバイアス電圧
    を短絡することを特徴とする内燃機関用無接点点火装置
    。 3 エンジンの回転に応じて交流電圧を発生するピック
    アップコイルを、該ピックアップコイルの出力を所定の
    検出レベルと比較して矩形波に整形する波形整形回路と
    、該波形整形回路に接続され点火時点と点火コイルへの
    通電開始点とを示す信号を出力する制御回路と、該制御
    回路の出力信号の示す通電開始点で点火コイルに通電し
    、上記出力信号の示す点火時点で点火コイルに流れてい
    る電流を遮断するスイッチング回路と、エンジンの回転
    数の上昇に応じたバイアス電圧を発生し、該バイアス電
    圧によつて点火コイルへの通電開始点を早める方向に前
    記ピックアップコイルの出力と前記波形整形回路との相
    対的検出レベルを制御するデューティアップ回路とを備
    えたものにおいて、前記制御回路からの点火時点を示す
    信号を受けて該点火時点から所定の期間上記デューティ
    アップ回路からのバイアス電圧の供給を停止するバイア
    ス停止回路と、前記ピックアップコイルの出力側電圧が
    所定値を越えたことを検知し、該検知時点から前記制御
    回路の点火時点を示す信号の発生時点まで前記デューテ
    ィアップ回路からのバイアス電圧の供給を停止する前記
    とは別のバイアス停止回路を設けたことを特徴とする内
    燃機関用無接点点火装置。 4 特許請求の範囲第3項に記載の発明において、前記
    両バイアス停止回路は各々前記ピックアップコイルの出
    力側電圧が所定値を越えた時点から前記制御回路の点火
    時点を示す信号発生時点まで出力を発生する出力回路と
    、前記制御回路の点火時点を示す信号の発生時点から所
    定期間出力を発生するタイマー回路とを備え、更に前記
    出力回路とタイマー回路とから出力が発生している間導
    通する両バイアス停止回路に共通の出力トランジスタを
    備え、該出力トランジスタが導通している間、前記デュ
    ーティアップ回路のバイアス電圧を短絡することを特徴
    とする内燃機関用無接点点火装置。
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JPS50155835A (ja) * 1974-06-07 1975-12-16

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