JPS6052022B2 - エネルギ吸収式ステアリングカラムチユ−ブ - Google Patents

エネルギ吸収式ステアリングカラムチユ−ブ

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JPS6052022B2
JPS6052022B2 JP3583479A JP3583479A JPS6052022B2 JP S6052022 B2 JPS6052022 B2 JP S6052022B2 JP 3583479 A JP3583479 A JP 3583479A JP 3583479 A JP3583479 A JP 3583479A JP S6052022 B2 JPS6052022 B2 JP S6052022B2
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JP
Japan
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tube
large diameter
tapered
diameter portion
ball
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JP3583479A
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JPS55127256A (en
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昭一 宮川
幸男 岡村
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車等の車輌のステアリング装置に於け
るステアリングカラムチューブに係り、特に高さ調節が
可能な伸縮形式のステアリングメインシャフトと組合せ
て用いられるに適した千ネルギ吸収式のステアリングカ
ラムチューブに係る。
車輌衝突時に運転者の頭部或いは願面がステアリング
ホィールに打ち付けられることにより運転者が受ける障
害は甚大である。かかる問題に対処し、その一つの対策
として、ステアリングメインシャフトをそれに軸線方向
の異常な圧縮荷重が作用したときにはエネルギを吸収し
つつ軸線方向に縮小する構造に構成することが実公昭5
3−40822号公報及び実公昭48−33385号公
報に於て提案されている。 本発明は、この先の提案に
なるステアリングメインシャフトと同様にその軸線方向
に異常な圧縮荷重が作用したときには該圧縮荷重による
エネルギを吸収しつつ軸線方向に縮小することによりス
テアリングホィールが運転者の頭部或いは顔面に大きな
衝撃を与えることを回避する構造を伸縮調整可能なステ
アリングメインシャフトと組合されるステアリングカラ
ムチューブに於て実施することにより、ステアリングホ
ィールの高さ調整が可能であると同時にステアリングホ
ィールに異常圧縮荷重が生じたとき該異常圧縮荷重を緩
衝的に受けることのできるエネルギ吸収式ステアリング
カラム装置を与えることのできるステアリングカラムチ
ューブを提供することを目的としている。
かかる目的は、本発明によれば、環状の第一のテーパ部
を境としてそれより軸線方向に沿う一方の側に第一の大
径部をまた他方の側に第一の小径部を有する第一のチュ
ーブと、環状の第二のテーパ部を境としてそれより軸線
方向に沿う一方の側に第二の大径部をまた他方の側に第
二の小径部を有する第二のチューブとを含み、前記第一
及び第二のチューブは各々それぞれの大径部に対するそ
れらの小径部の軸線に沿う配列順序を同一にして前記第
一のチューブが前記第二のチューブ内に同心に挿入され
た状態に組合され、前記第一の小径部の少なくとも一部
であつて前記第一のテーパ部に隣接した部分は前記第二
の大径部内に位置しており、前記第一の小径部と前記第
二の大径部の間の隙間であつて前記第一及び第二のテー
パ部の間に延在する部分には該隙間の半径方向寸法より
大きくない直径のボールと該ボールが前記第一及び第二
のチューブの軸線に沿う方向に自由に移動することを許
すケージとが挿入されており、前記第一及び第二のチュ
ーブが前記第一及び第二のテーパ部の間に前記ボールを
挾圧する相対的入筒式係合状態を越えて前記第一のテー
パ部が前記第二の小径部に重なり合いまた前記第二のテ
ーパ部が前一記第一の大径部に重なり合う方向に互に他
に対して相対的に移動する作動は、前記ボールが前記第
一の大径部と前記第二の小径部の少なくとも一方の壁面
の一部を圧壊するとき許されるようになつていることを
特徴とするステアリングカラムチユーーブによつて達成
される。かかる構成のステアリングカラムチューブを伸
縮調整可能なステアリングメインシャフトに組合せて用
いることにより、ステアリングメインシャフトの伸縮調
整に伴うステアリングカラムチユーーブの伸縮は前記ケ
ージが許す範囲にて前記ボールが前記第一及び第二のチ
ューブに対し自由に移動することによつて許され、この
範囲を越えてステアリングカラムチューブに異常な圧縮
荷重が生じたときには、前記ボールが前記第一及び第二
のテーパ部間にて挾圧され、更に該ボールが前記第一及
び第二のチューブの少なくとも一方の壁面の一部を該チ
ューブの軸線に沿う方向に圧壊する状態にて前記第一及
び第二のチューブがその入筒式係合の重なり長さを増大
する方向に相対的に変位することにより、ステアリング
