JPS6053058B2 - シリコ−ン系ゴム成形体を支持体に固着する方法 - Google Patents

シリコ−ン系ゴム成形体を支持体に固着する方法

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JPS6053058B2
JPS6053058B2 JP54076443A JP7644379A JPS6053058B2 JP S6053058 B2 JPS6053058 B2 JP S6053058B2 JP 54076443 A JP54076443 A JP 54076443A JP 7644379 A JP7644379 A JP 7644379A JP S6053058 B2 JPS6053058 B2 JP S6053058B2
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JP
Japan
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silicone rubber
support
molded body
solvent
fixing
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JP54076443A
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JPS56145A (en
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健 福田
富義 土田
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシリコーン系ゴA成形体を支持体に固着する
方法に関するものである。
シリコーン系ゴム材料はその特異な骨格からすぐれた
耐熱性、耐寒性、耐油性、耐候性、電気特性などを有し
種々の分野に広く応用されているが、とくに電気絶縁性
と耐熱性を利用して電気絶縁材料に、また無毒で人体に
不活性であることから医療用あるいは食品用材料に、さ
らに難型性および耐熱性を有することから種々のロール
などに利用されている。
他方、シリコーン系ゴム分野においては、加熱により
収縮する、いわゆる熱収縮型シリコーン系ゴムが知られ
ているが、このものは熱収縮性を付与するための成分を
必ず含有し、これがシリコーン系ゴムが本来有する耐熱
性あるいは弾性を低下させたり圧縮氷久歪あるいは永久
伸びを増加させ、また該熱収縮性成分を含有させた場合
には難燃性や透明性にすぐれた成形品を得ることがきわ
めて困難となる。
さらに上記したような熱収縮性成形品はこれを対象物に
装着するにあたつては収縮後の寸法の約2倍程度にまで
膨張させるための延伸工程およびそのための必須成分を
均一に混練する工程などが必要であるという問題を有し
ている。 本発明は上記したような従来の問題点を解決
したシリコーン系ゴA成形体を支持体に固着する方法を
提供しようとするものであつて、これはシリコーン系ゴ
ムからなる被覆用成形体を塩素化炭化水素系溶剤に接触
、膨潤させたのち、これを支持体に挿入し、ついで前記
塩素化炭化水素系溶剤を蒸発揮散させることを特徴とす
るものである。
これを説明すると、本発明者らは予じめ熱収縮性を付
与しない、いわゆる通常のシリコーン系ゴムを種々の支
持体に確実に装着する方法について鋭意研究を重ねた結
果、これには前述したようにシリコーン系ゴA成形体を
塩素化炭化水素系溶剤と接触、膨潤させたのち、これを
支持体に嵌合あるいは挿入し、ついで前記溶剤を蒸発揮
散させる方法がきわめて有効であることを確認し本発明
を完成したものである。 すなわち、本発明方法によれ
ば、従来の熱収縮性シリコーン系ゴム材料を使用する場
合において必要とされる延伸あるいは混練などの諸工程
が不、要となり、したがつてその作業を著しく合理化す
ることができ、また本発明は熱収縮性付与成分を含有し
ない通常のシリコーン系ゴム成形品を対象とするもので
あり、該熱収縮性付与成分の配合による諸物性の低下な
どのおそれが全くなく、シリコーン系ゴム成形品として
難燃性あるいは透明性にすぐれたものを使用することに
より従来熱収縮性シリコーン系ゴムにおいては困難とさ
れていたそれらの物性にすぐれた成形体を支持体に容易
に固着することができ、さらに本発明において使用する
前記溶剤はきわめて引火しにくいものであるため、それ
を蒸発揮散させるにあたつては加熱などの手段を採用し
ても火災などのおそれが全くなく、したがつて作業能率
を向上することができるという顕著な効果が与えられる
以下、本発明の方法について詳細に説明する。
ます、本発明において使用される塩素化炭化水素系溶剤
としては従来公知の種々のものをあげることができ、具
体的には塩化メチレン、1,1,1−トリクロロエタン
、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン
、テトラクロロエチレン、1,1,1,2−テトラクロ
ロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、四塩
化炭素などが例示されるが、これらの内でも塩化メチレ
ンおよび1,1,1−トリクロロエタンは引火性が小さ
く、かつ毒性が少なく、さらに安価であることから本発
明においては好適である。なお本発明においては、前記
塩素化炭化水素系溶剤はその使用にあたつては必ずしも
1種類のみを使用する必要はなく、2種もしくはそれ以
上を任意の割合で混合して使用してもよく、これによれ
ば蒸発速度を容易に調節することができるとと.もに膨
瀾させたシリコーン系ゴム成形体の復元速度を適宜選択
することができる。
本発明の方法は、まずシリコーンゴム系の被覆用成形体
を上記したような塩素化炭化水素系溶剤の1種もしくは
2種以上からなる混合物に接触さ.せて該被覆用成形体
を所望の寸法まで膨潤させるのであるが、本発明におい
