JPS6048513B2 - 新規なビシクロヘプタン化合物 - Google Patents
新規なビシクロヘプタン化合物Info
- Publication number
- JPS6048513B2 JPS6048513B2 JP52082561A JP8256177A JPS6048513B2 JP S6048513 B2 JPS6048513 B2 JP S6048513B2 JP 52082561 A JP52082561 A JP 52082561A JP 8256177 A JP8256177 A JP 8256177A JP S6048513 B2 JPS6048513 B2 JP S6048513B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- formula
- novel
- bicycloheptane
- lower alkyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Furan Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式
) C0Z
<
:ソ
0<1\ (I)
Y、、、p、、\冫・
ク /)3
(
(式中X及びYは同一でも異なつてもよく、それぞれ水
素原子又は低級アルキル基、Zは低級アルコキシ基又は
ジアルキルアミノ基、そしてRは5低級アルキル基を意
味する)で表わされる新規なビシクロヘプタン化合物に
関する。
素原子又は低級アルキル基、Zは低級アルコキシ基又は
ジアルキルアミノ基、そしてRは5低級アルキル基を意
味する)で表わされる新規なビシクロヘプタン化合物に
関する。
本発明の新規化合物Iは、一般式
(式中XNY及びZは前記の意味を有する)で表わされ
る既知化合物のカルボン酸塩を低級アルコールROHの
存在下に電解することにより得られる。
る既知化合物のカルボン酸塩を低級アルコールROHの
存在下に電解することにより得られる。
化合物■の塩を生成するには、例えばアルコール、水な
どの溶媒中で塩基と反応させる。
どの溶媒中で塩基と反応させる。
塩基としては例えはアルカリ金属の水酸化物、アルコキ
シド、水素化物又はアミドその他の無機塩寒、並びにト
リエチルアミン又はピリジン等の有機塩基が用いられ、
その量は化合物■に対して等モル量以下てよい。電解は
室温ないし氷冷下で行うことができ、電極としては炭素
電極が好ましい。
シド、水素化物又はアミドその他の無機塩寒、並びにト
リエチルアミン又はピリジン等の有機塩基が用いられ、
その量は化合物■に対して等モル量以下てよい。電解は
室温ないし氷冷下で行うことができ、電極としては炭素
電極が好ましい。
この電解により、化合物■の塩が分解されて炭素電極上
でカルボニウムイオンが生成し(異常コルベ反応)、続
いてメアーバイン転移及び低級アルコールの関与により
、本発明の化合物Iが生成される。本発明の化合物Iを
常法により酸性条件下て加.水分解することにより、一
般式(式中X)Y及びzは前記の意味を有する)で表わ
される新規なシクロペンタン化合物に導くことができる
。
でカルボニウムイオンが生成し(異常コルベ反応)、続
いてメアーバイン転移及び低級アルコールの関与により
、本発明の化合物Iが生成される。本発明の化合物Iを
常法により酸性条件下て加.水分解することにより、一
般式(式中X)Y及びzは前記の意味を有する)で表わ
される新規なシクロペンタン化合物に導くことができる
。
本発明の化合物Iは化合物■の分子内ヘミアセoタール
である。
である。
目的化合物の単離、精製は常法により行うことができる
。
。
新規化合物I及び■は、公知の種々のシクロペンタン化
合物に比して安価に入手できると共に、;短い工程で対
応するプロスタノイド、ピレスロイド、アレスロイド、
ジヤスモノイド又はモノテルペノイド化合物を製造する
ことができるのできわめて有用である。
合物に比して安価に入手できると共に、;短い工程で対
応するプロスタノイド、ピレスロイド、アレスロイド、
ジヤスモノイド又はモノテルペノイド化合物を製造する
ことができるのできわめて有用である。
例えば後記実施例2の3−メトキシー2−オキサビシク
ロ〔2,2,1〕ヘプタンー7−カルボン酸メチルをテ
トラヒドロフランに溶解し、0℃で1.5N−過塩素酸
水溶液を加えて30分間攪拌し、水を加えて塩化メチレ
ンで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄したのち溶媒を
留去すると、2−ホルミルー5−ヒドロキシシクロペン
タンカルボン酸メチル(■)が得られ、この化合物■か
ら公知の手段で下記反応式に示すようにして、dl−1
1−デオキシープロスタグランジンE1 (V)を製造
することができる。
ロ〔2,2,1〕ヘプタンー7−カルボン酸メチルをテ
トラヒドロフランに溶解し、0℃で1.5N−過塩素酸