カラムチューブのエネルギ吸収式縮小作用が生じ、ステ
アリングホィールに作用する衝撃的荷重に対する緩衝作
用が得゛られる。
以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。
第1図は本発明によるエネルギ吸収式ステアリングカラ
ムチューブの一つの実施例を示す一部断面による側面図
であり、第2図及び第3図はそれぞれ第1図に於ける線
■−■及び■−■による断面図である。
図に於いて、1にて全体的に示されたステアリングカラ
ムチューブは互にその一方の端部にて入筒式に係合する
第一のチューブ2と第二のチューブ3とからなつており
、全体として一つのチューブ構造をなし、その内部に通
されたステアリングメインシャフト4を被覆する構造を
有している。第一のチューブ2は第二のチューブ3と入
筒式に係合する一方の端部2aと反対の他端部2bにて
車輌のボデー5に固定されている。第二のチューブ3は
第一のチューブ2と入筒式に係合する一方の端部3aと
は反対の側の他端部3bにて軸受構造体6を支持するよ
うになつており、該軸受構造体を経てステアリングメイ
ンシャフト4の先端部に装着されたステアリングホィー
ル7のボス8をその軸線方向の圧縮変位に対し支持する
ようになつている。第一及び第二のチューブ2及び3の
入筒式係合部には、それぞれ両者の入筒式係合の長さが
増大する方向に、即ちカラムチューブ全体としてはその
長さが縮小する方向に両者の相対的変位が生じる時互に
対向して近づくテーパ部9及び10並びに11及び12
が形成されており、これら二つのテーパ部間にある両チ
ューブ間の空間13及び14にはそれぞれ該テーパ部に
よつて捕捉される大きさのボール15及び16が装入さ
れている。
この場合、ボール15又は16はそれぞれ空間13又は
14内に該ボールと共に装入されたケージ17又は18
によつてカラムチューブの軸線方向に案内されており、
第1図に於ける線■−■による断面である第2図に示さ
れている如く、この実施例に於いてはボール15はカラ
ムチューブの中心軸線の周りに等間隔に三個配置されて
いる。かる構成はボール16についても同様に採用され
ていてよい。互に入筒式に係合するチューブのうちのス
テアリングホィール側のチューブであるチューブ3には
、第3図により良く示されている如く逆U字型のブラケ
ット19が固定されている。
ボデー5にはこれに対応して逆U字型の他の一つのブラ
ケット20が固定されている。ブラケット19及び20
はそれぞれの両脚部の自由端部に丸孔21及び長孔22
を形成されており、これらの孔を貫通して延びるボルト
23、該ボルトの端部にねじ込まれたナット2牡ブラケ
ット19の両脚部間にあつてボルト22を通されたスリ
ーブ25よりなる締結装置によつて、ブラケット19は
ブラケット20に対しその標準位置Nより両方向へa又
はbのシフト範囲にて調整可能に締結されるようになつ
ている。かかるシフト調整はステアリングホィールの高
さ調整を行なうためのものである。かかるステアリング
ホィールの高さ調整が行われる際には、ボール15及び
16はそれぞれ隙間13及び14内にあつて互に隔置さ
れて対向するテーパ部9と10の間及びテーパ部11と
15の間で自由に移動し、ステアリングホィールの高さ
調整を妨げない。第4図は前述の締結装置23〜25に
よつて一つの調整位置に締結された状態にあるステアリ
ングカラムチューブの要部を示す縦断面図であり、第1
図の一部を幾分拡大して示す図に相当している。
互に入筒式に係合された内側のチューブ2は環状のテー
パ部9の一方の側に大径部26をまた他方の側に小径部
27を有しており、これに対応して外側のチューブ3は
テーパ部10を境にしてその一方の側に大径部28をま
た他方の側に小径部29を有している。そして内側のテ
ーパ部2の小径部27の少なくとも一部であつてテーパ
部9に隣接した部分は外側のテーパ部3の大径部28に
重なり合つており、その間に形成された隙間13には該
隙間の半径方向寸法より大きくない直径のボール15が
設けられ、該ボールはケージ17によつてチューブ2及
び3の共通の軸線の方向に案内されている。これと同様
の構造がボール16及びケージ18に関連する部分につ
いても設けられており、即ち内側のチューブ2はそのテ
ーパ部11を境にして一方の側に大径部30をまた他方
の側に小径部31を有し、また外側のチューブ3はその
テーパ部12を境にして一方の側に大径部32をまた他
方の側に小径部33を有している。
そして内側のチューブ2の小径部31の少なくとも一部
であつてテーパ部11に隣接した部分は外側のチューブ
3の大径部32に重なり合つており、その間に形成され
た隙間14には該隙間の半径方向寸法より大きくない直
径のボール16が設けられ、該ボールはケージ18によ
つてチューブ2及び3の共通の軸線に沿う方向に案内さ
れている。正常時にかかる状態である構成を有するステ
アリングカラムチューブを備えた車輌が衝突を起し、運
転者の頭部又は顔面がステアリングホィール7に打ちつ
けられることによりその衝撃が軸受構造体を介してチュ
ーブ3に作用し、該チューブが第1図にて左方へ押圧さ
れ、その押圧力が所定の大きさを越えると、部材23〜
25によるブラケット19と20の間の締結に滑りを生
じ、ボルト23は長孔22の左端まで移動し、チューブ
2と3間の関係は第5図に示す如くなる。これより更に
チューブ3が第1図又は第5図にて左方へ強い力にて押
