JPS60529A - 透明キ−ボ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は透明キーボードに係り、さらに詳細には電子式
卓上計算機（以下電卓と呼ぶ）などの電子機器に用いら
れる透明キーボードに関する。

従来技術 各種電子機器、たとえば電卓などでは、近年表示器の」
二面などに入力手段として透明キーボードを用いる例が
多い。これは関数電卓などの電子機器では、多数の入カ
キ−を設ける必要があり、またミスタッチを防止するた
めにある程度キー間隔を設けてキーを配置するのでキー
ボードの占有面積が非常に大きくなってしまうとともに
、多数のキーが並んでいるために各キーに伺された表示
が非常に見づらくなる、という不都合を解消するためで
ある。特に関数電卓などではキーの機能を２〜３段階に
シフトして用いることが多いので、その機能を全て表示
しようとすると判読が非常に困難になる。

実際には使用頻度の少ないキーをＬＣＤなどの表示器上
に透明キーボードとして構成する例が多いが、これらの
透明キーボードはわずかな空隙を設けて配置した２枚の
透明フィルムの互いに対向する面に蒸着などの手段によ
り透明電極を形成し、上側の透明フィルムの電極部分を
押下することによりキー人力を行なうものである。この
入力内容の表示は通常透明キーボードの下部に配置され
た表示器により常時ないしは必要時に表示して操作者に
キーの機能を知らせるとともに、押下位置を知らせるよ
うに構成される。

このような透明キーボードによりキーボード上のキーの
数を減少させることができ、袋層の小型化、また入力内
容の判読を非常に容易にすることができるか１．従来の
この種の装置は以下に述べるような欠点がある。

第１図、第２図に透明キーボードを採用した従来の電卓
の斜視図および断面図を示す。

第１図において符号１で示されるものは電卓のケースで
、このケース１の上面前半部には数値キーなどのキー２
ａを配列して成るキーボード２が設けられている。ただ
しここでは簡略化のため一部の数値キーのみを図示して
いる。

ケース１上面の後半部には表示および透明キーボード部
Ａが配置される。この表示および透明キーボード部Ａは
ＬＣＤなどの表示器上に透明キーボードを配置して成る
もので、ここでは表示器は演算結果表示部３ａおよびキ
ー機能表示部３ｂの表示を行なうように構成される。表
示器の上面には透明キーボードが配置され、キー機能表
示部３ｂの各表示に対応する位置を押下することにより
関数演算が行なえるようになっている。ここでは透明キ
ーボードの各キーの機能はモードキー２ｂによりシフト
して変更することができるように構成されており、透明
キーボードの各キーの機能表示はモードキー２ｂの操作
に応じて切り換えられる。

一方この表示および透明キーボード部Ａの断面は第２図
に示すようになっている。上記の表示部３ａ、３ｂを有
する表示器３は演算制御用の電子回路を構成したプリン
ト基板５上に配置され、ホルダー６によりプリント基板
５！こ圧接固定される。

このときプリント基板５上の所定のプリントパターンと
表示器３の所定電極が導電ゴムなどから形成された導電
コネクタ７により電気的に接続される。この表示器３上
には、第１電極板８と第２電極板１２をスペーサ１１を
介してわずかな間隙を持つよう配置して構成した透明キ
ーボード４が設けられる。この第１電極板８、第２電極
板１２の前記のキー機能表示部３ｂに対応する位置には
蒸着などの手段により透明電極８ａ、１２ａが形成され
ている。

以上の表示および透明キーボード部Ａはケースｌの上側
カバー１ａの開口部に臨まされるが、その際上側カバー
１ａの開口部は表示部以外の表示器３周縁の比較的広い
範囲を隠すような大きさに形成される。これは表示器３
の周縁部に型番などが表示されていたり、また周縁部が
製造処理上の理由で見苦しい形態になっていたりするた
めである。

このように比較的広い範囲を上側カバー１ａにより覆う
構造を採用すると、特に上側カバー１ａの段差部に近い
部分の透明キーボードのキー人力の障害になるという欠
点がある。たとえば操作の際、指の腹が上側カバー１ａ
の段差部にかがったりすると、電極に対する押圧力が減
少し、キー人力が行なわれなかったり、チャタリングが
発生したりして正常なキー信号が得られない場合がある
。

目　白９ 本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、簡単で安価
な構造により、キー操作を確実に行なうことができる透
明キーボードを提供することを目的とする。

実施例 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。ただし、以下の説明では従来例同様の関数電卓を
実施例とし、図中従来と同様なものについては同一符号
を付し、その詳細な説明は省略する。

