JPS605135Y2 - 軸受部材 - Google Patents

軸受部材

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Publication number
JPS605135Y2
JPS605135Y2 JP16459778U JP16459778U JPS605135Y2 JP S605135 Y2 JPS605135 Y2 JP S605135Y2 JP 16459778 U JP16459778 U JP 16459778U JP 16459778 U JP16459778 U JP 16459778U JP S605135 Y2 JPS605135 Y2 JP S605135Y2
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JP
Japan
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shaft hole
oil
hole
shaft
bearing
Prior art date
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Application number
JP16459778U
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JPS5582521U (ja
Inventor
良彦 中島
克己 松本
Original Assignee
株式会社三協精機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、潤滑油が循環されるように構成された軸受
部材に関する。
(従来技術) 従来小型モーターの回転軸などの軸受部材には含油メタ
ルが一般に用いられているが、焼結処理や、金属加工を
必要とし、多数の工程が必要となり部品単価が高くつく
欠点がある。
他方、合成樹脂材の開発によって、軸受材として合成樹
脂材が用いられるようになり成形も容易でコストの安い
脅威樹脂製の軸受部材が得られるようになった。
しかじ脅威樹脂製の軸受部材は通常含油性がなく、回転
数の高い回転軸には適宜潤滑油をさす必要が生じ煩わし
くかつ軸受の寿命も短いものとなっていた。
(考案の目的) 本考案の目的は、上記欠点に鑑み、油溜め部に保持され
た潤滑油がスムーズに軸孔に循環される軸受部材を提供
することにある。
(考案の構成) 本考案の構成の特徴は、ケースに設けられた凹陥部に嵌
合される含油性のない脅威樹脂製の軸受部材において、
該軸受部材が、その中心に穿設された軸孔と、該軸孔の
一端側全周に設けられ該軸孔を末広がりにするテーパー
面と、−側面に上記テーパー面から延びた放射状の溝と
、該放射状の溝に臨み一側面から上記凹陥部の底に面す
る他側面に貫通され、該−側面の循環油を他側面に還流
する小孔と、上記他側面でかつ上記小孔と上記軸孔との
間に設けられ上記軸孔に連なる空間を末広がりにするテ
ーパー面と、上記他側面に設けられ、上記凹陥部の底方
向に延びる柱状の複数の油溜め部とを備え、その各油溜
め部の側面周囲に空隙をもたせたことである。
(実施例) 以下、図示の実施例によって本考案を説明する。
第1図でモーターはモーターケース1上にモーターコア
ー2が載置され、モーターコアー2上にモーターケース
の蓋体ケース11が載置されて図示しないネジでモータ
ーケース1とモーターコアー2と蓋体ケース11が積層
固定されている。
モーターケース1は合成樹脂材で第2図、第3図のよう
に、上方が開口された面形の側壁1aが形成され、底部
にモーターの回転軸21の軸受部材3の嵌合用凹陥部1
bと、多数の輪列歯車の軸の一端が嵌合される複数の軸
穴1cと、モーターの出力軸5が下方に突出される軸受
孔1dが穿設されている。
上記モーターコアー2は第2図のように、上記側壁1a
上面に載置され、第4図のように複数の磁性板が積層さ
れた二組の磁極板2a。
2bで構成されている。
モーターコアー2の上記モーターケース1の凹陥部1b
の上方の位置には多数の磁極2dが設けられた円形の彎
曲部が形成されている。
上記一方の磁極板2aには多数の輪列歯車の軸の他方が
軸受される軸孔2eが穿設されている。
上記他方の磁極板2bには透孔2fが穿設されて軸受用
カラー26が嵌合されている。
上記磁極板2aの一側はコ字形2jに形成され、コイル
ポビン6が嵌合されている。
上記蓋体ケース11は合成樹脂材で成形されてモーター
コアー2の上方に載置され、モーターコアー2の彎曲部
の上方位置には上方に2段の突出部11d、lieが形
成されて、突出部の内方には大径の浅い凹陥部11fと
、小径で深い凹陥部11gが設けられている。
凹陥部11gにはモーターの回転軸21の軸受部材31
が嵌合されている。
さらにモーターケース1の内方で、上記磁極板2a、2
bの彎曲部の一側対内切矢部2g、2h間には蓋体ケー
ス11から垂下された突出部11hが形成されて、突出
部11hの下端面に穿設された軸孔には上記輪列歯車の
中の一番歯車4aの軸41aの他端が嵌合されている。
上記モーターの回転軸21の外周にはピニオン22aが
一体に形成されたボス部22が嵌合固定されて、そのボ
ス部22には回転磁極板24.25と永久磁石27が固
定されてローター20が構成されている。
ローター20はモーターコアー2の彎曲部に臨ませてい
る。
ピニオン22aには輪列歯車の一番歯車4aが噛み合わ
されている。
上記出力軸5には出力歯車5aのほか歯車5bおよび台
部5cが一体に形成されている。
歯車5bは上記輪列歯車の軸の最終軸に固定されたピニ
オンに噛み合わされている。
上記軸受部材3,31は含油性のない合成樹脂材で第5
図のように、本体3aの一側面にフランジ部3bが、他
側面には、凹陥部1bに嵌合したとき、その底方向に延
びる柱状の油溜め部3cが一体に形成されている。
本体3aとフランジ部3bには中心に軸孔3dが、その
外方には小孔3ez3fが穿設されている。
フランジ部3b側面には軸孔3dから該軸孔を末広がり
にするテーパー面3mの外周方向に延びた放射状の溝3
hが設けられ、上記小孔3e、3fは放射状の溝3hと
