JPS6049183A - 差厚メッキ層をもつネジ継手 - Google Patents
差厚メッキ層をもつネジ継手Info
- Publication number
- JPS6049183A JPS6049183A JP15304183A JP15304183A JPS6049183A JP S6049183 A JPS6049183 A JP S6049183A JP 15304183 A JP15304183 A JP 15304183A JP 15304183 A JP15304183 A JP 15304183A JP S6049183 A JPS6049183 A JP S6049183A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- screw
- thickness
- joint
- plated layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は油井管用バットレス・ケーシングネジのよう
に、締イ」の状態で荷重側・無荷重側のネジ側面があり
、加工公差で無荷重側側面に隙間を生じ、ネジ面でのシ
ール性が害されるようなネジ継手において、その継手特
性を損うことなく高シール性を確保した差厚メッキ層を
有するネジ継手に関するものである。
に、締イ」の状態で荷重側・無荷重側のネジ側面があり
、加工公差で無荷重側側面に隙間を生じ、ネジ面でのシ
ール性が害されるようなネジ継手において、その継手特
性を損うことなく高シール性を確保した差厚メッキ層を
有するネジ継手に関するものである。
(従来技術〕
一般に、油井管バットレス・ケーシングネジの場合、角
形のネジ形状から優れた継手形状に対し。
形のネジ形状から優れた継手形状に対し。
加工公差、は無荷重側側面に集1す、隙間を生じ′シー
ル性を劣化する。通常、この隙間を埋めるためコンパウ
ンドグリースの塗付、さらにメッキ処理が行われるが、
シール性を確実なものと7−るためにコンパウンド成分
をテフロン(商品名)にしたり、メッキ膜厚を増加する
とネジの干渉量が増加したことになり1円周応力状態か
過大となり、ネジの噛ロ不良、継手破壊の危険性が増大
7−る。
ル性を劣化する。通常、この隙間を埋めるためコンパウ
ンドグリースの塗付、さらにメッキ処理が行われるが、
シール性を確実なものと7−るためにコンパウンド成分
をテフロン(商品名)にしたり、メッキ膜厚を増加する
とネジの干渉量が増加したことになり1円周応力状態か
過大となり、ネジの噛ロ不良、継手破壊の危険性が増大
7−る。
即ちこの点を図面を用いて説明すると、第1図IC示f
バットレス・ケーシングネジの場合、ネジのテーパて荷
重側側面は押しつけ合い、加1−公差は無荷重側側面昏
こ集中し、例えば最大約230 thの隙間りが生じる
。コンパウンドグリースを充填しても隙間が大きく、継
手内外の圧力差で「押し出される」現象が、生じ、シー
ル性が確保てきない。
バットレス・ケーシングネジの場合、ネジのテーパて荷
重側側面は押しつけ合い、加1−公差は無荷重側側面昏
こ集中し、例えば最大約230 thの隙間りが生じる
。コンパウンドグリースを充填しても隙間が大きく、継
手内外の圧力差で「押し出される」現象が、生じ、シー
ル性が確保てきない。
このため他の方法として第2図のように厚錫ノノキ1を
ネジ面2に施すこともあるが、第2図(a)のように全
体をこわたってほぼ均−X厚みであるため、第2図(1
すのAのように不完全な噴口状態となってしまう。つ葦
り余分な干渉量の増加により噛ロ不良を起し、継手の円
周応力が増大する。(なお着け3はコンパウンドグリー
スである〕第3図はこの円周応力の増大の状態を示して
いる。即ち、第3図はメッキ膜厚と継手表面に生じる円
周応力との関係を示しており、第3図B点。
ネジ面2に施すこともあるが、第2図(a)のように全
体をこわたってほぼ均−X厚みであるため、第2図(1
すのAのように不完全な噴口状態となってしまう。つ葦
り余分な干渉量の増加により噛ロ不良を起し、継手の円
周応力が増大する。(なお着け3はコンパウンドグリー
スである〕第3図はこの円周応力の増大の状態を示して
いる。即ち、第3図はメッキ膜厚と継手表面に生じる円
周応力との関係を示しており、第3図B点。
(点に歪ゲTジを装着しメッキ膜厚を20μ、60/’
+ 1207+と変えたときのB、C点の応力とネジ締
付位置(ターン数、及び%)との関係を、上図(I3)
下図(C)で表わしたものである。
+ 1207+と変えたときのB、C点の応力とネジ締
付位置(ターン数、及び%)との関係を、上図(I3)
下図(C)で表わしたものである。
これによると同一の応力でそれぞれ2ピツチの締込み位