圧されると、ボール15及び16はそれぞれチューブ2
のテーパ部9及び11又はチューブ3のテーパ部10及
び12を越えてチューブ2又は3の一部を″圧壊しつつ
該チューブに沿つて進行し、カラムチューブの軸線方向
に於ける縮小変形の増大に伴つて総量が連続的に増大す
る態様に衝撃エネルギを吸収し、これによつて衝撃エネ
ルギの緩衝的吸収が行われる。この場合、かかるカラム
チューブの一縮小変位の量に対するエネルギの吸収率を
適当な値に設定しておくことにより、車輌衝突時に運転
者がその頭部或は顔面をステアリングホィールに打ちつ
けた際にステアリングホィールが運転者の頭部或は顔面
に与える緩衝力を好ましい値に設定ノすることができ、
運転者が受ける傷害を最小限に抑えることができる。以
上に於いては本発明を一つの実施例について詳細に説明
したが、本発明はかかる実施例にのみ限られるものでは
なく、カラムチューブをそれが軸線方向に縮小される時
実質的な量のエネルギを縮小変位の増大に伴つて総量が
連続的に増大する態様に吸収するよう構成することは、
他の種々の実施例によつて達成可能であることは当業者
にとつて明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるエネルギ吸収式ステアリングカラ
ムチューブの一つの実施例を示す一部断面による側面図
、第2図及び第3図はそれぞれ第1図の■−■及び■−
■による断面図、第4図は第1図に示すステアリングカ
ラムチューブが正常な状態にある時のその要部を示す部
分断面図、第5図は第4図に示す部分が車輌衝突時に衝
撃エネルギを緩衝式に吸収し始める時の状態を示す第4
図に対応する断面図である。 1・・・・・・ステアリングカラムチューブ、2,3・
・・・・・チューブ、4・・・・・・ステアリングメイ
ンシャフト、5・・・・・・ボデー、6・・・・・軸受
構造体、7・・・・・・ステアリングホィール、8・・
・・・・ボス、9,10,11,12・・・・・・テー
パ部、13,14・・・・・空間、15,16・・・・
・・ボール、17,18・・・・・・ケージ、19,2
0・・・・・ブラケット、21・・・・・丸孔、22・
・・長孔、23・・・・・ボルト、24・・・・・ナッ
ト、25・・スリーブ、26,30・・・・・内側チュ
ーブの大径部、27,31・・・・・内側チューブの小
径部、28,32・・・・・・外側チューブの大径部、
29,33・・・・外側チューブの小径部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 環状の第一のテーパ部9を境としてそれより軸線方
    向に沿う一方の側に第一の大径部26をまた他方の側に
    第一の小径部27を有する第一のチューブ2と、環状の
    第二のテーパ部10を境としてそれより軸線方向に沿う
    一方の側に第二の大径部28をまた他方の側に第二の小
    径部29を有する第二のチューブ3とを含み、前記第一
    及び第二のチューブは各々それらの大径部26,28に
    対するそれらの小径部27,29の軸線に沿う配列順序
    を同一にし前記第一のチューブ2が前記第二のチューブ
    3内に同心に挿入された状態に組合され前記第一の小径
    部27の少なくとも一部であつて前記第一のテーパ部9
    に隣接した部分は前記第二の大径部28内に位置してお
    り、前記第一の小径部27と前記第二の大径部28の間
    の隙間であつて前記第一及び第二のテーパ部9,10の
    間に延在する部分には該隙間の半径方向寸法より大きく
    ない直径のボール15と該ボールが前記第一及び第二の
    チューブの軸線に沿う方向に自由に移動することを許す
    ケージ17とが挿入されており、前記第一及び第二のチ
    ューブ2,3が前記第一及び第二のテーパ部9,10の
    間に前記ボール15を挾圧する相対的入筒式係合状態を
    越えて前記第一のテーパ部9が前記第二の小径部29に
    重なり合いまたは前記第二のテーパ部10が前記第一の
    大径部26に重なり合う方向に互に他に対して相対的に
    移動する作動は、前記ボール15が前記第一の大径部2
    6と前記第二の小径部29の少なくとも一方の壁面の一
    部を圧壊するとき許されるようになつていることを特徴
    とするステアリングカラムチューブ。
JP3583479A 1979-03-27 1979-03-27 エネルギ吸収式ステアリングカラムチユ−ブ Expired JPS6052022B2 (ja)

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JPS55127256A JPS55127256A (en) 1980-10-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7181990B2 (en) * 2002-09-16 2007-02-27 Mack Trucks, Inc. Positioning device for a telescoping steering column
JP5268027B2 (ja) * 2009-03-25 2013-08-21 アイシン精機株式会社 エネルギー吸収ステアリングコラム

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