第３図に本発明の透明キーボードを用いた電卓の表示部
および透明キーボードの分解斜視図を示す。

第３図に示すように各部材は従来の電卓におけるのと同
様の順番でプリント基板５上に組み付けられる。すなわ
ち、プリント基板５上にはまず導通のための導電コネク
タ７を介して表示器３が載置され、金属板などで構成し
たホルダー６により固定される。このときホルダー６の
下部の爪６ａをプリント基板５の取付は用の角穴５ａに
係合させ、折りまげることなどにより固定が行なわれる
。ホルダー６の開口部はこのとき表示器３の演算結果な
いしはキー機能表示が行なわれる表示範囲３０部分を隠
さないような充分な広さを持つように形成す、るのはも
ちろんである。

続いて第１電極板８、スペーサ１１および第２電極板１
２から成る透明キーボードを表示部上に載置する。この
第１電極板８および第２電極板１２には従来のものと同
様、透明電極８ａ。

１２ａが設けられている。

本発明ではスペーサ１１を前記の表示範囲３０分のみを
表示できるだけの広さの開口部を持つ不透明な部材から
構成する。スペーサ１１は第１電極板８〜第２電極板１
２間が所定の間隔になるような厚みを有する不透明部材
であればどのようなものでもよく、たとえば透明フィル
ムの裏に社名、型名などの意匠をシルクスクリーンなど
の技法で印刷して不透明とするような構成としてもよい
。

以上のように積層した部材を、上側力ｔ＜−１ａにビス
止めする、あるいは下側カバー−プリント基板５間に一
装置した弾性部材などにより上側カバーｌａに圧接する
ことにより、第４図に示すような構造とする。このとき
、上側カバー１ａの開口部は図示するように上記の積層
した各部材から成る表示および透明キーボード部Ａを固
定できるだけの広さとする。このとき表示器３の表示範
囲３Ｃ以外の、見えては不都合な部分は口字状のスペー
サ１１により覆われて隠されることになる。

以上のような構成により、従来上側カバー１ａの縁部で
隠していた部分は、第５図に示すようにスペーサ１１に
よって隠すことができ、この分だけ、上側カバー１ａの
開口部を広くとることができる（第１図も参照のこと）
。

操作に際しては従来同様、キーボード２、モードキー２
ｂ、およびキー機能表示部３ｂの表示に対応した部分の
透明キーボードを押下することにより演算操作が行なえ
、このとき透明キーボード部分から上側カバー１ａの開
口部の段差のついた縁部が離れているため、従来装置に
おけるように充分なキー信号が得られなかったり、また
入力もれが発生したりする可能性を一段と減少させるこ
とができ、安定したキーλカ操作を可能にすることがで
きる。また、表示用の開口部が従来より広く構成される
ので、表示部が実際よりも大きな印象を与える効果も生
じるので、意匠的にも有利である。

以上のような構成では、用いられる部品点数は従来装置
と全く同じで、複雑な構成を必要とせず、装置全体を簡
単安価に構成することができる。

なお、以上の実施例では表示手段としてＬＣＤによる表
示器を例示したが、ＬＥＤなどによる表示器を用いる場
合にも同様の効果を期待でき、また可変表示ではなく固
定した表示を行なう表示板と組み合わせて用いられる透
明キーボードなどにも本発明が適用できるのはもちろん
である。また、以上の実施例では適用例として電卓を例
示したが、他のどのような電子機器にも本発明が応用で
きるのはもちろんである。

効　果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、表示
手段上に複数の透明電極板をスペーサを介して配置して
成る透明キーボードにおいて、前記スペーサを不透明部
材から構成し、前記表示手段の表示範囲以外の部分を覆
った構成を採用しているため、確実なキー操作が行なえ
、意匠的にも有利な優れた透明キーボードを簡単安価に
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の透明キーボードを採用した電卓の斜視図
、第２図は第１図の表示および透明キーボード部分の断
面図、第３図は本発明の透明キーボードの分解斜視図、
第４図は本発明の透明キーボードを採用した電卓の断面
図、第５図は本発明の透明キーボードを採用した電卓の
斜視図である。 ｌ・・・ケース　２・・・キーホード ３・・・表示器　５・・・プリント基板６・・・ホルダ
ー　７・・・導電コネクタ８・・・第１電極板　８ａ、
１２ａ・・・透明電極１１・・・スペーサ　１２・・・
第２電極板第１図 第２因 第３図 第−４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 表示手段」二に複数の透明電極板をスペーサを介して配
   置して成る透明キーボードにおいて、前記スペーサを不
   透明部材から構成し、前記表示手段の表示範囲以外の部
   分を覆ったことを特徴とする透明キーボード。