JPS6051668B2

JPS6051668B2 - 電子時計の計時情報修正装置

Info

Publication number: JPS6051668B2
Application number: JP54049381A
Authority: JP
Inventors: 吉和山田
Original assignee: KASHIO KEISANKI KK
Current assignee: KASHIO KEISANKI KK
Priority date: 1979-04-20
Filing date: 1979-04-20
Publication date: 1985-11-15
Also published as: JPS55141685A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、少なくとも時情報および分情報を液晶素
子の表示位置などにより表示するアナログ表示部と、計
時情報を数値などにより表示するデジタル表示部とを備
えた電子時計の計時情報修正装置に関する。

一般に、時、分などの計時情報を例えば液晶セーグメ
ントの組合せにより数値として表示するデジタル表示式
の電子時計は、時刻の読み取りが容易である反面、例え
ば指針表示するアナログ表示式の時計のように、現在の
時刻から特定の時刻まで取る＝とができない欠点があつ
た。

この欠点を解決するために、例えば時、分の計時情報を
アナログ表示部により表示させ、月、日付、曜日などの
計時情報をデジタル表示部により表示させる電子時計が
考えられている。しかし、このように、計時情報をア
ナログ表示部、およびデジタル表示部によつて表示する
電子時計は、使用上便利である反面、計時情報修正時の
操作は非常に面倒である。

特に、前記両表示部によつて表示される計時情報が多い
場合、あるいは、１つの計時情報をアナログ表示部と、
デジタル表示部の両表示部によつて表示させる場合等に
おいては、計時情報修正操作が複雑化して煩られしいば
かりか、修正操作の複雑さのため操作ミスを誘つたりす
る虞れがあつた。この発明は、前記事情に基づいてな
されたもので、その目的とするところは、アナログ表示
部及びデジタル表示部を備えた電子時計において計時情
報の修正は、すべてデジタル表示部によつて行わせるこ
とにより修正操作を単純化した電子時計の計時修正装置
を提供することである。

以下、本発明による電子時計の計時情報修正方式を第
１図ないし第３図の一実施例に基づいて説明する。

第１図は、この発明の電子時計の概略構成図であり、符
号１は発振回路で、この発振回路１から出力される基準
発振信号は分周回路２に与えられて分周され、１秒周期
（１ＰＩＳ）の信号が計時計数回路３に与えられる。ま
た、分周回路２からはデユーダ・ドライバ４にも駆動信
号が与えられる。上記計時計数回路３は、上記１秒周期
の信号を計数して秒、分、時、日付、月、曜日等の計時
情報を出力するものて各計時情報は詳細を後述する表示
切換回路５に与えられる。一方、符号９は、操作スイッ
チ群であり、この操作スイッチ群９は、表示装置６に３
種類の計時情報表示モードを与えるためのモード切換ス
イッチＳＷｌと、平常の表示状態から修正状態に入るた
めの切換スイッチＳＷ２と、修正される桁を選択する修
正桁選択スイッチＳＷ，と、選択された桁の計時情報値
を修正するための修正スイッチＳＷ４とから構成されて
いる。

そして、モード切換スイッチＳＷｌが押されると、ワン
ショット回路１０からワンショット信号が出力され、ア
ンド回路１１の入力端に与えられる。このアンド回路１
１の他方の入力端には、バイナリフリップフロップ１３
のＯ側出力が与えられており、このため、前記ワンショ
ット信号はアンド回路１１を介して３進カウンタ１４に
与えられ計数される。３進カウンタ１４の計数値情報は
、アンド回路１２を介して表示切換回路５に与えられる
。

