JPS6049059A - 耐衝撃性ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物 - Google Patents

耐衝撃性ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物

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JPS6049059A
JPS6049059A JP15750583A JP15750583A JPS6049059A JP S6049059 A JPS6049059 A JP S6049059A JP 15750583 A JP15750583 A JP 15750583A JP 15750583 A JP15750583 A JP 15750583A JP S6049059 A JPS6049059 A JP S6049059A
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JP
Japan
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polyphenylene ether
polyolefin polymer
copolymer
resin composition
ethylene
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Pending
Application number
JP15750583A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Sugio
杉尾 彰俊
Katsuro Okabe
岡部 勝郎
Shoichi Amamiya
雨宮 章一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐衝撃性および熱安定性にすぐれ。
さらに表面状態の良好な成形品を与えるポリフェニレン
エーテル系樹脂組成物に係わる。
ポリフェニレンエーテルは、耐熱性、剛性すど種々の性
能に秀でた樹脂であり、エンジニアリング・プラスチッ
クスとして注目されているが、耐衝撃性に劣るところか
らその改良について種々提案されて−・る。たとえに、
特公昭47−32731号公報にはポリフェニレンエー
テルにポリブタジェン系エラスト1−を配合してポリフ
ェニレンエーテルの耐衝撃性を改善する技術が教示され
ており、同様に、特開昭46−2545、同4B−74
552、同49−85144明細公報、米国特許第5,
855,200号、同第3,994,856号各明細書
等種々の文献にも教示されている。しかしながら、ポリ
ブタジェン系エラストマーには重合体主鎖中に不飽和結
合が存在するため熱的に不安定であり、その結果このポ
リブタジェン系エラストマーなポリフェニレンエーテル
に配合した場合にはその樹脂組成物の熱安定性も実用上
満足すべきものとはならない。
さらには、ポリフェニレンエーテルにポリオレフィンを
配合することによってポリフェニレンエーテルの成形加
工性を向上させ、耐衝撃性を改善する提案もある(米国
牛jγf第3,361゜851号明細書および特公昭4
2−7069号公報)。ポリオレフィンはポリブタジェ
ン系エラストマーに比べて熱安定性は良好ではあるが、
反面、ポリフェニレンエーテルへの4目1′6汁が本質
的に不良で、あり、そのために、たとえばポリフェニレ
ンエーテルにポリオンフィンを5重量%以上配合すると
、得られる樹脂組成物にす1らかに相分離が見られ、1
0重量%を超えると層状剥離が生ずる有様で、得られる
成形品の表面状態は著しく悪く、かかる樹脂組成物では
耐衝撃性の改良効果も期待される程のものにはならない
さらに、ボリフエニレンエーラールの耐衝撃性を改良す
る別の提案として、たとえば、米国特許第5,920,
770号明細書ではエチレン/ブIJピレン/ポリエン
共重合体(いわゆるEPDM)を配合して℃・るが、E
PDMはポリオレフィンとけ1様にポリフェニレンエー
