JPS6051679B2 - 沸騰水形原子炉発電所廃液処理方法 - Google Patents

沸騰水形原子炉発電所廃液処理方法

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JPS6051679B2
JPS6051679B2 JP54139907A JP13990779A JPS6051679B2 JP S6051679 B2 JPS6051679 B2 JP S6051679B2 JP 54139907 A JP54139907 A JP 54139907A JP 13990779 A JP13990779 A JP 13990779A JP S6051679 B2 JPS6051679 B2 JP S6051679B2
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要 松本
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Nippon Genshiryoku Jigyo KK
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Nippon Genshiryoku Jigyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、沸騰水形原子炉(以下、BWRと略する)
発電所廃液処理方法に関する。
BWR発電所の廃液処理方法は概略第1図に示す通り
である。
原子炉周辺から発生する廃液は大別して発生源別に3
系統に分けて処理系が構成さている。
この分類基準は発生源別とはいうものの水質にその基準
がおかれている。すなわち、機器ドレン系は原子炉一次
系のポンプ弁等から漏洩水、サンプルラインの排出液等
であり、放射能レベルは高いが、高純度の廃液である。
この廃液はフィルタ、イオン交換樹脂により不溶解性の
粒子及び溶解性のイオン不純物を除去し補給水として再
使用する系である。この系で発生する濃縮不純物はフィ
ルタスラッジサージタンクに受けた後、貯蔵タンクに貯
蔵の上、セメント固化される。廃液脱塩装置の廃樹脂も
廃樹脂タンクに貯蔵の上、セメント固化される。 床ド
レン系は原子炉やタービン発電機の設置されている建家
内で使用された雑用水であり、放射能レベルは低く、低
純度の廃液である。
この廃液は濁度成分が高い場合は、フィルタで濾過処理
をした後、濃縮処理を行い、化学廃液と同じ処理方法を
とる。 化学廃液はイオン交換樹脂を再生する際に発生
する硫酸ソーダを主成分とする電気伝導度50μ01c
1r1以上の廃液が主であり、少量の除染廃液、分析室
ドレインと共に濃縮処理される。
これらの廃液は廃液中和タンクに収集し、中和処理した
後、床ドレンと同様、蒸発濃縮器により濃縮減容してか
ら固化処理装置に送り、セメントとともにドラム缶内に
固化させる。この濃縮の際に発生する蒸気は凝縮させて
機器ドレン系に送り、濾過脱塩処理をして再使用するこ
とを原則としているが、水バランス上系内での保有水量
や余剰した場合、この蒸留水をさらにイオン交換樹脂に
通して脱塩及び放射性物質を除去して全く無視できる程
度にした後、タンクに収集し、放射能濃度を測定して復
水冷却器、冷却水で希釈し、法規に定める許容値を下ま
わることを確認の上、海中へ放出している。BWR発電
所から発生する放射性固体廃棄物のうち、液体廃棄物処
理系から排出されるものは、廃液フィルタ逆洗水スラッ
ジ、床ドレンフィルタ逆洗水スラツ、燃料プール逆洗水
スラッジ、原子炉冷却材浄化装置廃樹脂、復水脱塩装置
廃樹脂、機器ドレン系脱塩装置廃樹脂及び床ドレン系と
再生廃液系の濃縮廃液である。
これらの廃棄物はそれぞれ固有の性状を有し、その発生
源により放射能レベルも大きく異なるため、それぞれに
応じ、区別して適切な処理を行なう。
すなわち、液体の処理装置から排出されるフィルタスラ
ッジは脱水減容してからストレージタンクで放射能を貯
蔵減衰させ、また使用済イオン交換樹脂についても同様
にタンク貯蔵により放射能を減衰させてから、セメント
固化等の固化処理を行なう。なお、784MWe以上の
ユニットにおける原子炉冷却材浄化系及び燃料プール浄
化系には粉末レジンを使用してその発生量を低減すると
ともに、放,射能レベルが高いので、地下ステンレス製
の貯蔵タンクを設置して、約1咋間の貯蔵減衰を行なう
こととして、現在ではセメント固化を行なつていない。
濃縮廃液については連続一定期間貯蔵可能なよ−うに専
用の貯蔵タンクを複数個(一般には三基)設置し、一定
期間貯蔵し、放射能を減衰させた後、固化処理系に送り
、しやへい壁を介して遠隔操作により200e(7)鋼
製ドラム缶内に廃棄物とセメントとを注入し、インドラ
ムミキサにより均一に混合して固化している。
この固化の際、廃棄物を多量に注入すると固化体の強度
が弱くなり、さらに過度に注入すると固化しないばかり
でなく、ドラム固化体の表面線量率が高かくなり、その
後の取扱いが煩雑となるため、廃棄物をセメントととも
にドラム缶内に固化するに際しては、廃棄物とセメント
の混合比を調整してできた固化体が、深海5000m.