また、修正切換スイッチＳＷ２の操作信号は、ワンショ
ット回路１５を介してバイナリフリップフロップ１３の
Ｔ入力端子に与えられる。

このバイナリフリップフロップ１３は、Ｔ入力端子にワ
ンショット信号が与えられると、その出力状態を反．転
するものであり、Ｏ側出力信号は前記アンド回路１２に
送られ、またＯ側出力信号は表示切換回路５及びアンド
回路１８，１９に送られると共に訂正制御回路１９にも
訂正制御信号として与えられる。上記訂正制御回路１９
は、バイナリフリツ．プフロツプ１３から訂正制御信号
が送られている時のみ動作するもので、ワンショット回
路２０及びアンド回路１８を介して与えられる修正桁選
択スイッチＳＷ３の操作信号によつて桁選択を行ない、
この選択された桁に対して修正信号をワンシ・ヨツト回
路２１、アンド回路１７を介して送られる修正スイッチ
ＳＷ４の操作毎に送るものである。また、上記訂正制御
回路１９は訂正制御信号が与えられるとただちに秒訂正
可能になり、その後、修正桁選択スイッチＳＷ３による
桁選択によつて順次、時、分、月、眠曜日の順に桁選択
が行なわれ、秒、時、分のいずれかが選択されている際
は、信号ｆ１が表示切替回路５に送られ、月、日、曜日
のいずれかが選択されている際は、信号Ｆ２が表示切替
回路５に送られる。次に、表示切替回路５及び表示装置
６を第２図に基づいてさらに詳しく説明する。

前記計時回路３から出力される計時情報のうち、秒情報
はアン”ド回路２２、月、日付情報はアンド回路２３、
時、分情報はアンド回路２４の各入力端に与えられる。
また、時、分、秒情報はアンド回路２５にも与えられ、
月、日付、曜日情報はアンド回路２６の入力端にも与え
られている。そして、前記３進カウンタ１４からアンド
回路１２を介して与えられる計数値情報のうち、計数値
“０゛の信号はアンド回路２２に与えられると共に、オ
ア回路２７を介してアンド回路２５にも与えられる。ま
た、計数値“゜１゛の信号は、アンド回路２３に与えら
れると共に、オア回路２７を介してアンド回路２５に与
えられ、さらに、計数値゜゜２゛の信号は、オア回路２
８を介してアンド回路２４に与えられると共に、オア回
路２９を介してアンド回路２６に与えられる。また、バ
イナリフリップフロップ１３のＱ側出力信号は、オア回
路２８を介してアンド回路２４に与えられ、訂正制御回
路１９からの信号ｆ１は、オア回路２７を介してアンド
回路２５に、また、信号Ｆ２は、オア回路２９を介して
アンド回路２６に夫々与えられる。上記アンド回路２２
，２３，２４から出力される各計時情報は、オア回路３
０を介して、アナログ表示用のデコーダ・ドライバ４ａ
に与えられて解読され、表示装置６のアナログ表示部７
で表示される。なお、上記アナログ表示部７は、内に１
２個、外に６０個の指針用表示体からなつているもので
あるが、内に配置されている表示体は、１２個でなく６
Ｃ＠にしてもよいものである。しかして、アンド回路２
５，２６から出力される計時情報は、オア回路３１を介
して、デジタル表示用のデコーダ・ドライバ４ｂに与え
られて解読され、６桁のデジタル表示部８に与えられ表
示される。上記の構成において、３進カウンタ１４の計
数値が“゜０゛の時は、表示切換回路５のアンド回路２
５及び２２がゲート解除されるので、時、分、秒の情報
が表示装置６のデジタル表示部８でデジタル表示され、
アナログ表示部７では秒のみが表示され、第３図Ａで示
すように、例えば１叫２８分５醗が表示される。

そして、モード切換スイッチＳＷｌを操作することによ
つて、表示装置６で表示される表示状態が順次変わるも
ので、モード切換スイッチＳＷｌの操作によつて３進カ
ウンタ１４の計数値が“１゛になると、表示切換回路５
のアンド回路２３，２５がゲート解除され、アナログ表
示部８で月、日が表示され、デジタル表示部７で時、分
、秒が表示される。この場合、アナログ表示部８におけ
る月、日の表示は、第３図Ｂで示すように５時の位置に
ある表示体を表示して５月を、また、１紛の位置にある
表示体を表示して１６日を表示するものである。また、
３進カウンタ１４の計数値が゜゜２゛になるとアンド回
路２４及び２６がゲート解除され、第３図Ｃに示すよう
にアナログ表示部７で時、分（１時２８分）、デジタル
表示部８で月、日、曜日（５月１６日水曜日）が夫々表
示されることとなる。しかして、計時情報の修正（設定
も含む）においては、まず、修正切換スイッチＳＷ２を
操作してバイナリフリップフロップ１３のＱ側出力を得
る。