テルと相溶性が不良で、相分離χ起こしやすく、実用的
ではない。
ボリフエ、−ンンエーグルリII!1(工I寧性な改良
することを目的に発明された上述の先行技術の欠点、す
t(わち、ボリプ/(ジエン系エラストマーに由来する
低い熱安定性あるいはポリオレフィンとポリフェニレン
エーテルとの非相溶現象に基づ(低い耐衝撃性と層剥離
現象とを改良すべ(、本発明者らが鋭意検t1せイ(進
めた結果、オレフィン系重合体とポリフェニレンエーテ
ルの反応生成物が効果的であることな見い出した。
さらに詳用な検討を進める過程において、この反応生成
物にポリフェニレンエーテルに対する相溶性とさらには
耐衝撃性改良の効果を付与するためには、架橋助剤の存
在が不可欠であること、さらに、架橋助剤とともに過酸
化物の共存がより好適であることを見出して不発明を完
成した。
因みに、日本ゴム協会誌第51巻第9号第47頁(19
78)に掲載された井水らの報告には過酸化物によるポ
リオレフィンの分子切断が述べられているが、本発明者
らの知見によれば。
架橋助剤の存在が、過酸化物による分子切断に主として
起因すると思われるオレフィン系重合体の劣化反応を抑
制し、かつポリフェニレンエーテルとオンフィン系重合
体間の架橋助剤を介しての反応を促進するという予想外
の成果が得られたのである。
従って、本発明は、ポリフェニレンエーテル(alとポ
リスチレン系樹脂(b)とポリオレフィン系重合体とポ
リフェニレンエーテルとを架橋助剤を介して反応させて
得られる変性ポリオレフィン系重合体(dとを含有する
ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物であり、前記fc
)の特殊な変性ポリオレフィン系重合体を用いることに
よって耐衝撃性と熱安定性に極めてすぐれ、表面状態の
良好な成形品を与える組成物が得られるのである。
本発明のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物を構成す
るポリフェニレンエーテル(a)とは、一般式(Ilで
表わされる単環式フェノール類を縮重合して得られる重
合体であり、単独重合体であっても、上記単環フェノー
ル類の二種以上を用いて得られる共重合体であってもよ
い。
(式中、R1は炭素数1〜乙の低級フルキル基、R2お
よびR3は水素原子または炭素数1〜3の低級フルキル
基を意味する。) 前記一般式<I)で示される単環式フェノールとしては
、例えば、2.6−ジエチルフェノール、2.6−ジエ
チルフェノール、2.6−ジブμピルフエノール、2−
メチル−6−ニチルフエ7−ル、2−メチル−6−プロ
ピルフェノール、2−エチル−6−プロピルフェノール
、m−クレゾール、2.6−ジエチルフェノール、2゜
3−ジエチルフェノール、2.3−ジブpピルフェノー
ル、2−メチル−6−エチルフエノール、2−メチル−
3−プロピルフェノール、2−エチル−6−メチルフェ
ノール、2−エチル5−プロピルフェノール、2−プロ
ピル−3−メチルフェノール、2−プルピル−3−ニチ
ルフエノール、2.3.6−)ジメチルフェノール、2
,5.6−)ジメチルフェノール、2゜3.6−ドリブ
ロビルフエノール、2.6−シメチルー3−エチル−フ
ェノール、2.6−ジメチル−6−プロビルフェノール
等が挙げられる。これらの単環式フェノール類を縮重合
させて得られるボリフェニレンエ= アルとしては、ポ
リ(2,6−シメチルー1.4−フェニレン)エーテル
、ポリ(2,6−シエチルー1.4−フェニレン)エー
テル、ポリ(2,6−ジ7’l=ピル−1,4−フェニ
レン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,
4−フエニレン)エーテル−ポリ(2−メチル−6−プ
ロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エ
チル−6−ブpビル−1,4−フェニレン)エーテル、
2.6−シメチルフエノール/2,3゜6−ドリメチル
フエノール共重合体、2.6−ジメチルフェノール/2
 、3 、6−)!Jエチルフェノール共t&体、2.