てはその成形体を構成するシリコーン系ゴムの組成につ
いては特に制限がなく従来から知られている種々の組成
からなるもののすべてを対象とすることができ、これに
は−例えばジメチルポリシロキサン、メチルビニルポリ
シロキサン、メチルビニルフェニルポリシロキサンある
いは3−フロロプロピルメチルポリシロキサンなどのジ
オルガノポリシロキサンにシリカ系充てん剤、耐熱性向
上剤、難燃性付与剤、着色剤あるいは顔料などを添加配
合してなるものあるいはフロロシリコーンゴムなどが例
示される。
また、その形状についても限定はなく、これには例えば
種々の断面形状を有する定尺ないし長尺中空体、Y字形
あるいは十字形の中空体、その一部に切欠を有する中空
球状体あるいは中空多面体などがあげられる。前述した
ような塩素化炭化水素系溶剤に成形体)を接触させる方
法としては、例えば塩素化炭化水素系溶剤中に支持体を
浸漬する方法あるいは塩素化炭化水素系溶剤のガス状雰
囲気中に支持体を存在させる方法などがあげられる。
この接触時間は、成形体が所望の寸法に膨潤するまでの
時間と・されるが、具体的な時間については成形体を構
成するシリコーン系ゴム材料の組成、該成形体の肉厚、
塩素化炭化水素系溶剤の種類に応じて適宜の時間を選択
することが必要である。本発明の方法は上述のようにし
て成形体を膨潤″させたのち、これを支持体に装着し、
ついで該成形体に含浸ないしは付着した塩素化炭化水素
系溶剤を蒸発揮散させるのであるが、この蒸発揮散は該
溶剤および成形体の種類に応じて種々の方法を採用する
ことができ、具体的には常温、常圧下で行う方法、赤外
線ランプ、プレートヒーターあるいは減圧乾燥機などの
電気あるいは機械装置を使用して行う方法、溶剤の一部
を常温、常圧下で蒸発揮散させたのち、50〜30Cf
Cの加熱乾燥機を用いて残りの溶剤を除去する方法など
が例示される。
以上説明したように、本発明方法によれば通常のシリコ
ーン系ゴム成形体を容易にしかも確実に支持体に装着す
ることができ、またこの方法は従来現場作業の困難とさ
れていた分野においても容易に応用することができるの
で、眼鏡の耳あてつる部、キャップ、スリーブ、分岐管
などの用途や医療あるいは食品関連分野、装飾分野、家
庭電化製品分野、輸送機器分野などに好適とされる。
つぎに本発明の実施例をあげる。実施例1 内径が1.泗、肉厚が0.1dで長さおよび重量が下記
の第1表に示すような値のシリコーンゴム製管状体を、
塩化メチレン、1,1,1−トリクロロエタンまたはこ
れら混合溶剤中(混合割合については第1表参照)に温
度を20′Cに保持しながら24Tf間浸漬したのち、
これを取り出した。
前記管状体は同表に示すような寸法にまで膨潤していた
。つぎにこの膨潤後の管状体を2(代)の室内に同表に
示すような時間放置し溶剤を蒸発揮散させたところ、該
管状体は下記の表に示すような寸法および重量にまで復
元していた。この第1表の結果から明らかなように、溶
剤を18扮を要して蒸発揮散させた後の管状体はいずれ
も溶剤に浸漬前の寸法に確実に戻つていることがわかる
実施例2 下記の第2表に示すような寸法および重量のフロロシリ
コーンゴム製シート片を塩化メチレン、1,1,1−ト
リクロロエタンまたはこれらの混合物(混合割合につい
ては第2表参照)中に、温度を20゜Cに保持しながら
2@間浸漬させた。
ついでシート片を取り出しその寸法および重量を調べた
ところ、同表に示すとおりであつた。つぎに上記で膨潤
させたシート片を20′Cの室内に3時間放置し溶剤を
蒸発揮散させたところ、該シート片は下記の第2表に示
すような寸法および重量にまで復元していた。実施例3 KE552BU(信越化学社製、シリコーンゴムパウン
ド)10瞠量部と2,5−ジメチルー2,5−ジ(tー
ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5重量部とを均一に添
加混練し、これを圧縮成形により内径1.00、厚さ0
.20、長さ4dのチューブを成形した。
ついで該チューブを型より取出し中枠よりチューブを取
り外そうとしたところ、チューブと中枠とが密着してい
て取り外すことができなかつた。そこでこの中枠を1,
1,1−トリクロロエタン中に室温で2時間浸漬させた
ところチューブは膨潤して中枠より容易に取り外すこと
ができた。(膨潤後のチューブの寸法は内径1.5cm
1長さ6.泗であつた。)つぎに、上記で得たチューブ
を内径1.4C!1t1長さ15.hのバイブに装着し
、室温下に放置したところ、1紛後にはチューブはバイ
ブに固定され、1時間後には充分に固着していた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリコーン系ゴムからなる被覆用成形体を、塩素化
    炭化水素系溶剤に接触、膨潤させたのち、これを支持体
    に挿入し、ついで前記塩素化炭化水素系溶剤を蒸発揮散
    させることを特徴とするシリコーン系ゴム成形体を支持
    体に固着する方法。
JP54076443A 1979-06-18 1979-06-18 シリコ−ン系ゴム成形体を支持体に固着する方法 Expired JPS6053058B2 (ja)

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JPS56145A JPS56145A (en) 1981-01-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5369281A (en) * 1976-11-29 1978-06-20 Althouse Victor E Silicone rubberrenclosing part and method for fixing it arround support

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