水溶液を加えて30分間攪拌し、水を加えて塩化メチレ
ンで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄したのち溶媒を
留去すると、2−ホルミルー5−ヒドロキシシクロペン
タンカルボン酸メチル(■)が得られ、この化合物■か
ら公知の手段で下記反応式に示すようにして、dl−1
1−デオキシープロスタグランジンE1 (V)を製造
することができる。
化合物■はデトラヘドロン・レターズ、2215頁(1
97奔)に記載されている。実施例1 1,3−ジメチルー3−メトキシー2−オキサビシクロ
〔2,2,1〕ヘプタンー7−カルボン酸メチルニ21
,4−ジメチルー7−オキサビシクロ〔2,2,1〕ヘ
プタンー2,3−ジカルボン酸モノメチルエステル25
5mg(1,1ミリモル)を無水メタノール40mιに
溶解し、ナトリウム10m9を添加溶解したのち、炭素
電極を用い、30mAの定電流で−電解する。
97奔)に記載されている。実施例1 1,3−ジメチルー3−メトキシー2−オキサビシクロ
〔2,2,1〕ヘプタンー7−カルボン酸メチルニ21
,4−ジメチルー7−オキサビシクロ〔2,2,1〕ヘ
プタンー2,3−ジカルボン酸モノメチルエステル25
5mg(1,1ミリモル)を無水メタノール40mιに
溶解し、ナトリウム10m9を添加溶解したのち、炭素
電極を用い、30mAの定電流で−電解する。
約6時間後に原料は消失し、電解が終了する。メタノー
ルを留去したのちエーテルで抽出すると、1,3−ジメ
チルー3−メトキシー2一オキサビシクロ〔2,2,1
〕ヘプタンー7ーカルホン酸メチル195m9(収率8
3%)が得られる。この生成物はガスクロマトグラフィ
ーにおいて単一のピークを示す無色の液体である。プロ
トン核磁気共鳴吸収(δPpmNCDCI3中):1.
33(SN3H)、1.60(BrOads)7H)、
2.37(s)IH)、2.80(s)IH)、3.1
0(S.3H)、フ3.65(s)3H)1゜C−核磁
気共鳴吸収: 17.7(CH。
ルを留去したのちエーテルで抽出すると、1,3−ジメ
チルー3−メトキシー2一オキサビシクロ〔2,2,1
〕ヘプタンー7ーカルホン酸メチル195m9(収率8
3%)が得られる。この生成物はガスクロマトグラフィ
ーにおいて単一のピークを示す無色の液体である。プロ
トン核磁気共鳴吸収(δPpmNCDCI3中):1.
33(SN3H)、1.60(BrOads)7H)、
2.37(s)IH)、2.80(s)IH)、3.1
0(S.3H)、フ3.65(s)3H)1゜C−核磁
気共鳴吸収: 17.7(CH。
)、18.0(CH。)、22.1(CH2)、36.
5(CH。)、47.2(CH。)、50.8(CH3
)、51.9(CH)、54.4(CH)、85.7(
C)、106.ワC)、170.7(C)実施例23−
メトキシー2−オキサビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン
ー7−カルボン酸メチルニ7−オキサビシクロ〔2,2
,1〕ヘプタンー2,3−ジカルボン酸モノメチルエス
テル1000mg(5.0ミリモル)を無水メタノール
7.5mι中のナトリウム57m9(2.5ミリモル)
の溶液に溶解したのち、炭素電極を用い120mAの定
電流で原料がなくなるまで(6.暗間)電解を行う。
5(CH。)、47.2(CH。)、50.8(CH3
)、51.9(CH)、54.4(CH)、85.7(
C)、106.ワC)、170.7(C)実施例23−
メトキシー2−オキサビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン
ー7−カルボン酸メチルニ7−オキサビシクロ〔2,2
,1〕ヘプタンー2,3−ジカルボン酸モノメチルエス
テル1000mg(5.0ミリモル)を無水メタノール
7.5mι中のナトリウム57m9(2.5ミリモル)
の溶液に溶解したのち、炭素電極を用い120mAの定
電流で原料がなくなるまで(6.暗間)電解を行う。
氷酢酸7滴を加えたのち溶媒を留去し、塩化メチレンで
抽出し、減圧蒸留すると、3−メトキシー2−オキサビ
シクロ〔2,2,1〕ヘプタンー7−カルボン酸メチル
808mgが沸点72〜74゜C/21−Hgにおいて
も87%の収率で得られる。この生成物はガスクロマト
グラフィー分析によれば、1:1の3位における異性体
混合物である。カラムクロマトグラフィーにより、エン
ド−メトキシ体236mg(25.4;%)及びエキソ
−メトキシ体331m9(35.7%)を単離すること
ができる。プロトン核磁気共鳴吸収(δPpm..CD
CI。
抽出し、減圧蒸留すると、3−メトキシー2−オキサビ
シクロ〔2,2,1〕ヘプタンー7−カルボン酸メチル
808mgが沸点72〜74゜C/21−Hgにおいて
も87%の収率で得られる。この生成物はガスクロマト