置の差が確認されており、このこδは同一・の許容応力
内ではメッキ厚みが厚くなると充分な締込みができず、
逆に充分な締込みを行なうと継手の円周応力が増大する
ことを意味する。又。
置の差が確認されており、このこδは同一・の許容応力
内ではメッキ厚みが厚くなると充分な締込みができず、
逆に充分な締込みを行なうと継手の円周応力が増大する
ことを意味する。又。
強い締込みを行なうとシール性が改善されるが。
一方では継手の応力は規格内保障内在でネジ面にて最小
降伏応力を超過してし1い、サワー性等の使用条件番考
慮すると充分な締伺けが行なえないのである。
降伏応力を超過してし1い、サワー性等の使用条件番考
慮すると充分な締伺けが行なえないのである。
さらに、ネジの締付を繰返しく4回、Δ−lターン位置
)行い、ネジ面のメッキ層を観察すると、第4図(J)
)のように荷重側側面のメッキに流動か観察され、一様
なメッキ膜厚を施すことに問題があることが確認された
。
)行い、ネジ面のメッキ層を観察すると、第4図(J)
)のように荷重側側面のメッキに流動か観察され、一様
なメッキ膜厚を施すことに問題があることが確認された
。
(発明の目的)
本発明はこれらの実情に鑑み
1)継手の特性・応力状態を害することなく、高ゾール
性を旬与し、 Iリ さらにメッキによりネジの締イTJiこおける焼
イ;Jを防止7−る。
性を旬与し、 Iリ さらにメッキによりネジの締イTJiこおける焼
イ;Jを防止7−る。
ことを目的として種々検討の結果、Cれらのネジ面lこ
おけるネジ締込み時の状態を考慮して差厚メッキ層を具
備させることにより前述した問題を一挙に解決したもの
である。
おけるネジ締込み時の状態を考慮して差厚メッキ層を具
備させることにより前述した問題を一挙に解決したもの
である。
(発明の構成・作用)
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に説明
する。
する。
第5図は本発明による差厚メッキを施したネジ継手を示
しており、ネジ無荷重1111側面4には/−ル性を確
保する十分厚いメッキ層1−1を2荷重側側面5.ネジ
山6.谷部7には焼付を防止し不用な干渉量の増加を起
さない十分薄いメッキ層1−2を施し、優れた継手強度
を全く損うことなくシール性を確実なものとすることが
できる。
しており、ネジ無荷重1111側面4には/−ル性を確
保する十分厚いメッキ層1−1を2荷重側側面5.ネジ
山6.谷部7には焼付を防止し不用な干渉量の増加を起
さない十分薄いメッキ層1−2を施し、優れた継手強度
を全く損うことなくシール性を確実なものとすることが
できる。
加工公差は一定の範囲を有することから、無荷重側側面
の、メッキ膜厚は最大公差隙間の約半分、他の部分につ
いては一般に焼付防止のためζこ行われる20μ以下の
膜厚のメッキが適当である。
の、メッキ膜厚は最大公差隙間の約半分、他の部分につ
いては一般に焼付防止のためζこ行われる20μ以下の
膜厚のメッキが適当である。
例として、バットレス・ケーシングネジの場合ネジ側面
公差=25〜229μ ネジ山・谷部公差: ±25μ 差厚メッキとしては 無荷重側側面メッキ膜厚θs : 80.<θs<:1
30μ荷重側側面、ネジ山・谷部メッキ膜厚θ:θく2
0μが適当である。
公差=25〜229μ ネジ山・谷部公差: ±25μ 差厚メッキとしては 無荷重側側面メッキ膜厚θs : 80.<θs<:1
30μ荷重側側面、ネジ山・谷部メッキ膜厚θ:θく2
0μが適当である。
また、例えば錫のように鋼と比して軟<、泥動性の高い
金属によるメッキでは、締付ζこよるネジ面面圧でメッ
キ金属が加工されることから上記の膜厚が平均的に守ら
れれば、一般的な加工による局部的なバラツキが継手特
性に影響しないことば明らかである。
金属によるメッキでは、締付ζこよるネジ面面圧でメッ
キ金属が加工されることから上記の膜厚が平均的に守ら
れれば、一般的な加工による局部的なバラツキが継手特
性に影響しないことば明らかである。
次1こ本発明の差厚メッキを具現化する方法について述
べる。加工方法としてit大きく■メッキ処理における
メッキ膜厚制御 ■メッキ処理後でのメッキ膜厚制御 に分けることができる。以下これらについて説明する。
べる。加工方法としてit大きく■メッキ処理における
メッキ膜厚制御 ■メッキ処理後でのメッキ膜厚制御 に分けることができる。以下これらについて説明する。
■ メッキ処理lこおけるメッキ膜厚の制御ては。
あらかじめ膜厚を薄くしたい所に樹脂や薬品を塗付し、
メッキ加工状態を調整して膜厚に差をつくる。樹脂を塗
付しメッキ加工を行い、途中で樹脂をはがし、再度加工
して膜厚の差を調整するものである。
メッキ加工状態を調整して膜厚に差をつくる。樹脂を塗