6−ジメチルフェノール/2,3.6−)!Jメチルフ
ェノール共重合体、2,6−ジプpビルフエノール/2
,3゜6−1− !Jメチルフェノール共重合体等を例
示的に挙げることができる。
本発明の組成物において用いられろポリスチレン系+・
旧II?どは、下記一般式(II)で示される構造単位
をその重合体中に少7”r、 くとも25玉9%以上含
治する+=t B旨であり。
j (式中、R4は水素原子または低級アルキル基、Zはハ
1ゲン原子または低級アルキル基を示し、pは0または
1〜6の正の整数である。)例えハ、ポリスチレン、ゴ
ム変性ポリスチレン(耐衝撃性ポリスチレン)、スチレ
ンーブタジエンコホ1Jff−、スチレン−ブタジェン
−7クリロニトリルコポリマー、スチレン−α−メチル
スチレンフポリマー等を挙げることができる。
中でも、耐衝撃性ポリスチレンは好適に用いられ、ポリ
ブタジェン、ブタジェン−スチレン共重合体ゴム、gP
DM等のゴム成分で変性されたゴム変性ポリスチレンを
包含する。ポリフェニレンエーテルとポリスチレン系樹
脂との配合割合は、特に限定されないが、通常、両者の
相を基準にしてポリフェニレンエーテルが20〜90重
滑%の範囲を占めることが望ま【7い。
本発明のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物を構成す
るもう一つの成分である変性ポリオレフィン系重合体と
は、ポリオレフィン系重合体と前記ポリフェニレンエー
テル(a)とを架橋助剤を介して過酸化物等の触媒の存
在下あるいは非存在下に加熱反応させて得られる反応生
成物を指す。ここで用いられるポリオレフィン系重合体
とは、一種類以上のすレフインを重合させて得られる重
合体を言い、単独あるいは共重合体であってもよ(、具
体的にはポリプロピレン、高密度および低密度ポリエチ
レン、直@型低密度ポリエチレン、エチレン−α−オレ
フィン共ffi合体mエチレン−α−オンフィン共)R
合体エラストマー等11−s 昂げられ、さらには、優
位量のすレフインとこれと共重合可能な単量体く例えば
、ジシクμペンタジェン、ノルボルネン類。
インデン類、1.4−へキサジエン等で例示されろポリ
エン、あるいは、酢酸ビニル、アクリル酸エステル等で
例示されるビニル単量体)との共重合体、代表的にはF
t P l) Mで例示される共重合体性を挙げること
ができる。好ましいポリオレフィン系共重合体の例は、
エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−α−オ
レフィン共重合体エラストマーまたはEPDMであるが
、さらに好ましい例は、エチレン−α−オンフィン共重
合体またはエチレン−α−オンフィン共重合体エラスト
マーである。
このポリオレフィン系重合体とスチレンとの反応に介在
する架橋助剤とは、ポリオレフィン等の過酸化物による
架橋において有効に働くことがよく知られている化合物
をいい、具体的には反応性ポリブタジェン類、オキシム
類、多官能性モノマー類、不飽和有機酸類およびこれら
の誘導体を挙げることができる。反応性ポリブタジェン
の例としては、液状、または高分子量の1.2−ポリブ
タジェン、末端水酸基型液状ポリブタジェン、末端イン
シアネート化液状ポリブタジェン、末端マレイン化液状
ポリブタジェン、末端アクリロイル化液状ポリブタジェ
ン等の液状ポリブタジェン誘導体;オキシム類の例とし
ては、キノンジオキシム、P、P’−ジベンゾイルキノ
ンジオキシム等;多官能性七ツマ−類の例としては、ジ
アリルフタレート−エチレングリフールジメタクリレー
ト、トリメチロールプルパントリメタクリレート、グリ
シジルメタクリレート等;不飽和有機酸類の例としてハ
、無水マレイン酸、マレイン酸、フマール酸。
イタコン酸等:不飽和有機酸類の誘導体としては、マレ
イミド、ビスマレイミド等がそれぞれ挙げられる。オキ
シム類の類似化合物としてジニトqベンゼンも用いるこ
とができる。好ましい架橋助剤の例は、反応性ポリゲタ
ジエン類であるが、特に好ましい例は、末端マレイン化