グラフィー分析によれば、1:1の3位における異性体
混合物である。カラムクロマトグラフィーにより、エン
ド−メトキシ体236mg(25.4;%)及びエキソ
−メトキシ体331m9(35.7%)を単離すること
ができる。プロトン核磁気共鳴吸収(δPpm..CD
CI。
中):エンドーメトキシ体:2.72(m)2H)、3
.41(s)3H)、3.71(S,.3H)、1.0
6〜2.38(m)4H)、4.52(m)IH)、5
.21(D,.IH)エキソ−メトキシ体:1.07〜
1.98(m)4H)、2.54(s)IH)、2.8
6(m)IH)、3.26(s)3H)、3.69(s
)3H)、4.58(s)IH)、4.72(BrOa
ds)IH)実施例3 3−メトキシー2−オキサビシクロ〔2,2,1〕ヘプ
タンー7−カルボン酸ジメチルアミドニ7−オキサビシ
クロ〔2,2,1〕ヘプタンー2,3−ジカルボン酸モ
ノ−ジメチルアミド418mg(2.0ミリモル)無水
メタノール50m1に溶解し、ナトリウム7mgを加え
たのち、炭素電極を用い60mAの定電流で原料がなく
なるまで電解を行う。
.41(s)3H)、3.71(S,.3H)、1.0
6〜2.38(m)4H)、4.52(m)IH)、5
.21(D,.IH)エキソ−メトキシ体:1.07〜
1.98(m)4H)、2.54(s)IH)、2.8
6(m)IH)、3.26(s)3H)、3.69(s
)3H)、4.58(s)IH)、4.72(BrOa
ds)IH)実施例3 3−メトキシー2−オキサビシクロ〔2,2,1〕ヘプ
タンー7−カルボン酸ジメチルアミドニ7−オキサビシ
クロ〔2,2,1〕ヘプタンー2,3−ジカルボン酸モ
ノ−ジメチルアミド418mg(2.0ミリモル)無水
メタノール50m1に溶解し、ナトリウム7mgを加え
たのち、炭素電極を用い60mAの定電流で原料がなく
なるまで電解を行う。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(式中X及
ひYは同一でも異なつてもよく、それぞれ水素原子又は
低級アルキル基、Zは低級アルコキシ基又はジアルキル
アミノ基、そしてRは低級アルキル基を意味する)で表
わされるビシクロヘプタン化合物。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II)(式中X、Y
及びZは後記の意味を有する)で表わされる化合物のカ
ルボン酸塩を低級アルコールRCHの存在下に電解する
ことを特徴とする、一般式▲数式、化学式、表等があり
ます▼( I )(式中X及びYは同一でも異なつてもよ
く、それぞれ水素原子又は低級アルキル基、Zは低級ア
ルコキシ基又はジアルキルアミノ基、そしてRは低級ア
ルキル基を意味する)で表わされるビシクロヘプタン化
合物の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52082561A JPS6048513B2 (ja) | 1977-07-12 | 1977-07-12 | 新規なビシクロヘプタン化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52082561A JPS6048513B2 (ja) | 1977-07-12 | 1977-07-12 | 新規なビシクロヘプタン化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5419960A JPS5419960A (en) | 1979-02-15 |
JPS6048513B2 true JPS6048513B2 (ja) | 1985-10-28 |
Family
ID=13777895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52082561A Expired JPS6048513B2 (ja) | 1977-07-12 | 1977-07-12 | 新規なビシクロヘプタン化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6048513B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2789365B2 (ja) * | 1988-12-14 | 1998-08-20 | 塩野義製薬株式会社 | ジカルボン酸モノエステルおよびその製造法 |
-
1977
- 1977-07-12 JP JP52082561A patent/JPS6048513B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5419960A (en) | 1979-02-15 |
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