このバイナリフリップフロップ１３のＱ側出力が訂正制
御回路１９に与えられると、訂正制御回路１９は直ちに
、秒の訂正可能状態になると共に信号ｆ１が表示切替回
路に与えられるので第３図Ｄで示すようにアナログ表示
部７に時、分、デジタル表示部８に時、分、秒が表示さ
れる状態となり、修正スイッチＳＷ４を操作することに
よつて、秒の修正が行なえるものである。また、修正桁
選択スイッチＳＷ３の操作により修正可能となる桁を秒
、時、分と順次変え、修正スイッチＳＷ４で修正できる
。しかして、分修正後さらに修正桁選択スイッチＳＷ３
が操作されると、訂正制御回路１９からは信号ｆ１にか
わつて信号Ｆ２が出力されるので、第３図Ｇで示すよう
にアナログ表示部７には時、分、デジタル表示部８には
月、日、曜日が表示される。それ故、月、日、曜日の修
正においてもデジタル表示部を見ながら、修正桁選択ス
イッチＳＷ３で桁選択を行ない、修正スイッチＳＷ４で
修正を行なうことができ、また、時、分はアナログ表示
されているので、たとえ、修正中であつても時刻を知る
ことができるものである。なお、第３図Ｉの表示状態で
、修正桁選択スイッチＳＷ３を操作すると、デジタル表
示部８には、修正された時、分、秒情報が表示され、第
３図Ｄに示す状態に復帰する。計時情報の修正が終了し
、再び、修正切換スイッチＳＷ２を操作すると、バイナ
リフリップフロップ１３の出力がＱからＯ側に戻るので
修正前のモードに復帰すると共に、表示装置７は修正後
の計時情報を表示する。

なお、上記実施例に使用した表示装置６は液晶によつて
アナログ表示部７と、デジタル表示部８とで構成したが
、この発明は前記実施例に限定されることなく、発光ダ
イオードなど他の表示素子によつて表示装置６を構成し
てもよく、あるいは、液晶によつて、アナログ表示部と
デジタル表示部とを２層に構成してもよく、使用する表
示素子および表示部の構成は任意に変更できる。

また、計時情報を前記表示装置６に表示させる表示モー
ドは、前記実施例に限定されることなく、例えば、アナ
ログ表示部７に時、分情報、デジタル表示部８に月、日
、曜日情報を常時表示させるようにし、修正時には、デ
ジタル表示部８に時、分情報を切換え表示させて修正を
行ない、計時情報修正後に、アナログ表示部７に修正さ
れた時、分を表示するようにしてもよい。以上説明した
ように、本発明によれば、計時情報修正時には、デジタ
ル表示部に修正されるべき計時情報が切換表示されるの
で、修正されるすべての計時情報は、デジタル表示部を
見ながら修正操作を行なうことができ、操作が簡単で操
作ミスなどを防止することができ、さらには計時情報修
正中には、アナログ表示部に時、分情報が表示され続け
るから、計時情報修正中においても、時、分情報を知る
ことができ、使用上非常に便利な電子時計の計時情報修
正装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は、この発明の電子時計の計時情報
修正方式の一実施例を示し、第１図は同例の概略回路構
成図、第２図は同例の表示切換回路および表示装置の詳
細な構成図、第３図は同例のスイッチ操作と表示との関
係を示した表示状態図である。３・・・・・・計時計数回路、５・・・・・・表示切換
回路、６・・・・表示装置、７・・・・・アナログ表示
部、８・・・・・・デジタル表示部、１３・・・・・・
バイナリフリップフロップ、１９・・・・・・訂正制御
回路、ＳＷ２・・・・・・修正切換スイッチ、ＳＷ３・
・・・・・修正桁選択スイッチ、ＳＷ４・・・修正スイ
ッチ。

Claims

【特許請求の範囲】

１計時情報を表示素子の表示位置で表示するアナログ
表示部と、計時情報をセグメントの組合わせで表示する
デジタル表示部と、前記アナログ表示部及びデジタル表
示部に複数の計時情報を切換表示する第１の切換表示手
段と、修正時に前記複数の計時情報を前記デジタル表示
部に切換表示する第２の切換表示手段と、この第２の切
換表示手段により前記デジタル表示部で表示されている
計時情報を修正する修正手段と、前記修正時には前記ア
ナログ表示部に時、分の計時情報を常時表示させる表示
制御手段とを具備したことを特徴とする電子時計の計時
情報修正装置。