および末端アクllEフィル化の液状ポリブタジェンで
ある。
所望に応じて架橋助剤と共に用いられる過酸化物とは、
ラジカル発生能を有する過酸化物をいい、具体的には、
過酸化ジクミル、過酸化ベンゾイル、過酸化ジーter
t−ブチルクミルヒドロペルオキシド等を例示すること
ができる。
本発明で用いる変性ポリオレフィン系重合体は、ポリオ
レフィン系重合体とポリフェニレンエーテルと架橋助剤
とを過酸化物触媒の存在下、もしくは非存在下に、ベン
ゼン、トルエン等の溶媒とともに加熱することによって
製造することができるが、過酸化物と架橋助剤とポリフ
ェニレンエーテルとポリオレフィン系重合体とを溶媒の
非存在下に反応器、押出機ある(・をまニーダ−に仕込
み、これを加熱、混合する方法力;好ましい!!!造態
様の一つである。この態様において、混合系の溶融粘度
を低下させるために可塑剤やポリスチレン系樹脂を添加
してもよい。
ここで得られる変性ポリオレフィン系重合体における重
合体相互間の反応の確認は、たとえば、日本ゴム協会誌
第47巻第10号第81頁(1974年)に問屋らKよ
って報告されているように、反応生成物中に含まれるゲ
ル部の含有量の測定、生成物の赤外吸収スペクトルの測
定等各種測定によって行なわれる。
本発明の変性ポリオレフィン系重合体を製造するに当り
、ポリフェニレンエーテルとポリオレフィン系重合体と
の配合比率は特に制限はないが、変性ポリオレフィン系
重合体のポリフェニレンエーテルに対する相溶性を考慮
すると。
ポリフェニレンエーテルとポリオレフィン系重合体との
和100重量部中、ポリフェニレンエーテルが10重量
部以上、好ましくは20重量部以上を占めていることが
望ましい。
一方、変性ポリオレフィン系重合体を製造するに当り、
架橋助剤および過酸化物は、それぞれ、ポリフェニレン
エーテルとポリオレフィン系重合体との和100重量部
に対して0.1〜60重量部および0.01〜5重量部
の範囲で適宜選択して用いられる。
本発明の組成物において、変性ポリオレフィン系重合体
は、全組成物中ポリオレフィン系重合体Eして6〜60
重景%、好ましくは6〜20重量%の範囲を占めるよう
な量で配合されるのが望ましい。また、ポリフェニレン
エーテル系樹脂とポリスチレン系樹脂との配合比率は、
通常、前者が10〜90重量%を占める範囲で適宜選ば
れる。
本発明のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物を調製す
るに当って、組成成分であるポリフェニレンエーテル(
a)とポリスチレン系樹脂(b)ト変性オレフィン系重
合体(C)とを混合するためには、公知のいずれの方法
が用いられてもよ(、たとえば、p−ルミル、バンバリ
ーミキサ−1押出機などを用いて機械的に混合する方法
、あるいは上記成分の溶液または懸濁液を混合する方法
が適宜採用されればよ〜・。
本発明の組成物には、所望に応じてエラストマー、安定
剤、可塑剤、滑剤、難燃剤などの各種添加剤;顔料;充
填剤:その他の成分が適宜配合され得る。
前記エラストマーとは、一般的な意味でのエラストマー
であり、たとえばA −V −Tobo l sky著
″Properties and 5tructure
s of Polymers “(John Wjle
y &; 5ons、 Inc−、1960年)71〜
78ページに採用された定義を引用でき、エラストマー
とは常温に於けるヤング率が105〜10’dynes
/m(0、1〜1020に9/Li)である重合体を意
味する。エラストマーの具体例としては、A−B−A’
型エラストマー状ブロック共重合体、ポリブタジェン部
分の二重結合が水添されたA−B−v型エラストマー状
ブpツク共重合体、ポリブタジェン、ポリインプレン、
ジエン化合物とビニル芳香族化合物との共重合体、ニト
リルゴム、エチレン−プルピレン共重合体、エチレン−
プロピレン−ジエン共重合体(BPDM)、チオフール
ゴム、ポリスルフィドゴム、アクリル酸ゴム、ポリラン
タンゴム、ブチルゴムとポリエチレンとのグラフト物、