の位置の水圧に耐えられる強度にする・こと及びドラム
固化体表面の放射線率を放射性物質運搬基準200Tr
L,RIH以下にすることを条件にし、近く可能となる
であろう海洋投棄処分にそのまま対処し得るようにして
いる。原子力発電所の運転に伴ない発生する放射性固体
廃棄物の年間発生量はドラム缶に詰めたもので2500
本程度となつており、このうち濃縮廃液を詰めたドラム
固化体は、全体の固体廃棄物発生量の過半数を占め、こ
の低減化に努めることが固体廃棄物の発生量の低減化に
有効である。
この発生源は主に復水脱塩装置の再生廃液を濃縮したも
のであるが、この濃縮廃液を遠心薄膜乾燥機あるいは薄
膜掻取乾燥機によつてさらに乾燥させて完全に水分を蒸
発させ、結晶化させて、長期間にわたつて貯蔵保管する
方法や溶融アスファルトに濃縮廃液を混入させ、水分を
完全に蒸発させてアスファルトと一体化させる方法ある
いは乾燥結晶をプラスチックで固化する方法等がドラム
固化体発生量を低減させる目的で種々検討されている。
しかし、前述のように濃縮廃液の注入量を増加させると
、表面線量率が高かくなり、その後の固化体の取扱が煩
雑となることが最大の欠点であり、また乾燥結晶化、ア
スファルト固化、プラスチック固化等の減容性の良い処
理をしてドラム缶発生本数を減少させると、放射能は濃
縮され、ドラム缶1本当りの放射能量が高くなり、運搬
基準を満足しなくなつてしまう。
この対策として固化処理あるいは乾燥処理以前で放射能
を分離する工程を入れることが考えられ、その具体的方
法として分離機を用いる方法が検討されているが、この
方法では、分離し、放射能を濃縮した廃液が新たに発生
することになり高い放射能を取扱う系を増加させること
になり、好ましくない。
本発明は上記の種々の事情にかんがみなされたもので、
BWR発電所液体廃棄処理方法において、水質の発生源
別による分類の他に、放射能による分類を厳密に行ない
、物質量は多いが放射能は非常に少ない系と、逆に放射
能は多いが物質量が非常に少ない系とに二分し、物質量
が多く放射.能の少ない系の固化系と、物質量が少なく
放射能の多い系は現状の設備でプランナ寿命中貯蔵保管
でき、保管減衰の上、固化することを特徴とする廃液処
理方法を提供する。
既設発電所の運転実績を詳細に検討した結果、放射能が
高かく、純度の良い廃水である機器ドレン系のうち、ド
ライウェルの機器ドレンサンプからの廃水はその量が少
ないにもかかわらず放射能が多く、濁度も高いことが判
つてきた。
すなわち、廃水量は機器ドレン系全体の5%程度であり
ながら放射能量及び濁度は機器ドレン系全体の90%を
占めている。しかも放射能が高くなるのは定期点検期間
中と起動直後の短かい期間であることも明らかになつた
。再生廃液系は電導度、濁度及び放射能も高いも,ので
あり、濃縮廃液の液量の99.9%を占めている。
床ドレン系の廃水量は多いが濃縮するとその量は非常に
少なくなり、また、その放射能も濃縮廃液の中の1%以
下であることが判つた。
濃縮廃液に及ぼされる放射能の源は再生廃液系であるこ
とをつきとめ、さらに再生廃液系を詳細に調査したとこ
ろ、廃水量は10%程度の制御棒駆動機構リペアルーム
からの除染廃液に放射能の90%が存することが判明し
た。
これまで濃縮廃液の放射能の源はコンデミ再生廃液であ
ると信じられているが、上記の調査で除染廃液が源であ
ることは明らかである。この除染廃液を分析したところ
電導度は低いが濁度と放射能がきわめて高く、しかも除
染廃液が発生するのは原子炉の法定定期点検期間中に限
られることも明らかになつた。
フィルタスラッジ貯蔵タンク中の廃スラッジを分析する
とその放射能の源は燃料プールフィルタであり、約70
%を占め次いで機器ドレンフィルタによるものであるこ
とが判つた。
機器ドレンフィルタ廃スラッジ中の放射能の源はドライ
