JPS604991Y2 - コ−クス炉ガスのサンプリング装置 - Google Patents
コ−クス炉ガスのサンプリング装置Info
- Publication number
- JPS604991Y2 JPS604991Y2 JP14270181U JP14270181U JPS604991Y2 JP S604991 Y2 JPS604991 Y2 JP S604991Y2 JP 14270181 U JP14270181 U JP 14270181U JP 14270181 U JP14270181 U JP 14270181U JP S604991 Y2 JPS604991 Y2 JP S604991Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coke oven
- gas
- pipe
- oven gas
- sampling device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Coke Industry (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコークス炉ガスのサンプリング装置に関するも
ので、その目的は簡単な装置によりコークス炉の操業中
、コークス炉ガスを直接採取してその時点の組成を分析
するためのサンプリング装置を提供するにある。
ので、その目的は簡単な装置によりコークス炉の操業中
、コークス炉ガスを直接採取してその時点の組成を分析
するためのサンプリング装置を提供するにある。
コークス炉の操業において、乾留の進捗状況や火落ち(
石炭のコークス化が終了した時点)等を知る手段として
は種々の方法があるが、例えば後者の場合、従来は上昇
管の蓋をあけ、放散ガスの色別により経験的に判別して
いた。
石炭のコークス化が終了した時点)等を知る手段として
は種々の方法があるが、例えば後者の場合、従来は上昇
管の蓋をあけ、放散ガスの色別により経験的に判別して
いた。
また必要によりガスの分析を行う場合もあるが、いずれ
にしても、コークス炉ガスをそのまま採取すると、ター
ル分やミストなどが混入するばかりでなく、コークス炉
から直接採取するための満足すべき手段はなく、特に操
業中にコークス炉ガスを直接採取することはできなかっ
た。
にしても、コークス炉ガスをそのまま採取すると、ター
ル分やミストなどが混入するばかりでなく、コークス炉
から直接採取するための満足すべき手段はなく、特に操
業中にコークス炉ガスを直接採取することはできなかっ
た。
本考案はこのような現状にかんがみ、炉体に対して簡単
な加工を行うことにより、分析のためのコークス炉ガス
の採取を異物の混入を防止して容易に行うことができ直
ちに分析できるようにしたものである。
な加工を行うことにより、分析のためのコークス炉ガス
の採取を異物の混入を防止して容易に行うことができ直
ちに分析できるようにしたものである。
すなわち本考案の要旨は、コークス炉の上昇管の液体ス
プレーノズルが設けられている曲管部内に炉外に通ずる
コークス炉ガス取出管を、その開口端部が下向となるよ
うに設置し、かつ上記スプレーにより形成される円錐状
噴射圏内に位置するように設けたことを特徴とするコー
クス炉ガスのサンプリング装置に存するものであり、特
に先端部近傍から、下方に向けて屈曲せしめると共にそ
の開口部を下向きにすることが好ましい。
プレーノズルが設けられている曲管部内に炉外に通ずる
コークス炉ガス取出管を、その開口端部が下向となるよ
うに設置し、かつ上記スプレーにより形成される円錐状
噴射圏内に位置するように設けたことを特徴とするコー
クス炉ガスのサンプリング装置に存するものであり、特
に先端部近傍から、下方に向けて屈曲せしめると共にそ
の開口部を下向きにすることが好ましい。
コークス炉の上昇管は、コークス炉上に設置され炭化室
で発生した高温のコークス炉ガスをガス集合管へ送る管
であって、ガス液のスプレー装置を備えた曲管部を介し
て集合管に連結している。
で発生した高温のコークス炉ガスをガス集合管へ送る管
であって、ガス液のスプレー装置を備えた曲管部を介し
て集合管に連結している。
このガス液のスプレーにより熱ガスは冷却され集合管に
吸引される。
吸引される。
本考案におけるコークス炉ガス取出管は、このスプレー
が行われる部分に開口せしめ、かつスプレーにより円錐
状に噴射圏が形成される個所にその先端開口部を位置さ
せ、ここからコークス炉ガスの一部を導出ないしは吸引
して分析計へ送り込むようにしたものである。
が行われる部分に開口せしめ、かつスプレーにより円錐
状に噴射圏が形成される個所にその先端開口部を位置さ
せ、ここからコークス炉ガスの一部を導出ないしは吸引
して分析計へ送り込むようにしたものである。
したがって本考案によれば、スプレーの冷却によりガス
中のタール分が析出するが、下方すなわちガス集合管へ
向って流動しているコークス炉ガスの流れの中からその
流れ方向である下方に向って開口した取出管から試料ガ
スが採取されるので、タール分やミストの同伴混入が防
止されると共に、容易に外部へ導出することができる。
中のタール分が析出するが、下方すなわちガス集合管へ
向って流動しているコークス炉ガスの流れの中からその
流れ方向である下方に向って開口した取出管から試料ガ
スが採取されるので、タール分やミストの同伴混入が防
止されると共に、容易に外部へ導出することができる。
以下図面に実施態様を例示して説明する。
第1図は本考案の実施例を示すもので、1は上昇管、2
はその曲管部で、ここで3に示すガス液がスプレーノズ
ル4から5に示すように噴射され、コークス炉ガスが冷
却かれてガス集合管6に吸引される。
はその曲管部で、ここで3に示すガス液がスプレーノズ
ル4から5に示すように噴射され、コークス炉ガスが冷
却かれてガス集合管6に吸引される。
7は曲管部2の側壁を貫通して設けられたガス取出管で
先端の開口部7′はスプレーの噴射圏内に位置し、かつ
下向きに開口している。
先端の開口部7′はスプレーの噴射圏内に位置し、かつ
下向きに開口している。