ポリエステルエラストマー等が挙げられる。とりわけ、
A−B−H’Sエラストマー状ブロブロック共重合体ま
しい。このブロック共重合体の末端ブロックAおよびに
は重合されたビニル系芳香族炭化水素ブロックであり、
Bは重合された共役ジエンブロックであり、Bブロック
の分子量はAおよびにブロックの分子量の和よりも犬で
あることが望ましい。末端プロ22人およびには同一で
も異なってもよ(、かつ該ブロックは、芳香族部分が単
環でも多環でもよいビニル芳香族化合物から誘導された
熱可塑性単独重合体または共重合体である。かかるビニ
ル芳香族化合物の例は、スチレン、α−メチルスチレン
、ビニルトルエン、ビニルキシレン、エチルビニルキシ
レン、ビニルナフタレンおよびそれらの混合物が挙げら
れる。中央ブロックBは、共役ジエン系炭化水素、たと
えば1.3−プクジェン、2,6−シメチルブタジエン
、イソプレンおよび1.3−ペンタジェンおよびそれら
の混合物から誘導されたエラストマー状重合体である。
各末端ブロックAおよびにの分子量は、好ましくは約2
000〜約100000の範囲であり、一方、中央ブロ
ックBの分子量は、好ましくは約25000〜約1 o
oooooの範囲である。
また、前記の滑剤、可塑剤、難燃剤などの各種添加剤や
顔料、充填剤等としては5例えば、ポリエチレンワック
スあるいはポリプルピレンワックス等に代表される滑剤
としてのオレフィンワックス;トリフェニルフォスフェ
ート、トリクレジルフォスフェートあるいはイソプルピ
ルフェノールとフェノールとの混合物より得らtLる7
オスフエートに代表されるフォスフェート系難燃可塑剤
;デカブロモビフェニル、ペンタズpモトルエンあるい
はデカブロモビフェニルエーテル等に代表される臭素系
難燃剤:酸化チタン、硫化亜鉛あるいは酸化亜鉛等に代
表される顔料;ガラス繊維、アスベスト、ウオラストナ
イト、フイヵ、タルク、あるいは銅、アルミニウム、ニ
ンヶノν等の7ンークあるいはステンレス繊維停に代表
される無機充填材;炭素繊維に代表される有機充填材等
が挙げられる。
以下、実施例および比較例により本発明のポリフェニレ
ンエーテル系樹脂組成物を具体的に説明する。
実施例 1 デカリン中135℃で測定した還元比粘度が2.0(0
,1g/100m/)、at度が0.88 (9/cd
 ) 、ガラス転移点が一49℃、そしてエチレン成分
含有量が約70重量%であるエチレン−α−オンフィン
共重合体エラストマー(三井石油化学株式会社製、商品
名[タフマーPJ)のベレット 20gと、ポリフェニ
レンエーテル(りI:+ロホルム中25℃で測定した固
有粘度が0.55 di/11の2.6−ジメチルフェ
ノーノド/2,3.6−)!Iメチルフェノールの共重
合体であり、2,5.6−)リメチルフェノールの占め
る割合は5モル%である) 20g。
過酸化ジクミル 0.19および・■ノンジオキシ人(
犬内新興化学興左株式会社製、商品名1−バルノンクG
MJ) 0.M7をラボプラストミル(東洋精機株式会
社製)を用いて温度280℃、回転数6 Or−ρ−m
−で5分間混練し、反応を行なった。反応生成物として
本発明の変性ポリオレフィン重合体を得た。
反応生成物の一部をとり、りμロホルノ・を溶媒として
ソックスレー抽出を行なったところ、不溶分であるゲル
の含有量はポリフェニレンエーテルと、エチレン−α−
オンフィン共2i 合体の合計量に対して15重食%で
あった。また溶解分のタpロホルム溶液を室温で放置す
ると、ゴム状物が析出した。析出したゴム状物を室温で
過剰量のクロロホルムに浸漬し、可溶分を炉別し、つい
で、クロロホルム洗浄を施シ、ゴム状物質を単離した。
単離したゴム状物質の赤外吸収スペクトルを測定したと
ころ、120G□−1付近にポリフェニレンニーデルの
吸収が認められた。
実施例 2 過酸化ジクミルの量を0.2.?、ギノンジオキシ人の
′i1+L/e [] 、B yに変更する以外は、同
一組成で実施例1の操作をくり返し、反応生成物として
本発明の変性ポリオレフィン系重合体を得た。
りpロホルム溶媒を用いた反応生成物のソックスレー抽