ウェル機器ドレンサンプからのものがその90%以上を
占めていることも明らかになつた。復水系樹脂、機器ド
レン系樹脂の放射能量はさほど多くはなく炉水浄化系樹
脂の放射能の1%以下であることが判つた。
一方、固化廃棄物量から観察すると、濃縮廃液が50%
、復水系樹脂と機器ドレン系樹脂が25%、フィルタス
ラッジのうち機器ドレン系と床ドレン系フィルタのスラ
ッジが15%、燃料プールフィルタスラッジと炉水浄化
系樹脂が10%であることが判明した。
種々の減容処理法を採用すると放射能濃度が上昇し、こ
のため固化廃棄物の表面線量率が上昇する。
このことは、濃縮廃液セメント固化体を作る場合にも経
験的に明らかであり、注入量を多くできない原因である
。減容化を計るためには放射能の取扱いがきわめて重要
となる。
次に放射能の流れを第1図の廃液処理系統図を参照にし
て追跡してみると以下の通りである。
(1)機器ドレン系aではドライウェル1から廃液収集
タンク2へ入り廃液フィルタ3で分離され、フィルタス
ラッジサージタンク4を介して遠心分離機5で濃縮して
フィルタスラッジ貯蔵タンク6,7に貯蔵されている。
機器ドレン系aの放射能の90%を占め液量では5%以
下で、しかも期間的にも定期点検時のみのドライウェル
廃水が、これだけの系を流れるため、放射能の除染、し
やへい等が必要となつている。この定期点検期間中のわ
ずかな量のドライウェル廃水を分離して処理すれは、機
器ドレン系の放射能は1紛の1に減少し、処理、保守等
の作業が行ないやすくなる。(2)再生廃液系bでは放
射能の90%を占める除染廃液Lは水量で1%以下であ
り、これが廃液中和タンク8に入り、廃液濃縮器9て濃
縮され、濃縮廃液タンク10,11,12で貯留され、
さらに計量タンク13を介してドラム缶14へ送られセ
メントとともに固化されている。
したがつてこの除染廃液Lを別に処理すると、固化系に
流入する放射能量をl紛の1にすることがノ 可能にな
る。また、廃液中和タンク8、廃液濃縮器9及び濃縮廃
液タンク10,11,12の放射能レベルを低下し、運
転保守が行いやすくなる。
(3)固化系のフィルタスラッジでは燃料プールフイル
タ15が70%の放射能を占めており、これがフィルタ
スラッジサージタンク4を経て遠心分離機5で濃縮され
フィルタスラッジ貯蔵タンク6,7へ入つてきている。
この燃料プールフィルタスラッジの流れる系は、そのた
め放射能レベルが高くなつている。前記(1)で機器ド
レン系aの廃液フィルタ3へ入る廃液のうち機器ドレン
サンプのドライウェル1の廃水を別に処理するとフィル
タスラッジの放射能は1紛の1以下になり、床ドレン系
cにおける床ドレンフィルタスラッジの放射能は低いこ
とからフィルタスラッジサージタンク4、遠心分離器5
、フィルタスラッジ貯蔵タンク6,7の放射能レベルが
低くなる。
ドライウェル機器ドレンサンプの定期点検時の廃水は濾
過器では処理しにくく、沈降分離法で処理すると放射能
は容易に沈澱することが実験の結果、判明した。
また、除染廃液Lは第1図の処理系統では廃液濃縮器9
で処理しているが、除染廃液中の放射能成分はきわめて
沈降性に富み、このため廃液濃縮器9中で沈降して底部
排水管を閉塞させる等の故障の原因となつていることが
判つた。また、燃料プールフィルタスラッジと原子炉冷
却材浄化系樹脂とは本質的に同じ材料であり、そ〜の物
理的、化学的性質もきわめて類似していることが分析の
結果得られた。
以上の種々の詳細な分析、実験、検討の結果、第2図に
示すような新たな廃液処理方法を発明した。
本発明においては廃液中和タンクから廃液濃縮器を経て
濃縮廃液を複数個の濃縮廃液タンクへ送りさらにこれを
固化系へ送つて固化するに際し、前記複数個の濃縮廃液
タンクへ廃液濃縮器からの濃縮廃液を同時に受け入れる
ことなく、まず初段!の濃縮廃液タンクに導入し、この