付しメッキ加工を行い、途中で樹脂をはがし、再度加工
して膜厚の差を調整するものである。
■ メッキ処理後の膜厚制御では、あらかじめ一様に厚
メツキ加工を行ったネジ面に対し5回転・ならい機構を
有する旋盤や他の機械で不要なメッキ膜を機械的にこは
がし、膜厚を制御する。
メツキ加工を行ったネジ面に対し5回転・ならい機構を
有する旋盤や他の機械で不要なメッキ膜を機械的にこは
がし、膜厚を制御する。
加工は、専用のバイト、フラジ等がネジ面に連続的に当
っていく。
っていく。
(発明の効果)
実施例として手加工(ザノドペーパ→−ワイヤーブシ/
)て前記の差厚メッキを確性したところ、一様厚メツキ
(120μ均一)と同様の高圧・長時間(管体内面降伏
圧・24時間〕シール性を有しながらも、応力状態は薄
メッキ(10μ均一)さ変らない優九た結果を得た。
)て前記の差厚メッキを確性したところ、一様厚メツキ
(120μ均一)と同様の高圧・長時間(管体内面降伏
圧・24時間〕シール性を有しながらも、応力状態は薄
メッキ(10μ均一)さ変らない優九た結果を得た。
第1図は一般のネジ継手における噛合い状態を示し、第
2図は一様のメッキをネジ面に施した時の噛合い状況を
説明する図、第3図はメッキ厚みに変えたときの応力と
締付位置との関係図、第4図は一様なメッキを施した時
の噛合い時のメッキ層の流動状況を示T0第5図は本発
明による差厚メッキ層をもつネジ継手を示している。 1−1・・・厚メッキ層、1−2・・・薄メッキ層、4
・・・ネジ無荷重側側面、5・・・荷重側側面、6・・
・ネジ山部、7・・・ネジ谷部。 特許出願人 代理人 弁理士 矢 葺 知 之 (は乃)1名〕 麿 1 簡 第 3図 @4図 第5図 −9 り 7
2図は一様のメッキをネジ面に施した時の噛合い状況を
説明する図、第3図はメッキ厚みに変えたときの応力と
締付位置との関係図、第4図は一様なメッキを施した時
の噛合い時のメッキ層の流動状況を示T0第5図は本発
明による差厚メッキ層をもつネジ継手を示している。 1−1・・・厚メッキ層、1−2・・・薄メッキ層、4
・・・ネジ無荷重側側面、5・・・荷重側側面、6・・
・ネジ山部、7・・・ネジ谷部。 特許出願人 代理人 弁理士 矢 葺 知 之 (は乃)1名〕 麿 1 簡 第 3図 @4図 第5図 −9 り 7
Claims (1)
- ネジ無荷重側側面には密封性を確保するために充分な厚
メ、ツキ層をもち、ネジ荷重側側面、ネジ山及びネジ谷
部には薄メッキ層を有することを特徴とTる差厚メッキ
層をもつネジ継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15304183A JPS6049183A (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | 差厚メッキ層をもつネジ継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15304183A JPS6049183A (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | 差厚メッキ層をもつネジ継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6049183A true JPS6049183A (ja) | 1985-03-18 |
Family
ID=15553675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15304183A Pending JPS6049183A (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | 差厚メッキ層をもつネジ継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6049183A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63210487A (ja) * | 1987-02-23 | 1988-09-01 | 新日本製鐵株式会社 | 低応力・高気密油井管用ネジ継手 |
-
1983
- 1983-08-24 JP JP15304183A patent/JPS6049183A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63210487A (ja) * | 1987-02-23 | 1988-09-01 | 新日本製鐵株式会社 | 低応力・高気密油井管用ネジ継手 |
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