出により分離された不溶分、すなわちゲルの含有量は、
ポリフェニレンエーテルとエチレン−α−オレフィン共
重合体の合計量に対して95重量%であり、また、可溶
分からはゴム状物質の析出は認められなう・つた。
実施例 6 実施例1で使用したエチレン−α−オレフィン共重合体
(商品名 タフマーP)とポリフェニレンエーテルをそ
れぞれ10g、ポリスチレン(200℃、5に2荷重で
測定したメルトフロー 2.9,9/10分;三菱モン
ザント化成株式会社製、商品名[ダイヤレックス HH
ID2」)を10&、過酸化ジクミルを0.1g、およ
び液状1.2−ポリズタジエン(数平均分子i 200
0.比重 0,86;日本曹達株式会社製、商品名rN
I8so−PB B−2000」)を0.4gを、ラボ
プラストミルを用いて260℃で5分間混練し1反応を
行ない、本発明の変性ポリオレフィン系重合体を得た。
生成物にクロロホルムを溶媒としてソックスレー抽出を
行なったところ、不溶分であるゲル”f有ffiハ、ポ
リフェニレンエーテルとエチレン−α−オレフィン共重
合体の合計量に対して21重量%であった。
比較例 1 過酸化ジクミル、キノンジオキシムを使用しな(・で、
すなわち「タフマーP」とポリフェニレンエーテルとだ
けを用いて実施例1の操作をくり返した。
生成物にりμロホルムを溶媒としてソックスレー抽出を
行なったところ、不溶分であるゲルの含有量はポリフェ
ニレンエーテルとエチレン−α−オンフィン共重合体の
合計量に対して5重廿%であった。
比較例 2 キノンジオキシムを使用しないで実施例1の操作をくり
返した。
反応生成物にクロロホルムを溶媒とするソックスレー抽
出を行なったところ、不溶分であるゲルの含有量は、ポ
リフェニレンエーテルとエチレン−α−オレフィン共重
合体の合計量に対して8重量%であった。
実施例 4 「タフマーPJをエチレンーブロビンンーエチリデンノ
ルボーネン共重合体(ムー二粘度が85(MLt+4,
100℃〕、比重0,86;日本合成ゴム株式会社製、
商品名rFiP57PJ)に、そして2.6−シメチル
フエノール/2゜5.6−)リメチルフェノール共重合
体をポリ(2,6−シメチルー1.4−フェニレン)エ
ーテル(クロロホルム中25℃で測定した固有粘度o−
5al/g)に変える以外は、同じ組で実施例1の操作
をくり返した。反応生成物として本発明の変性ポリオレ
フィン系重合体を得た。
反応生成物のクロロホルム不溶分であるゲル含有量は、
ポリフェニレンエーテルとエチレンープpビレンーエチ
リデンノルポーネン共重合体の合計量に対して34重量
%であった。
比較例 3 過酸化ジクミルとキノンジオキシムを使用しないで実施
例4をくり返した。
反応生成物のクロロホルム不溶分であるゲルの含有量は
ポリフェニレンエーテルとエチレン−プロピレン−エチ
リデンノルボーネン共重合体の合計量に対して11重量
%であった。
実施例 5 実施例1で製造した変性ポリオレフィン系重合体 60
重量部と実施例1で使用したポリフェニレンエーテル 
60重量部と実施例6で使用したポリスチレン 40重
置部とをラボプラストミルを用いて、温度280℃、回
転数60 。
r、p−m、で4分間混線を行プよ℃・、樹脂組成物を
調製した。
得られた組成物をプレス成形機に供給し、温度300℃
、圧力20 olpの条件で厚さ0.15crrLと0
.08cmの2種類の板を作成した。0゜15α厚の板
から切り出した試験片からアイゾツト衝撃強度と引張り
衝撃強度を測定し、0゜08cm厚の板から切り出した
試験片で引張り強度と伸びを測定した。
さらに試験片に115℃で20日間熱風二エージング理
を施し、処理後の引張り衝撃強度を測定した。
これらの結果を表−1に示した。
実施例 6 変性ポリオレフィン系重合体を実施例6で製造した重合
体に代える以外は、同じ組成で実施例5の操作を(り返
し、得られた試験片を用いてアイゾツト衝撃強度、引張
り衝撃強度、引張り強度および伸びを測定した。
結果を表−1に示した。
比較例4および5 実施例5の変性ポリオレフィン系重合体を比較例1で?