濃縮廃液タンクの上澄液を次段の濃縮廃液タンクに導入
し、以下同様にして最終段の濃縮タンクに前段の上澄液
を導入し、これを固化系に送り固化するとともに各濃縮
廃液タンクに沈澱したヘドロは定期的に排出っし、前記
タンクに密閉管路結合した廃スラッジ貯蔵タンク及び廃
樹脂貯蔵タンクへ送り、処理貯蔵するようにしている。
すなわち、第1図と同一部分には同一符号を附した第2
図に示すように、廃液濃縮器9からの濃縮廃液は初段の
濃縮廃液タンク10に導かれ、初段の濃縮廃液タンク1
0の上澄液は次段の濃縮廃液タンク11に、またその上
澄液は最終段の濃縮廃液タンク12にそれぞれ送られる
。最終段の濃縮廃液タンクの上澄液は固化系に送られ固
化処理を施される。なお、各濃縮廃液タンクに沈澱した
ヘドロは配管24により定期的に抽出し廃スラッジ、す
なわちフィルタスラッジ貯蔵タンク6,ノ7、廃樹脂タ
ンク16,21に送られ、ここで貯蔵処理される。さら
に、ドライウェル機器ドレンサンプの廃水Mと除染廃液
Lと燃料プールフィルタ廃スラッジNとは炉水浄化系樹
脂16と合せて廃樹脂タンクに貯蔵することが可能であ
ることが明らかになつたので、それぞれ配管17,18
,19、によつて前記廃樹脂タンクへ接続する。
この結果、フィルタスラッジの放射能は1C@の1に減
じ、濃縮廃液の放射能は1紛の1に減じ、炉水浄化系樹
脂16の放射能はたかだか20%の上昇にとどめること
ができる。
したがつて、上記の濃縮廃液は、現状ではセメント固化
を行つているので、上記のような廃液処理系統にするこ
とにより1紛の1に減容しても固化させることが可能と
なる。
次に、フィルタスラッジも放射能が1紛の1になること
から復水系樹脂20、機器ドレン系樹脂21と同程度の
放射能となり、比較的短期間の減衰処理で固化可能にな
り、また減容化の大きい固化処理が可能になる。
このように放射能の高い廃液をメインの液体処理系とは
別系統とし、操作機器を介さすに炉水浄化系樹脂の廃樹
脂タンクへ直接送り込むことにより、放射能の拡散がな
くなり、放射能の流れる部位がきわめて限定されること
から、処理系の運転、保守の作業場所の空間線量率は現
在の1紛の1に減少できるので、ほとんど放射能のない
環境となり、作業性は著しく改善される。
また、炉水浄化系樹脂ではスラッジ量の増加は燃料プー
ルフィルタスラッジ分の増加が主因であり、その増加量
は10%以内であり、放射能の増加は20%程度である
したがつて上記の改良廃液処理方法によつて炉水浄化系
樹脂の減衰処理に及ぼす影響はほとんど無視し得る程度
であり、かつ貯蔵量の増加もわすかであることから原子
炉使用期間中に発生する炉水浄化系樹脂、燃料プールフ
ィルタスラッジおよびドライウェル機器ドレンサンプと
除染廃液の放射成分をすべて廃樹脂タンク中のに貯蔵し
減衰処理することが可能である。さらに、濃縮廃液に性
状を詳細に分析研究したところ、床ドレン系C1高電導
度サンプ22及びコンデミ再生廃液Pに含まれる放射能
成分は主としてコバルト60及びマンガン54であり、
これらは核分裂生成物ではなく、原子炉水中の不純物が
放射化されたものであることが明らかになつた。また、
これらの放射能は廃液中和タンク8における中和処理及
び廃液濃縮器9における濃縮処理により、不溶性の物質
に変換されることが判り、さらにこれらの化学反応機構
は廃液の性状、分析値が複雑であるために明らかではな
いが、濃縮廃液タンクに入れ、沈澱させれば放射能を沈
澱中に濃縮し、上澄水中の放射能を低減できることが判
明した。上記の結果から、第1図に示すような廃液濃縮
器9から濃縮廃液タンク10,11,12への一括した
管路結合をやめ、第2図に示すように廃液濃縮器9から
の濃縮廃液を初段の濃縮廃液タンク10で受け、その上
澄液を次段の濃縮廃液タンク11へ導入し、さらにその