直接または円形の溝3gを介して臨むように設けられて
いる。
油溜め部3c側の本体3aの中心には軸孔3dより大径
の凹陥部3jが穿設されている。
また該凹陥部31と小孔3eとの間には油の流れを良く
するテーパー面3nが設けられている。
油溜め部3cは実施例では断面翼状とされ、その翼は複
数枚の羽根よりなり、その周囲表面に油が付着すること
により油溜めの役目が果たされている。
上記軸受部材3,31がモーターケース1や蓋体ケース
11の凹陥部1b、l1gに嵌合されるときは、油溜め
部3cに潤滑油をつけ、該油溜め部3cを先に凹陥部1
b、l1gに挿入嵌合される。
次に軸孔3dにモーターの回転軸21が嵌合されて軸受
される。
このとき、軸孔3d内や油溜め部30周辺の空気は小孔
3e、3fから外部に押し出される。
コイルボビン6のコイルに電圧が印加されると、磁極板
2a、2bに回転磁界が生じ、ローター20は回転され
る。
ローター20が回転されると、モーターの回転軸21の
両端は軸受部材3゜31の軸孔3dで軸支されて回転さ
れる。
軸孔3d内でモーターの回転軸21が回転されると、潤
滑油は該回転軸21に沿って油溜め部30表面から軸孔
3d、放射状の溝3h、円形の溝3g、小孔3e、3L
油溜め部3c表面へと循環される。
したがって、軸受部材3,31の軸受面の油切れは起こ
らず、含油性のない合成樹脂材の軸受部材を速い回転の
回転軸の軸受材に用いることが出来る。
上記ローター20の回転はピニオン22a、輪列歯車を
介して出力軸5に伝達されて出力歯車5aが回転される
上記説明において、上記放射状の溝3hと円形のif4
3gでかこまれた台部3kを溝3ht3gの底面と等高
に切り欠いてもよい。
なお第2図のように軸受部材が上側にくる場合は、図示
してはいないがフランジ部3bに樹脂性のプレート等を
当接させ油がローター20側へ洩れないようにする必要
がある。
これは軸孔3dと放射状の溝3hとの間にテーパー面3
mがあり毛細管現象が期待できないからである。
(作用の効果) 本考案は上述のように、軸孔に油が入りやすいように両
側に末広がりのテーパー面を設けたので、潤滑油が極め
てスムーズに軸孔に供給されかつ軸孔から排出した油を
放射状の溝に取り入れることができ、循環がスムーズと
なり含油性のない合成樹脂製の軸受材を使用しても軸受
部材として十分な機能を発揮するものとなる。
しかも油溜め部は極めて簡単な構成でありながら十分な
保油機能を持つものとなっており、軸受部材の成形上有
利であり、軸受部材としての機能も一層良好なものとな
っている。
更に軸孔の一端側全周に設けられたテーパー面は、放射
状の溝と軸孔を分離する働きもあるため、放射状の溝が
直接軸孔に接している場合に比し、軸孔の面粗度を良好
にする効果も有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例が示され、第1図はモーターの
外観図、第2図はモーターの断面側面図、第3図はモー
ターケースの平面図、第4図はモーターコアーの平面図
、第5図は軸受部材の説明図であり、イは、右半分を軸
孔の中心と小孔を通る直線で切った断面図とし、左半分
を軸孔の中心と油溜め部を通る直線で切った断面図とし
た軸受部材の断面側面図、口は、軸受部材の平面図、ハ
は、同底面図である。 1・・・・・・モーターケース、1a・・・・・・側壁
、lb。 11g・・・・・・凹陥部、2・・・・・・モーターコ
アー 3゜31・・・・・・軸受部材、3a・・・・・
・本体、3b・・・・・・フランジ部、3C・・・・・
・油溜め部、3d・・・・・・軸孔、3e、3f・・・
・・・小孔、3h・・・・・・放射状の溝、3g・・・
・・・円形の溝、3m、3n・・・・・・テーパー面、
6・・・・・・コイルボビン、20・・・・・・ロータ
ー 21・・・・・・モーターの回転軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースに設けられた凹陥部に嵌合される含油性のない合
    成樹脂製の軸受部材において、その中心に穿設されたモ
    ーターの回転軸を軸受する軸孔と、該軸孔の一端側全周
    に設けられ該軸孔を末広がりにするテーパー面と、−側
    面に設けられ上記テーパー面から延びた放射状の溝と、
    該放射状の溝に、臨み一側面から上記凹陥部の底に面す
    る他側面に貫通され該−側面の循環油を他側面に還流す
    る小孔と、上記他側面でかつ上記小孔と上記軸孔との間
    に設けられ、上記軸孔に連なる空間を末広がりにするテ
    ーパー面と、上記他側面に 設けられ 上記凹陥部の底
    方向に延びる柱状の複数の油溜め部とを備え、該各油溜
    め部の側面周囲に空隙をもたせ該周囲表面に潤滑油を付
    着させるように腰かつ付着した油を上記軸孔と放射状の
    溝と小孔を経由して循環させるようにしたことを特徴と
    する軸受部材。
JP16459778U 1978-12-01 1978-12-01 軸受部材 Expired JPS605135Y2 (ja)

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JP16459778U JPS605135Y2 (ja) 1978-12-01 1978-12-01 軸受部材

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JP16459778U JPS605135Y2 (ja) 1978-12-01 1978-12-01 軸受部材

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Publication Number Publication Date
JPS5582521U JPS5582521U (ja) 1980-06-06
JPS605135Y2 true JPS605135Y2 (ja) 1985-02-16

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ID=29162285

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