A製したjf(合体に代える以外は同じ組成で実施例5
の操作を(り返しく比較例4)、同様に、比較例2で調
製した重合体に代える以外は同じ組成で実施例5の操作
を(り返しく比較例5)、それぞれ得られた試験片を用
いて物性値を測定した。
結果を表−1に併記する。
比較例 6 比較例4において、 「タフマーP」成分をポリノタジ
ェンに変えて得られる変性重合体を用いる以外は、比較
例4と同じ処方、419作で調製した試験片の引張り衝
撃強度の初期値および115°Cl2O日間の熱風エー
ジング後の値をそれぞれ測定し、さらにアイゾツト衝撃
強度および引張り強度を測定し、表−11cal記した
実施例 7 実施例4で製造した変性エチレンープpビレンーエチリ
デンノルポーネン共重合体を15重量部、実施例4で使
用したポリ(2,6−シメチルー1.4−フェニレン)
エーテルを35重量部、耐衝撃性ポリスチレン(マトリ
ックス部のりI:Ipホルム中25℃で測定した固有粘
度がo +89 dllg 、メチルエチルケトン/7
セトンを溶媒として得られたゲル含有量が13重量%)
を50重量部を用い、実施例5と同一の操作を(り返し
て試験片を得た。得られた試験片を用いてアイゾツ[5
撃強度、引張り衝撃強度、引張り強度、伸びおよび11
5℃、20日間の熱風エージング処理後の引張り衝撃強
度を測定した。結果を表−2に示した。
比較例 7 変性エチレン−ブーピレン−エチリデンノルボーネン共
重合体を比較例2で調製した生成物に変更する以外は、
実施例7をくり返した。
f)られた試験片による物性値の測定結果を表−2に併
記する。
比較例 8 比較例7において、「タフマーP」をポリブタジェンに
変えて得られる変性重合体を用(する以外は、比較例7
と同じ処方、操作で調製した試験片の引張り衝撃強度お
よび115°Cl2O日間熱風エージング後の引張り衝
撃強度をそれぞれ測定し、さら[フイゾット衝撃強度お
よび引張り強度を測定し、表−2に併記した。
表−2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ポリフェニレンエーテル(a)とポリスチレン系
    樹脂(b)とポリオレフィン系重合体とポリフェニレン
    エーテルとを架橋助剤を介して反応させて得られる変性
    ポリオレフィン系重合体(c)とを含有するポリフェニ
    レンエーテル系樹脂組成物 2、変性ポリオレフィン系重合体(clが過酸化物の存
    在下にポリオレフィン系重合体とポリフェニレンエーテ
    ルとを架橋助剤を介して反応゛させ゛〔得られた重合体
    である特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物
JP15750583A 1983-08-29 1983-08-29 耐衝撃性ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物 Pending JPS6049059A (ja)

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