上澄液を最終段の濃縮廃液タンク12へ導入する。
そして計量タンク13を介してドラム缶14へ上澄液を
送るようにすることにより、固化系へ入る放射能は、さ
らに10分の1以下になり、極端に減容処理をしたとし
ても固化体の表面線量は運搬規則の数分の1以下とする
ことができる。上記のことは、比較的短かい貯蔵期間で
固化体が放射性廃棄物としての基準放射能よりも小さく
ない、一般産業廃棄物として取扱うことが可能になる。
また、減容したことにより現在の貯蔵庫で減衰処理でき
る期間が長くなることから将来の放射性廃棄物の発生量
を低減し得るというきわめて大きな効果をもたらす。さ
らにまた、濃縮廃液タンク10,11,12の底部に沈
殿した放射能を含むヘドロは量的には少量であることか
ら配管23及び24によつてそれぞれフィルタスラッジ
貯蔵タンク6,7及び炉水浄化系樹脂タンク16に接続
し、それらフィルタスラッジ貯蔵タンク6,7または炉
水浄化系樹脂タンクへ送つて減衰処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のBWR発電所廃液処理方法を示す系統図
、第2図は、本発明のBWR発電所廃液処理方法を示す
系統図である。 1・・・・・・ドライウェル、2・・・・・・廃液収集
タンク、3・・・・・・廃液フィルタ、4・・・・・フ
ィルタスラッジサージタンク、5・・・・・・遠心分離
器、6,7・・・・・フィルタスラッジ貯蔵タンク、8
・・・・・・廃液中和タンク、9・・・・・・廃液濃縮
器、10,11,12・・・・・・濃縮廃液タンク、1
3・・・・・・計量タンク、14・・・・・・ドラム缶
、15・・・・・・燃料プールフィルタ、16・・炉水
浄化系樹脂、17,18,19,23,24・・・配管
、20・・・・・・復水系樹脂、21・・・・・機器ド
レン系樹脂、22・・・・・・高電導度サンプ、a・・
・・・・機器ドレン系、b・・・・・・再生廃液系、c
・・・・・・床ドレン系、L・・・・・・除染廃液、M
・・・・・・ドライウェル機器ドlレンサンプの廃液、
N・・・・・・燃料プールフィルタ廃スラッジ、P・・
・・・・コンデミ再生廃液。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 放射能レベルの高いドライウェル機器ドレンサンプ
    の定期点検時の廃水と、除染廃液と、燃料プール浄化系
    廃スラッジとの3つの廃水系を直接に原子炉冷却材浄化
    系廃樹脂タンクへ管路結合しこのタンクに前記各廃液を
    原子炉冷却材浄化系廃樹脂と合せて処理貯蔵して所定レ
    ベルまで放射能を減衰させるとともに、放射能レベルの
    低い床ドレン系、高電導サンプ、コンデミ再生廃液は廃
    液中和タンクで処理した後、廃液濃縮器で濃縮減容して
    これを前段の濃縮廃液タンクの上澄を受容する複数の濃
    縮廃液タンクの初段に導入し、最終段のものの濃縮廃液
    を固化系に送り固化するとともに各濃縮廃液タンクに沈
    澱したヘドロは定期的に排出し、前記各濃縮廃液タンク
    に密閉管路結合した廃スラッジ貯蔵タンク及び廃樹脂貯
    蔵タンクへ送り、処理貯蔵することを特徴とする沸騰水
    形原子炉発電所廃液処理方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52147300A (en) * 1976-06-02 1977-12-07 Japan Atom Power Co Ltd:The Treating method of radioactive liquid waste containing solid contents

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