8はガス取出管から分析計へ通ずる管路に設けられたガ
ス清浄装置で、適宜の冷却水9のスプレーにより行われ
る。
ス清浄装置で、適宜の冷却水9のスプレーにより行われ
る。
ここを通過した試料ガスは導管10を通り分析計13に
入りコークス炉ガス中の測定すべぎ成分が計測される。
入りコークス炉ガス中の測定すべぎ成分が計測される。
例えば熱伝導度計、赤外分析計、ガスクロマド分析計な
ど必要に応じて使用される。
ど必要に応じて使用される。
11は吸引装置、12は試料ガス中の水分を除くための
クーラーを示すが、これは必ずしも必要ではない。
クーラーを示すが、これは必ずしも必要ではない。
ガス清浄装置8は、試料ガス中のタール分や粉塵を除く
ためのもので、前記した冷却水の1段スプレー以外に、
冷却水の2段スプレーあるいは固体吸着剤(粒状活性炭
、粒状コークス等)の充填筒等が使用される(何れも図
示せず)。
ためのもので、前記した冷却水の1段スプレー以外に、
冷却水の2段スプレーあるいは固体吸着剤(粒状活性炭
、粒状コークス等)の充填筒等が使用される(何れも図
示せず)。
なお、第2図はガス取出管の形状の他の例を示すもので
、先端部近傍を7″で示すように下方に屈曲させると共
に開口部を下向きになしたもので、この場合タール分や
ミストが同伴されて入り込むことは一層確実に防止され
本考案の効果は更に発揮される。
、先端部近傍を7″で示すように下方に屈曲させると共
に開口部を下向きになしたもので、この場合タール分や
ミストが同伴されて入り込むことは一層確実に防止され
本考案の効果は更に発揮される。
本考案は上記のように構成されているので、必要時コー
クス炉ガスをタール分や、ミスト等のない状態で容易に
炉外に取出して分析することができ、乾留の進行状況の
把握や火落ちの判定等を行う上で極めて有益である。
クス炉ガスをタール分や、ミスト等のない状態で容易に
炉外に取出して分析することができ、乾留の進行状況の
把握や火落ちの判定等を行う上で極めて有益である。
第1図は本考案の実施例を示す概略的説明図、第2図は
コークス炉ガス取出管の形状を例示する正面図である。 1・・・・・・コークス炉の上昇管、2・・・・・・上
昇管の曲管部、3・・・・・・冷却用ガス液、4・・・
・・・スプレーノズル、5・・・・・・スプレー噴射圏
、6・・・・・・ガス集合管、7・・・・・・試料ガス
取出管、7′・・・・・・取出管の先端開口部、13・
・・・・・分析計。
コークス炉ガス取出管の形状を例示する正面図である。 1・・・・・・コークス炉の上昇管、2・・・・・・上
昇管の曲管部、3・・・・・・冷却用ガス液、4・・・
・・・スプレーノズル、5・・・・・・スプレー噴射圏
、6・・・・・・ガス集合管、7・・・・・・試料ガス
取出管、7′・・・・・・取出管の先端開口部、13・
・・・・・分析計。
Claims (2)
- (1) 液体スプレーノズルを具備するコークス炉上
昇管の曲管部内に、炉外に通ずるコークス炉ガス取出管
を、その先端の開口部が下向きとなるように設置し、か
つ上記スプレーにより形成される円錐状噴射圏内に位置
するように設けたことを特徴とするコークス炉ガスのサ
ンプリング装置。 - (2)コークス炉ガス取出管は、先端部を下方に向けて
屈曲させると共にその開口部が下向きになされている実
用新案登録請求の範囲第1項記載ノコークス炉ガスのサ
ンプリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14270181U JPS604991Y2 (ja) | 1981-09-28 | 1981-09-28 | コ−クス炉ガスのサンプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14270181U JPS604991Y2 (ja) | 1981-09-28 | 1981-09-28 | コ−クス炉ガスのサンプリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5848749U JPS5848749U (ja) | 1983-04-01 |
JPS604991Y2 true JPS604991Y2 (ja) | 1985-02-15 |
Family
ID=29935719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14270181U Expired JPS604991Y2 (ja) | 1981-09-28 | 1981-09-28 | コ−クス炉ガスのサンプリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604991Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015157906A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 三菱化学株式会社 | コークス炉のタール回収装置及びタール回収方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6273848B2 (ja) * | 2014-01-15 | 2018-02-07 | 新日鐵住金株式会社 | コークス炉の火落ち判定方法及びコークス炉の火落ち判定装置 |
-
1981
- 1981-09-28 JP JP14270181U patent/JPS604991Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015157906A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 三菱化学株式会社 | コークス炉のタール回収装置及びタール回収方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5848749U (ja) | 1983-04-01 |
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